2017/09/25 - 2017/09/27
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yozhikさん
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思い立って、道央・白老から道北・旭川までをぐるっと回りました。
旅の目的は、
①2018年3月からリニューアル工事に入る、白老のアイヌ民族博物館(ポロトコタン)をその前に見ておく。
②札幌国際芸術祭の一環で開かれている展覧会2つ。
③旭岳の紅葉。
④ついでに旭山動物園。
⑤旭川の私設アイヌ博物館。
かなり欲張って色々詰め込んだ一人旅。
2泊3日の移動距離は約570km、最後の方は流石に疲れが出てきましたが、かなり満足出来た旅でした。
↓おおまかな旅程です↓
1日目
関空→新千歳空港→白老→札幌(札幌泊)
2日目
札幌→旭川→旭岳温泉泊
3日目
旭岳温泉→旭岳→美瑛経由で新千歳空港→関
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2日目、移動開始です。
今日もよろしくね、ロド君。
それにしてもいい天気!
高速でもTシャツ一枚で走れるくらい、気温が高いです。 -
札幌から2時間程走って辿り着いたのは、旭川にある私設博物館、川村カ子トアイヌ記念館。
(外観の写真、撮ったはずだけど行方不明(^^; )
入り口入ってすぐの所に立て掛けてあった言葉。 -
この博物館は、旭川に生まれたアイヌの首長・川村イタキシロマが1916年に開館し、それを息子のカ子トが引き継いだもので、アイヌの資料館としては最古だそうです。
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展示されているのは、衣装や生活道具から、儀礼で使われる道具、剥製、写真などで、その数の多さは私設であることを考えると驚嘆する程の量です。
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捕獲して育てている熊の子を可愛がるアイヌの女性。
只狩りの対象としてだけ見ていたのではない事が、その眼差しから感じられます。 -
装身具を着ける女性。
佇まいが美しいですね。 -
木彫り熊も。
これだけ物量が多いとメンテナンスもかなり大変なのでしょう。
前日に見たポロトコタンと比べると、傷みの目立つ展示品も散見されました。 -
砂澤ビッキの彫刻。
ビッキは旭川の人です。
旭川駅にも作品が飾られているとか。その内見に行きたいです。 -
この表現の仕方、好きです。
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展示の最後は復元されたチセと、川村家とカ子トの話。
近文のアイヌ首長の家に生まれたカ子トは、小学校卒業後鉄道人夫として働きながら測量の技術を学び測量技手の試験に合格、国鉄で測量技手になり北海道各地の鉄道敷設に携わり、その優秀さから当時の樺太や朝鮮での鉄道工事にも派遣されました。
また、長野県の天竜峡に鉄道を通す際には、余りに急峻であった為アイヌの技手でなければ出来ないとの事でカ子トが招聘され、無事に開通させる事が出来たそうです。
当時、国鉄で測量技手にまでなったアイヌは恐らくそれ程にはいなかったのではないでしょうか。
アイヌへの差別と反感の中で働き続けたカ子トは、視力の衰えにより測量技手を引退した後、父から引き継いだ記念館を充実させ、アイヌ文化を次代へ伝える活動に専念しました。
カ子トの生涯と上掲の写真の文章を読んで、そこに込められた想いの切実さに胸が熱くなりました。 -
旭川市内から30分程、着いたのは旭山動物園です。
写真は駐車場での一枚ですが、心なしか早くも陽が傾き始めているような…。
では、いざ参りましょう。 -
時間が限られているので、今回は見る所をかなり絞って回りました。
まずはシロクマ舎。
残念ながらもぐもぐタイムには間に合わず。 -
意外と近い。
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シロクマ舎内をぐるっと回って、上からも眺められます。
お昼ご飯の後だからか、そんなに動いてませんでした。 -
ホッキョクギツネ。
この季節は毛が黒銀色になるそうです。
この子はまだ子供ですね。
気持ち良さそうに日向ぼっこしてました。 -
狼。
こうしてると格好良いけど、戯れてる様はほとんど犬。 -
私が動物園に行くと必ず挨拶しに行く方々がおりまして…
そのうちの一つがフクロウ。
特にシロフクロウが好きです。 -
こんなのもありました。
あべ弘士さんはこちらの職員さんだったんですね。
道理であの人の描く動物達が生き生きしている訳だ。 -
タカ・ワシ類のコーナー。
「猛禽類格好良い…!!」と、遠くにいるお方を一所懸命撮っていたら、いつのまにかロックオンされていた…:(;゙゚'ω゚'): -
気を取り直して…
こちらも日向ぼっこ中。 -
北海道動物舎。
こんな所があるとは知らなかったので、ちょっとテンション上がる。 -
北海道の動物と言えば、このお方。
シマフクロウ=カムイチカプ。
いつか自然の中でお会いしたいです。 -
影になってしまってるけど、オジロワシ。
一昨年、春国岱で遠目に見たのを思い出す。
また行きたいなぁ…。 -
キタキツネ。
なんとも幸せ感漂う光景。
この時間帯はお昼寝タイムなのかな。 -
寒いの?
