東ティモールとインドネシアの陸続き国境を見てきました。(不法出国と不法入国)

2017/07/10 - 2017/07/14

東ティモールは、ティモール島の東半分です。
西半分は、インドネシア領です。

両国の国境は、陸続きになっており、往来する人々や車両が多く見られます。
今回、主要幹線道路により結ばれている北側海岸沿いの国境の検問所を見ることができました。

もともとティモール島は、１６世紀にポルトガル人が入植し、ポルトガルの植民地になっていましたが、約１世紀ほど遅れて、オランダ人が入り、抗争の末、東側半分がポルトガル領、西側半分がオランダ領となった経緯があります。

第２次世界大戦後、インドネシアが、東半分のポルトガル領に、軍事侵攻し、軍政を布いていました。
その後、国際世論の圧力により、インドネシアが撤退し、東ティモールが独立国となりました。

独立した東ティモールは、インドネシアとの国境を画定し、両国の幹線道路上に、検問所が作られました。
従来の歴史上の経緯もあり、かつ産業が育成されていない東ティモールでは、インドネシアからの輸入物資に依存している現状もあり、両国の人々や車両の往来が頻繁になっています。

写真は、両国の国境地帯の境界に建てられていた標識です。
陸続きの両国の国境地帯を往来してみようと、思いました。

インドネシア入国に必要なビザを持っていませんので、出入国等の手続きができません。
観光目的のために国境地帯に近づくことができるのでしょうか。
ましてや、国境を超えることはできません。
とりあえず、手続きなしで、行けるところまで行くことにしました。

不安な想いが頭をよぎります。
タイのメーサイからミャンマーのタチレクへの国境を超える際は、ビザがなくとも、正規の出入国審査で、出入りすることが可能でした。
パスポートに、正規の越境スタンプが押されています。
次の日、タイのチェンコーンからラオスのファイサイへの国境を超える際も、ビザがなくとも、正規の出入国審査で、出入りすることは可能でした。
パスポートに、正規の越境スタンプが押されています。

しかしながら、今回はビザもなければ正規の手続きをせずに、どこまで行けるか解りませんが、とりあえず行くことにしたのです。
タイのカンチャナブリで、ミャンマーの国境を通過できなかった想い出が思い起こされます。
とりあえずのチャレンジです。

エリア その他の都市(東ティモール)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

東ティモールの領土内です。

国境地帯の入口には、警察の警備所が置かれています。

観光客だと言って、国境地帯に近づいて良いか尋ねました。
意外にも、快く、ＯＫとの許可が出ました。

警察の詰め所の前には、多数のオートバイが置かれていました。

持ち主は、どこへ行ったのでしょうか？
国境を越えて、インドネシアに行ったのでしょうか？

東ティモールの出入国管理事務所の建物です。
写真の奥が、インドネシア領の方向です。

東ティモールの出国のためのチェックカウンターです。

単なる観光である旨を申し出て、この先に行って良いか尋ねました。
橋を渡る前までであればよいとのことでした。

橋とは、どこの橋でしょうか。
解りませんが、とりあえず、橋の所まで行くことにしました。
やや不安を感じています。

東ティモールの出入国管理事務所のインドネシア側に立てられている塔です。

東ティモールの国名のＴＩＭＯＲ　ＬＥＳＴＥとあります。

東ティモールの国章とポルトガル語でしょうが石碑があります。
内容は解りません。

シャナナ・グスマンという首相のサインがあります。

橋に着きました。
国境を警戒する要員も柵も何もないので、橋を渡ることが可能です。
周りを見渡しましたが、入出国関連の建物も、ありません。
渡ろうと決心しました。

東ティモールの橋を渡りました。
橋の上部のインドネシア側には、ＴＩＭＯＲ　ＬＥＳＴＥの標示があります。
橋の向こうには、今まで居た東ティモールの出国管理の建物が見えます。

東ティモールの橋を渡りました。

周りの状況に変化がありません。
警備関係者が飛んで来ると言う様子もありません。
周りは、静寂のみです。

橋の上部のインドネシア側には、ＴＩＭＯＲ　ＬＥＳＴＥの標示があります。
橋の向こうには、今まで居た東ティモールの出国管理の建物が見えます。

東ティモールの橋を渡った地点から東ティモール側を見ています。
橋の上部のインドネシア側には、ＴＩＭＯＲ　ＬＥＳＴＥの標示があります。
橋の向こうには、今まで居た東ティモールの出国管理の建物が見えます。

周りには、変化はありません。
特に問題があるようには感じられません。
安心しました。
引き続き、インドネシア側に近づいてみようと、考えました。

念のため、もう一度確認しました。
大丈夫そうです。

東ティモールの橋を渡った地点から東ティモール側を見ています。
橋の上部のインドネシア側には、ＴＩＭＯＲ　ＬＥＳＴＥの標示があります。
橋の向こうには、今まで居た東ティモールの出国管理の建物が見えます。

