
2018/01/20 - 2018/01/26
4948位(同エリア9563件中)
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- Q&A回答2件
- 79,170アクセス
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ふるさと納税で頂戴した旅行券の使い道を探し、大手旅行代理店のサイトを検索していたところ、2017冬スケジュールから就航したロンドン行き、JAL41/42便ビジネスクラスとホテルとのフリープランを発見、ホテル指定は不可ですが中級クラスホテル5泊で30万円弱という価格設定に惹かれ、早速申し込みました。
ロンドンは私も妻も複数回旅行経験はあるものの、20年前の新婚旅行以来ご無沙汰でしたので、コンサートや美術館見学を主な目的に旅してきました。今回は、ロンドン市内観光前半と、コンサートについて書き留めてみました。
ロンドンまで空の旅は、別冊「JAL41便ビジネスクラスでロンドンまで」を是非御覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
PR
-
ホテルで荷解きし、初日の観光に出発です。地下鉄最寄駅のグロスターロード駅は、道路を横断して直ぐの場所にあり非常に便利です。
右は、お土産の購入でお世話になったスーパーマーケット、ウエイトローズです。
イギリスではスーパーにも階層があるそうで、王室御用達の称号も戴くここは高級クラス、チャールズ皇太子(嫌いですが)が設立した自然食品団体の、オーガニック紅茶なんかも売っています。 -
まず、地下鉄に乗る前にオイスターカードの購入です。
購入方法は、多機能券売機に日本語表示もあり非常に簡単です。
1日5ポンドを目安にチャージしましたが、結局は乗り放題の上限まで毎日利用したこともあり、途中で追加チャージしました。
デポジットの5ポンドは、返金手続きする時間もないので、いつになるかわからない次回使用に取っておきました。
このカード、王室の慶事や何かの記念日に記念カードが発行されるそうです。 -
滞在中毎日利用した、ピカデリー線のホームです。
ロンドンでも有数のショッピング街や劇場街を通過するためいつも混雑し、おまけに滞在中電力系の不具合とかで電車の間隔が大幅に開き、積み残しを出すような大混雑にも2度遭遇しまし
ヒースロー空港直結ですが、日本のようにホームから改札までエスカレーターやエレベーターがあるわけでないので、大きな荷物を持っての利用はお勧めしません。 -
ロンドン最初の訪問先は、ナショナルギャラリーです。
開館10時の少し前に着き、冷たい雨の中、開館を待ちました。
入場と同時にお目当ての絵画があるエリアに直行、おかげで貸し切り状態で鑑賞することができました。
この絵は、この美術館至宝の一つ、フェルメールの「ヴァージナルの前に立つ女」です。2018年秋、日本でフェルメール展が開催されますが、この作品はこれまで日本で展示された事がないはずです。もう1枚フェルメールのコレクションがあるのですが、今回は残念ながら貸し出し中でした。
なお、ナショナルギャラリー館内は、ストロボと三脚を使用しなければ写真撮影は認められていますが、他の鑑賞者の妨げにならぬよう、注意しながら撮影しています。 -
作者や作品名は失念しましたが、構図が素敵だなと思った作品です。
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レオナルド ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」、ルーブルにも同じモティーフの絵がありますが、2枚ある経緯はネットにたくさん出ていまので、興味のある方は是非参照してください。
近年修復され、色鮮やかに(鮮やか過ぎ?)修復されています。 -
ダヴィンチのもう1枚、「聖アンナ、聖母子と聖ヨハネ」。下絵のため無彩色です。
かつて見たときは、保存のためという理由で非常に暗い照明下でうやうやしく鑑賞したような記憶があるのですが、今回はごく普通に展示されていました。
照明の光源を変えたのでしょうか。 -
ラファエロの「聖女カタリナ」です。
ラファエロの特徴が全て凝縮されている傑作です。 -
同じくラファエロの「カーネーションの聖母」です。
今回、ダヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリの作品が1つの部屋にまとめて展示されていました。その作品を貸し切り状態で鑑賞できたのですから、なんとも贅沢な旅のスタートです。 -
