混沌のスリランカ　その6【ゾウの水浴びと首都コロンボ】

2017/12/27 - 2018/01/03

気が付けば4年ぶりの海外旅行であります。
2月には特典航空券の予約を入れ、5月にはすべてのホテル予約を済ませ気合十分で臨んだ今回の旅。。。
その昔CSで放送されていた「アメージングレース」で初めて知った世界遺産シーギリアロック。その後、週刊新潮のグラビアで見かけたジェフリー・バワ設計のジャングルに溶け込むホテル。この二つを体験するためにいつか必ずスリランカへ行こうと思っていました。
そして今回念願かなって・・・
スリランカには私を魅了するポイントが至る所にちりばめられていました！

2018/1/1
　
ピンナワラ　象の水浴び場

ちらっとコロンボ観光

宿泊　Residence by Uga Escapes

2018/1/2

コロンボ土産物探索　

COLOMBO　23:10発　CA426便　　CHENGDU　　06:35(翌日)着

エリア コロンボ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

2018年元旦の朝。
この日、なぜキャンディでもコロンボでもなくこのピンナワラに宿泊したかと言うとそれはこの川でゾウの水浴びを見たかったから。

Hotel Elephant Park "Grand Royal Pinnalanda" ホテル

このホテルの近くには「象の孤児院」があってそこで生活しているゾウが一日2回、街中を歩いてこの川へ水浴びをしに来るのだ。

今は水鳥しか見当たらないけれど…

昨日のチェックインの際には午前のゾウの水浴びは「8:30からだ」と言っていたので早めに朝食を取ることにする。

大量のトーストと共に卵料理も提供される。
パパ、食事中ヒジをついてはいかんよ！

8:27、ホテルの正面玄関でゾウの行進を待つことにする。

んが、一向にゾウが来る気配がない。犬ものんびりと寝転がっている。

禁止事項。

仕方なくウロウロする。やはりスリランカのインテリアトレンドは宴会風なのだろうか？

折角なので、近所を散策。

え～～じいさんたちがこっち見てるよ～～

子ども泣くぞこれ。

いや～これも怖いぞ、アウトブレイク的な。。。
って、どんな土産物なんだ！！

象糞で作った紙の土産物がここの名物らしい。

ホテル脇にあるジュエリーショップでトパーズやサファイヤの石を冷やかしで見せてもらう。（結果的にはこの店、観光地価格だった。）しばらくすると外が慌ただしくなってきたので、外に出る。

8時半と聞いていたのに、ゾウ達がやってきたのは結局10時だった(笑)
先程のこわい土産物が売られていた店の前をゾウ達が団体でやってきた！！！

うお、だんだん近づいてきた！

ゾウ達が歩いている時は観光客は道に出てはいけないのだ。

すぐ目の前を歩いていくのでワクワクする。

「エサはあげちゃいけない」って書いてあったけれど、係員公認のエサの売り子がウロウロしているので一つ買ってもっていると…

食いしん坊が寄って来た。

更に大きい子がっ。

近いよ、近いよ。

息子のTシャツに鼻汁つけられた～

そして、水浴び場へ。

行ってしまった。

随分これでも数は減ったみたいだけど、

十分迫力がある。

対岸へ渡っている子たちもいる。

前日の夜に具合の悪くなった息子もすっかり元気になってスイカのジュースをいただく。

ここにも日本人観光客が数組いた。バスで来たのかな？

中央のぞうさん、

鼻で水浴び！気持ちいいんだろうな～～

すっかり浸かっているぞうさん。

ホテルのベランダから。

我々の泊まった部屋からは浸かっているぞうさんしか見えなかった…

観光地価格だったけれどお買い得で後ろ髪惹かれる。

11時過ぎ、ドライバーさんとの待ち合わせ時間であるが、まだゾウがやってくるので車が動かせないでいた。

非常に頭が良いと言われているゾウさんたち。この表情は幸せなのか、不幸せなのか私には判断がつかなかった。

ピンナワラからコロンボへ向けて移動。コロンボまで53キロ。

13時すぎ。周囲が段々と近代的になってきた。

将来、コロンボの象徴的な建物となるであろう「ロータスタワー」が見えてきた。（まだ未完成）ドライバーさんはホテルが中に入るって言ってたけれど、そうだとしたら非常に効率の悪いホテルだな。

13時半すぎ、本日のホテル「Residence by Uga Escapes」に到着。
スリランカ旅行を計画した当初、ワッドゥワにある「Reef Villa & Spa」に泊まることが一つの目標であったが、あまりにも値段が高騰したので諦め、次にガルの「The Galle Fort Hotel」を考えたけれども今度は移動があまりに疲れそうなので諦め、最後に決めたのが故ジャヤワルダナ大統領の生家だというこちらのホテルだった。

