2017/08/13 - 2017/08/15
10位(同エリア384件中)
Giorgio Bianchiさん
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アブルッツォ州旅行、最後はスルモーナを拠点にアブルッツォの小さな町に行きます。スルモーナ周辺は、最近日本でも話題な「イタリアの最も美しい村(I Borghi più Belli d'Italia)」が特に多い地域として知られています。
スルモーナ自体は中世の面影を残す古都で、結婚祝いの菓子「コンフェッティ」の生産地として知られている自然豊かな街です。このスルモーナは周辺の「美しい村」の旅行の拠点には最適で、バス路線も充実。
今回は「美しい村」の中でもスカンノに行きました。途中、ヴィッララーゴのサン・ドメニコ湖も経由します。スカンノでは毎年8月14日に婚礼行列のお祭り「ユ・カテナッチェ」が開催するので、それを目当てに行きました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出発地はペスカーラ中央駅から。
FS線のRでペスカーラからスルモーナまで約1時間弱くらいです。ペスカーラ中央駅 駅
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スルモーナ駅に到着!
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駅のバールでパニーノを食べました。
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スルモーナ駅舎。
スルモーナ旧市街までは約1kmほどの距離です。 -
駅前広場には機関車がありました。
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駅前の教会。"Parrocchia Madonna Pellegrina"というらしい。
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スルモーナでのホテル、"B&B Susi"。
元々は旧市街のホテルに泊まるはずだったんですが、ダブルブッキングでキャンセルになったので急遽取った宿。
値段も安く、駅と旧市街の中間にあってどちらにもアクセスが良いです。 -
スタッフさんも親切でアットホームな感じ。
設備も充実していて快適でした。 -
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旧市街への道では、ペリーニャ渓谷の緑豊かな景色が楽しめます。
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スルモーナのドゥオーモ(サン・パンフィロ大聖堂)。
元々の教会は12世紀に作られたものですが、アブルッツォの教会の例にもれず地震によって倒壊、現在のものは18世紀に再建されたものです。 -
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サン・パンフィロ大聖堂内部。
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スルモーナ市街地。
スルモーナはボルゲーゼ家の領地として知られており、戦間期に領主だったシピオーネ・ボルゲーゼ侯爵は北京とパリを自動車で移動する名声を残したドライバーとして有名です。
第二次世界大戦時には戦略的に役立つ立地故に連合軍の空襲の目標となり、多くの死傷者が出ました。
休戦後はRSI政権の支配地域となりましたが、ドイツ軍の苛酷な支配ゆえにパルチザン闘争が活発だった街の一つとされています。 -
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スルモーナは一般的に「コンフェッティ」という菓子で有名です。
コンフェッティは古代から繁栄と幸運の象徴とされ、現在は結婚祝いに贈ることが多い菓子です。コンフェッティを求めてわざわざスルモーナに買い出しに来る人達もいるとか。
花のようにデザインされたオシャレなものも売っています。 -
暑いのでジェラートを頂きます。
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アンヌンツィアータ宮。
スルモーナの象徴である白亜の宗教建築で、14世紀に着工されましたが、度重なる地震の被害で修復され、1706年に完成しました。
2009年のラクィラ地震でも被害を受け、修復工事が行われました。 -
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アンヌンツィアータ宮内部。
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戦没者慰霊碑。
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スルモーナ市立博物館。
アンヌンツィアータ宮に付属している博物館で、入館料は€3.15(€2だったのに値上げしたらしい)。 -
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スルモーナの民族衣装。
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現代美術。
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ペリーニャ渓谷の考古学の展示。
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ヴェッキオの泉。
水道橋で山から運ばれた水が出ているので冷たくて美味しい! -
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ゴシック様式の中世の水道橋。
元々ローマ帝国時代に作られた水道橋を神聖ローマ皇帝フェデリーコ2世の命によって改修されたもので、山から水をヴェッキオの泉まで運びます。 -
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サン・フランチェスコ・デッラ・スカルパ教会。
13世紀に完成した古い教会ですが、18世紀の地震で倒壊したため再建されました。現在のものは地震の後に作られた後期バロック様式の教会です。 -
スルモーナのガリバルディ広場から見えるペリーニャ渓谷の山々。
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ファシスト政権期の名残。
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緑が多く自然が本当に豊かです。
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翌日。
スルモーナからプルマンに乗ってスカンノに向かいます。 -
車窓からは美しい景色が楽しめます。
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ヴィッララーゴ近くの人造湖、サン・ドメニコ湖。
めっちゃ綺麗!
