2017年6月　川崎と東京西部散策(1)　川崎

2017/06/17 - 2017/06/17

梅雨入りするもできるだけ土日は出掛けようとこの週末は泊りがけで川崎と東京西部を散策．
土曜日は川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムと日本民家園を見て東京西部に入る．

エリア 登戸・新百合ヶ丘(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

横浜でJRに乗り換え，川崎から南武線．
着いたのはJR登戸駅．

登戸駅 駅

藤子・F・不二雄ミュージアム最寄り駅でここより直行バスに乗る．

登戸駅 駅

直行バスはご覧のようにドラえもんほか藤子F作品のキャラクターがあしらわれている．

登戸駅 駅

藤子・F・不二雄ミュージアム直行バスの内部．
停止ボタンにドラえもん．

藤子・F・不二雄ミュージアム直行バスの内部．
いろいろと装飾が凝らされている．

藤子・F・不二雄ミュージアムに到着．
2011(H23)年に藤子・F・不二雄の原画等資料を展示する博物館として開館．
川崎は藤子・F・不二雄が長年住んだ場所である．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

藤子・F・不二雄ミュージアム外観．
既に多くの人が入場のために列を成している．
並ぶのは嫌いだが，予約制なので人数も限られていて入ってしまえばそれほど人の多さも気にならないだろうと少し我慢．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

藤子・F・不二雄ミュージアムのチケット．
開館時間10時～18時（入場は10時，12時，14時，16時の4回/日），入場日時指定の完全予約制，入館料\1,000，チケット購入はローソンのみ．
ということで事前にローソンでチケットを購入，この日一番目の10時入館だ．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

列で待っている間も飽きないように建物外壁のショーケースに展示物が飾られている．
どらやきをたらふく食べるドラえもん．
そして奥には・・・．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

どらやきを食べるドラえもんの奥にチーズを運ぶねずみ．
細かなつくりになっている．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

暗記パンで楽するのび犬。

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

直づけで写すので鏡文字になっている暗記パン．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

リサイタルの練習中の剛田剛．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

館内に入るとドラえもんなどの原画が展示されているもこちらは撮影禁止．
撮影可能な物を数点撮る．
こちらはドラえもんのきこりの泉．
水中にあるものが丸見えである．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

きれいなジャイアン．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

館内にはシアターがありオリジナル作品が上映される．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

屋上には多くのキャラクターとマンガのシーンが再現されている．
ドラえもんの空き地と土管．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

ドラえもんの映画の第1弾の「のび太と恐竜」かな．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

言わずと知れた「どこでもドア」．
撮影の待ちの列．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

パーマン1号と2号．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

オバケのQ太郎と弟O次郎．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

コロ助．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

ドラミ．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

ドロンパ．これは館内．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

すてポコニャン．
正直これはよく知らない．

正味1時間ほどで見学終了．

川崎市藤子 Ｆ 不二雄ミュージアム テーマパーク

藤子・F・不二雄ミュージアムから西へ1.5kmほど歩き日本民家園を目指す．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

20分程で日本民家園に到着．
1967(S42)年開園の古民家を展示する野外博物館．
7件9棟の国重文を含む25件の建造物を展示する．
開館時間9時半～16時半，入園料\500，月曜休園．
写真の建物は古建築ではない．券売所兼展示室．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

まずは原家住宅．
旧所在地川崎市中原区小杉陣屋町．
1911(M44)年建造，木造2階建，入母屋造，桟瓦葺，川崎市重要歴史記念物．
大地主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

原家住宅内部の様子．
格天井とシャンデリアと額絵．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

原家住宅内部の様子．
欄間の彫刻．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

続いて鈴木家住宅．
旧所在地福島市松川町本町．
江戸後期の建造，木造2階建一部平屋建，寄棟造一部入母屋造，茅葺，神奈川県指定文化財．
奥州街道の宿場の旅籠だった建物．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

鈴木家住宅内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

鈴木家住宅．勝手の流しの排水口．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

3番目旧井岡家住宅．
旧所在地奈良市高畑町．
江戸中期の建造，木造一重一部2階建，切妻造，桟瓦葺，神奈川県指定文化財．
柳生街道に面した商家(油屋のち線香屋)．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧井岡家住宅内部．
油屋の名残の「油」の看板．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧井岡家住宅内部の様子，手前台所と右奥座敷．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

