2016/05/29 - 2016/05/29
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はくさんちどりさん
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前日疲れはててたどりついた金沢駅近くの『ビジネスホテル河口』、体に鞭打って金沢駅構内の土産コーナーと夕食(と言う名の晩酌)に出かけた以外は体力の回復に努め、おかげで疲れも取れたので、予定通り百名城の七尾城趾に向かうことに。ところが、ゆったりとした行程のはずが、能越自動車道に間違って入り、出るに出られず、氷見方面から海岸沿いに戻るハプニングで、大幅に時間ロスしてしまいました。
それでも執念で、『七尾城史資料館』でスタンプを押して中を見学し、併せて隣接の『懐古館』にも寄ったし、山上の城跡も、中心部を踏破した上に、もしかしたら白山の山々が見えるのではないかの一念で、『城山展望台』にも足を伸ばして、感動の風景に出会えました。
七尾城の縄張りは、山上とは言え広大な範囲に及び、多くの屋敷地が集結して、戦国時代の能登畠山氏の支配期には、さながら山上都市の様相を呈していたようです。
その後、重臣に実権を奪われた挙げ句、裏切りによって上杉謙信によって陥落させられ、さらに前田家のものとなってからは、江戸幕府の一国一城令によって廃城の憂き目に遭い、金沢城とは雲泥の運命を辿ことになってしまいました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宿泊した『ビジネスホテル河口』。
1ヶ月間違えて予約したホテルをキャンセルしたため、ここになってしまいました。
小さいけど、ツインがあり、フロントの受付をしてくれた女性が、翌日の朝食を出してくれました。・・・それに安かった!!ビジネスホテル河口 宿・ホテル
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鼻歌交じりのドライブが一変して、時間ロスに青ざめたあと到チャコした七尾城跡の麓の『七尾城史資料館・懐古館』。
ここで百名城のスタンプを押すことができます。 -
入口の案内板。
月曜日と祝日の翌日は休みとあります。 -
正面から眺めた『七尾城史資料館』。
立派な建物ですね。七尾城史資料館 美術館・博物館
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旧樋爪家の茶室だそうです。
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このとおり説明があります。
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こんな所に『古城』詩碑。
あの三橋美智也が歌っていた例の『古城』です。
ここだけの話ですが、小生のカラオケの十八番でもあります(ここ十数年歌っていませんが!)。 -
ここ七尾城跡に詩碑を建立した由縁がわかりますね。
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高橋掬太郎氏の「ああ七尾城」の石碑。
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『七尾城史資料館』の受付でスタンプを押すと、多分地元のボランティアの方だと思いますが、熱心に館内の展示や映像資料を勧めてくれ、入館料が200円と安かったので、見学することにしました。
CG映像コーナーで、かつての七尾城を想像して復元した姿が見られます。
インターネット(ユーチューブ)でも見られるそうです。 -
この山城の姿は半端ではありません。
外からの攻撃では、落とすのは無理でしょう! -
能登畠山氏と七尾城の歴史です。
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展示物の刀。
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現在の七尾市の空中斜め写真。
左上部が七尾城跡地。 -
昔の七尾城下(想像図)。
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能登畠山氏の治世の安定と文芸の高揚をもたらした畠山義総公の模写図。
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イチオシ
『七尾城史資料館』を辞して、今度は『懐古館』へ向かいます。
懐古館飯田家 名所・史跡
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その前に長谷川等伯生誕之地の碑が立っています。
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『懐古館』は肝煎飯田家の家とのこと。
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これでわかりやすいですね。
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囲炉裏のある座敷。
戸を外すと、何十畳もの座敷に広がりますね。
屏風などを除くと、今は無き秋田の生家を思い出します。 -
『懐古館』の裏手は、惣構えの一部に当たり、隠し井戸があります。
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欄間に縁起の良い彫り物がされています。
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神棚。
見ているときりが無いので、車で七尾城跡へ向かうことにします。 -
イチオシ
かなり曲がりくねった山道を上って、七尾城跡の駐車場まで辿り着きました。
そこから見える七尾市街の眺めは一服の清涼感を与えてくれます。 -
能登畠山氏二代目のお歌石碑。
駐車場脇にあります。 -
七尾城の立派な説明板。
当時の山城としては、まれに見る規模でした。 -
駐車場からは歩きで、まず『調度丸』があります。
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石がきれいに並んでいますが、史跡なので、動かしたり蹴ってはいけません。
