2018/01/31 - 2018/02/06
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porculsさん
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有給休暇消化とマイルの特典航空券で 真冬のシカゴへ、昔から大好きだった世紀のバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフの舞台を観るために勇躍降り立ち、旅の3日目に無事に舞台鑑賞を終えて、さて、翌4日目は、電車に乗ってオーク・パークという街へ、フランク・ロイド・ライトの建築群とヘミングウェイの生まれた家を見に行きました。夜は有名なブルースのお店でアル・カポネが好きだったウィスキー飲んだりと、歩いていると顔が痛いくらいに寒いシカゴを老体に鞭打って必死の満喫日記、その④です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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酷寒のシカゴ旅4日目。朝、ホテル近くのアダムズ駅から電車に乗って、オーク・パークという街へ向かいます。
アダムス/ワバッシュ駅 駅
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グリーン・ラインの終点のハーレム駅で下車という、間違えようのない簡単な旅路ですが、なぜかよく違う方向の電車に乗ったりするので、駅の路線図でも指さし確認。
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30分くらい電車に揺られてハーレム駅に到着…までの車内の様子とか、車窓の写真魔なのに車窓の写真が1枚もないのは、この路線が結構こわかったからです…シカゴの中心地(ダウンタウン)を離れるとすぐに、周囲が車窓から見ても明らかにスラムな感じになり、観光客が全然乗ってなくて(真冬だったからかも)、往路は女性や親子連れもほとんど乗ってなくて、80年代のニューヨークの地下鉄みたいな緊張感で、終点で降りるまでの写真なし。終点から3つ目か4つ目くらいの駅からは、郊外の落ち着いた街並みに変わり、ちょっとほっとしましたが、帰り、タクシーで帰ろうかな…と、往路の車内で悶々と考えていました。
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ハーレム駅を降りたところはちょっと寂れた感じでしたが、3~4分歩くと、こんな感じの瀟洒な街並みが突然現れます。通りをひとつ隔てるだけで、別世界のような変わりようや、駅のところにたむろしていた怖そうな人たちが、すぐ近くのこの辺りには入ってこないところが、アメリカっぽい…
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オーク・パークの瀟洒な街並みのところの地図。建築家フランク・ロイド・ライトと作家アーネスト・ヘミングウェイゆかりの街です。
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観光案内所で、地図をもらいました。「訪れた人がどこから来たかアンケート取ってるの」と言われたので、JAPANと答えると、あらあら遠くから、みたいに言われました。お土産ショップもあって、帰りに寄ろうと思っていたのに、帰りは違う駅から電車に乗ったため、忘れて帰ってしまいました。
オークパーク観光案内所 散歩・街歩き
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朝ごはんを食べていなかったので、観光案内所の近くのカフェっぽいお店に入りました。めっちゃ寒いので、とりあえず あったかいコーヒーを飲みたかったのに…
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サンドイッチとかのお店なのに、酷寒の冬のイリノイ州なのに、まさかの「うちは温かい飲み物は置いてないの」と言われ、炭酸水なんか飲みながらの朝ごはん。サンドイッチがとても美味しかったのはさておき、寒くても空気が乾燥しているので喉が渇いていたのか、意外にも炭酸水一気飲み(笑。でもコーヒー飲みたかったなあ)。
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お店の向かい側には「Sushi House」というお店が見えました。
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さて、まずは一番のお目当て「フランク・ロイド・ライトの自宅兼スタジオ」へ向かって歩きますが、オーク・パークの街おそるべし、歩いていると、フランク・ロイド・ライトのデザインした邸宅だらけで、手袋を外して地図で確認して写真撮って…とやっていると、なかなか前に進みません。
これは「フランク・トーマス邸」。普通に人が住んでいる家なので内部の見学はできず、外から見たり写真撮ったりするだけですが、どの家も柵とか塀とかないので邸宅が道路から丸見えで、歩道に近いところに「誰それ邸、何年建設、建築家フランク・ロイド・ライト」などと書いたプレートが貼ってあり、住人も勝手に外から見られることに慣れているのか、写真を撮っていたらそこの家の人が車で出てきたりしても、さらりとスルーしてくれて、まあ、公道から見学するならどうぞご自由に、という感じでした。 -
中途半端な建築フェチなので写真撮るために手袋外すのもつらい寒さの中くじけそうになりながらも、あまりに素敵なライトの建築群に、なんとか頑張って写真撮ります。どのライトの邸宅も、細部が超素敵です。ガラスとか、窓枠とか、入口のアーチとか。
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その辺の公園にあった、フランク・ロイド・ライトの像。 像っていうか、頭と首だけ。頭と首というか、頭とネクタイだけ。何でこんな変な像?何でネクタイが立ってるみたいな変てこな像…???半笑いみたいな表情も いまいちだし…
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熱心な建築ファン(ライトファン)の人たちは、「誰それ邸、何々通り何番地」まで書き込まれた地図を持って「210フォレスト・アベニュー、ここだ!」などと精密に見学していましたが、私は「地球の歩き方」のオーク・パークの地図ページを破って持って行ってただけなので(それも手袋してるから見るのが難しく)、いっぱいライトの建築を見逃したり、一方でライトと思ったら違う建築家の家だったりしました。たとえばこれ、ライトっぽいと思ったのですが…