イギリスを代表する風景画家、ターナーの傑作「解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テレメール号」という、表題が説明文になっている名画です。
ターナーの作品はテートギャラリーにまとまった数の作品が展示されていますが、真の傑作は他の美術館に収蔵されています。(個人の見解です)。 -
2017年に大盛況だった絵画展「怖い絵」展の目玉作品、「レディ ジェーン グレイの処刑」です。テレビ番組、美の巨人たちでも取り上げられました。
英国王室って、昔も今もいろいろとワケありな世界なんですね。
でも、若い女性の処刑状況を絵画にする精神が理解できません。 -
この美術館でも有名な1枚、ハンス ホルバインの「大使たち」
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斜め下から見ると、髑髏が3D画像のように浮き上がって見えるカラクリ絵画です。
まるで画像編集ソフトを使用したような、見事な出来栄えです。 -
3時間近く絵画を鑑賞し、休憩と軽いランチタイムです。
何箇所かカフェがありますが、エントランスのあるセインズベリー翼のナショナルダイニングルームズでいただきました。写真はお洒落な壁のイラストです。 -
オーダーは、ガラスケースの中から料理を選び、レジで飲み物やケーキ類を注文して支払う、欧州の美術館に多いスタイルのセルフサービスです。
わたしはポークソーセージをパイ生地で包んで焼いたイギリス定番の軽食、ヨメはクスクスのサラダです。サラダといっても皿にビッシリで、それだけでメインになります。 -
ナショナルギャラリーの近くで、ヨメの大好きなバレエのイングリッシュ ナショナル バレエの公演ポスターを発見!今日は、ラ・シルフィードのマチネがあるよう。
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イングリッシュ ナショナルバレエの本拠地、コロセウム劇場です。狭い通りに面した劇場正面ファサードです。
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劇場内のチケットオフィスで購入した当日券のチケットです。おそらく、座席指定では一番安いカテゴリーでしょう。
劇場に入る時、公演でもないのに手荷物検査がありました。 -
ヨメが撮影した、劇場内部です。これまで見た劇場の中でも最もクラシックな雰囲気、約100年前の内装を近年のリノベーションで復元したそうです。
誰か不明ですが、王室の一員が観劇に来ていて、紹介のアナウンスで観客が拍手していたそう、手荷物検査の訳はこれだったんでしょうね。
バレエがあまり好きでない私は、その間中心街やデパートの見学、ビクトリア駅の観光案内所でLondon Passを購入したりして過ごしました。 -
ホテルで待ち合わせて、今日のメイン イベント、ロイヤル オペラハウスでバレエ鑑賞に向かいます。ピカデリー線に乗ってコヴェントガーデンまで。ロンドン屈指の劇場街だけあり、ホームの一つ上の階から改札まで結ぶ4機の超大型エレベーターは満員、駅には「夜は両側の駅を使ってね」というポスターがあるくらいです。
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チケットは、E-Tickesをプリントして提示し、入場します。
劇場は一見クラシカルな外観ですが、中は近代的に改装されています。翌々日に行ったバックステージツアーで知ったのですが、後ろや横は現代的なビルにつながっています。
ロイヤルオペラハウスはネット対応が進んでいて、アプリから幕間の飲み物を予約するなんて事もできます。 -
今日の演目は「ジゼル」、深夜便で早朝着いた日の夜なので寝てしまわないか心配でしたが、何とか持ち堪えました。
幕間にはコヴェントガーデン・マーケットだった建物を利用した大規模なカフェで、眠気覚ましにコーヒーをいただきました。 -
今回、ヨメがロンドンを選んだ最大の目的がロイヤルバレエ最高位プリンシパルの一人、26歳で最高位を極めた高田茜さんが主役のバレエ「ジゼル」を見るため。
今回はヨメのため、最高カテゴリの席をロイヤルオペラハウスのサイトから予約しました。 -
ロイヤルオペラハウスのサイトでは、早くにSOLD OUT。以外だったのは男性客が結構多く、踊りが決まると盛んにブラボーを飛ばしていました。
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終演後、オーケストラピットを覗いて見ると、オペラやバレエ専用ホールだけあり、ゆったりとしたピットが広がっていました。