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本丸には石垣手前を左に上りますが、段になった石垣の向こうは『桜馬場』という平坦地になっているはずです。
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『本丸』・『遊佐屋敷』は左側に進みます。
遊佐氏は、畠山氏が奥州探題として赴任(山形県に遊佐町というところがありますね!)してから仕えた重臣の1氏族です。
本丸のすぐ脇に屋敷を構えるほどですから、側近中の側近なのでしょうか?! -
ほどなく『本丸』到チャコです。
駐車場からここまでは、たいして疲れないで来れました。七尾城山 自然・景勝地
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本丸跡の説明板があります。
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イチオシ
逆光気味で見えづらいですが、『七尾城趾』と刻まれた高い石柱です。
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本丸跡よりも一段高いところに『城山神社』があります。
本丸の守護神といったところでしょうか! -
本丸が建っていた当時と同じとすれば、本丸の南側にある氏神様を祀っているような感じです。
(生家の母屋と氏神様の規模の関係と方角からの推量ですが・・・)。 -
本丸跡から見える七尾市街です。
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本丸跡から、二の丸方面へ向かいます。
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本丸跡から一段降りると杉林に入り、少し寂しい感じになります。
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『桜馬場跡』。
調教のためこんな所まで連れてこられる軍馬も大変でしたね! -
『九尺石』への分岐地点。
前方左側の平坦地は『温井屋敷』。 -
『九尺石』への通路。
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これが『九尺石』です。
城の鎮護の要石と説明にありました。 -
『温井屋敷』を過ぎてやや下ると、『二の丸跡』があります。
今は草が生えているだけです。 -
『二の丸跡』から『三の丸跡』へ行くには、急な階段を降りなければなりません。
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上から見ると、こんな感じの階段です。
手すりにしっかりつかまりながら、一歩一歩下ります。 -
『三の丸跡』に着きました。
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『二の丸跡』よりも広く、草もよく生えています。
多分人の訪れが少ないのでしょう。 -
案内に従って、『安寧寺跡』に向かいます。
この先にも階段があります。 -
『安寧寺跡』に到着です。
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杉に囲まれ、ひっそりとしています。
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家紋が入っているので、畠山氏の墓所のようです。
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『安寧寺跡』の入口付近は、ビュースポットの1つで、七尾市街がよく見えます。
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『沓掛場』の案内があります。
いよいよ上りが近いので、息を整えることにします。 -
『とよの水』です。
山岳地の城郭にあっては、水は貴重だったことでしょう。 -
急ではないものの、それなりに足腰にこたえる道を上ります。
中央の杉の木の右側に見える石垣の上を、先ほど通っていったことになります。 -
目の前の階段を上ると、『調度丸』です。
ヤレヤレ、結構疲れました。 -
駐車場近く、『城山展望台』との分岐点に、大きな七尾市観光案内図がありました。
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案内図の部分です。
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車で今度は『城山展望台』まで来ました。
駐車場にはトイレもあります。 -
展望台までの通路脇に、石碑があります。
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展望台を支える柱に、七尾城や能登畠山氏の説明板が掲示されています。
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『城山展望台』からの眺め。
七尾市街です。城山展望台 自然・景勝地
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『七尾城』の本丸跡もよく見えます。
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多分、・・・恐らく、白山の山並み?!
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イチオシ
主峰と思われる部分の拡大。
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さらに拡大。
はるか遠く、しかも高く、残雪が神々しくて、大感激です。
ここまで来て良かった!!
これで名残惜しまず次に向かうことができます。
次の旅行記も、白山を仰ぎ見ることができる雨晴海岸です。
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ビジネスホテル河口
3.22
七尾(石川) の旅行記
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