それともスキンシップ? -
猿山を横から見ると…たまにこんな画も見られます。
猿の掌をこんなにじっくり見たの、初めてだ。 -
旭山動物園は山の裾野に建っているので、敷地の奥の方は結構見晴らしが良い。
一人物思いに耽る日本猿。 -
帰り道にペンギン舎。
こちらは丁度もぐもぐタイムが終わったところでしたが、中にはまだ魚を貰っている子も。 -
最後はアザラシ舎。
ここもお昼寝中。
みんな幸せそうな顔してるね。 -
夕方5時前、夕暮れ時の動物園を後にします。
じっくり見て回りたい人にとっては、3時間弱では全然足りないですね。
今度は丸一日過ごしたい。 -
今夜の宿は旭岳温泉のホテル大雪。
ホテルと言うより、登山客向けの宿といった感じです。
ひとまず温泉と寝る所が確保出来れば良い、という向きの宿ですが、その割に料金が高かったのがとても残念。
紅葉シーズンは仕方ないのかもしれないけど。
この日は早めに寝て、翌日に備えます。 -
翌朝は少し早起きして宿から車で数分の旭岳ロープウェイへ。
紅葉シーズンはロープウェイに乗るにも待ち時間が発生するとの情報を仕入れていたので、始発の便に乗ります。
ロープウェイからの眺め。
前日に宿の人に聞いたら、山頂はもう紅葉は終わりかけてるが、ロープウェイから見える所は見頃との事。
確かにこの辺りが一番色鮮やかでした、
ロープウェイもこの時はまだガラガラで、窓からの眺めも余裕で撮れた。 -
姿見駅から、姿見の池までの周遊ルートへ入ります。
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紅葉は終わりかけと言っても、まだ色彩の残っている所もあります。
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散策コース沿いにある4つの池や沼のうち、最初の沼、満月沼。
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沼へ下る斜面にも草紅葉が。
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チングルマの草紅葉と白い綿毛。
綿毛がもっとフワフワしてる時に見たかったなぁ。 -
チラッと見える赤い実は、コケモモ。
大きい方の葉は、エゾイソツツジのようです。
(この辺は帰ってから勉強しました)。 -
左が摺鉢池、右が鏡池。
この2つを合わせて夫婦池と呼ばれています。 -
途中、まるで川があった跡のような、石(岩)の多く転がっている所がありました。
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これは確か第4展望台からの一枚だったかと…(記憶が曖昧)。
水蒸気のようなものが上がっています。
ここまでは実感がなかったけど、これを見て「ああ、活火山なんだなぁ」と感じました。 -
手前の池は姿見の池。
下に見えるのは、東川の町でしょうか。
爽快な眺めです。
お天気が良いのでロープウェイ駅ではTシャツに薄手のフリースでも大丈夫でしたが、流石に上まで上がるとジャケット無しでは肌寒い。
しかも途中から風が強くなってきたので、前もしっかり閉めていました。 -
コースの真ん中に落ちていた綺麗な色の石。
山には街中にはない色彩が沢山有る。
色を拾って歩くように、ゆっくりと進みます。 -
着きました、姿見の池。
「緑」よりも「翠」と書いた方がしっくりきそうな色合いです。 -
姿見の池の近くにある緊急避難小屋、石室。
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石室から少し上がって、第5展望台まで行ってみました。
さっきまでいた場所が、まるでミニチュアの様です。 -
第5展望台から、姿見の池とは反対側の眺め。
方角的にはトムラウシ山や十勝岳方面でしょうか?
手前の斜面は植物が生い茂り、歩いてきたコースの景色とは随分と雰囲気が違います。 -
下界へ降りて行きます。
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ほんの1~2時間程のお散歩コースでしたが、この場所が「カムイミンタラ」=「神々の遊ぶ庭」と呼ばれた理由がよく分かりました。
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岩場にシラタマノキ。
色んな植物を見られたけど、残念ながら殆どが名前が分からず。
もうちょっと勉強しないとな。 -
カムイの土地に入らせて貰ったことに感謝。
この場所を守り環境を整えて下さってる方達にも感謝。 -
やはりロープウェイから見える所が紅葉(黄葉)の一番のピークですね。
自然の移り変わりの一番良い時にタイミングを合わせるのは難しいと知ったけれど、それでも今回は来て良かった。
なんて思いつつロープウェイ駅に着いたら、なんと乗り場から駅一階に至る階段の下まで行列が。
修学旅行の集団が居たからというのもあるでしょうが、やはり始発に乗って正解でした。
売店でお土産を買い、最後のドライブに出発です。 -
と、早速寄り道。
ガマ岩、だそうです。
ロドもちょっとカエル顔っぽいから、記念写真(笑)。 -
お昼ご飯は、ロープウェイの駐車場でスマホで調べて見つけたお蕎麦屋さんへ。
「蕎麦 蓬」
ナビの案内に従って進んで行ったら途中から細い農道に入って行って、「え、この先に本当にあるの??」と不安になりながら進んだら、畑と林の間のような所にひょっこりと可愛いお店が現れた。 -
私が入った時はテーブル席しか空いてなかったのでそちらへ座りましたが、窓際のカウンター席はお庭が眺められて良さそうでした。
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十割天ざるそば。
こちらは八千代そばという冷やしぶっかけそばが人気のようでしたが、十割蕎麦が好きなのと、表の「新蕎麦あります」の張り紙を見ていたのでこちらにしました。
清涼感のある美味しいお蕎麦でした。
腹ごなしも出来たので出発です。 -
ドライブ最後の寄り道は、ジェットコースターの道。
本当は愛車で来たいけど、無理なので代わりにロド君で記念写真。 -
良い眺め。
上富良野八景、だそうです。
知らなかった。
後の七景は何だろう。
この辺りも、地元・京都と一緒で周りを山に囲まれているんだなぁ…(スケールは全然違うけど)。 -
さて、帰りますか。
ここから2時間程走って、新千歳空港へと向かいました。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
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