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ステージ正面で、緞帳中央にはエリザベス女王の紋章が鎮座しています。
プログラムにも出演者の紹介欄に、patron Elizabeth Ⅱ と記載されています。 -
天井は意外にシンプルな作りです。
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天井桟敷席は、文字通り天井近くのかなり高いところにあります。
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地下鉄駅まで、コヴェントガーデンの中を通っていきました。夜22時近くになりますが、カフェやレストランはまだまだ盛況でした。
早朝からずっと起きて活動していたので、バレエに行く前にグロスターロード駅前にある、フランスの美味しいパン屋さん「PAUL」(札幌駅にもあります)で買っておいたバゲットのサンドイッチを部屋で食べて終わらせました。 -
長い一日が終わりグッスリ眠って2日目のスタート、朝食の写真です。
何故か大きなクロワッサンとデニッシュが木箱にセットで入ってます。
クロワッサンが非常に美味で、ドイツ系のパンを選んだ1日を除き、毎日いただきました。食材や乳製品、飲み物も種類豊富で美味しかったのですが、唯一生野菜がなかったのが残念だったところです。 -
ホテルの客室フロア図面です。後ろに飛び出した部分に今回宿泊した部屋もあるのですが、上層階と下層階の中間にあるという、面白い構造です。
ただし、下のフロアから階段を使用する必要があります。
歴史的建築物に指定されているホテルなので、機能的な現代建築のホテルのようにはいきません。 -
この日は霙模様のあいにくの天気、訪問先はロンドン一番人気の観光スポット、大英博物館です。ピカデリー線からノーザンラインに乗り換え、トッテナムコートロードで下車しました。遙か昔に来た時とはすっかり様子が変わり、街並みも綺麗になったような感じを受けました。開館時間の10時ちょっと過ぎに着きましたが、手荷物検査の列が結構長くなっていました。やはり日曜日だからでしょうか。
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まずはこの博物館でも一二を争う人気展示物で、誰もが知っている「ロゼッタストーン」です。入り口入って直ぐの場所にあり、いつも人だかりができているので、直ぐに判ります。
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ボケていますが、ロゼッタストーンの碑文です。
碑文のいきさつは、今も世界史で習うのかな? -
これがその後ろ側。20年以上前に来たときは、無粋なガラスケースなどなく、むき出しで展示されていました。
勤務先の研修の際、「視察」で訪れたのがはじめてなのですが、その際通訳のおばちゃんが、ロゼッタストーンに触れた男の子を叱りつけていたのを覚えています。 -
大英博物館で人気が高いのは、古代エジプトやギリシャ・ローマの展示品。
しかし元々イギリスにある訳がなく、すべては当時の植民地から持ち出したものばかり。昨年訪問したベルリンの博物館島の美術館群と同じ、「略奪博物館」な訳です。
写真は、ラムセス2世の胸像です。 -
この回廊には、エジプト時代の貴重な石像が並びます。
右奥は、アメンホテブ3世の頭像です。 -
回廊を真っ直ぐ進むと、ギリシャ・ローマ時代の展示が続きます。
これば、ネレイデス・モニュメント、君主の墓をバラバラに切り刻んでイギリスに持ち帰ったもの。 -
こちらは、パルテノン神殿の屋根を飾っていた石像です。
返さなくて、いいのかな・・・ -
上階に上がると、古代エジプト時代のミイラや副葬品が並ぶ、人気のコーナーです。
展示で面白かったのは、現代の考古学研究では欠かせない、CTスキャンの画像が多く展示されていた事です。
大英博物館は、グランドフロアの古代エジプト、ギリシャ・ローマ、そして上階ではミイラが今も昔も人気のスポットですね。 -
棺桶も、立派な展示品です。上階は意外にも天井高がありません。
ミイラコーナーの近くには、日本コーナーもあるのですが、改修のためか秋までの長期間、閉鎖されていました。
今から20年以上前に、「視察」で初めて訪問したとき、浮世絵の傑作「春画」展を特別展として開催していました。 -
世界一有名なネコとも云われている「ゲイヤー・アンダーソンのネコ」
この通称は、元の所有者の名前に由来しているそうです。
大英博物館の中でも、誰もが親しみの持てる名品ですね。 -
モアイ像、昔もあったかな?
