2014/02/08 - 2014/02/13
274位(同エリア1591件中)
Yukiさん
この旅行記のスケジュール
2014/02/08
-
飛行機での移動
成田空港(13:15発)→コロンボ・バンダラナイケ国際空港(19:40着)スリランカ航空455便
2014/02/09
-
飛行機での移動
バンダラナイケ国際空港(2:20発)→ロンドン・ヒースロー空港(8:45着)スリランカ航空505便
-
電車での移動
ヒースロー空港→パディントン ヒースロー・エクスプレス
-
車での移動
タクシーでパディントン駅からキングス・クロス駅へ
-
電車での移動
キングスクロス→リーズ
-
電車での移動
リーズ→キースリー
-
電車での移動
キースリー→ハワース
-
The Old White Lionにて夕食
-
Heathfield Bed & Breakfast(泊)
2014/02/10
-
Heathfield Bed & Breakfast(泊)
2014/02/11
-
バスでの移動
キースリーまでバス移動
-
電車での移動
キースリー→リーズ→ロンドン・キングスクロス
-
電車での移動
地下鉄:キングスクロス→ベーカー・ストリート
2014/02/12
-
電車での移動
地下鉄:ベーカー・ストリート→パディントン
-
電車での移動
ヒースロー・エクスプレス:パディントン→ヒースロー空港
-
飛行機での移動
ロンドン・ヒースロー空港(12:00発)→成田空港(8:55着)VA900便
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
福島のブリティッシュ・ヒルズでもなく、各地にある英語村でもなく、栃木あたりにある英国風のコテージでもなく、日本にある他の英国風の街でもなく、死ぬまでに一度は訪れてみたかった本当のイングランドです。行き先は、森薫さんの漫画「エマ」の舞台となったロンドンと、ハワースです。
ハワースといえば「嵐が丘」や「ジェーン・エア」などの文学作品でも知られるブロンテ姉妹のゆかりの地としても有名です。現地ではブロンテ姉妹にちなんだ場所がいくつかありました。
航空券はスリランカ航空でコロンボ経由のが一番安かったので買いました。スリランカでトランジットってのも悪くないかなと思いました。
あとは現地用にロンドンのオイスターカードと、ロンドンからハワースまで移動するためのブリットレールパスをネットで事前に購入しておきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- スリランカ航空 ヴァージン アトランティック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
PR
-
当日は東京はすごい雪で、飛行機飛ぶかな~と危ぶまれましたが、なんとか飛び立ち、10時間近く飛んだあと、コロンボのバンダラナイケ国際空港に到着しました。
成田国際空港 空港
-
いきなり大きな仏像がお出迎えです。そう、スリランカは仏教国なのです。おみやげ屋さんにもド派手な金の仏像がいろんなサイズでいっぱーい売ってます。
https://youtu.be/ga-hfaU2BJgバンダラナイケ国際空港 (CMB) 空港
-
トランジットタイムが6時間半ほどあったんですが、WiFiは時間制限があって一定時間が過ぎると使えなくなるし、免税店もそんなに数がないし品揃えもいまいちだし、だんだん飽きてくると退屈な時間になってきました。と思ったらターミナルビル内のBGMでチャゲ&飛鳥の「SAY YES」が流れてきたのはどういうわけだろうか。
https://youtu.be/ZDZtWPGgG1Y -
夜中の2時になって、やっと次のフライトのゲートオープンしました。
係員が一人々々のパスポートと搭乗券をチェックするんですが、私の番になると、写真のページを専用の虫眼鏡みたいなのでためつすがめつチェックし、さらには写真と私の顔を何度も見比べ、それはそれは厳しいチェックでした。日本人の客は私のほかいなそうだったし、こんなところに日本人が乗るはずもないということで、偽造パスポートでも疑ったんでしょうか。 -
