2017/12/29 - 2018/01/07
27位(同エリア165件中)
むう2にゃんさん
- むう2にゃんさんTOP
- 旅行記178冊
- クチコミ0件
- Q&A回答3件
- 131,540アクセス
- フォロワー14人
2017~2018年末年始旅行は 毎度毎度のイタリア、今回は10年ぶりのシチリア訪問です。
前回行けなかったシラクーサとピアッツァ・アルメリーナ観光、そして大好きな画家・カラヴァッジョの足跡を辿る旅です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
01月04日(木曜日) 7日目
-
昨夜はカレーライスを食べて早くから寝たので、早朝から元気です。
10年前はパレルモに1泊してマッシモ劇場でオペラ「清教徒」を鑑賞し、モンレアーレにも弾丸で行って あまり時間が取れなかったので、今回はゆっくりとモンレアーレ大聖堂を見に行きます。 -
パレルモモンレアーレ間は市バスが運行していますが、本数がかなり少ないため バス時刻表のチェックは必須です。
パレルモ発 07:30のバスに乗るため 朝7時にアパートを出て徒歩 15分のインディペンデンツァ(独立)広場に向かいます。
1月初旬のシチリアは未だ夜明け前、人影も少ない大聖堂の前を通り 開いていたタバッキでバス切符往復分を買ってバス乗り場へ。
モンレアーレ行きバスは 3分遅れで出発、30分弱でモンレアーレのバス停に到着です。
小高い丘の上のバス停から臨むパレルモの町と海、けっこう絵になる景色です。 -
-
-
-
-
-
-
モンレアーレ大聖堂には 7時45分過ぎに着き、聖堂の周囲を回って少し時間潰し。
大聖堂の開場は 8:30~だったのですが 神父様が「中に入っていいですよ」と言って下さったので有り難く入場。 -
-
-
-
-
-
-
-
聖書が読めない庶民のために(当時の聖書はラテン語のみでした)旧約・新訳聖書の各場面を モザイクで表した大聖堂の内装は、じっくり見ればみるほど 膝ポンポン♪
-
-
-
-
-
-
こちらはノアの方舟のシーン。
聖書によると、方舟は 私達がイメージする現在の船の形ではなく、丸い盥のような円形だったとの記載があります。
この場面でも記述に則った方舟の形に描かれていますが、どう見ても子供用のビニール製プールですな。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
こちらはえーっと、イサクの犠牲・・・かなぁ?
レンブラントやカラヴァッジョが描いた重厚な人間ドラマとは違い、左の男性2人のお喋りシーンがお茶目な感じです。 -
ふーむ、唯一神である神は 自らが創造した世界に唯お一人であることに厭き、自らの姿に似せてアダムを作り そのアダムの肋骨からイヴを作られた、と。
-
んで、腹筋割れが見事なマッスル体型のアダムとイヴは 罪の実を食べて腹筋割れを服で隠し、天使から「Get out!」と天国の楽園を追ん出されます。
-
そして、これまでパラダイスで昼寝しつつ猫的ごろにゃん生活を送っていればよかった二人も、アダムには労働の苦役が課せられ、イヴには出産の苦しみが与えられた・・・ですね。
しかしイヴの表情を見ると
「あ~下手こいたわ。なんでアタシがこんな男のパンツ洗いの日々を贈らにゃならんのよ!」と言わんばかり。
まぁ、中世の時代 このモザイク画を見せながら説教をした坊さん達は「故に 女性は罪深い存在なのです、キリッ!」とか言ってたんでしょうね(^_^;) -
-
-
ふと気付くと時間は 9時半、やばいっ バスの時間が!
慌ててバス停まで急ぎ戻って 09:45発のバスで パレルモの独立広場まで戻ります。
時間はまだ 10時半、やはり早起きは三文の得ですわ~♪ -
-
-
まずはノルマン王宮。
現在この建物は シチリア州議会場として使われています。この日は木曜日で議会が開催されているため 残念ながら州立議会場の見学は不可で、パラティーナ礼拝堂(王家のための礼拝堂)だけの見学になります。
ここも素晴らしいモザイク芸術の結晶です。 -
-
-
現在のスカンジナビア半島、バルト海沿岸で居住していた北方ゲルマン民族をルーツに持つノルマン人たちが南下して、西ヨーロッパ各地に進出・侵攻し新しい王国を建設し始めたのは9世紀以降のこと。
或る者は フランス北西部にノルマンディー公国を領土とし、そこを拠点にブリテン島に侵攻してイングランドを占領しノルマン王朝を樹立しました。 -
そして或る者は 聖地エルサレム巡礼でイタリア半島に赴き、そして傭兵として南イタリアに住み着き、徐々に頭角を現して各地に領土を獲得していきます。
12世紀のシチリアはイスラム教徒(サラセン人)の支配下にありましたが、ローマ教皇の後押しを受けたルジェーロ1世はイスラム軍を駆逐してシチリアを占領、彼の息子ルジェーロ2世が教皇より「シチリア王」の称号を得ます。 -
-
ルッジェーロ2世の娘コンスタンツァは 神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世(赤髭王フリードリヒ1世の息子)と結婚して男子を設け、その子が「王座上の最初の近代人」「世界の驚異」と称された神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(フェデリコ2世)です。
-
-
-
ノルマン王朝の王たちは 有能な人物はその人種・宗教を問わず重用し、ビザンチンの流れを汲むギリシャ系住民(正教会の信者)やイスラム教徒のサラセン人職人を使い カトリックの聖堂を数多く建築させました。
-
モンレアーレ大聖堂、そしてこのパラティーナ礼拝堂は 黄金のモザイクを主体とするビザンチン様式とアラブ・ノルマン様式が重なり合い見事に融合した芸術品となっています。
-
-
-
-
-
-
-
この日は「ルッジェーロ王の間」を見ることは出来ませんでしたが、シチリアの風景を描いた水彩画を展示した部屋に、フェデリコ2世の有名な言葉がありました。
-
“Non invidio a Dio il paradiso perché sono ben soddisfatto di vivere in Sicilia.”