それにしても、これだけの巨石、どうやって切り出し、どうやって運搬したんでしょうね。 -
昔来た時と大きく変貌していたのは、中央部のグレートコート、ノーマンフォスターによる基本設計ですが、昔はどんな状況だったか思い出せません。
この後、NHKBSで紹介していたカフェでアフタヌーンティーを考えていたのですが、残念ながら日曜日で閉店。予定変更でハロッズに向かいました。
大英博物館の滞在時間、3時間程でした。 -
ハロッズは日曜午後で混雑、グランドフロアの食品コーナーにあるイートインコーナー(どこも高級なお店ですが)はどこも満席。思い切って、ハロッズで一番格式あるレストラン、ジョージアンでアフタヌーンティーにする事にしました。
ヨメの今回旅行でのもう一つの目標は、美味しいアフタンティーに行くこと。
20年前の新婚旅行で宿泊した、リッツホテルのアフタヌーンティー以来です。 -
最初は窓側のカフェテリア席を案内されたのですが、テーブルも狭くゆとりがなかったので、レストラン側の席を改めてリクエストしました。
日曜午後で混雑していましたが、ゆったりした席に案内してもらえました。
店内中央にブッフェコーナーがあったのですが、ローストビーフがメインの「サンデーブランチ」の前菜とデザート用でした。 -
アフタヌーンティーは、通常メニューとハウスシャンパーニュ1グラス付き、ペリエ・ジュレ1グラス付きの3種類ありましたが、夜にコンサートを控えていたので、シャンパーニュなしのメニューを選択しました。ハロッズ内の他のカフェでも、アフタヌーンティーを提供していますが、ここが一番高価なようです。
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お約束の「3段盛」のほかに、下の段にある、ブルーチーズとブロッコリーのキッシュも後から出てきました。チーズが苦手な私でも、美味しくいただけました。
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次にスコーン2種と、デザートとしてピーチのムースが出てきました。ボリューム満点、すっかりおなか一杯になりました。
お隣に、同年代のご夫婦がおいでになり、お二人はシャンパーニュ付きのアフタヌーンティーをリクエストしていました。そしてご親切に私たちの写真を撮ってくださいました。記念写真を撮っていたので、同じ観光客か何かの記念日だったのかな? -
日曜午後は、JAZZの生演奏があります。ピアノ・ベース・男性ボーカルのトリオで、素晴らし演奏を聴かせてくれました。
オーダーから食事終了まで1時間30分くらいでした。利用されるのでしたら、時間をたっぷりとって、ゆったりと楽しまれると良いでしょう。
その後、ホテルに戻り着替えし、バービカンセンターのあるバービカンまで下鉄を乗り継いで行きます。 -
実はこのコンサートでトラブル発生。予約確認メールについて来るはずのE-Tickesが添付されず、予約確認メールをプリントアウトしてチケットカウンターへ。
心配が現実になり、チケットが確保されていない!カウンターの責任者の男性はかなり焦っているようで、弁解をまくし立てるばかり。
論争してもしょうがないので、「代替の席は?」と云うと、予約した席ではありませんが、同一カテゴリの席を用意させて収めました。
予約したのは2階バルコニー席の最前列でしたが、結局1階席中央部の悪くない席になりました。 -
代わりに受け取ったチケットです。
1人55ポンド、日本流にいうとS席です。 -
バービカンホールは30年以上前に完成した、大規模文化施設バービカンセンターの中核となるコンサートホールで、収容客数は約2,000名、客席の前後間隔が広く、前を通るときに席を立たなくてもいい程です。
演奏前と休憩中は、ステージにロンドンシンフォニーオーケストラのロゴ「LSO」が投影されています。
この日の公演は収録されるようで、ステージと客席にTVカメラが入ってました。
※何と、LSOからBlu-rayとして発売され、私たちもちらっと写ってました! -
これがそのBlu-rayです。LSOは、近年自主制作の音楽ソフト制作に力をいれており、Blu-rayも数作品販売されています。
最新ソフトだけあり、映像も鮮明で、サウンドも生で聴く以上に迫力ある?収録です。 -
