2017/18_またまた年末年始スペイン旅（2）ヘレスでのんびり年越し

2017/12/30 - 2018/01/02

ホテルの最寄りからバスでアトーチャ駅まで移動し、冬空のマドリッドからAVEで一気に2時間半南下。
到着したセビージャは10度は暖かく、レンタカーオフィスの人達もなんだかご陽気。ちなみに今回の車は、シトロエンC5でした。wifi環境がないので今回もガーミンを借りて、一路、大好きなヘレス・デ・ラ・フロンテラへ。

ヘレスは名前の通りシェリー酒の産地。王立の馬術学校があり、毎年2月末にはフラメンコのフェスも開催されます。5月頭にはバイク祭りもあり、知らずに来てエライ目（ホテルがなく放浪する羽目に）にもあったっけ。

さて、ヘレスでは、3泊をキッチン設備の整ったアパートで過ごします。オーナーがめちゃくちゃ親切で、事前に度々連絡をくれ、最寄りの駐車場やアパートまでのアクセスもバッチリ。

12月31日、1月1日は閉店か時短営業がほとんどなので、今回はそのつもりでのんびり過ごすのであります。

エリア ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

表紙写真のPlaza Mamelon（の地下）にある市営駐車場からアパートまでは3分ほど。素敵なパティオのある集合住宅の１つが今回のアパート。静かで清潔だし、設備が整っていて申し分なし！洗濯機もあり、屋上の物干し場で気持ちよく乾かせます。

到着した30日の夜は、日本からweb予約していたこちらのレストランへ。
シェリーのボデガを改装した広々としたダイニングルームは、オメカシした家族連れなどで賑わっていました。

Tボーンがオススメだったので、メインは二人でシェア。美味しかったです！

今回はタバンコに行ってみたかったのですが、この日は既にしまっていました。流石に大晦日は閉まってるよなーとガッカリしてたら、

なんと！３ステージあることがわかりました。早仕舞いのようですが17時開始のに間に合いたい。

翌日。ロンダへのドライブから戻って、17時にはお店に到着できました。シェリーを飲みながらお店の入り口付近にいたところ、陽気に飲んでた親切なおじさんに、”もっと奥へ入りなさいよ”と混み合う店内をステージが見える場所に案内してもらいました。

40分ほど過ぎたところで、ステージに上がったそのおじさん（ワイシャツを着てる人）はなんと歌い手さんでした。

カウンターにいる店員さんと掛け合いしたり、みんなで合いの手を入れたり。和気藹々、大興奮の17年ファイナルステージでした。大満足！！

ステージを見終わり、近くを散歩していると広場奥の閉店仕掛けのバルからもフラメンコの唄や手拍子が聞こえてきます。近づくと、近所のおじさんたちが楽しく飲みながらやっていました。

夕日に照らされるカテドラル。

今回はボデガには行けませんでしたが、何度も行ったことのあるゴンザレス・ビアス。見学の後に飲む、きりりと冷えたフィノは最高です。また行きたいな。

31日で日曜なのでお店はほぼお休み。前日に買い物はすませていたので、帰宅して晩御飯。
CAVAと生ハム、ステーキを焼き、のんびり。
23時を回るとあちこちから爆竹や花火の音が聞こえます。ぶどうを持って市庁舎方面に行き、ちらほら集まる人たちとともに、年を越しました。

元旦。

持参した昆布と鰹節でお出しをひき、塩と醤油で味付け、そしてお餅入れてお雑煮を作ってみた！
具材の現地調達を諦めたので、写真がなんともお寂しい感じですが、ま、いいではないですか。
しかし、生ハムとお餅はとても合います。お餅は次からも持参することに決定です！

この後、シェリーの３大産地のもう１つ、サンルカール・デ・バラメータにドライブしました。その記事は別途。

さて、戻ってヘレスの夜の街を歩くと予想通りほとんどお店はしまっていましたが、市庁舎裏のシェリーをたくさん扱うレストランが空いていたので、カウンターでビールとシェリーをいただきます。

このフィノはとても美味しくて、翌日、街歩きしてる時にたまたま入ったチーズ屋さんで、幸運にもロンダ名産のチーズ（payoyo)とともにゲットできました。フィルタリングしていないとてもいいシェリーだよね、とお店のおじさんも言ってました。

ヘレスのベレン。

月夜に浮かび上がるベレンはとても雰囲気がありました。

アパートの近くにあるバル。隣に昔ながらの植物で編んだ素朴な籠やマットの専門店があり、バルの照明器具もそこのもののようです。これは、マドリッドのレストランでも見かけました。

のんびり過ごしたヘレス。街の雰囲気とシェリーが大好きなので、また訪れることになるでしょう。