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ウィリアム・K・ジョンストンという建築家の作品でした(でも、19世紀に建てられているし、碑があるということは有名な建築家なのでしょう)。
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これも、すっごい素敵なお家だけど、ライトではないみたいでした。でも、入口のところとか、めちゃめちゃ素敵。
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これは、ライトの「ヒルズ/ディカロ邸」。この屋根、窓、ひさしの形、家全体のバランス、色、質感…素敵すぎます。
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こうやって「ヒルズ/ディカロ邸、1906年建立、建築家フランク・ロイド・ライト」と書いてある碑が、それぞれの家の前にあるので、私のような生半可な知識しかないエセ建築愛好家も、ちゃんと「あ、ライト」と確認できます。
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裏側から見たヒルズ/ディカロ邸。窓とか屋根とかガラスとか、屋根のひさしの角度とか、壁の質感、色の配置、いいですね~~~。
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これまた本当に素晴らしいライト、「アーサー・ヒュートレー邸」。日本みたいに狭い国だと、こんな建て方絶対しないよね…っていう、ぺちゃっと平たい、かわいい作り。赤いレンガ?の壁とか、くるりとした形の入口とか、窓枠のところとか、細部まで超素敵です。
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今回、オーク・パークの街中に散らばるライトの建築の半分も見られなかった中では一番気に入った「ムーア/デュガル邸」。兵庫県西宮市の武庫川女子大学構内にあるライトの弟子の日本人がデザインした「旧甲子園ホテル」とディテールが似ているような気がして、帰国したら旧甲子園ホテル見学に行かなきゃ、と思いました。
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ここの碑はひときわ立派だったので、もう住人がいなくて内部も見学できるのかな、と一瞬思ったけど、よく見ると人が住んでるみたいでした。
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角度を変えてみたところ。屋根の角度、あと、細部!!!
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細部が本当に素敵です。帝国ホテル(大阪)の室内にこれに似た意匠のところがあったなあと思い出したり。
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ドアとか窓枠とか、細部まで意匠と贅を凝らした造り。
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塀の丸い飾りまで凝りに凝った意匠(掃除が大変そうですが…こんなお屋敷に住む人は、自分で掃除しないから大丈夫なのか…)。
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窓枠のアップ。芦屋(兵庫県)のヨドコウ迎賓館(ライト作品)の意匠とも似ているような。
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ほれぼれするほど細部が美しい…神は細部に宿る。
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裏から見たところ。屋根の角度、屋根瓦、窓枠、何もかも皆すばらしい…
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これはライトじゃない(と思う)けど、神戸の「うろこの家」という異人館みたいで素敵だったから撮影しました。ここの街に住むには、建売みたいな住宅では格好悪いんじゃないかと、住むわけでもないのに心配になりました。皆どれも本当に素敵な家ばかりの(単に豪邸というのではなく、デザインが素晴らしい家ばかりの)おそるべき街でした、オーク・パーク。
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さて、写真の撮り方が下手くそで地味っぽく写っていますが、これが「フランク・ロイド・ライトの自宅兼スタジオ」です。中を見学できます。
フランク ロイド ライト邸 & スタジオ 博物館・美術館・ギャラリー
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適当に入ったのに、ちょうど内部を説明してもらいながら見て回るウォーキング・ツアーが始まるタイミングだったので、ツアーに参加しました。写真右側の帽子をかぶったおじさんが、ツアーガイドのボブさん。左側のジャケット姿の男性は、ツアー参加者の、シカゴの建築事務所で働く現役の建築家さん。
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フランク・ロイド・ライトが住んでた、仕事をしたスタジオもある邸宅で、家の中の家具やガラスなど、ぜーんぶライトのデザインで、ライトの美学が詰まった空間です。息を吸うとライトのエキスが入ってきて、美的感覚が研ぎ澄まされていく気がしました。
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日本と縁が深かったライトは、日本がほんとに好きだったみたいで、家のあちこちに浮世絵とか飾ってあって、空間とマッチしてないけど、日本人としては嬉しい気持ちになりました。
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天井の美しいガラスもライトのデザイン。
