冬のバルト三国ひとり旅：シャウレイから、湖の上に浮かぶ城 トラカイ城へ

2017/12/29 - 2018/01/07

教科書でした見たことのなかったバルト三国、
一体どんな国なのかを知りたくなって、実際に歩いてきました。

クリスマスムードの冬のヨーロッパを一人旅するなんて、
きっとどこかで寂しくなるんだろうなと思いつつ…
実際はそんな暇もなく、素敵な街並みにうっとりしっぱなしでした。
治安もよく、英語もよく通じて旅行もしやすい！

＊この日は、シャウレイからヴィリニュスに移動しトラカイを観光しました。
　天気は悪かったものの、写真でみていた「湖の上のお城」を実際に訪れることができて幸せ。ヴィリニュスからの日帰りスポットとして、おすすめの場所です。

＝＝旅程＝＝
12/29 移動（上海経由-ヘルシンキ）
12/30 ヘルシンキ
12/31 ヘルシンキ→タリン
01/01 タリン
01/02 タリン→リガ
01/02 リガ
01/03 リガ
01/04 リガ→シャウレイ
01/05 シャウレイ→ヴィリニュス・トラカイ
01/06 ヴィリニュス→移動
01/07 （フランクフルト・北京経由）帰国
＝＝＝＝＝＝

エリア ビリニュス(リトアニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

シャウレイからヴィリニュスまで電車で向かいます。

前日、宿のマダムに電車で移動することを話したら、「30分前に駅に着けば十分すぎるくらい！でも5分前にはチケットが買えなくなってしまうから、気をつけて。予約なんていらないわ！」とえらく早口で教えてくれました。

8:30の電車に乗るので、8:00には駅に着くように宿を出発。
空はまだまだ真っ暗ですが、会社に向かう車や人がたくさんいますし、通学中の子供も歩いていたので、不安はありません。

カウンターで行き先を告げ料金を払うと、こんな紙のチケットがもらえます。
英語表記がないのでわかりにくいですが、このチケットだと3号車の18番が自分の席です。

一見愛想がないカウンターのマダム、チケットを受け取って「アチュ！」（リトアニア語のありがとう）と言うとにこっと笑ってくれました。

発車10分前には、待合室の椅子がいっぱいになっていました。
バス文化が強いと思っていましたが、結構電車を使う人も多いみたいです。

駅のホーム。
どこに何号車が停まるかわからないので、人が集まっているところに適当に立って待ちます。

シャウレイ。
十字架の丘が目的なら1泊で十分ですが、時間があればもう1泊して街歩きもしたかったです。
いわゆる観光地という場所ではなく、普通っぽい街だからこそ、リトアニアの普段の姿が感じられそう。

列車は先進的。中は日本でいう新幹線のようなイメージです。
途中で、ありえないくらい背の高い男性が隣に座ってきてびっくりしました。
それ以外は何事もなく、無事ヴィリニュスに到着しました。

初めての街に着いたときは、一時も油断しないよう必死で行動しているので、トラカイに着くまで写真を撮っていませんでした…。
ヴィリニュスに着いた後は、歩いてすぐのバスターミナルに移動。
乗り場の端にある事務所にスーツケースを預けて、ちょうど来たトラカイ行きのバスに乗り込みました。
チケットは運転手さんから直接購入します。

ビリニュス駅 駅

あわただしく移動し、車内でウトウトしていたらあっと言う間にトラカイに到着。
バス乗り場からお城まで30分くらい歩くようなので、事前にヴィリニュス行バスの時刻表をチェックしておきます。

トゥラカイ バスターミナル バス系

お城まではほぼ一本道。他の観光客に付いていけば大丈夫だと思います。

でも皆やけに歩くのが早くて、どんどん追い越されていきます。決して歩くが遅い方ではないと思うので、脚の長さなんでしょうか…。
道端にこんな可愛らしい子がいるのも、遅れをとる原因のひとつ。
写真を撮りたくなるものばかりで、前に進めません。

TRAKAI！

数年前に「.jp」がJapanのことだと気が付いて衝撃を受けました。
リトアニアは「.lt」。

リトアニア国旗。
バルト三国の中では、一番情熱的な感じがします。

前述の通り他の観光客に付いて適当に歩いていたら、何やらよう分からん広場に来てしまいました。
やっぱりちゃんと自分で調べながら行かないと駄目ですね。

右下の木のおっちゃん、吸い込まれそうな目をしているなあ。

シーソー。
ボール遊びをしているファミリーもいました。

Googleオフラインマップ機能にお世話になりながら、道を修正します。
その途中でパトロール中の猫に出会いました。
この子すごくオスっぽい顔してる。

そして、家の前に落ちているクロワッサン。なぜ？

人様のお家をじろじろ見るのは失礼かもしれません。
でも、鮮やかなグリーンカラー、煙突お屋根、お家の色と合わせたはしご、どれも素敵じゃないですか。

真面目に歩いたら30分、私は立ち止まったり寄り道したりしながらだったので45分くらいかかっていたかもしれません。
やっとトラカイ城のある湖に到着しました。

シャッターチャンス！
結構大きく口開くんですねー。

人がエサをまくと、白鳥も集まってきます。
真向勝負では、鴨に勝ち目はありません。

夏場はボートに乗れるのでしょうか？
それとも住民用？

トラカイ城は橋を２つ渡ったところにあります。
湖の奥には山が見えます。
激寒ですが、気持ちのよいところです。

トラカイ城 城・宮殿

お城が見えました！
どんよりとした天気で、写真写りはいまいち…。

積み木でつくったようなフォルムが可愛いです。

トラカイ城 城・宮殿

お城に続く橋から。
トラカイは、ヴィリニュスの前にリトアニアの首都だったとのこと。
湖とお城と静かな住宅街、という印象だったので後で知って驚きました。
現在ある城は、1960年頃から徐々に復元されてきたものだとか。

トラカイ城 城・宮殿

チケット売場は大行列。
すごく迷ったのですが、ヴィリニュス滞在は1泊しかなく、旧市街観光に時間を使いたかったので結局中には入りませんでした。

湖の上のお城とそこに続く橋、これが見れたので良かったことにします！

トラカイ城 城・宮殿

チケット無しで、柵がかかってるギリギリの場所まで行ってみる。

トラカイ城 城・宮殿

可愛い建物だなあ！

トラカイ城 城・宮殿

橋を引き返してきました。
並んでいるレストランの中では、ここが比較的お手頃でいいなーと思いました。
朝ごはんを食べ過ぎてしまったのと、バスの時間が気になるのとで入りはしませんでした。

トラカイ城 城・宮殿

トラカイ城 城・宮殿

お腹はあまり空いていないのだけれど、こんな行列があったら気になってしまうじゃない。
この辺りの少数民族カライメの民族料理、キビナイです。

トラカイ城 城・宮殿

パイの中におかずが入った、食べ歩きに最適な一品。
チキン、ビーフ、ポーク、ベジタブル…いろいろな味が選べました。
私はポークを注文。
オーブンで温めてもらってから、いただきます。

前後に並んでいたお客さんは、スパシーバ！と言ってキビナイを受け取っていました。生スパシーバ、初めて聞きました。

トラカイ城 城・宮殿

とんがり。
味付けはさっぱりめで、変なクセもなく美味しかったです。
普段の朝ごはんに食べたいくらい。

帰りは来た道を戻るのみ。
ヴィリニュスから行きやすいですし、バスターミナルからお城まではお散歩に丁度いい距離です。半日あれば行って帰ってこれちゃいますね。
この日の夕方～翌日午前まではヴィリニュス市街観光です。

トラカイ城 城・宮殿