私はシチリアに至極満足しているので、神の御座す天国を羨ましいとも思わない。 -
「神がそれを望んでおられる」、ローマ教皇のただ一言の発言が度重なる十字軍----- 無謀ともいえる聖地エルサレムへの遠征を 200年近くに亘って繰り広げた中世の時代。
キリスト世界の保護者である神聖ローマ皇帝でありながら 有能な人材ならばその出自・宗教に関わらず重用し、異教徒(イスラム教徒)を側近として政治を補佐させた開明的な政治家であり、第6回十字軍遠征では 巧みな外交手腕を発揮して戦闘を交えることなく和平条約を結んでエルサレムを無血開城させたフェデリコ2世は、まさに「王座上の最初の近代人」でした。 -
-
-
-
ノルマン王宮の次に訪れたパレルモ大聖堂にはノルマン王家の霊廟があり、その中でもフェデリコ2世の棺には 訪れた人から捧げられた花々が絶えることがありません。
-
こちらはフェデリコ2世の最初の妃・コンスタンツァ皇后の宝冠です。
-
-
-
-
-
大聖堂を見たあとは昨日行って見損ねたサン・ロレンツォ礼拝堂です。
-
この礼拝堂では17世紀はじめから「キリストの降誕」が祭壇画として飾られていたのですが、1969年に盗難に遭い 現在に至るもまだ見つかっておりません。
その作品のデジタル複製画が2年前に完成して 元に有った礼拝堂に飾られていると知り、これは見に行かねば!と思ったのです~ヽ(^。^)ノ -
-
お隣のサン・フランチェスコ・ダッシジ(アッシジの聖フランチェスコ)教会は今日も閉まったままでした、残念~。
時計を見ると早くも13時前、今夜行く予定のレストランまで場所の確認を兼ねて歩き ついでに当日予約もお願いします(このレストラン、日本からメールで予約を入れたのに返事が来なかったの(^_^.))。
お店の予約が取れたので安心してアパートに戻り、カップ麺のお昼ご飯の後はお部屋で少し休憩です。 -
-
-
午後3時から再OPENするマルトラーナ教会とサン・カタルド教会に向かいます。
最初はマルトラーナ教会、ここはルッジェーロ二世に仕えた海軍提督・アンティオキアのゲオルギオスが寄進した教会で、提督ご本人は亀の甲羅(忠誠の象徴らしい)を背負って聖母マリアにひれ伏しています。
この教会もビザンチン様式のモザイクに彩られ、黄金の光に満ち溢れているようです。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
サン・カタルド教会は赤いドームを3つ並べた屋根が目印、アラブ風のエキゾチックな外観が面白いです。
-
-
クワトロ・カンティのすぐ近くに泊まりながら写真を撮ってなかったので、今更ながらの撮影タイム(^_^.)
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りとマクエダ通りが交差した場所に この四つ辻は作られました。これらの噴水の彫刻は、春・夏・秋・冬 4つの季節を擬人化したものだそうです。 -
-
-
-
-
-
2度目のパレルモ観光はこれで終了♪
お風呂に入って荷造りの下準備を済ませ、夜8時から晩御飯 お店までは歩いて15分弱。
今夜のディナーは Gagini Social Restaurantです。 -
-
お料理はフランチャコルタをグラスで頂きつつ お味見コース:Cassaroを選択、ワインはシチリア産のシャルドネをボトルで注文します。
だって、これがこの旅行での最後のイタリア・ディナーだもんねっ、ワインぐらい思う存分 飲みたいですやん~。 -
-
-
-
-
お料理は海鮮料理をメインにしたコース仕立てで、とても美味しゅうございました。
お会計の時間は22時過ぎだったのでタクシーを呼んで貰ってアパートに戻り、そのまま就寝です。 -
-
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
むう2にゃんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
129