この日は、「若き日のドビュッシー」というプログラムで、1曲目ドビュッシーが尊敬していたワーグナーのタンホイザー序曲、ラロのチェロ協奏曲、ドビュッシー初期のオーケストラ作品「管弦楽組曲第1番」イギリス初演との事、そしてマスネの「ル・シッド組曲」とタンホイザー以外は初めて聴く曲でした。指揮は首席客演指揮者のフランソワ・グザヴィエ・ロト、最近は作曲当時のオリジナル楽器で演奏するオケ、レ・シエクルの指揮者として活躍しているフランス人です。
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タンホイザーは分厚いサウンドがホールを満たし、1曲目から盛り上がります。
チェリストは、若手のエドガー・モロー、協奏曲にしては長い曲ですが、暗譜で演奏していました。
ドビュッシーの管弦楽曲は、何だか散漫な印象の曲で、あまり印象に残らず。
最近、失われていた曲の一部の譜面が発見され、LSOが録音しています。
マスネの作品は、オペラの一部をバレエ用組曲とした曲ですが、スパニッシュ調のメロディーが特徴で、楽しめる曲でした。
プログラム演奏だけで2時間以上の長い演奏だったせいか、アンコールはありませんでした。チケット騒動はありましたが、コンサート自体は大変楽しむことが出来ました。バービカンホールはシティ地区の近くにあり中心部からは遠く、地下鉄駅からも10分近く歩くなどアクセスに難があるのが、欠点ですね。 -
帰りに、地下鉄乗り換え駅の、キングスクロス・セントパンクラスで下車して、駅舎見学と遅い夕食の物色です。
写真は、開業時ほとんどハッタリで絢爛豪華に建設された、ネオゴシック様式の駅舎で有名なセントパンクラス駅、昔来た時には幹線が乗り入れていないため閑散とし、駅舎の解体再開発も話題に上がっていましたが、ユーロスターがウォータールーから移り、久しぶりに来たらすっか綺麗にリノベーションされていてびっくり。 -
写真の奥がユーロスターのホームです。
4編成が留置されていました。 -
ユーロスターの車両も2代目に代替わり、かつてのTGVベースの車両から、現在はドイツのICE3の兄弟車両になっています。
国際路線のため、ホームはガラスで仕切られています。 -
ホーム側から、駅舎側を見た風景です。
ホーム下のフロアは、ショッピングやレストラン街になっています。 -
ホーム上のフロアにあった、アツアツのブロンズ像です。
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キングスクロス駅を初めて利用したのは、20年以上前に湖水地方からの帰りに到着した時。当時は現在駅前広場になっている場所に、アルミ系外装の冴えない駅舎がが建っていましたが、評判悪かったようで、改修で取り壊され開業時のファサードが蘇りました。夜遅くお店も閉まっていたので、マークス&スペンサーのコンビニで簡単な食事を購入。アフタヌーンティーで贅沢したので、今夜は経済です。
駅構内には、ハリーポッターの、壁に向かって9と3/4ホームに飛び込んで行く有名なシーンが再現されたモニュメントがあるのですが、すっかり忘れてしまい見ずに終わってしまいました。残念! -
さて翌日月曜日、今日からはLondon Pass(3日間用) を使用して、有料施設の観光です。
サークル&ディストリクト線に乗車します。グロスターロード駅は2本の路線が合流する要衝の駅、地上に空いた穴はかつて蒸気機関車が牽引していた時代の排煙口の名残りです。 -
今日最初の観光は、ウエストミンスター寺院からです。
ここは王室の結婚式などで有名なの寺院ですが、著名人の墓所でもあります。
御承知のとおり、ヘンリー8世が離婚するために設立した英国国教会の総本山で、現在は世界遺産に指定されています。 -
ウエストミンスター寺院の入場券です。London Passを提示して引き換えに受け取りリました。
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爆発物検査を受け、寺院に入ります。残念ながら内部は写真撮影禁止のため、外観の写真のみです。大規模な教会建築で、内部は非常に見応えあります。
石材でできた床一面が英国に貢献した著名人の墓所になっていて、墓の上を歩いて教会見学です。 -
左の塔は、現在大規模修復工事中のイギリス国会、ビッグベンです。
足場は仮設というか、鉄骨タワーにような頑丈な足場が組まれています。
相当期間かけて、本気で改修するようです。 -
大変美しい、シンメトリー構成の西側ファサードです。
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ホースガーズ門、正装の衛兵とお馬さんが警戒活動中です。