シートは汚く、テーブルは今にも壊れそうな感じ。アーユルヴェーダのお茶のセットが免税品カタログにあったので近くのCAに注文してみましたが、なかなか持ってこない。結局着陸時間間際にようやく持ってきてくれる始末でした。
飛行機はインド西部をかすめ、オマーン、イラン、トルコ上空を飛行し、黒海を超え、ブカレスト、ブダペスト、ウイーン、ニュールンベルク、フランクフルト、ブリュッセルを抜けて、ようやく午前8:45にロンドン・ヒースロー空港第4ターミナルに到着しました。 -
ヒースローで飛行機を降り、標識に従って入国審査場へ歩いていきました。
入国審査官のお姉ちゃんはイスラム圏のどっかからの移民らしく、頭にフードをかぶっていて、これまで私が行った他の国では経験したことのない、超厳しい突っ込んだ質問をしてきました。
パスポートと入国カードをチェックし、指紋を取ると、入国カードの職業欄が空欄になっているのを見咎めて、「職業は?」と訊いてきました。エンジニアだと答えると、
「どこに行くつもり?」
とたずねてきたので、「ウエスト・ヨークシャーのハワース」と答えると、
「なぜハワースなの?」
と訊かれました。さすがに森薫の「エマ」に興味があるとも言えず、
「ブロンテ姉妹に興味があるから」と返すと、
「ブロンテの何の本を読んだの?」と尋ねてきます。ブロンテの代表作「嵐が丘」(ホントは全部読んでませんが)と答えると、
「他には?」とさらに突っ込んで訊いてきます。ブロンテの他の本のタイトルはとっさに思い浮かばなかったので、「他は時間がなくて読めなかった」と適当にごまかしたら、
「ヨークシャーまでどうやって行くつもり?」と。
「電車に乗ります」
とかいろいろやりとりのあと、やっとスタンプを捺してくれ、入国が叶いました。のっけからかなり疲れるやりとりでした。ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
-
空港でまずやったことはSIMカードの購入です。
-
幸いイギリスにはSIMカードの自販機が出口のすぐ左にあるので、EEというキャリアのSIMを30ポンドでゲットし、iPhone5に入れて電源を入れると、アクティベーションにちょっと手間取りましたがなんとか使えるようになりました。
-
次にヒースロー・エクスプレスのカウンターへ行き、あらかじめ買っておいたブリットレールパスをアクティベーションしてもらい、4日間有効にしてもらいました。
-
第3ターミナル行きの電車に乗り、そこからパディントンまでファーストクラスの客車に乗ります。ファーストクラスは各窓に沿って1列シートで、携帯やPCを充電できるコンセントが各シートに備え付けられています。
-
ヒースローを出てすぐパディントンに到着。駅舎はゴージャス。日本じゃこんな駅お目にかかれないですね。
パディントンから地下鉄に乗ってキングス・クロスに行こうとしましたが、地下鉄の入口が閉鎖されてて入れなくなってました。何が起こったのかよくわかりませんでしたが、何やら緊急事態が発生した模様。のっけから前途多難。
その模様の動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=0XaDYzBox0A&t=2s
しょうがないので地下鉄はあきらめ、近くのタクシー乗り場からロンドンタクシーを拾って、メリルボーン・ロードを東へ走ってキングス・クロスまで行ってもらいました。12ポンド+チップ。けっこうな値段です。 -
キングスクロス駅 駅
-
キングスクロス駅 駅
-
キングス・クロス駅はイングランド北部やスコットランド方面に向かう列車のターミナルで、「エマ」でも重要な舞台の1つです。威容を誇る古い建物と洗練されたモダンな建物が同居する場所でした。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=tzuF_s1XOnkキングスクロス駅 駅
-
さらにこの駅はハリーポッターの小説でも有名で、コンコースにはハリーポッターの土産物店と、ホグワーツ特急の出発点である9と4分の3番線があります。いっぱいの人が写真を撮るべく長い列に並んでました。私はハリポタ読んでないので何がありがたいのかわかりませんが。