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窓枠の細かいデザインにも見惚れました。
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マッキントッシュみたいに背もたれの高い椅子も、ライトのデザインです。
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天井の角角した線も美しく。
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天井、ドアの上の絵、照明、窓、全てが美しい、借景も素敵な寝室。ライトの美意識が隅々まで届いていながら、緊張させる感じは全然なくて、あたたかい雰囲気なのがまた素晴らしい。
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壁にはネイティブ・アメリカンの絵が描いてあります。ガイドのボブさんが理由を説明してくれたけど、忘れてしまいました。
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窓枠、ガラス、作り付けの棚、全部美しい。
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天井にこんなデザインが施された部屋もありました。
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ステンドグラスがちょこっと入った、美しい美しい窓。ここのショップで、ライトのステンドグラスのデザインの照明とか飾りとか色々売っていました(小さな照明を買いました)。
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こんな一角が家にあったら幸せすぎます。1日中ここに座って、音楽聞きながらお茶飲んで本でも読んでいたいなあ。
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暖炉、壁の絵、天井のガラス…
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天井のガラスっ!!!
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空間とマッチしてないけどライトの日本愛が嬉しくなる、浮世絵が貼ってある一画。
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天井の梁!!!
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暖炉とその上の美しいレリーフ。ガイドのボブさんのお腹は、わざとフレームインさせたわけではありません…
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レリーフのアップ。レリーフの意味とかもボブが詳しく教えてくれたのに、帰国したらすっかり忘れていました…
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仕事部屋。いいなあ。こんな美しい空間でお仕事できて。ライトの照明器具も、日本で買うと10万円くらい(もっとかも)しますよね…
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仕事部屋に置いてある図面。窓から見える柱の造作もめちゃめちゃ美しい。
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窓から見える柱~!
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「ザ・フランク・ロイド・ライト」なステンドグラス!!これだけでも欲しい~。
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外から見た柱。これひとつ取ってみても、ものすごい芸術作品ですよねー。これがいっぱいはめ込んである贅沢。
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柱が並ぶ横に、「フランク・ロイド・ライト 建築家」と書かれたレリーフがありました。Frank Lloyd Wrightって、英語で書こうとすると、一瞬つづりどうだっけ…と考えてしまいます。L2つとか、lightでもrightでもなくwrightとか、意外に難しい。ただライトと言うと、誰だかわかんないし。
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見学ツアーが終わって、名残惜しく外観を撮影。次のツアーの人たちがいます。
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角度を変えて見た「フランク・ロイド・ライト自宅兼スタジオ」外観。外の木と溶け合う色合い、形…素晴らしいです。
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自宅兼スタジオ見学ツアーでライトはお腹いっぱいになり、寒くてめげてきたのもあって、ライトの撮影はもう終わって次へ…と思っていたら、自宅兼スタジオのショップでライトの「落水邸」の本を見てたときに「俺そこ行ったことあるけど、超クールだったぜ」と自慢してきたアメリカ人のおっちゃんが ここの建物の写真を撮っていて、私が通りかかると「ここもライト、隣もライトだよ」とお節介にも(笑)教えてくれたので、写真撮っときました。
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こっちが(あとで調べたところによると、たぶん)「トーマス・ゲイル邸」。
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こっちが「ウォルター・ゲイル邸」。出窓みたいなところのレリーフがかわいい。隣同士、ゲイルとゲイルだから親子か親戚かな。
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で、これはその近所にあった「ロバート・パーカー邸」。ワイン評論家でもミステリ小説家でもないロバート・パーカーさんだと思われます。こじんまりしたライト。赤い家だけど外の風景にしっくり溶け込む赤。