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首相官邸至近で観光客も多い場所だけあり、サブマシンガンで完全武装の警察官が警戒中です。
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アドミラルティ・アーチです。ここから奥が宮殿の敷地になります。
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この門を入り、The Mallを真っ直ぐ進むと、正面がバッキンガム宮殿です。
今回は時間の都合もあり、宮殿には向かいませんでした。 -
トラファルガー広場前のラウンドアバウトを、要人の車列が通過するのに遭遇しました。日本の警察のように固定配置の警察官が交通規制するのではなく、白バイが機動的に動き、流入する車線の車をストップさせる合理的な方法で規制していました。
車列の主は誰だったんでしょうね。
要人が乗車していたのは、BMWでした。 -
奥に見えるのが、初日に訪問したナショナルギャラリーです。
この後、地下鉄で移動し、ロイヤルオペラハウスのバックステージツアーに参加です。ツアー中は撮影禁止のため、残念ながら画像記録はありません。
1回の参加者は30名くらいで、バレエやオペラと同じく、ロイヤルオペラハウスのサイトから予約します。ホールの歴史を聴いた後、客席に移動、ステージでは次回公演のオペラの舞台セットや照明仕込みの真っ最中でした。 -
この写真は初日のバレエ終了後に撮影したものです。
現在のロイヤルオペラハウスは、正面ファサードと客席部分を残し2000年頃にほとんど造り直したもので、ステージは最新のホールと変わらぬ構造、再開発で増築されたビル内部はリハーサル室や衣装などの工房、事務室などになっています。
見学では、バレエの練習室をガラス越しに見学、美しいバレリーナと男性ダンサーが高齢の男性指導者の元で練習していました。帰国後、ヨメが調べたところ、二人ともプリンシパルでした。最後に最上階にある帽子やカツラの工房を見学して、所要時間約1時間30分でした。
残念だったのは、ロイヤルオペラハウスの外観写真を二人とも撮り忘れたこと。
ただ、建物正面の道路は狭く、建物全体をきれいに撮影するのは至難の技です。 -
写真を撮ってなかったので、公式サイトの写真を紹介してさせてもらいますが、残念ながら普通の撮影では、こうは写りません。
広角のシフトレンズで撮影したか、デジタル処理か?
ホール前の道路、とても狭いんです。 -
2度目のコヴェントガーデンです。
地下広場では、弦楽トリオによる演奏、セミプロかプロのようでした。
演奏するには、オーディションにパスする必要があるそうです。 -
昼食と休暇で、地階フロアにある紅茶の名店ウィッタードに入る事にしました。
奥がカフェになっています。 -
本当はスコーンを選びたかったのですが、あいにく売り切れ。フォッカチャのサンドにしました。
ヨメはチーズ、わたしは唯一食べられそうな具材だった、キユウリです。
予想以上にボリュームあり、美味しくいただきました。
メニューにはアフタヌーンティーもありますが、店内もテーブルも狭く、あまり落ち着いてお茶する雰囲気ではありませんでした。 -
次は、ロイヤルオペラハウスのすぐそばにある、ロンドン交通博物館です。
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交通博物館の入場券です。London Pass を提示して、引き換えに受け取りリました。
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乗り物好きのため、是非見たかった施設ですが、ちょうど来ていた「小学校低学年の社会見学」用施設、という感じでした。
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ロンドン名物、ダブルデッカーです。
現在は殆ど新型車両に置き換わっています。 -
1世紀以上前に、地下鉄を走っていた蒸気機関車です。
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蒸気機関車に索引されていた、地下鉄用客車です。
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地下鉄車両の展示です。