キングスクロス駅 9と4分の3番線 観光名所
-
リーズ行の列車に乗車。
-
ファーストクラスの車両では無料の軽食サービス(ビール付きのこともあり)があります。
-
軽食とはいっても紅茶はちゃんとした陶器のカップに入れてくれるし、日本の新幹線のグリーン車でもこんなサービスは受けられないのではないでしょうか。
-
キングス・クロスから2時間半ほど走ると、リーズに到着です。
リーズ駅の様子はこちらの動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=7_qu_nkUJWU -
リーズで終点になっていて、そこで支線に乗り換えです。
リーズ駅 駅
-
しばらくすると、ここからキースリー(Keighley)方面に向かう普通電車が入線してきました。
リーズを出ること約30分で、キースリーに到着です。 -
ここの駅でキースリー&ワースバレー鉄道に連絡しており、週末にはディーゼルカーと蒸気機関車でハワースを通ってオクセンホープ(Oxenhope)まで運行しています。
-
キースリー&ワースバレー鉄道はブリットレイルパスがカバーしていないので、ハワースに行くには、別に切符を買わないといけないんですが、キースリー駅の駅員さんは、「車掌が乗車時に切符を見せろと言わなければ、タダで乗れるぞ」と耳打ちしてくれました。さらにこの駅員さん、「これを見せればいい」と言って、ハワースまでの硬券の切符をこっそりくれました。「これは内緒だからな」と。
-
日曜日だったので、蒸気機関車とディーゼル機関車が替わりばんこで1時間おきにやってきます。ラッキーなことに私の乗ったときは蒸気機関車でした。
-
キースリーの駅員さんにもらった切符はとうとう提示を求められることはなく、列車は数キロほどの距離を20分かけてゆっくり走行し、ハワースに到着しました。「エマ」でウィリアム・ジョーンズがメルダース家のマナーハウスでメイドになっているエマを訪ねる、ハワースの駅です。
-
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=srbZf2FlaD0キースリー&ワース・バレー鉄道 アクティビティ・乗り物体験
-
キースリー&ワース・バレー鉄道 アクティビティ・乗り物体験
-
キースリー&ワース・バレー鉄道 アクティビティ・乗り物体験
-
ハワース駅は小さな駅で、こじんまりとした待合室とギフトショップがある小さな駅舎がぽつんと建っているだけです。
-
駅から荷物を引きずって、セントラルパークを抜け、Main Streetを上がり、目当てのB&Bへ。
-
ハワースの散歩道 散歩・街歩き
-
The Fleece Inn ホテル
-
宿泊先の「ヒースフィールド・ベッド&ブレックファースト」。Main Streetを上がりきったところにあります。
玄関のドアを開けると、主人とその奥さん、そして小さい犬が出迎えてくれました。
まず応接室に通され、そこで紅茶とブルーベリーマフィンをいただきながらしばらく歓談しました。もともとは牧師で、夫婦でオーストラリアで車の中に住んでいて、そこで仕事を受ける生活をしていたそうですが、数年前にイギリスに戻り、ハワースでB&Bを始めたのだとか。さらにあの井形慶子さんからも取材を受けたことがあると語っていました。 -
客室はこじんまりとした快適な居住性、窓からはMain Streetを見下ろせるロケーションでした。テレビの横には「嵐が丘」やブロンテ関係のDVDが何本か置かれてました。
-
しばらくすると主人が来て、近くにあるOld White Lionホテルの夕食が良いということで、そこのレストランのクーポンをくれました。
-
Old White Lionの夕食は本当に素晴らしいものでした。
ザ オールド ホワイト ライオン ホテル ホテル
-
コーンスープ。
ザ オールド ホワイト ライオン ホテル ホテル
-
メインディッシュ。
ザ オールド ホワイト ライオン ホテル ホテル
-
そしてデザート。
