2017/05/25 - 2017/05/28
10位(同エリア43件中)
じんさん
この旅行記のスケジュール
2017/05/25
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ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの旧市街へ
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通りがかったバーでシェリー酒飲み比べ
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この旅行記スケジュールを元に
3泊4日、スペイン・アンダルシア地方西部を巡った旅の記録。
いつものように日程優先で航空券を探していたところ、スペインのヘレス空港行きの格安航空チケットを発見。ヘレス空港はスペインの南西部にあり、『ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ』と言う、慣れないとちょっと呼びにくい町の郊外にあった。この町についての予備知識はほとんどなく、この周辺にも聞いたことがあるような町は無さそうだった。けれど、この空港からちょっと足を伸ばせば、ジブラルタルやロンダなど、前々から気にかけていた町が幾つか点在している。この空港を起点・終点にしてこれらの町をレンタカーで順に巡っていくのも良いだろう。あるいはこの近くの町を拠点にして日帰りトリップを重ねるのも一案。いずれにしても楽しめそうだったので、先にこの格安チケットの手配だけは済ませておいた。案の定、このチケットの料金はこの後うなぎ上りになっていく。
旅の計画を立てるため、この地方について少し勉強してみる。
『ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ』
シェリー酒の産地、フラメンコの発祥地、と意外と歴史有り。海からは離れてはいるけれど、ヘレス空港には最も近く、さほど混み合った町でもないので出入りも容易そう。空港との往復に電車があるようだったが、距離も10~15km程度なので、最悪タクシーを使っても高くはならないだろう。
『カディス』
紀元前に地中海貿易の拠点として発展した海沿いの町で、旧市街には城砦跡や大聖堂などの古い建物や、市場などもあり、新市街はビーチリゾートにもなっている。個人手配だと空港からこの町への足が見つからず、レンタカーはMUSTな感じ。そうなると駐車場のあるホテルが望ましい。季節的にビーチで泳ぐには少し早いので、新市街よりは旧市街側の方が楽しめそう。だが、旧市街は道が狭くて出入りが大変そうな上に、駐車場やガレージのあるホテルがほとんど無し。なかなかここに滞在するイメージが湧かず。
『ドニャーナ国立公園』
世界遺産にも登録されている湿地帯。鳥たちの楽園。ただ、この国立公園の中を観光するには半日から1日がかり。ツアー会社への予約手配も必要そう。湿地帯の向かいに『サン・ルカール・パラメダ』という小さな町もあるが、この町に観光名所的なところはこれと言って見つからず。
『ジブラルタル』
周りをスペインと海に囲まれたイギリス領。ヨーロッパとアフリカを隔てるジブラルタル海峡の沿岸にある町で軍事的要所。スペインとの国境部分は空港となっていて、滑走路を車や歩きで渡ることができる。「ロック」と呼ばれる岩山がランドマーク。そのロックにはたくさんの猿が住み着いているとの話。ここは是非にも訪れてみたい。
『ロンダ』
かつて「水曜どうでしょう」チームも訪れていた町。断崖の上に立つ町で、橋のある眺めが印象的。ジブラルタルや、カディスから車で2時間弱。ジブラルタルに続けて日帰りトリップをするにはしんどいか。
最終的にロンダへは行かず、旅程は以下の通りとなった。
1日目 到着→ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
2日目 ジブラルタル(日帰り)
3日目 カディス→サンルカル・デ・バラメダ(日帰り)
4日目 出発
レンタカー会社: SIXT(乗り出し、返却ともにヘレス空港)
宿泊:ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの『Hipotels Sherry Park』に3連泊。このホテルからヘレス・デ・ラ・フロンテーラの繁華街までは歩いても20分ほど。気候的にまだ涼しいこの季節なら町歩きも問題無し。
表紙写真:
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラで頼んだシェリー酒の飲み比べセット
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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LCCのTuiFly、初搭乗。
機内持ち込み荷物の重量制限が6kgまでと、他のLCCと比べて少ない。 -
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ空港到着。
天気は晴れ。暑い。雰囲気は南国。地方空港のため、到着時も搭乗時も飛行機とターミナルビルとの間は歩きでの移動。ヘレス空港 (XRY) 空港
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さっそくレンタカーを借りにお店の窓口へ。