30年くらい前まで走っていた車両でしょうか? -
ちょっと期待外れでしたが、ショプの鉄道関係図書は非常に充実していました。
ただ、欲しかった鉄道のDVDは、販売していませんでしたら。
なお、イギリスのテレビはPAL形式のため、日本では通常のテレビでは見る事できません。 -
次は、コートールドギャラリーに向かいます。
テムズ川方向に向かって歩いていると、キッコーマン醤油の宣伝の入ったトラックに出会いました。 -
コートールドギャラリーが入っている、サマーセットハウスです。
大規模な歴史ある建築ですが、現在は芸術や教育関係機関が入居しています。
コートールドギャラリー は、実業家サミュエル コートールドから寄贈されたコレクションと多額の寄付を基盤とする美術館で、ロンドン大学の一部門になっています。 -
コートールドギャラリーのシンプルな入場券です。London Passを提示して、引き換えに受け取りました。
事前学習をあまりしないで来たのですが、これほどまで多数、印象派の至宝が収蔵されているとは思いもしませんでした。嬉しい誤算です。 -
いちばん逢いたかったのが、何とも魅力的なこのコです。
マネ最晩年の傑作、「フォリー・ベルジュールのバー」。
モデルは、実際にこのお店で働いていた女の子です。 -
こんな感じで展示されています。
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ルノワールが、第1回印象派展のために描いた、「桟敷席」。
傑作ですが、発表当時は、否定的な批評ばかりだったとか。
コートールドという実業家個人のコレクションから始まったこの美術館、印象派絵画の傑作揃いなんです。
印象派の名作収集では、本家オルセー美術館の次に充実しているのではないかな。 -
モネの、「秋の効果 アルジャントゥイユ」、セーヌ川沿いの街アルジャントゥイユを描いた美しい風景画です。
後期の「睡蓮」のように、何が何だか判らないような絵画になる前の、美しい風景画です。 -
マネの有名な作品「草上の昼食」、オルセーにある最初の作品を半分程の大きさに縮小して描いたバージョンです。
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ドガの「舞台の2人の踊り子」、バレエ(バレリーナ?)をこよなく愛したドガ一連のバレエ作品でも一番の傑作です。
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スーラ、「クールブヴォアの橋」。
こうやって見ると、岸辺、川、橋など構成するパーツのバランスが絶妙ですね。 -
スーラ唯一の肖像画は自分の愛人を描いた「化粧をする若い女」
ずいぶん豊満な女性だったんですね。もう少しスマートにそして美しく描いてあげたらよかったのにね。
スーラは、点描画技法という極めて精緻な技法で、若くして病死する短い活動期間に、多くの傑作を残しています。
点描画は、「画素」により光の濃淡を表現する技法、デジタルカメラの基礎概念を考え出したような画家ですね。 -
セザンヌの「カード遊びをする人々」。ここにはセザンヌの作品が他にも収蔵されています。
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有名な耳切り事件後の自画像ですが、ギトギト感がおさえられていてゴッホらしくないところがいいかも。この絵を選んだコートールドの審美眼が光ります。
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ドガのブロンズ像、大好きなバレエがモチーフ。ここの前で、美術学校の先生?が学生にずっと講義していて、一人の学生が気づいてくれるまで鑑賞できませんでした。
後ろは、ドガのバレエ絵画です。 -
こちらもドガ、バレリーナの何気ない一瞬の仕草を切り取った、バレエをこよなく愛したドガでなければ作り得ない作品ですね。
この美術館、規模は小さいものの印象派の名品揃い、「傑作率」なんて指数があれば、間違いなく世界トップクラスの美術館です。
美術好きなら、ナショナルギャラリーとここだけは、大英博物館を外しても絶対に見るべきです。
この美術館には、他にもカンデンスキーなどの現代絵画も収蔵されています。 -
サマーセットハウスの前に架かるウォータールー橋から撮影した、テムズ川の夜景です。20年前と比較すると、高層建築が増えていますね。