ここだけでなく、他にイギリス滞在中に食べた食事は、レストランからデリの軽食まで、ハズレのものはなかったです。よく「イギリスの食事はまずい」と聞きますが、味にうるさくて、食べつけているもの以外受け付けないような人が言ってるだけなんじゃないかと思ったりするんですがいかがでしょうか。ザ オールド ホワイト ライオン ホテル ホテル
-
朝食はまさにブリティッシュ・ブレックファーストで、目玉焼き、フライドポテト、マッシュルーム、トマトを半分にして焼いたやつ、ベーコン、ソーセージ2本、そしてシリアル、トースト、オレンジジュースに紅茶とすごいボリュームでした。イギリスの朝食時間帯はちょうど日本の夕食どきなので、一番食が進む時です。
朝食中にも宿のご夫婦はいろいろ話しかけてくれます。食事しながら英会話するのは少しハードですが、お話するのは楽しいものです。 -
主人が「君のために日本語版のガイドブックを用意したよ」と言ってガイドブックのハワースの部分をコピーしたのを持ってきてくれたのですが…思いっきり中国語!しかも「地球の歩き方」のまんま翻訳したものでした。が、せっかく親切心からしてくれたことなので、特に指摘はせずご好意に甘えることにして、ありがたくいただいておきました。
-
9時にはB&Bを出て、町の中心部や教会の周りを歩きました。ちょうどバスで来たらしい日本人の観光客グループにも遭遇しました。
-
パリッシュ・チャーチ。
ハワース パリッシュ チャーチ 寺院・教会
-
ハワース パリッシュ チャーチ 寺院・教会
-
教会裏にある墓地。どこかにブロンテ姉妹が眠っています。
ハワース パリッシュ チャーチ 寺院・教会
-
シャーロット・ブロンテが生徒を教えた学校。
-
ブロンテ博物館。残念ながら私が行ったときには改装期間中で、閉館していました。
ブロンテ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
最初はムーアを歩いてブロンテの滝とかに行こうかと思ってましたが、パブリック・フットパスといっても泥でぬかるんで氷も張ってて滑りやすい状態のまま放置されてる状態で、履いて来たチャッカー・ブーツでそれは無理と悟ったのでした。羊や馬の糞混じりの泥でズボン汚すのも嫌だったし。ということでフットパスではなく周辺の道路を散歩しながら両側の景色を眺めながらハワース・ムーア方面へ行き、そこから歩けるところまで歩く方針に変更しました。
-
ムーアの入口です。
-
ヒースに覆われた果てしないムーアが広がる静謐な空間に独り立っていると、これまでの激務のストレスが完全にいやされた感じがしました。
ブロンテの滝の手前あたりで完全にフットパスに氷が張っており、これ以上進むのは危険(服を汚すという意味で)と判断し、ここで引き返すことにしました。時間と装備があればトップ・ウィズンズまで行ってみたかったんですが。 -
帰りは左手にハワース・ムーアを見ながらMoorside Laneを歩き、Cemetery Roadを入ってMain Street方面に散歩しました。
-
ブロンテ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
町に帰って、B&Bの奥さん超絶オススメのユダヤ風レストランCobbles & Clayでフムス&ファラフェルサンドを昼食にいただきました。
そのあとは、少しショッピング。Edinburgh Woolen Millでウールのセーターを、Rose & Co. Apothecaryでラベンダーオイルと石鹸を、お菓子屋さんでキャンディーを、そしてアンティークショップでトラディショナルな分厚いコートをなんと30ポンドでゲットしました。 -
お菓子屋さんの店員のお姉さんが超絶可愛い!ということで、大量の買い物をいったんB&Bに置いてから、もう一度店に行こうとしたんですが、5時を過ぎてしまい、閉まっていました。他のお店もほとんど5時になるとほとんど閉まっちゃいました。
-
夜はパブをはしごしました。まずはブロンテ兄弟のブランウェルが行きつけのThe Black Bullに立ち寄り、ビールを1パイント(食事は出なかった)注文。次いでThe Fleece Innで地元のエール1パイントとフィッシュ&チップス。