4番目は旧佐地家門．
旧所在地名古屋市東区白壁．
江戸後期の建造，木造棟門，切妻造，桟瓦葺，川崎市重要歴史記念物．
名古屋城下にあった250石取りの武家の住宅の門．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

5番目旧三沢家住宅．解体修復中だった．
旧所在地伊那市西町．
幕末頃の建造，木造一重一部2階建，切妻造，石置板葺，神奈川県指定文化財．
宿場町にあった農家兼組頭の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧三沢家住宅．基礎を補強していると思われる．
建屋がジャッキアップされていた．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

6番目水車小屋．
旧所在地長野市上ケ屋．
幕末頃の建造，寄棟造妻入，茅葺，川崎市重要歴史記念物．
米つき，粉ひきなどに利用されていた水車．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

水車小屋内部の様子，これらの歯車などは再現されたものだろう．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

7番目旧佐々木家住宅．
旧所在地長野県南佐久郡佐久穂町畑．
1731年建造，木造一重一部中2階，寄棟造，茅葺，南面及び北面庇(杮葺)付，国重要文化財．
名主の家だったもの．
写真のように東側の妻側は中2階の採光のために兜造りになっている．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧佐々木家住宅全景を西側より．
奥が兜造りになっている東側．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧佐々木家住宅内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

8番目旧江向家住宅．
旧所在地南砺市上平細島．
江戸中期の建造，木造一重3階建，切妻造妻入，正面庇付，茅葺，国重要文化財．
五箇山の農家の合掌造の建物，正面の妻部に庇が付く特徴が白川郷あたりの建物との違いのようだ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧江向家住宅内部の様子．
「ねそ」は部材の結束に使うまんさくの樹木とのこと．
藁縄に見えるものもあったが，両方使われているのか．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧江向家住宅の内部，2階への階段．
かなりの急勾配，上がることはできない．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

9番目旧山田家住宅．
旧所在地南砺市桂．
江戸中期の建造，木造一重3階建，切妻造，茅葺，神奈川県指定文化財．
こちらも五箇山農家の合掌造．越中国にあったが，飛騨の方が近く白川郷の造りに近い．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧山田家住宅便所．
屋根の骨組みは当時の材料を使用して再建しているとのこと．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

10番目旧野原家住宅．
旧所在地南砺市利賀村利賀．
江戸後期の建造，木造一重3階建，切妻造，各面庇付，茅葺，神奈川県指定文化財．
こちらも五箇山農家の合掌造．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧野原家住宅の内部，囲炉裏が見える．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧野原家住宅の内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

11番目旧山下家住宅．
旧所在地岐阜県大野郡白川村長瀬．
江戸後期の建造，木造一重3階建，切妻造，茅葺，神奈川県指定文化財．
川崎駅前で料亭として使われていた．その際の改造が残る．
今は園内で蕎麦屋として利用されている．
ここで昼食．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

12番目旧作田家住宅．
旧所在地千葉県山武郡九十九里町作田．
左が主屋で右が土間，ともに国重要文化財．
主屋：江戸中期の建造，寄棟造，茅葺，風呂場及び便所附属．
土間：江戸後期の建造，寄棟造妻入，茅葺．
九十九里の漁師の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧作田家住宅の内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

13番目沖永良部の高倉．
旧所在地鹿児島県大島郡和泊町．
幕末から明治頃の建造，寄棟造，茅葺，川崎市重要歴史記念物．
床下の吹き抜けが内部から湿気を逃がしている模様．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

沖永良部の高倉の内部，下から見上げる範囲のみ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

14番目旧広瀬家住宅．
旧所在地甲州市塩山上萩原．
江戸中期の建造，切妻造，茅葺，神奈川県指定文化財．
甲州盆地の農家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧広瀬家住宅の内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧広瀬家住宅の内部，屋根裏．
養蚕に使われていたそうだ．
梯子が付いているが立入禁止．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