ファシスト政権期に水力発電所のために作られた湖だそうです。 -
ヴィッララーゴ。
サジタリオ川の渓谷の上に位置する小村で、人口約数百人の小さな村です。 -
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スカンノ遠景。
プルマンの終点がスカンノです。 -
スカンノに入ります。
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スカンノのバス停に到着!スルモーナからはバスで1時間程度の距離です。
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多くの観光客で賑わいます。
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スカンノは「イタリアの最も美しい村」協会に加盟しているアブルッツォ州の田舎町で、夏はキャンプなどのアウトドア、冬はスキーで賑わう町です。
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旧市街は中世の家々が連なり、ジャコメッリやブレッソンといった写真家たちが好んで訪れたフォトジェニックな町です。
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「ユ・カテナッチェ」でも着られているスカンノの伝統衣装を着る女性の像。
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「ユ・カテナッチェ」の案内板。
どうやら夜にやるようです。しかし、スルモーナに戻る便が夜はないという悲劇...スカンノで宿を取っておけば良かったと後悔しています。 -
伝統衣装の紹介。
スカンノの民族衣装はイタリアの民族衣装の中でも指折りで美しいと評判です。その衣装に使われる銀細工とレースはスカンノの伝統工芸品でもあります。 -
サン・ロッコ教会。
17世紀に作られたロマネスク・バロック様式の教会です。 -
スカンノの民族衣装を着ている女性たちを発見!
撮影を頼んだら快く応じてくれました。
祭りは夜ですが、昼でも衣装を着た人達が街を歩いています。 -
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スカンノでは毎年8月14日に「ユ・カテナッチェ(Ju Catenacce)」と呼ばれるお祭りが開催されます。このお祭りは伝統的な婚礼行列の祭りで、女性達がスカンノの美しい民族衣装を着て町を歩きます。
衣装を着た女性達の美しい姿を撮るためにカメラおじさん達が現れます。 -
スカンノの町から見える山々。トレッキングコースとしても人気だとか。
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スカンノにおける両大戦の戦没者慰霊碑。
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サンタ・マリア・デッラ・ヴァッレ教会。
12世紀以前に作られた教会で、スカンノで最も重要な教会です。しかし、地震や豪雪によって何度か被害を受けており、その度に改修工事を受けました。 -
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さて、旧市街を離れてスカンノ湖に向かいます。湖までの道のりも中々良い雰囲気なので、車で走ったら楽しいんだろうナー。
歩くと多少距離があります。 -
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サジタリオ川上流。
釣りとかしたくなってくる雰囲気。 -
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スカンノ湖畔はキャンプやBBQをしているレジャー客で賑わっています。
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スカンノ湖に到着!水も綺麗だ!
ウナギも生息してるとか。
上空から見るとハート型をしてるというロマンチックな湖です。 -
スカンノ湖に注ぐサジタリオ川。
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カモです。
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スカンノに戻ってきました。
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この辺りでカメラの充電が切れました...
軽く食事をしてから、結局祭りにはプルマンの時間が間に合わないのでスルモーナにプルマンで帰りました。 -
翌日。
朝のスルモーナ。市場の準備中です。 -
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市場は色々売っていました。
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まさかソファーまで売っているとは...
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ペットも売っています。
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アクセサリーも安く売っています。見てるだけでも結構楽しいですね。
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サンタ・マリーア・デッラ・トンバ教会。
12世紀に建築が開始されたロマネスク・ゴシック・バロック複合様式のカトリック教会です。 -
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内部。
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屋台ではポルケッタが売っていました。
ウンメェェェッッ!!!
思わず叫びたくなる美味しさでした。今まで食べたポルケッタの中でも一番美味しい。
ラーメン屋のとろっとろのチャーシューのようにとろとろで、それにハーブが効いていてとても美味しいです。最高。 -
スルモーナを出発し、ローマ経由でシエナに帰ります。
この時はプルマンで帰りました。早ければ1時間弱で着きます。
鉄道でも乗り換えなしで行けますが、約2時間半掛かるようです。
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