The Fleece Inn ホテル
-
The Fleece Inn ホテル
-
最後はOld White Lionでちゃんとした食事を摂ってきました。
ザ オールド ホワイト ライオン ホテル ホテル
-
3日目の朝、雨の降る中、B&Bをチェックアウトしました。
平日なので蒸気機関車はやっておらず、B&Bの奥さんがロードン・ロードにある最寄りのバス停まで連れて行ってくれ、そこでキースリー行きのバスを待つようにと言ってくれました。
バスを待っていると、年配のご婦人が話しかけてきて、どこまで行くのかと尋ねられたので、「ロンドンまでです」と答えると、もう1人のご婦人が話に加わり、バスがくるまでの間、3人でお話してました。
バスの中では私は2階の前の席に座り、そのご婦人方は1階席に座りました。バスがキースリーのターミナルに到着し、バスを降りたんですが、バスターミナルと駅は少し離れていて、ここから駅までどうやって行こうかと思っていると、さっきのバス停で最初に話しかけてきたご婦人がやってきて、駅の近くで買い物するので方向一緒だからということで駅まで案内してくれたのでした。なんと親切な!おかげで無事にキースリー駅まで行けました。
リーズまで普通列車に乗り、そこから乗り換えてキングス・クロスまでもときた列車に乗りました。 -
サマセット・ホテルへは午後に着きました。
-
このホテルは地下鉄ベーカーストリートの近くのメリルボーンにあって、きっともとは貴族様のタウンハウスだったのを改装したんだと思いますが、ホテルらしい目立つ看板が外になく、見つけるのが大変でした。
ホテルに入り、フロントに置いてあったベルを鳴らすと、インド人か中東の人と思しき係員が来て事務的にチェックインの手続きをし、エレベーターはないので3階の客室まで階段で行ってくれと言われました。Somerset Hotel ホテル
-
客室は狭く、荷物を広げるスペースもないほど。
Somerset Hotel ホテル
-
ベッドが1つに、ベッドの端のところに簡単なテレビがあるだけ。バスルームは便器と洗面台とシャワーヘッドだけで、シャンプーやコンディショナーなどはなく石鹸が1個置いてあるだけでした。ここはロンドンじゃなかったのか!どっかの発展途上国じゃないんだから……。
Somerset Hotel ホテル
-
部屋の中じゃ何もできることもないので、外に出てロンドンの街を散策することにしました。
-
ロンドンの雰囲気は東京によく似てるように思います。道の幅もほぼ同じだし、車も同じような大きさで左側通行で、歩く人の速さも同じ。ロンドンには違和感は感じませんでした。アメリカは違和感多すぎでちょっと住めそうにないですがここなら大丈夫かもです。
-
そうはいっても、この街の隠れたパワーは東京とは全然違ってるようで、例えばメイフェアは、上流階級の住むエリアで、シティ、ニューヨーク・ウォールストリート、香港、シンガポールなど世界中の金融市場を密かに牛耳っているといわれています。実際歩くと地味な感じで、そんな「見せつける感」は見えなかったんですが、それだけに実際は世界の資本家や投資家の生殺与奪の権を握っていると思うとその地味さがかえって不気味に思えたのでした。
-
最寄りのベイカー・ストリート駅。シャーロック・ホームズで有名な場所のようです。といっても私はシャーロキアンではないのであんまり有難みがわかりませんでしたが。
ベーカー ストリート駅 駅
-
メイフェアを東に抜けるとリージェント・ストリートに出ました。右に折れてリージェント・ストリートをピカデリー・サーカス方面に歩きます。
-
ピカデリー・サーカス。すべてがまぶしい。さしずめ渋谷のスクランブル交差点といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=bZDVp7iWyRo -
ピカデリー・サーカスから地下鉄でトッテナム・コート・ロードまで行き、ショッピングしたあと、ロンドンで訪れるべき場所の一つ、コベントガーデンに行きました。
-
花売りの屋台を期待してましたがもう閉店時間過ぎてたようでほとんど屋台は閉まっちゃってました。
コヴェント ガーデン 広場・公園
