2018/02/18 - 2018/02/18
753位(同エリア1443件中)
TravelJackさん
- TravelJackさんTOP
- 旅行記118冊
- クチコミ867件
- Q&A回答21件
- 249,711アクセス
- フォロワー26人
今回の京都-琵琶湖東-犬山旅行の最大のイベントは「博物館 明治村!!」
敷地面積約100万m?とのこと。移築展示建造物件数67件(重要文化財11件、愛知県指定文化財1件)もあります。凄いですね!
同行の妻と長女には、最も寒い二月に屋外博物館テーマパークに行くなんてと文句は言われながらも「きっと空いていて見易いよ」など 適当な理由をつけて強行。
相当広いとのことで開門の10時に合わせて入場、見学後は東京まで高速道運転なので 少々体力的には心配だけど 広大な園内の散策開始!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは、園内全体を把握するために全体図を。
車を停めたのは左上の北口横の駐車場です。
やっぱり 広いですねー。
しかし二月は10時開園で16時閉園ですから 6時間しかない。
食事などの休憩時間を考慮すると見学時間は、フルにいても5時間ないですね。
一丁目から五丁目まであるので、一エリアあたり一時間です。全部で67棟あるし、建物間の移動もあるので、見学時間は一棟当たり5分ないかも。。。
うーん、絞らないとダメですね。
まあ開園前には到着したのでスタート時間としては問題ないはず。
チケットは迷いましたが、かなり広いので 乗り物乗り放題チケットを選択。博物館 明治村 テーマパーク
-
まずは現役走っているものとしては最古のものという蒸気機関車に乗車し、園内の真ん中辺りになる四丁目の「SL名古屋駅」に向かいます。
小さくてかわいい感じですが、なかなか力強い走りです。
乗車時間は10分にも満たないですが、まずは明治時代にタイムスリップです。
しかし 以前に京都のJR西日本の鉄道博物館でも感じましたが、SLは乗ってしまうと意外と面白くない。。。
走っている姿を見る方が、迫力あるし興奮しますね。 -
こちらが四丁目地図。
このエリアだけでもかなりの建物の展示があります。
郵便局、工場、兵舎、病院など比較的公共性の高く大きめの建物が多いように感じます。
しかし 天気は快晴なのですが、二月という季節柄か10時過ぎてもかなり寒い。
妻と長女はちょっと不機嫌な感じです。。。 -
まず最初に向かったのは重文の「宇治山田郵便局舎」。
なかなか風格ある建物で、素敵なデザインで、私の好みです。
中には往年の郵便ポストが時代別に展示されていたりします。 -
次に向かったのは「鉄道寮新橋工場(機械館)」。
機関車修復所とのことですが、屋内には明治時代の貴重な機械類の展示をしていて「リング精紡機(重要文化財)」や「菊花御紋章付平削盤(重要文化財)」があります。
特にリング精紡機はとても大きくビックリ。非常に状態も良く見応えありますよー。 -
「名古屋衛戍病院(愛知県有形文化財)」
屋内には、X線撮影装置のダイアナ号の展示。大正7年(1918)に開発された高性能の国産機とのこと。輸出もされていたようです。 -
「日本赤十字社中央病院病棟」
名古屋衛戍病院と記憶が混ざってしまい、よく覚えてない。。。。 -
「第四高等学校武術道場(無声堂)」
金沢の第四高等学校に建てられたもので、柔道、剣道、弓道三つの道場を兼ね備えた大きな洋風建築物とのこと。
昔の高校には、このような武道場ってありましたよねー。
当時は入ると、なんとなく背筋が自然と伸びるような気がしてました。 -
「シアトル日系福音教会(旧シアトル住宅)」
シアトルは数年前まで、出張でよく行っていたので、なんとなく親しみがあります。
確かに海に面した丘というか山の斜面には、これに似た家屋があるよう思います。 -
四丁目から三丁目に移動する途中で大きなため池の「入鹿池」が見下ろせます。
貯水量は約1,500万m3もあり、香川県の満濃池などとともに日本で一、二の規模を誇る農業用のため池だそうです。
