2017/08/12 - 2017/08/13
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Giorgio Bianchiさん
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アブルッツォ州旅行、今回は港町ペスカーラです。アブルッツォ州最大の人口を擁する都市で、正直な話ラクィラより州都っぽい街。古い街並みなどはありませんが、非常に活気あふれる街です。この街といえば、詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオの出身地として知られ、街自体も"ダンヌンツィオの街(チッタ・ダンヌンツィアーナ)"と呼ばれています。以前ガルダ湖畔のガルドーネ・リヴィエラにあるダンヌンツィオの邸宅を紹介しましたが、今回はペスカーラにある彼の生家を訪れます。
ダンヌンツィオは詩人でありながら、第一次世界大戦時には陸軍の兵として参加し、ある時は海軍の作戦(ブッカーリ港奇襲)でMAS艇に乗り、ある時は軍用機に乗りオーストリア軍の追撃を避けながらウィーンに降伏勧告のビラ撒きをするという「英雄」でした。普通の軍人でも陸海空全部の武勇伝を全て持っている人はそうそういません。そして、戦後はフィウーメ(現リエカ)市がユーゴスラヴィア領になった事を不服とし、同志と共にフィウーメ市を制圧(フィウーメ進軍)するという事件を起こしています。ファシスト政権期には政権に近しい知識人の一人とされました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前回の旅行記の続きで、ラクィラからスルモーナ経由でペスカーラ中央駅に向かいます。
ペスカーラ中央駅は新しくて非常に大きな駅!
いや、本当にラクィラより州都っぽい駅ですね...ペスカーラ中央駅 駅
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ペスカーラ中央駅前広場にあった機関車。
ペスカーラ中央駅 駅
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雨上がりの街を歩きながらホテルに向かいます。
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イエスの聖心教会(サクロ・クォレ・ディ・ジェズー教会)。
19世紀に建築されたネオゴシック様式の教会です。
宿泊してるホテルの目の前にありました。 -
ペスカーラでの宿泊先、"Best Western Hotel Plaza"(四つ星)。
活気ある市街地の中心にありますので立地も良し。Hotel Plaza ホテル
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ペスカーラの市街地。
現代的な街並みで、結構都会です。 -
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ペスカーラ市庁舎。
合理主義建築家ヴィンチェンツォ・ピロッティによって設計された市庁舎で、ファシスト政権期の1927年に作られたものです。
ペスカーラはダンヌンツィオの影響でファシスト政権期には多くの建築が作られ、発展しました。 -
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ペスカーラ川。
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ペスカーラの街にあったダンヌンツィオの壁画。
「ダンヌンツィオの街」であるペスカーラらしい風景。 -
教会....のようですが地図には載っていない謎の教会。
見た目的に合理主義建築っぽいですが。 -
サン・チェッテオ大聖堂。1939年完成。
ダンヌンツィオの資金援助で作られた聖堂で、ファシスト政権期を代表する建築家の一人であるチェーザレ・バッツァーニによって設計されました。
ダンヌンツィオの母ルイーザの墓所が聖堂の内部にあります。 -
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サン・チェッテオ大聖堂の内部。
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マリアの無原罪の心教会(クォレ・インマコラート・ディ・マリア教会)。
整ったデザインの面白い教会。 -
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偶々入った教会ですが、デザインの秀逸さに感動しました。素晴らしい。
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ダンヌンツィアーナ自然保護区。
元々は両シチリア王国のペスカーラ侯爵が持っていた公園だったとか。 -
旧オーラム工場。オーラムはペスカーラ名産の蒸留酒の名前。
ファシスト政権期の1935年に作られた建築で、設計者はアントニーノ・リベリ。建築には勿論ダンヌンツィオが関わっている。
現在は改修され、美術館として再オープンしています。 -
ガブリエーレ・ダンヌンツィオ記念碑劇場。
ペスカーラの海岸沿いに建つ劇場で、1963年のダンヌンツィオ生誕記念に合わせて作られました。
ペスカーラの数々のイヴェントがここで行われます。 -
ガブリエーレ・ダンヌンツィオ生家博物館。
ダンヌンツィオの生家を博物館として改修したもので、1927年にファシスト政権によって国家の記念施設とされました。 -
入場料は自分の場合(20歳)だと€2でした。安い!