今回、予約しておいたのはSIXT。ドイツ系のレンタカー会社。レンタカーショップ各社の窓口は荷物引渡し所を出てすぐのところにあって分かり易い。がしかし、ご覧の通り窓口は日本の駅の売店よりも小さく、窓口まで一番乗りでやって来て正解だった。 -
今回貸し出された車は日産のJuke。予定では「プジョーのC4カクタス相当」ということだったけど、相変わらずなかなかその通りの車両が貸し出されることはない。Jukeはスペインでは二度目。以前にマドリッドからアンダルシア地方を旅した時にも借りた車だったので、何かと縁がある。
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高速に乗ってしばらくして一般道へ。高速道路では道の両脇に花の咲いた木が並び、これまた南国の雰囲気。
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空港から約20分ほどでヘレス・デ・ラ・フロンテーラ市街のホテル「Hipotels Sherry Park」に到着。(このホテルに関しては後ほど)
ホテルにチェックインしてさっそく街に出掛ける。並木道が日陰を作ってくれてるので意外と歩きやすかった。 -
建物の壁にはタイルに描かれた宗教画。
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マンションの壁には大きなキリストの絵。
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何故かと思えば建物と建物の谷間に教会があった。
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サンドミンゴ修道院。
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラにはこういった基調の建物がちょいちょいあって、歴史を感じさせてくれる。 -
足元には紫色の花びらがたくさん。
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ジャガランダが満開。
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ジャガランダの並木道。
このヘレス・デ・ラ・フロンテーラ界隈ではこのジャガランダの木がたくさん植わっていた。初めこそ感嘆の声を上げたものの、風変わりな匂いがあまり心地良いものではなく、見慣れぬ紫色を見続けることで視覚がおかしくなったのでないかと錯覚。 -
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ旧市街エリアの目抜き通りの一つ。歩行者天国になっていて衣料品店、カフェなどが軒を連ねる。
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通りの角にあった彫刻。ブドウの絵が彫られている。さすがシェリー酒の産地。
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町のところどころに樽のオブジェが積み上げられている。これはシェリー酒の銘柄「ティオ・ぺぺ」で知られる大手醸造所ゴンザレス・ビアスの広告みたいなもの。
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相変わらず10年以上前のガイドブックを持ち歩いている。そのガイドブックのヘレス・デ・ラ・フロンテーラのページに載っている写真と同じ場所で撮影。ガイドブックと同じくらい色褪せた部分はあるけれど、今も昔とさして変わらない。
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フラメンコ・ショプ。
ギターや衣装などが置いてあった。 -
旧市街中心のアレナル広場。
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広場にレトロなメリーゴーランドがある。
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アスンシオン広場の前に建つサン・ディオニシオ教会。
サン ディオニシオ教会 寺院・教会
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その教会の中。黄金色の大きな祭壇。
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あてもなくブラブラと散歩を続ける。
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まだ夕方のこの時間帯、街中は静まりかえっている中、何やら賑わしく盛り上がるバーを発見。地元客に人気の酒場かと立ち寄ることに。
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店員に「シェリー酒を頼みたいが、シェリー酒は初めてなので何を頼んだら良いかよくわからない。」と伝えると、だったらと『シェリー酒の味比べセット』をお薦めされた。薄いものから濃いものまで5種類1セット、合わせて6ユーロ。
「シェリー酒」をネットで調べると「途中でブランデーを加えて発酵を止め、古いワインと新しいワインをブレンドするソレラという独特の方法で醸造される」との説明。また、ここヘレス・デ・ラ・フロンテーラではシェリー酒は「ヘレス」と呼ばれる。