また「世界かんがい施設遺産」というのに登録されているようです。
冬はワカサギ釣りで賑わうとのこと。湖並みの大きさですね。
-参考 - 農水省HPより
国際かんがい排水委員会(ICID)は、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録・表彰するために、世界かんがい施設遺産制度を創設しました。
登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識向上に寄与するとともに、かんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されています。 -
徒歩移動で三丁目エリアに。
こちらは入鹿池に半島のように張り出したエリアです。見晴らしがよくとても気持ち良いエリアですね。 -
「品川燈台(重要文化財)」です。
政府が、英仏の技術援助を受けて東京湾沿岸に建設した四つ洋式燈台のひとつ (観音崎、野島崎、城ヶ島、品川)とのこと。
小さくてかわいい灯台です。
地形をうまく利用して池を見下ろすように移築していますね。 -
「西園寺公望別邸「坐漁荘」(重要文化財)」
政治家 西園寺公望が晩年過ごした海に面した邸宅。
「坐漁荘」の名には"なにもせず、のんびり坐って魚をとって過ごす"に由来とのことです。 -
説明員の方のガイドで屋内も見学しました(15分くらい?)。
凝った内装は見事です。また眺めも素晴らしく、移築元の清水市興津にあった時も同様だったのだろうなと感じました。
今回の訪問で一番気に入った建築物で、お勧めです! -
「幸田露伴住宅「蝸牛庵」」
度々、引越しをしていた幸田露伴は自分の家を「カタツムリの家 (蝸牛庵)」と呼んでいたようです。
立派な古き良き日本家屋という雰囲気ですね。 -
「北里研究所本館・医学館」
北里研究所と聞くと、すぐに思い浮かぶのが「破傷風の血清療法」ですよね。
こちらは東京の白金台にあった建物だそうです。 -
「京都市電」
日本で最初に開業したのが、こちらの京都市電。明治28年(1895)開業。
何とも味ありますよねー。本当はこれにも乗車できる一日乗車券だったのですが、来た道を戻ることになるので、見るだけで乗車せずでした。 -
正午も過ぎ、朝から歩き回り、お腹も減ったので、この辺りでランチに。
暖かくはなってきたとは言え、それなりに寒いので「めん処 なごや庵」できしめんを頂きました。
ちょっと少なめだったので「食道楽のカレーぱん」も!
全部をチェックしたわけではないので何とも言えませんが、レストランはもう少し充実させてほしいですね。
でも 平日の客数はそれほど多くなさそうなので、営業的には厳しくなってしまうのかな。。。 -
二丁目エリアです。
コンパクトなエリアですが 正門からも近く、賑やかな雰囲気です。
他のエリアとは違い、レンガ通り沿いに建物が並んでいるので、見学も楽ですね。 -
「京都七条巡査派出所」
一見レンガ造りに見えますが、実際には木造の建物。
当時流行していたレンガ造洋風建築に似せて化粧レンガを張りあげているそうです。 -
「東松家住宅」
坐漁荘見学の際に、「見るべき建物」のひとつとしてガイドさんからアドバイス頂いたのがこちら。
名古屋の大きな商家のお屋敷です。 -
こちらもガイドさんに屋内を案内してもらいました。
随所に凝った造り込みがあり、感心しました。
しかし 昔の家は暗かったんですねー。 -
「東山梨郡役所(重要文化財)」
時間の関係で、こちらは外観を見ただけ。 -
正面玄関の南側に広がるエリアが一丁目です。
-
「森鴎外・夏目漱石住宅」
文豪二大巨頭の住んでいた日本家屋です。
意外にもごく普通の典型的中流住宅とのことです。 -
屋内では、なぜか「琵琶演奏」。
琵琶演奏を生で聞くのは初めてでした。なかなか味のある音色です。
まさに琵琶を演奏するにふさわしい雰囲気の方でしした。 -
「西郷從道邸」
西郷隆盛の弟の西郷從道が東京上目黒建てた洋館。重文指定です。