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これも好きなタイプの建築だったけど、碑を見ると「ジョン・S・ヴァン・ベルゲン」という建築家の作品でした。好きなタイプの建物ですねー…こんな家ほしい。
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それにしてもオーク・パークの街おそるべし。こんな、一見普通の街並みに、フランク・ロイド・ライトのデザインした家が、ざくざくと建ってます。根性なしの私は寒さにめげて、半分も見ることができずに力尽きてしまい、無念でした。いつか気候の良い季節にリベンジしに行きたいです。
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リスが、木の上にいました。
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さて、寒くてめげてきましたが、弱い心に鞭打って、オーク・パークの街で、もう一つ どうしても見たかった、ヘミングウェイの生まれた家へ。
ヘミングウェイ生誕の地 史跡・遺跡
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なかなか素敵な家です(まだ建築見学モード入ってます。笑)。
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「アーネスト・ヘミングウェイの生まれた家 1899年」と書かれた看板。
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中に入ると客は私一人で(帰り際にやっと二人連れのお客が来た)、二人のおばあさんが番をしていて、一人はチケット売り担当、もう一人が内部の案内担当で、めちゃめちゃ豊富なエピソードを話してくれます。子供の頃の家なので、主にヘミングウェイの両親と、同居していたおじさんの、問題だらけの人生のエピソードを、それぞれのゆかりの品を見ながら色々話してくれて、「偉大なノーベル賞作家」とか「狩りや戦争など男の世界を描いた小説家」というイメージが崩れていって、いい意味でヘミングウェイの弱みや辛さを垣間見ることができました。
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内部の家具、調度品から細かい品々まで、1890年代当時の時代考証できれいにしつらえてありますが、ガイドのおばあさんの言うには、ほとんどがシカゴ大火で失われて(?)、実際に使われていたものは数えるほどしか残っていないとのことでした。…が、再現品も、遺留品も、どれも当時のヘミングウェイ家の雰囲気を見事に再現していて、一通りゆっくりガイドしてもらった後に、もう一度すべて見て回りました。
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これはヘミングウェイのお父さんが実際に使っていたという電話。
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ちょっと写真が暗いですが、右側の照明の手前に置いてあるガラスの中の鳥のはく製は、少年時代のヘミングウェイの親との関係性とその後の小説世界へのカギのひとつで、お父さんは本当は田舎での生活(釣りや狩り)が好きで、ヘミングウェイ少年もそっちが好きだったけど、オペラ歌手になりたかった派手好きのお母さんが絶対都会に住みたかったために一家は都会に住んでいて、で、お母さんの方が強いのでお父さんは家のあちこちにひっそりと狩りで獲ってきたはく製を置いていた。ヘミングウェイも狩りや釣りの方の世界に憧れていた…みたいな葛藤があった家だとか、そんな説明でした。
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問題の、鳥のはく製のアップ。こんなものが家に置いてあったら、ちょっと怖いけど。
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ライオンの像とか絵などに田舎への憧れが垣間見える空間。
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書棚に並ぶ本の内容も興味深かったのですが、これも再現品みたいなので、どこまで本当にヘミングウェイ家にあった本なのか、わかりません。
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オペラ歌手になりたかった、結婚して子供がたくさん生まれてからも音楽を捨てきれなかった、で、お金がかかりすぎて夫を破産させて自殺に追い込んだ、派手で都会的で強かったというお母さんのコーナー。
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そのお母さんが、女の子の双子がほしかったからと、ヘミングウェイをすぐ上のお姉さんと女の子の双子みたいにして、女装させていた写真。ヘミングウェイ研究家の間で有名なエピソードなので聞いたことはあったけど、実際に写真を見ると衝撃でした。子供の人格無視か…子供の人格を(ヘミングウェイの最期の方の人生を思うと)破壊したのか…オカンの強すぎる自我が。こわい。
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これは実際にヘミングウェイ家にあった本物の椅子だそうです。手と足が見えているのは、めっちゃ熱心に丁寧に豊富なエピソードを語ってくれたガイドのおばあさん。
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同居していた親戚のおじさん、ベンジャミン・タイリー・ハンコックさん。旅が好きで、おじさんの旅先での話を聞くのがヘミングウェイ少年は大好きで、後の作品世界に影響したかもとか、でもこのおじさんはずっと独身だった(当時はそれがかなり珍しかったのか…)とか、ヘミングウェイ家の複雑エピソード。
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ヘミングウェイの死後に姉が書いた回想記?に出てくるという壁紙と、額装された絵は、当時有名なイラストレーターだった、ハンフリー・ボガートのお母さんの描いた絵なのだそうです。ハンフリー・ボガートとヘミングウェイは後に互いに有名俳優・有名小説家として映画「脱出」で一緒に仕事することになるけれど、ボギーのお母さんの絵つながりで、若い頃から知り合いだったという、ちょっとびっくりエピソード。