周りには、変化はありません。
特に問題があるようには感じられません。
安心しました。

しばらく進むと、インドネシアと書かれた標識のある門にやってきました。


門の前には、橋があります。
東ティモールの出国管理者が言っていた橋は、この橋だったのかと、理解できました。

とりあえず、門に近づきます。

東ティモールの出国管理者が、ここまでだと言っていた橋に近づきました。
特に、変化はありません。

さらに進んでみます。

インドネシア側の門の前の塗装及び舗装が、橋の途中で、変わっています。

ここが、国境なのかもしれません。

橋の手前には、東ティモール側の施設はありません。

インドネシア側の門の前の舗装が、橋の真ん中付近で、変わっています。

ここが、国境なのかもしれません。

インドネシア側の門の前の橋の塗装及び舗装が、橋の真ん中で、変わっています。

インドネシア側は、白と黒の縞
東ティモール側は、黄色と黒の縞です。

ここが、国境なのかもしれません。

橋から川を見ています。
インドネシア側の門の前の橋の塗装及び舗装が、橋の真ん中で、変わっています。

インドネシア側は、白と黒の縞
東ティモール側は、黄色と黒の縞です。

ここが、国境なのかもしれません。

橋から川を見ています。
インドネシア側の門の前の橋の塗装及び舗装が、橋の真ん中で、変わっています。

インドネシア側は、白と黒の縞
東ティモール側は、黄色と黒の縞です。

ここが、国境なのかもしれません。

川の傍には、インドネシアと東ティモールの境界を示す標識柱が立てられています。
ここが、国境なのでしょうか。
橋の塗装の差異とどういう関係なのでしょうか？
国境のFirst　Markerとあります。
具体的な意味が分かりません。

川の傍には、インドネシアと東ティモールの境界を示す標識柱が立てられています。

拡大して見ています。

ここが、国境なのでしょうか。
橋の塗装の差異とどういう関係なのでしょうか？
国境のFirst　Markerとあります。
具体的な意味が分かりません。

この標識は、何の標識なのでしょうか？

意味が分かりません。

インドネシア側の標識です。

理解できません。
現在は、国境通過ができるか否かが焦点です。

インドネシア側の標識です。

理解できません。
現在は、国境通過ができるか否かが焦点です。

インドネシア側の入出国管理官のカウンターです。

現在は、国境通過ができるか否かが焦点です。
状況が解りませんので、許可を求めたり、聞くことをせず、じわりじわりと
国境を渡ります。
咎められたら、笑って、元に戻ろうと思います。

インドネシア側の入出国管理官のカウンターの前の標識柱です。

現在は、国境通過ができるか否かが焦点です。
咎められたら、笑って、元に戻ろうと思います。

東テイモールとインドネシアの国旗が掲げられています。
入出国管理官のカウンターの前です。

現在は、国境通過ができるか否かが焦点です。
じわりじわりと国境を渡ります。
咎められたら、笑って、元に戻ろうと思います。

インドネシア側の入出国管理官のカウンターを過ぎ、インドネシア領に入りました。

現在は、国境を通過しています。
出国審査も、入国審査も受けていません。

じわりじわりと国境を渡りました。
咎められたら、笑って、元に戻ろうと思います。

インドネシア側の施設です。
インドネシア領です。
早く、東ティモール側に戻らないと、インドネシアの法律の罰則を受けます。

インドネシア国旗です。

後から気が付いたのですが、監視カメラが設置されています。
言い訳ができません。

入国審査カウンターの傍に、お土産屋さんがあります。

インドネシア国旗が翻っています。

お土産屋との標示です。

お土産屋さんの店内の様子です。
何か、記念に買って帰りたいです。

でも、早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

お土産屋さんの店内の様子です。
何か、記念に買って帰りたいのです。
タバコは、吸わないので、買う気になりません。
記念品を買いたいのです。

でも、早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

お土産屋さんの店内の様子です。
何か、記念に買って帰りたいのです。
タバコは、吸わないので、買う気になりません。
記念品を買いたいのです。

でも、早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

国境警備のための軍隊の施設のようです。
近づくのは、やめます。
でも、気になります。

早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

インドネシア軍の兵舎のようです。

長居は、無用です。

長居は無用ですが、折角来たのですから、記念の写真を撮ってから帰ります。

早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

長居は無用ですが、折角来たのですから、記念の写真を撮ってから帰ります。

早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

長居は無用です。
記念に、近くに置いてあるバイクの写真を撮ってから帰ります。

早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。

長居は無用です。
記念に、近くに置いてあるバイクの写真を撮ってから帰ります。
ＰＭとあります。
インドネシアの国旗が張り付けてあります。
どうも、インドネシアの憲兵のバイクかもしれません。

早く帰らないと、不法出国と不法入国の不安定な状況ですので、心配です。
触らぬ神にたたりなしです。
(もう十分に不法行為をしていますが。)

東ティモール側に戻りました。
東ティモール警察の車両です。
東ティモールのビザは、持っていますので、もう安心です。

東ティモール側の施設です。
多分、商務省の輸出入管理の施設でしょう。

東ティモール側の施設です。
入国審査関連の施設です。

東ティモールから不法出国をして、インドネシアに不法入国した後ですので、
東ティモールへの入国の手続きをすることはできません。
単に、見るだけにとどめます。

東ティモール側の施設です。
入国審査関連の施設です。

東ティモールから不法出国をして、インドネシアに不法入国した後ですので、
東ティモールへの入国の手続きをすることはできません。
単に、見るだけにとどめます。

インドネシアから物品の輸入に際しての検査施設のようです。

インドネシアから物品の輸入に際しての検査施設のようです。
細部はわかりません。

速やかに、国境地帯から離れたい感じです。

インドネシアから物品の輸入に際しての検査施設のようです。
細部はわかりません。

東ティモールでは、ほとんどの物品が、輸入品です。
インドネシアからの輸入は、大事な意味と役割を持ちます。

インドネシアから物品の輸入に際しての検査施設のようです。
保税倉庫のようです。
細部はわかりません。

速やかに、国境地帯から離れたい感じです。

東ティモール側の希少生物保護の解説板です。

希少生物の保護に力を入れているとのアピールでしょう。