15番目旧太田家住宅．
旧所在地笠間市片庭．
左主屋と右土間からなる，ともに江戸中期の建造，国重要文化財．
主屋：寄棟造，茅葺．
土間：寄棟造妻入，茅葺．
土地の名主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧太田家住宅に懸かる定書き．
明治新政府のもののようだ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧太田家住宅内部，小屋組みの様子．
多分土間側．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧太田家住宅内部の様子，こちらにも囲炉裏．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

16番目旧北村家住宅．
旧所在地秦野市堀山下．
1687年建造，寄棟造，茅葺，国重要文化財．
こちらも名主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧北村家住宅内部，小屋組みの様子．
天井に並べられているのは竹かな．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

17番目旧清宮家住宅．
旧所在地川崎市多摩区登戸．
江戸中期の建造，寄棟造，茅葺，神奈川県指定文化財．
この界隈にあった農家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧清宮家住宅内部，小屋組みと居間の様子

川崎市立日本民家園 名所・史跡

18番目棟持柱の木小屋．
旧所在地川崎市多摩区生田．
1924(T13)年頃の建造，切妻造，杉皮葺，一面下屋付，川崎市重要歴史記念物．
薪，落ち葉などの貯蓄庫．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

19番目旧伊藤家住宅．
旧所在地川崎市麻生区金程．
江戸中期の建造，入母屋造，茅葺，国重要文化財．
名主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧伊藤家住宅内部，小屋組みの様子．
こちらも天井に竹．
ここの保存運動が民家園誕生のきっかけになったそうだ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

20番目蚕影山祠堂鞘堂．
旧所在地川崎市麻生区岡上東光院内．
1863年建造，正面入母屋造，背面寄棟造，茅葺，川崎市重要歴史記念物．
内部に養蚕の神を祀る宮殿を安置する．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

蚕影山祠堂宮殿．
1863年建造，一間社春日造，向唐破風造，杮葺，川崎市重要歴史記念物．
祭神は蚕影山大権現．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

21番目旧岩澤家住宅．
旧所在地神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷．
江戸中期の建造，入母屋造，茅葺，神奈川県指定文化財．
名主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧岩澤家住宅の内部，小屋組みの様子．
天井には竹が敷かれている．屋根裏への間口が見える．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

22番目船越の舞台．
旧所在地志摩市大王町船越．
1857年建造，木造平屋一部2階建，正面入母屋造，背面切妻造，桟瓦葺，背面庇付，側面楽屋付，国重要有形民俗文化財．
漁村の神社境内にあった舞台．回転舞台や花道も備える．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

船越の舞台内部の様子，回転舞台．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

船越の舞台内部の様子，奈落の花道に繋がるスッポン．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

船越の舞台内部の様子，奈落の回転舞台の下部．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

23番目菅の船頭小屋．
旧所在地川崎市多摩区菅．
1929(S4)年建造，切妻造，杉皮葺，川崎市重要歴史記念物．
多摩川の渡しの船頭小屋だったもの．
登戸付近より上流側のようだ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

24番目旧工藤家住宅．
旧所在地岩手県紫波郡紫波町船久保．
江戸後期の建造，寄棟造，茅葺，南面馬屋(寄棟造，茅葺)突出，国重要文化財．
南部の曲屋で名主の家．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧工藤家住宅の内部，小屋組みの様子．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧工藤家住宅外便所．復元建造物．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

最後25番目旧菅原家住宅．
旧所在地鶴岡市松沢．
江戸後期の建造，木造一重一部2階，寄棟造妻入，背面庇付，茅葺，神奈川県指定文化財．
鶴岡の六十里街道沿いの田麦俣多層民家と同じ造り．旧遠藤家とか記憶に残っている．ここはもう少し山間にあった住宅のようだ．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

旧菅原家住宅の反対側の妻面．
田麦俣多層民家の特徴である兜造り．

全25件ここまで．食事時間入れて所要約2時間．
これでも駆け足である．

川崎市立日本民家園 名所・史跡

日本民家園から北へ約1㎞，最寄りの小田急向ヶ丘遊園駅へ．
一駅新宿側の登戸へ．

向ヶ丘遊園駅 駅

登戸駅で小田急からJRへ乗換．
写真は小田急駅構内にある藤子Fキャラクターが一堂に会した撮影用のパネル．

登戸駅 駅

JR登戸駅．南武線に乗り府中方面へ．

登戸駅 駅