店員から写真左の薄い色のものから飲んでいくことを薦められる。
左から1つ目「Fino」…辛口、薄い黄金色、爽やかな酸味、軽い口当たり
感想:確かにドライ。普通の白ワインに比べると、酸味が少ない分、若干味が抜けた感じ。よく冷して飲むのが良さそう。
左から2つ目「Amontillado」…フィノを熟成させたミディアムドライ
感想:カラメルのような香り。香りから想像できるほど甘くない。一番ブランデーのような味わいがした。
左から3つ目「Oloroso」…濃い黄金色、香ばしさが特徴
感想:香りはAmontilladoに似ているが、それよりも少し甘みがある。
左から4つ目「Cream クレアム」…深いバーガンディレッド、トロリとした口当たり。
感想:香りは無くなってくるけど、これまでのと比較にならないほど甘い。デザートワインの領域。さほどトロッとはしていない。
ラスト 5つ目「Pedro Ximenez」
感想:干しぶどうの香り。甘い。トロッとした舌触り。
この町のバーならどこにでもありそうだけれど、この味比べセットはおすすめ。 -
つまみに頼んだタパス。
野菜の揚げ春巻き(左上)、きのこのフライ(右上)、メルルーサの卵とオニオンのマリネ(下)。ここのお店のタパスはまあまあのレベル。 -
ヘレス大聖堂。
ヘレス大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会
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ヘレス大聖堂のファサードを背に見たヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街並み。ところどころに教会が顔を出している。
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ムデハル様式で、きめの細かい彫刻が建物に独特の味わいを醸し出す。
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大聖堂の中は写真撮影禁止。中も一見の価値あり。
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横から見た大聖堂。
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シェリー酒「ティオ・ぺぺ」を代表銘柄に持つ「ゴンザレス・ビアス」の醸造所。
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その創業者「ゴンザレス・ビアス」の像。バックにある建物はヘレス大聖堂。
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「ゴンザレス・ビアス」の建物越しに見たヘレスデラフロンテーラ大聖堂のドーム。ジャガランダの紫色も混じり、季節的にも良い時に来た感じ。
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ジャガランダの花。日本名キリモドキ、南米原産。
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アルカサル(城塞)
アルカサル 城・宮殿
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アルカサルの横の広場。ジャガランダの並木、花びらのジュータン。
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アレナル広場でもチラチラと鐘楼が見えた教会がまた目に付いたので、エリア探索ついでに行ってみることに。
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ムデハル様式の細かい彫刻が刻み込まれたサン・ミゲル教会の鐘楼。
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柱の模様がまたきめ細かく美しい。
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教会の中。夜8時手前、まだ入れるとは思はなかった。
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奥にあった祭壇でミサが終わったところ。これがあったから入れたのかも。
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祭壇の上部にプロビデンスの目。何だか先ほどのミサが秘密結社の密会のように見えてくる。
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1日目の夕食はこの突き当たりのお店にて。
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炭火焼のお店「Mesod Asador」
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いろいろと食べてみたかったのでタパスを二人で6皿頼んでみた。
ガスパチョ(左上)、イベリコハムのコロッケ(右上)、チキンの串焼き(左下)、マッシュルームのアーリオオーリオ(右下)