サッチャー政権以降順調に繁栄してきたイギリスですが、EU離脱によりイギリス経済情勢がどう変化していくのか、関心のあるところです。 -
次はロンドン中心部にあるデパート、リバティにバスで向かいます。
有名なサヴォイホテル前のバス停で待っていると、昔ながらのロンドンバス、ルートマスターが走ってきました。動態保存という位置付けなのか、単に廃車寸前なだけなんでしょうか? -
リバティです。木組みのテューダー様式の美しい建築物で、20年以上前に初めて見た時は驚愕したのを鮮明に記憶しています。日本では、法規制で絶対に成立しない建築です。内部も同じような木組みが多用されていて、館内にエレベーターは何機かありますが、エスカレーターはありません。
リバティ柄の生地やその小物で有名ですが、地階フロアは紳士服コーナーになっていて、セレクトショップのように、各ブランドからお洒落なアイテムだけを厳選して販売していて、まるでショールームのようです。 -
この夜はコンサートがないので、今夜はこのレストランがお目当です。
オックスフォードサーカスから地下鉄とバスを乗り継ぎやって来ました。
こういう時役に立ったのが、Google Mapの経路検索、各ルートの所要時間からバス停の情報まで判り、事前に調べておく必要がありません。
左がレストラン入口、右手はテイクアウトのコーナーで小さなテーブルもあり、ここで食べている男性二人連れもいました。 -
とりあえずビール。この LONDON PRIDE、ロンドンのパブで銘柄を指定しないで注文すると、このビールを出される事が一番多いそうです。
ちょっとヌルめでしたが、軽めの味で美味しいビールです。
オーダーですが、このお店はシーフードがメインの伝統的イギリス料理がメインのお店で、当然シーフードをセレクトしました。 -
イギリスの魚料理といえばコレ、フィッシュ&チップスです。
何種類かありますが、代表的な「コッド」(タラ)を選びました。
シンプルな料理だけに、素材が良し悪しがストレートに現れる料理です。
肝心のお味、「旨い」の一言に尽きます。冷凍モノの特徴のパサついた感じは全くなく、身はふっくら。鮮度の高さが口の中に拡がります。北海道の漁業が盛んな街で育った私が言うのですから、間違いありません。
ポテトも大振りにカットしているのに、最後までサクサク感を失わない絶妙な揚げ加減です。フィッシュ&チップスでこれだけ感激するとも思っていませんでした。 -
これは、フィッシュケーキ(タラすり身のフライ)とイカリング、エビと小さなイカをグリルしたものの盛り合わせです。
当初は、違う種類のタラのフィッシュ&チップスにしようと考えていたのですが、メニューを見て即このメニューを選びました。
フィッシュケーキは白身魚だけでなくカニ身が入っているような風味がしました。
どれも非常に美味で、すごいボリュームでお腹イッパイなのに、また次が食べたくなります。
これだけの内容で、とてもリーズナブルなお値段、地元の人に愛されるお店だけあります。 -
ヨメの希望で小さなサラダを注文しましたが、底なしの胃袋があるんだったら、もっともっと注文したくなるお店でした。
北海でのタラの漁獲量は減少しており、庶民の味だった魚料理の値段も相当高くなっているというのを聞いた事がありますが、このお店は物価の高いロンドンにあっても、とても良心的なお値段、地元の人に愛される筈です。 -
食事の終わる頃には9時を過ぎていたので、店内も空いてきました。
入口近くに小学校低学年の男の子とお父さんの二人が座り、フィッシュ&チップスを分け合って食べていました。男の子、珍しい東洋人夫婦に興味あったようで、私達がお店を出る時、バイバイしてお父さんと一緒にお見送りしてくれました。
場違いな二人だったかもしれませんが、とにかく大満足の夕食でした。
なお、このお店の勘定にはチップが含まれていないので、大満足した割には少なかったかもしれませんが、心ばかりチップを置かせていただきました。 -
お店のある、ちょっとした商店街という感じの地区です。
実はここ、NHKBSの番組で見て是非来たかったお店で、お店のお姉さんにその事を言うと、放送の後は多くの日本人が来たそうで、大変だったとげんなりした様子で言ってました。不馴れな異邦人の応対で大変だったんでしょうね。
次回イギリスに来る時があったら、このお店は絶対再訪します!
美味しい食事をいただき、幸福の夜でした。
翌日からは、下巻の旅行記に続きます。
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