内部もなかなかゴージャスです。 -
「聖ヨハネ教会堂」
こちらも重要文化財指定の建物で、明治40年(1907)京都の河原町通りに建てられたプロテスタントの一派日本聖公会の京都五條教会とのこと。
京都は「仏教」「神教」のイメージが強いですが、市街地のど真ん中にこんな立派な教会もあったのですね。ちょっとビックリです。 -
中も立派な造りです。ステンドグラスもきれいでした。
-
「三重県尋常師範学校・蔵持小学校」
この時点で14時だったので、こちらも外観だけ。 -
残りは約2時間。
メインの帝国ホテルは、5丁目です。
園内周遊バスで向かうことに。
結局 乗り物利用は、蒸気機関車とこちらのバスの二回のみ。広いからもう少し乗るかと思っていましたが、建物間はそれほど遠くはないので、結局歩いてみる方が効率いいんですよね。。。
もし行かれる方は、一日乗車券は よく考えて購入された方がいいですよー。 -
やっと 最後のエリア5丁目です。
-
「聖ザビエル天主堂」
なんとこちらの教会も京都からの移築です。
レンガ造と木造のコンバインとのことです。 -
内部のステンドグラスです。
一丁目の「聖ヨハネ教会堂」のそれもきれいでしたが、こちらの方が凄かったです。
天気が良ければ 絶対に中に入ってみてください。
お勧めです。 -
「金沢監獄中央看守所・監房」
写真は八角形の中央看守所です。これをを中心に、左右及び正面奥と左右斜め奥に五つの舎房が放射状に配されていたそうです。
決して明るい歴史がある建物ではありませんが、こうしたものも残していくことは大切なのでしょう。 -
「帝国ホテル中央玄関」
そしてメインイベントがこちら。20世紀建築界の巨匠、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによって設計され、大正12年(1923)4年間の大工事の後に完成した帝国ホテルの中央玄関部です。
妻は「これだけは見たかった」と言っていて、ここで少しティーブレイクすることにしました。 -
ロビーも当時のままでよい雰囲気です。
園内を慌ただしく廻ってきたので、やっと少しだけ落ち着いた時間を過ごせました。 -
「内閣文庫」
明治政府の中央図書館だそうです。 -
「川崎銀行本店」
とのことですが、こちらに移築されたのはごく一部で、正面左側角の外壁部分だけのようです。きっと全体像としては立派な建物だったのでしょうね。 -
「宮津裁判所法廷」
こちらは裁判所とのこと。木造建築なのでちょっと裁判所のイメージとは違いますね。
うーん、そろそろ疲れてきた。。。 -
ということで、開園から閉園まで6時間滞在しました。
それでもいくつかの建物はスキップです。。。。
冬場は、営業時間が短いので 一日で全部をきちんと見ることは厳しいかも。
でも、本当にタイムスリップしたような楽しい時間でした。
次回は花の咲く良い季節に来たいです。 -
ずーと外にいたので結構体が冷えてしまった&これから東京まで帰るので、日帰り温泉で一息つくことに。
車で15分くらいの所にある「さら さくらの湯」。
料金も良心的で、施設もきれいだったので、寛げましたよー。日帰り温泉「さら さくらの湯」 温泉
-
開園から閉園までの6時間めいっぱい明治村を満喫し、その後は日帰り温泉で一休みしたのち、東京の自宅に!
大きな渋滞もなく、比較的順調でした。
京都→彦根→犬山と回った二泊三日の旅行でしたが、心配した雪などで立ち往生することもなく楽しく過ごせました!
こちらの写真は明治村の夏目漱石邸に飾られていた猫の置物で、よくできてました。吾輩は猫であるのモデルでしょうかね?
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2018冬 関西・東海
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
犬山(愛知) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018冬 関西・東海
0
43