2006.11.30-12.20 イタリア⑥【ノート】

2006/12/12 - 2006/12/12

念願のシラクーザにやって来て、3泊もすればしっかり堪能できると思っていた。ところが11日の午後に13日のパレルモ行きのバスを予約に行くと･･･　バス、国鉄、飛行機の運輸機関ほぼ全般がストライキで移動不可能！これまでもイタリアを旅行中に何度もニュースで見聞きしていたが、とうとう自分の身に及ぶとは。
イタリア個人旅行の洗礼を受けることになってしまい、思いもよらずシラクーザが4泊。嬉しいけどパレルモも楽しみだったのにぃぃぃ～　13日は万が一近郊の町へのバスもなくなってしまうとずっとシラクーザだけになってしまいそうだからノートに日帰りで出掛けることにした。

ノートはシチリアバロック建築で名高く、ユネスコ世界遺産に指定されている。1693年に起きた大地震でノート一帯は壊滅状態となったが、その後、当時流行っていたバロック様式で町は見事に再建された。美しい装飾が施された建物が今でも町を彩っている。


11月30日（木）出国→フランクフルト→フィレンツェ泊　
12月1日 （金）フィレンツェ泊　
12月2日 （土）フィレンツェ泊　
12月3日 （日）フィレンツェ泊　　
12月4日 （月）フィレンツェ泊　
12月5日 （火）フィレンツェ→ヴェネツィア泊　
12月6日 （水）ヴェネツィア泊　
12月7日 （木）ヴェネツィア→トリノ泊　
12月8日 （金）トリノ泊　
12月9日 （土）トリノ泊　
12月10日（日）トリノ→カターニア→シラクーザ泊　
12月11日（月）シラクーザ泊　
12月12日（火）シラクーザ泊（日帰りでノート）　●
12月13日（水）シラクーザ泊
12月14日（木）シラクーザ→パレルモ泊
12月15日（金）パレルモ泊
12月16日（土）パレルモ→ローマ泊
12月17日（日）ローマ泊
12月18日（月）ローマ泊
12月19日（火）ローマ→フランクフルト→
12月20日（水）→帰国

エリア イタリア

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

シラクーザのホテル前の道路。路駐はイタリアの常識。でも今日は「これぞシチリア」と言えるほどの晴天だから気分もいい！

シラクーザからバスで片道1時間ほどで到着。市民公園を抜けて、ノート旧市街地の入口であるレアーレ門を入る。

いや〜今日は空の色が格別！

ノートの町の大聖堂は1996年11月に丸屋根部分が崩れ落ちて以来、ずっと修復工事が続いている。

＊2007年6月に修復は完了

レアーレ門からまっすぐのびるヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの右側は登り坂の細い路地がいくつも続いている。

アスファルトとは違う、石畳の道は風情がある。
それにしても坂道が多い･･･

ノート観光のハイライト、パラッツォ・ニコラチの邸宅がある「ニコラチ通り」

パラッツォ・ニコラチのバルコニーを支えている、もち送りの彫刻はどれひとつとして同じものはない。ダイナミックで繊細な彫刻は実在する動物やギリシャ神話に由来する生き物はもちろん人間もモチーフとなっていて、グロテスクなものもあるが見ていて飽きることはない。

しかし顔に落書きがあるのは残念･･･

ニコラチ通りの突き当たりにあるのがモンテヴェルジネ教会。

サン・ドメニコ教会

シエスタの習慣も残っているようでヴィットリオ・エマヌエーレ大通りも14時前にもかかわらず、人の気配がなくなった･･･　迷っているうちにお昼ごはんを食べそこねてしまったのでシラクーザに戻ることに。

市民公園でシラクーザ行きのバス待ちの間、アンナというホームレスのおばちゃんが小学生を追い回していた。どうやら子供がからかうと言うよりも本当に怯えていて、辺り一体には叫び声がこだましていた･･･
やがてアンナの視線が私に向けられ「こっちに来るなぁぁぁ･･･」とヒヤヒヤしながらバスが来ることだけを願っていた。

バスが来たときには小学生と一緒にダッシュで逃げ込んだ=333

シラクーザとノート間の景色