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たった一人の客(私)のために、豊富なエピソードを次々に繰り出して、一生懸命案内してくれたガイドのおばあさん。顔が写ってないけど、とても上品な美人でした。
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お風呂場。
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けっこう裕福な暮らしぶりに見えるけど、実際、お父さんはよく稼いだけれど、お母さんがお金使いすぎたりしてるうちに破産して、お父さんは自殺したそうです。ヘミングウェイの人生や作風の一番底のところにある色々なものが詰まった家でした。
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たった一人の客だったので、すごくゆっくり見学させてもらったヘミングウェイの生家見学を終えて、再び寒空の下へ。この街には他にも「ヘミングウェイ博物館」があったのですが(ガイドブックにも載ってますが)、2017年10月に閉鎖したとネットに出ていたので、めちゃくちゃ寒くて歩くのもしんどくなってきて、探しに行きもせずに諦めました。あと、中は見られないけど少年時代に住んでいた家(先ほど見学した家の次に家族が住んだ家)もあったけど、何しろ寒くてそちらも断念。…という、アメリカが誇るノーベル賞作家の故郷なので、「ヘミングウェイ地域」という看板が掲げられていました。若い頃、こんな顔だったんですね。
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「ヘミングウェイ・ビストロ」というお店もありました。それにしても、そんなに大きな街ではないのに、フランク・ロイド・ライトとヘミングウェイが住んでたなんて、オーク・パーク、ある意味パワースポットだなあと思いました。
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この後どうするか、まだ頑張ってライトの建築を見て歩くか、電車乗ってシカゴのダウンタウンに戻るか、寒くて頭が朦朧としてきて決めることもできなくなったので(笑)、とりあえず暖を求めてカフェに駆け込みました。ヘミングウェイの生家から真っすぐオークパーク・アベニューを下ってきたスコービル公園の向かい側のCourageous Bakery and Cafe。
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かわいいカップケーキがたくさん売っていました。
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窓からは向かいの公園が見えます。オークパーク駅から徒歩3分くらいのところ。
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カフェでコーヒー飲んで温まったので、最後のエネルギーを振り絞って(笑)、フランク・ロイド・ライトの「ユニティ・テンプル」だけ、さくっと見に行きました。この日はクローズとホームページに書いてあるのを事前チェックしていたけれど、もしかして祈祷人にまぎれて するりと入れないかなあと思い。
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やっぱり閉まっていて中に入れなかったので、外から撮った、わかりにくい写真だけですが…柱とか、
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ドアのガラスの枠とか、
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こんな隙間の細かいところのガラスまで…
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格子の柄も…
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柱のレリーフも…「ザ・フランク・ロイド・ライト」です。素晴らしすぎ。中、見たかったなあ…!!!
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「ユニティ・テンプル フランク・ロイド・ライト 1905年デザイン、1908年完成」と書いてあるプレート。ちなみにこのとき、ここは教会だと思い込んでいたのですが、あとからよく考えると「テンプル」だから教会ではないのか。お寺??
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ユニティ・テンプルの、深いメッセージに心打たれました。
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往路はグリーン・ラインの終点ハーレム駅で降りましたが、帰りは一つシカゴ寄りのオーク・パーク駅から乗ります。こっちの駅の方が見どころの多くに近くて、駅周辺もすさんだ感じがなくて安心でした。
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オーク・パーク駅。電車を待ってる間の寒さ…
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5分ほどで電車が来ましたが、あまりの寒さに永遠みたいに思えました(笑)。
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帰りの電車は女性や家族連れもそこそこ乗っていて、往路ほど怖くなく、約30分後、ホテル近くのアダムズ駅に無事生還。
アダムス/ワバッシュ駅 駅
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駅の高架のところから見下ろした街並み。
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笑える看板。
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ホテルの部屋にコーヒー・メーカーがないので(一流ホテルなのに…)、で、ホテル1階のスタバは大混雑で行列しないと買えないので、近所の(愛用の)コーナー・ベーカリーでコーヒー買って帰ります。