ガスパチョはトマトの冷スープだけど、この辺りのガスパチョはゆで卵とベーコン入りでコクがあって美味しかった。 -
イベリコ豚のハム(左上)、牛のソロミーヨ(右上)
このお店では牛肉の大きなケバブ(串焼き)が人気だった。もっと長く滞在していればこのケバブを食べに再訪していたと思う。 -
2日目の夜に入ったお店。こちらはアスンシオン広場の近く。
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豚の頬肉のシェリー酒煮(左上)、海老のナス巻き揚げハチミツがけ(右上)、アンチョビの酢漬け(左下)、イベリコハム(右下)
どれも美味しい。豚の頬肉のシェリー酒煮はこの後もう1回オーダー。今度はお肉多目のポテト少なめで出してくれた。 -
最後に頼んだイカ墨のリゾット。メニュー見てパエリアだと思ってたらリゾットだった。ベチョっとしてて最後まで食べきれず。味付けが合わない感じ。
ちなみにパエリアはバレンシアが本場であって、この地域ではあまり食べられてない様子。表通りの観光客相手のお店には置いてあったけど。 -
隣のテーブルでお姉さんたちがコップにぎゅうぎゅうに入ったカタツムリを召し上がってるので同じものをオーダー(左)。スープがスパイシーなカレー味で美味しかった。この季節だけ食べられてるらしい。
右は最後にお店からのサービスで出してもらったクリームシェリー。干しぶどうの味の「Pedro Ximenez」。 -
2日目の夜、アレナル広場ではアフリカをテーマとしたお祭りが開かれていた。
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こちらはとあるバー。
フラメンコ・ショーが開かれようとしていた。 -
そのバーの店内の様子。
お店の雰囲気は良さそうだったけれど、フラメンコは前にセビーリャでも見たし、疲れてきたのでホテルに戻ることに。実際、後日偶然にもかなりの数のフラメンコダンサーを見ることに。 -
ネオンランプがいい感じに灯っていた。
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旅行中の拠点にしていたホテル「Sherry Park」。10年前のガイドブックにも余裕で掲載されている老舗のホテル。
イポテルズ シェリー パーク ホテル
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ホテルの敷地内には広い駐車スペース。
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ホテル内にワインのセレクトショップとレンタカーショップEUROPCARの窓口を有す。地下には子供用のプールとジムがあった。他に屋外プールがあったのかもしれないが、今回は利用せず。
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宿泊したツインルーム。1泊100EUR朝食付き。横方向からも吹き出すシャワーが珍しかった。スタンドランプのスイッチが壊れたままだったけど、基本的に設備は良し。
問題が二つほど発生。1つは宿泊料金の精算に関して。チェックイン時に支払いを済ませておいたものの、チェックアウト時に再度支払い請求を受けた。結果、我々がチェックインした時に違う部屋の清算をさせられていたことが判明。解せないのは、このチェックアウト時に対応した女性スタッフの態度。終始、こちらが悪者かのような態度で一方的に支払いだけを求め、こちらが誤って支払わされた分に関しては謝りもせず、その処理をしなければならないことが頭から抜けていたことだ。
二つ目は隣りの宿泊客。1泊目の深夜1時ぐらいから向かいの部屋が騒がしくなった。総勢5名の小さな子供達だけが部屋にいて、彼らの親はだいぶ離れた別の部屋に宿泊。そのため親が泊まっている部屋との行き来でひっきりになしにドアをノックしたり部屋の出入りが続いた。夜中2時になってさらにエスカレート。しまいには発狂したように叫び始める始末。おいおい、猿以下か、と。それまでに二度ほど注意しに行ったが、相手がスペイン語しか話せない子供達だけのため判らない何が悪いのかフリをされる。最後はホテル側に電話でクレーム付けたら暫くしておさまった。念のため、翌朝もレセプションで文句を付け、相手側の部屋を変えてもらうよう要望。こういう大きなホテルだと起きうるトラブル。 -
中庭ビュー。テーブル・椅子付きのプライベート感のあるテラス。
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朝食はビュッフェ形式。
温かいものはあまり選択肢が無かったけれど、冷たいものとデザート類は選択肢豊富。お好みの卵料理も別途オーダーできるので、メインはこれになるかな。パン・コン・トマテが作れる材料もそろってる。
ホテルでは少し残念な思いもしたけれど、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラというところは好きになったのでまたいつの日か来てみたい。
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2017春のスペイン・アンダルシア地方の旅
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旅行記グループ 2017春のスペイン・アンダルシア地方の旅
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