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最初のフロア。この部屋でダンヌンツィオの映像を見ることが出来ます(ただし、全編イタリア語のみ)。
スタッフさんが気さくで色々話してくれました。日本から来た、と答えたら「私は東京に行った事ある!」と喜んでくれました。 -
ダンヌンツィオ生家博物館の裏庭
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生家の中庭。
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そして馬小屋。
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ダンヌンツィオ生家博物館、意外にも結構広い。ダンヌンツィオ好きはとても楽しめます。
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クーラーが無いので暑い!
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ダンヌンツィオの少年期の写真。
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ダンヌンツィオの家族の写真。
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ダンヌンツィオと弟アントニオが過ごした部屋。
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ダンヌンツィオの叔母マリアの部屋。
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ダンヌンツィオの両親の部屋。
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ガルドーネ・リヴィエラの博物館でも見たダンヌンツィオのファッションショーコーナー。
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ダンヌンツィオのデスマスク。
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ダンヌンツィオのフィウーメ進軍時の貴重な写真の数々。
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ダンヌンツィオの軍服関係。
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一階部分。
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生家博物館の見学終了。
これから海に向かいます。 -
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海水浴場に到着。
天候悪いですが軽く泳いでみましたが、かなり寒かったです。
真夏ですが、やはり寒い。 -
雨が降り始めてきたのでさっさと着替えて撤退。
小雨が段々土砂降りに...夕立みたいな感じで雷も鳴りました。
念のため傘持ってきておいて良かったです。 -
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雨上がりのペスカーラ港。
さっきまでの土砂降りが嘘のようにケロッとあがりました。
ペスカーラ港というと、1943年にローマから脱出した国王とバドリオ政権がここからコルベット「バイオネッタ」に乗ってブリンディジに逃亡した事で知られていますね。 -
何でかペスカーラ港とアメリカ連合国海軍...要するに南軍海軍の旗がありました。
意味が分からない.... -
雨上がりの空に虹が見えました。
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びっくりするほど晴れてます。
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「海の橋」
2009年に完成した歩行者・自転車専用の橋で、欧州最大級の歩行者・自転車専用の橋だとか。橋の上からの眺めは中々良い! -
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夕焼けのペスカーラ海岸。
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ペスカーラの名物となっている「トラブッコ」。
フェニキアから伝えられた古い漁獲拠点だそうで。伝統的な方法で海の魚を釣り上げるのがこの施設の名物です。 -
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綺麗な夕焼けが見れました。
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港に戻ってきました。
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夕食を食べに来ました。
ペスカーラ港にある海鮮料理のリストランテ"Franco"。
サービスでちょっとしたイカのサラダを出してくれました。 -
海鮮料理に合うアブルッツォの白ワインを頂きます。
美味い! -
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プリモは貝類とイカのトマトスパゲッティ。
美味しい!めっちゃ量が多いです。取り皿くれたしもしかしたら複数人用...? -
セコンドは魚介類のトマト煮!
これまたとても大きい!家族用の鍋を一人で食べている気分。
とても美味しかった!
満腹です! -
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夕食後、夜のペスカーラ港周辺をぶらぶら。
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夜の海岸の散歩道。
夜でも人が多くて活気があります。 -
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夜のペスカーラ中心部。
お祭りでも無いのに大勢の人が! -
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ホテルの前でロックンロール!
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翌朝。ホテルの朝食です。
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お昼のペスカーラ市街。昨日とはうって違ってどっぴんかんの快晴です。日射しが強く、非常に真夏らしい暑さ。
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海辺のオブジェ。
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泳ぎに行きます!
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前日の豪雨のせいか海は淀んでいましたが、海水浴は楽しめました。
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多くの海水浴客で賑わっていました。
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暑い。
そういえばペスカーラって他の街に比べて自転車乗ってる人が多い気がします。 -
ホテルをチェックアウトとして駅に向かいます。
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ペスカーラ中央駅 駅
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ペスカーラ中央駅から次の目的地、スルモーナ駅に向かいます。
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