-
コヴェント ガーデン 広場・公園
-
アップル マーケット 市場
-
吹き抜けのところで、ちょっとしたオペラみたいなのやってるのを発見。おもしろそうなので他の観客と一緒に上から見下ろしてると、おばあちゃんが箱を持ってやってきて寄付を求めてきました。手元の10ペンス硬貨を箱に入れてあげると、満面の笑みで「Thank you.」と。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=omLhwb3b5go -
夕食はコベントガーデン内のパブでとりました。ビールを1パイントとフィッシュ&チップスを注文し、お金を払うと、カウンターのお姉ちゃんは「フィッシュ&チップスは時間がかかるので、席に戻ってお待ち下さい」と言ってビールだけよこしてきました。
席でしばらく待っていると、ウェートレスがやってきて、ボウルにチップスだけが一杯入った状態でテーブルに置いていきました。
この店ではフィッシュはまたあとで別に持ってくるのか、これがイギリスのやり方なんだな、と思いながらそのチップスを食べ始めて待っていると、別のウェートレスが駆け寄ってきて、「そのチップス食べちゃいました?」と訊いてきたので、「はい」と返事すると、
「すみません、それはお客様のじゃないんです。おそらく間違えて持って来たんだと思います」と謝って、そのボウルを下げ、別のお皿を持って来ました。 -
ちゃんと1つの皿にフィッシュと、チップスと付け合わせの乗った、日本のブリティッシュパブで見るのと同じフィッシュ&チップスでした。
-
翌朝、ホテルをチェックアウトし、他の通勤客と同じように地下鉄でパディントンまで行き、そこからヒースロー・エクスプレスで空港まで行きました。帰りの航空券はヴァージン・アトランティックのマイレージで取った片道航空券だったので、ターミナル3のヴァージン・アトランティックのカウンターでチェックインしました。
チェックインの手続きはとても簡単。イギリスでは出国審査というものはないようです。 -
セキュリティチェックをくぐると、レストランや免税店のエリアに。電気製品を売ってる店もあったので、英国キーボードのMacBook Airを買ってきました。
ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
-
ボリューミーなイングリッシュ・ブレックファースト。これがイギリス最後の食事です。
-
搭乗時間がやってきたので、搭乗口へ移動。日本の修学旅行生とおぼしき団体が。
-
帰りの飛行機はCAもほとんど日本人、乗客も多くは日本人で、まるでANAやJALのような雰囲気でした。ただ、CAの質はそれには遠く及ばないようで。
シートに着席し、毛布をひざの上にかけその上からシートベルトをしていると、日本人CAに「航空会社のルールですので毛布をお取り下さい」と言われ、まあそれはいいとしても、他の人の座席ポケットには「安全のしおり」が入ってるのに私の席にだけ入ってなかったので、その日本人CAに持って来てもらうように頼むと無愛想に「すぐお持ちします」と言われたきり、そのまま忘れられ最後まで放置でした。
ヴァージン・アトランティックはそれからすぐ日本から撤退してしまいましたが、こんなサービスレベルではそれもむべなるかなと思いました。 -
ともあれ、今回のイギリスへの旅はいろんな意味でとても実のあるものでした。イギリスはアメリカや中国やアジアの新興国に比べると力が弱くなってきているのでしょうが、歴史のある国のもつ経験というか、ピークを過ぎて衰退期に入った長い歴史の国がためているナレッジというものは、これからの日本や日本人が学ぶべきことなんだろうと思いました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
The Fleece Inn
3.0 -
ザ オールド ホワイト ライオン ホテル
3.22 -
Somerset Hotel
2.76
この旅行で行ったスポット
もっと見る
イギリス の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ イギリス
0
152