ロビーでウェルカムドリンク。

プールを囲むように回廊があり、回廊に沿って12の部屋が点在する。

案内されたのはルームナンバー１の部屋。

天井は高いし、スイートだからエキストラベッドを入れても余裕の広さがある。

ファブリックも家具も上品な仕上がり。

ゆったりソファ～

シャワールームが無駄に広い。
レジデンススィートにだけバスタブもある。

シンクはダブル。アメティには珍しく歯ブラシやソーイングセットもあった。

バスアメニティにはコンディショナーも。

紅茶の茶葉と共にネスプレッソもあり。

さながら都会のオアシスですな。

私はランタンや行灯があるだけで、インテリアのポイントがアップしてしまうのだ。

遅めのランチへ外に出る。

クルマ回しのある家に憧れる。

ホテル前の道は緑が多くて整然としておりシンガポールのよう。

安直ではあるが、ホテルの目の前にあるベーカリーショップへ向かう。

元旦だけれどやっていた。

ブレッド トーク スイーツ

かわいいんだけどね…

営業はしていたけれど、時間は14時過ぎで店仕舞を始めており品数も少なかった。

スリランカではじめてまともなコーヒーだったかも。

ホテルから歩いて行ける「ガンガラーマ寺院」へ向かうも、入場するのに行列が出来ていたのでお参りするのはあきらめた。スリランカの人も初詣をするものなんだな。

ガンガラーマ寺院 寺院・教会

「ガンガマーラ寺院」から目と鼻の先にある「シーマ・マラカヤ寺院」へ向かう。こちらの寺院はジェフリー・バワのデザインで湖面に浮かぶ姿がモダン。しかし、こちらも遠くから眺めるだけで良しとして、ホテルに戻ることにした。

シーマ マラカヤ寺院 寺院・教会

ぺイラ湖畔に建設中のビル。大丈夫かな？

何しろ暑いわ、人が多いわ、空気も悪いわで疲れてしまい。。。

「ガンガラーマ寺院」の行列はいまだ続いていた。

ホテルに戻り、プールに入るにはやや涼しいのだが家族で浸かることにする。

19時。夜はホテルのレストランで頂くことに。

トリップアドバイザーで高評価な「rare」。

お値段は東京とあまり変わらず…

フュージョン料理だそう。

このコペルトだけ見るとイタリアンっぽいけれど。

サーモンだったり、

ベトナム風生春巻きもあり。

パパと息子はメインに肉料理。私は写真のリゾット　フィッシュフライ添え。
雰囲気、器も良い、サービスも頑張っている。しかし料理はもう少し頑張りましょう、だった。トータル日本円で17000円は高いかな。

スリランカ最終日。帰りの飛行機は夜11時だし、コロンボの観光は特に考えていなかったのでチェックアウトまでホテルでゆっくり過ごす。

朝食も昨日のレストランで。

息子の頼んだアイスレモンティー。

朝食でもコペルト？

ツヤツヤの卵料理に、

マフィンやクロワッサンが付いてくるなら頼まなかったのだけど、折角なのでワッフルをオーダー。バナナをキャラメリゼしたものが乗っていて体裁は良いのだが、正直歪な形をしたカンダラマホテルのワッフルの方が美味しかったな。昨日のディナーもそうだったけれど、形から入り過ぎな気がするこの店。

チェックアウトまでプールでくつろぐ。

私は日本から持っていった文春を読む。

チェックアウトの11時を少し過ぎた頃にロビーへ向かう。

しかし、待ち合わせの時間にドライバーさんが現れない。今日の夜まで拘束されるのに不満そうだったからボイコットだろうか…(-_-;)

結局、1時間半遅れの12時半に悪びれずもなく現れた。(# ﾟДﾟ)
写真は車の後ろにいた怪しいミッキー。

まず向かったのはホテルから近くてお薦めの土産物が置いてあると「地球の歩き方」に書いてあった「PARADISE ROAD」。

パラダイス ロード (本店) その他の店舗

大物の家具を売っている店舗の隣、少し奥まったところに雑貨とカフェ併設の店舗がある。

ワサワサと所狭しと物が置いてある割にはあまり触手が動くものは置いておらず、結局「SPA　CEYLON」の商品をお土産に購入した。（後日、東京に店舗があることを知った…）

