2017/18_またまた年末年始スペイン旅（3）ロンダと白い村

2017/12/31 - 2017/12/31

大晦日。晴天のヘレスで洗濯したり近所を散策してのんびりした後、レンタカーでショートトリップ。行き先は、ロンダと白い村。

ミハスとアルコス・デ・ラ・フロンテラには訪れたことがありますが、今回は道中見かけた村に立ち寄ることにしたため、行きの景色や看板に目を凝らします。

断崖絶壁の街ロンダ、ヘレスへ帰る途中に立ち寄ったモンテハケ村とその道中の自然に圧倒された1日でした。

エリア ロンダ(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロンダまで2時間弱のドライブ。山間の高速道路を走っていくと空が雲に覆われてきました。左右に、岩肌に張り付くように建つ白い村を見ながら、ラ・シエラ・デ・グラサレマ国立公園の北側を通過します。

ロンダの旧市街に入る前に、場所確認を兼ねて駐車した場所からの眺め。下から声がします。

覗き込んでみると、下の農地でおじさんたちが立ち話しています。窪地になっているので、周りの崖に声が反響して、すぐ近くで話しているように聞こえて、驚きました。

車を停めて、ロンダの街歩きを開始。慈悲教会の先には、

街の人たちがのんびり集う公園（Alameda del Tajo）。公園を進むと、眺めの良い場所に出てきました。崖沿いに遊歩道が続きます。

アラメダ タホ公園 広場・公園

遊歩道をしばらく歩くと、闘牛場と博物館に。1785年に造られたスペイン最古の闘牛場の１つだそうです。
実は、闘牛を見た事がありません。どうしても勇気がなくて行く事ができないのでした。なので、今回も外から眺めるだけにしておきます。

ロンダ闘牛場 スタジアム・スポーツ観戦

スペイン広場付近の通りはクリスマスイルミネーションがあり、ここロンダは観光客も多くとても賑やか。おみやげ物屋さんもたくさんあり、目抜き通りのお店の多くは営業していました。

ヌエボ橋まで出てきました。

ヌエボ橋/ヌエボ橋解説センター 建造物

闌干から足元をのぞくと、グアダレビン川の谷底が見えます。足が竦みます。

少し先に目を送ると、川の蛇行に合わせて侵食されている様子が良くわかります。

崖の上に広がる町ロンダから見た、周辺の山々と、

渓谷に広がる農地。侵食して出来上がったこの地形をみると、悠久の歴史を感じずにはいられません。

こちら、ロンダを出る前に入ったバルでカウンターに鎮座していたPayoyo!
アンダルシアのこの辺りにいるパヨヤ山羊のチーズ。初めていただきました。
全然癖がなくて、優しい柔らかい味。ハードよりほんの少し柔らかい。美味しくて驚きました。

ラベルに書かれているQueso Curado（軟化チーズ）。調べると、生の山羊の乳は半軟化チーズからのみ使用する事ができるそうで、payoyoのovejaは最低105日熟成させていて、ラードで包んだと書かれています。
http://www.payoyo.com/quesos-oveja

ヘレスからロンダへの道すがら、放牧された山羊・牛・豚をたくさん見たので、ハムやチーズを買えばよかったと、後悔したのですが、payoyoは無事ヘレスで購入できましたし、マドリッドのエルコルテのグルメマーケットにも扱いがありました。

チーズの話が長くなりましたが、白い村です。

地球の歩き方にも乗っている、サエラ・デ・ラ・シエラは行きの道すがら見えて、景色が良さそうでした。自然公園の中程にあるグラサレマも魅力的ですが、時間的に厳しそうです。

そんな中で、見つけていた「モンテハケ」という看板。
ロンダを出て３０分程だったので、立ち寄ってみることにしましたが、しばらく車を走らせると、まずはこの景色に驚きました。

うねうねと続く道沿いには岩肌がせせりたち、急坂では先の道も見えないほどで、やっと車を停めて写真を取ることが出来ました。

進行方向に見える白い村。山肌に張り付くように家々が集まっています。

モンテハケ村。この先には展望台があるようです。風が強く、すでにものすごい景色に圧倒されたので、登ることはしませんでした。
途中すれ違う車は、地元の方か、ドライブにきたよく走りそうな車。

とても気になり、あとで調べてみると、この辺りはアーモンドの花が綺麗で、見た地形通り、トレッキングコースがたくさんあり、とても人気があるようです。暖かい季節にぜひのんびり滞在して、トレッキングしたい。

標高約700mにあるモンテハケ村。

肩を寄せ合う白い家。天気がこんななので、ますます厳しい土地のように見受けます。

高速に戻るため、もと来た道を引き返します。本当に異次元に連れて行かれそうな景色でした。