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ホットコーヒーを頼むと紙コップをくれて、3種類のコーヒー飲み放題、詰め放題(笑)です。お店で飲むときは、何杯飲んでもOK。持ち帰りだとおかわりできず残念です。3種類はどれも美味しかったです。
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ホテルで休憩(昼寝というか夕寝)後、せっかくシカゴなので、ブルースを聴きにライブハウスへ。ブルースなんて全然知らないくせに… で、これも歩ける距離だと思うけど、寒いし夜だし、ホテル前のモンロー駅から電車で行きます。
モンロー駅 駅
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レッドラインのハリソン駅で下車(モンローから2つ目くらい)。
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ガイドブックやネットで調べたブルースのライブハウスの中で、ホテルから近いし、ブルース詳しくない観光客でも浮かなさそうなお店を選びました。たぶん、一番有名な「バディ・ガイズ・レジェンド」というお店。ハリソン駅から徒歩すぐです。帰国後、音楽に詳しい友人に聞くと、バディ・ガイは存命のシカゴ・ブルースのミュージシャンの中では最も大物だそうです(そんなことも知らないくせに行く人…)。
観光客でも浮かずに本格的なブルースを聞けるライブハウス by porculsさんバディ ガイズ レジェンズ ナイトライフ
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「レジェンド」バディ・ガイは高齢なので?毎年1月だけここの舞台に立つそうです。ぎりぎり2月だったので、本人見られず。で、毎晩20時半から有料のライブ(そこそこ有名なブルースのミュージシャンが出演)があり、ますが、20時半までは飲食代だけで音楽チャージなしで前座みたいなミュージシャンの演奏を聴けます。
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ブルース何とかというカクテルを頼んでみたけど、ここ、食べ物はリーズナブルだけどドリンクは高かったです。カクテルが15ドルとかしました。ま、チャージみたいなものなのか。
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この日の無料ライブは、カナダかどこか北の方から来たナイジェル・マクベリーとかそんな名前の男性シンガーで、私みたいにブルースよく知らないけどシカゴだからとりあえず聴いとこ、みたいな観光客でも知ってるような有名な曲ばかり演奏してくれて(スタンド・バイ・ミー、ロバート・ジョンソンの曲、ブルース・ブラザースの中で演奏してた曲、オーティス・レディングのドック・オブ・ベイとか)、那覇の島唄バーで地元のミュージシャンが聴衆のリクエストで仕方なくThe Boomの島唄を歌ってたことを思い出しました…
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奥のバーカウンターの壁には、クラプトンとかジェフ・ベックのギターが飾ってありました。
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メニューにはケイジャン料理も色々あったので迷いましたが、身体に悪そうなアメリカンなものが食べたくて、「バーベキュー・ベイビー・リブ」のハーフを頼みました。荒ーく切ってあるコールスローと、山盛りフレンチフライと、手づかみで食べると手がべたべたになるリブ。ああアメリカン。
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無料舞台の最後の方で「Black Magic Woman」という曲をやるときに、ナイジェルが「We're celebrating America's diversity」と言ってから演奏して、今回の旅の間、あちこちでこうやって現大統領への批判的なコメントを聞きました(笑)。
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トイレの手前の壁にずらりと貼られていた、かつてここで演奏したと思われる綺羅星のごときスターたち(と言っても、私は知らない人が多かったです…)の写真。知ってたのはジョン・リー・フッカーとかマディー・ウォーターズ。
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トイレの手前の壁には、こんな絵も描いてありました。
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絶対食べきれないと思ったリブを完食してしまい、カクテルも飲み干して、無料タイム終了までまだ少しあったので、2敗目は禁酒法時代のシカゴのギャングの親玉アル・カポネが好きだったという「テンプルトン・ライ」というウィスキーを飲みました(あまり美味しくなかった)。ロックで、シングルと言ったのに、この量(笑)。日本のスカしたバーでロックでシングルというと、一口くらいしか入ってないこともあるのに、さすがアメリカ、なみなみと注いでくれました。
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この日の20時半からの有料ライブは、わりと有名なブルース・ハープ(ハーモニカのことをハープということすら知りませんでした…)の人だったので、20時すぎると本当にブルースが好きそうな人たちが続々と入店してきて、自由席なので座れなくて困っている人もいて、悪いから20時15分くらいにお店を出ると、外は吹雪でした…(タクシーで帰りました)。
というわけで、酷寒シカゴ旅の、頑張って活動した4日目が終わりました。翌日は、買い物とベタな写真撮影とかで、まったり過ごす予定です。ちなみに雪が降った方が寒さがマシになったような気がしました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- motsuboさん 2018/02/20 12:03:37
- 甲子園ホテル見学同伴希望
- 地元ですので、日程、時間が合えばですが、お邪魔でなければ、お一緒いたしたく、連絡お待ちします。
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