「PARADISE ROAD」の前には市庁舎。

車窓からものすごくスパイシーな感じの色合いの寺院。

1週間貸切ったドライバーさんの代金を初日に現金で半分支払っていたが、残りの半分をカードで支払う為にツアー会社「JNW　LANKA　TOURS」に向かう。

やり手の社長に招き入れられ、支払完了。
もっと大きな会社になるとこの裏道から大通り沿いに店をかまえることになるのかな。

コロンボの中心地であるフォート地区に移動し、「Dutch　Hospital」で降ろしてもらう。次のピックアップは18時。

ザ ダッチ ホスピタル 史跡・遺跡

オランダ統治時代に建てられた病院を利用した複合施設。

15時少し前という、中途半端な時間だったからか予約なしで入れた「Ministry of Crub」。日本を発つ少し前、昔赤坂にあった「東京ジョーズ」というストーンクラブを食べさせる店を思い出し、食べログでストーンクラブが食べられる店を探していたのだが全く見つからず意気消沈していたところ、スリランカで偶然にも見つけてすんなり入れたのは、神の御導きとしか思えない！スリランカの神様ありがとう！！

ミニストリー オブ クラブ シーフード

16時までの時間制限があるけれど、ホントにラッキー。カニは重さで10段階に分けられ値付けされている。この時は小さいサイズの1/2kiroとSmall、大きいサイズのColossalとOMG!!!しか残っていなかった。折角なので、700ｇ相当のSmallを2つ頼んでチリクラブとボイル（各Rｓ.4800)で調理してもらった。

日本は近海のカニが美味しいからこの手のカニは人気が無いのかもしれないけれど、マイアミスタイルの溶かしバターをつけて食べるのはとても美味。

カニチャーハンも美味。この時間はアルコールの提供がなかったのでお薦めのティーソーダを頼んだが、それがまた美味しかった。流石、アジアのベストレストラン50に選ばれるわけだ。お値段約16000円也。

店先では何とか予約を入れようと中国人が物凄く長い時間ねばっていた。

ビルの谷間に平屋建て。

近所にあった別のカニの店。

コロンボ観光で最後に寄ったのは、

Dilmahブランドの「The t-Lounge」。

The t-Lounge by Dilmah カフェ

どこにいたのか、この店はほぼ日本人が座席を占領していた。家族3人フレーバーの違うアイスティーを頼んだが甘味が強すぎてあまり私の口には合わなかった。

近所にあった旧コロンボ灯台。今は周りを高いビルに囲まれてしまっているのが切ない。

18時、ドライバーさんと最後の待ち合わせを済ませ、空港へ向かう。

時間が時間なだけにすごい渋滞。

19時空港到着。一週間お世話になったドライバーのSriyaさん。強面だけど良い場所に連れて行ってもらえたので感謝している。

出国手続きを済ませスリランカ最後のライオンビール。

10:20、搭乗ゲートに向かう。カニの店東京に出店しないかなぁ。

結局、文化的なものよりも食にばかり（いつもの事か…）触れ合ってしまった今回の旅。人も街もパワフル。キレイなものときたないもの、新しいものと古いものなど相反するものが混在している面白い国。物価もまだ日本より安い感じでコスト的にも楽しめる、また訪れたい国になった。
さて、スリランカから成都経由で日本に戻ります。成都と言えば～～～

この旅行記へのコメント （2）

• winningさん 2018/04/14 23:06:15

  Residence by Uga Escapes

  antaba様
  
  winningと申します。
  GWにスリランカに行き、ウガエスケイプス泊まる予定なので、旅行記とても参考になります。とても雰囲気のあるホテルで良さそうですね。
  しかも、行くとこ困ったら、ホテルのプールに逃げられそうですし。
  レストランも評判もいいのであればと思ってましたが、金額は中々ですね。朝食で入れるし、近くに食事できる所もありそうなので、その辺りは現地行ってから考えます。
  
  他のスリランカ旅行記も、大変参考になりました。
  Ministry of Crub　時間があれば寄ってみます。
  

  antabaさん からの返信 2018/04/17 20:38:13

  RE: Residence by Uga Escapes

  winningさん、こんばんは。
  旅行記訪問ありがとうございます。
  GWにスリランカへ行かれるのですね！
  是非楽しんできてくださいね。
  
  ホテルは素敵な空間でしたよ。
  ロビーがインスタ映えするし、部屋のアメニティも豊富ですし、
  プールも都会のオアシスっぽくって良いですよ。
  レストランは値段の割にはイマイチでしたがね。
  コロンボは短い滞在でしたが、「 Ministry of Crub」はお薦めです！
  カニもさることながらティーソーダが美味しかったです！
  
  スリランカはゴチャゴチャしたところと、美しいところが混在していて
  面白い国でした。交通事故にだけは気を付けて行ってきてくださいね！
  
  antaba