2017/09/03 - 2017/09/06
181位(同エリア346件中)
AandMさん
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2017年9月初旬、シャモニーに仕事関係で4日ほど滞在した機会に、観光してきました。東京→パリ→ジュネーブ(航空機)→シャモニー(バス)でフランスアルプスの山間の町シャモニーに到着しました。到着した日は雨が降っていましたが、翌日から晴れました。シャモニーの町は標高約1000mですが、登山電車、ロープウエーなどで2000 - 3000 m級の山々を訪れることができます。エギュー・デュ・ミディ山頂やメール・デュ・グラース氷河を見学しました。素晴らしい景観が広がっていました。
シャモニーは谷間の小さな町です。町中をアルヴ川が流れ、その周囲に美しい街並みが展開し、両側には高い山々が迫っています。
ホテルやレストランも充実しており、沢山の観光客が訪れていました。物価が多少高めですが、空気も清浄で夜空の星も近くに見えます。フランスアルプスを代表する観光地だと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス フィンランド航空 JAL エーデルワイス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月2日(土)夕方7時過ぎにジュネーブ国際空港に到着しました。空港の出口がスイス側、フランス側に分かれています。珍しい空港です。
ジュネーブ国際空港 (GVA) 空港
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我々はシャモニー(フランス)に向かいますので、フランス側の出口を出ました。
ジュネーブ国際空港 (GVA) 空港
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シャモニー国際空港のバス、タクシー乗り場です。ここから長距離バス(Oui-Bus)でシャモニーに向かいました。1時間半ほどかかりました。到着時、シャモニーは雨模様でした。
ジュネーブ国際空港 (GVA) 空港
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シャモニーの宿泊ホテル(Le Morgane Boutique Hotel)です。町のほぼ中心部の川沿いにありました。静かな環境です。
レ モルガン ホテル ホテル
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ホテルフロントです。
レ モルガン ホテル ホテル
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部屋にはバスタブがありました。清潔感のある快適な部屋でした。
レ モルガン ホテル ホテル
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翌日(9/3)、雨もあがり曇りの天候です。ホテルから徒歩3分程の距離に、エギュー・デュ・ミディに昇るロープウエー駅があります。エギュー・デュ・ミディは人気の観光スポットで、夏季には観光客の行列もできることで知られています。
シャモニーでの仕事は午後からでしたので、午前中にエギュー・デュ・ミディ山頂まで行ってみることにしました。 -
ロープウエー乗り場です。朝も早いので行列も出来ていません。しかし空を見ると曇っています。せっかく頂上まで行っても曇っていたのでは展望を楽しむことはできません。
連れが天気予報を調べたところ、シャモニー地方の天気は「曇り時々晴れ」でした。晴れを期待してロープウエーで頂上を目指します。 -
チケット売り場ですが、朝早かったので混んではいません。チケット購入して、乗り場に向かいます。
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ロープウエー乗り場です。長いロープが山の頂上までつながっています。
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ゴンドラが到着しました。これに乗り込みます。
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相当なスピードでゴンドラが上昇し始めました。麓のロープウエー駅、シャモニーの町がどんどん離れていきます。
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山の頂上に着きました。ここは中間点で、次のロープウエーに乗ってエギュー・デュ・ミディ山頂を目指します。上方を見ると雲がかかっています。山頂の天候が気になります。
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ゴンドラが雲の中を進むと、突然晴れ、眼下に雪に覆われた山々が見え始めました。雲の上は晴れでした。ラッキーです。
ゴンドラは急峻絶壁をグイグイと進んで行きます。ヨーロッパのロープウエーのスピードはとても速く、あっという間に3000 mクラスの山頂に到着しました。エギュイーユ デュ ミディのロープウェイ 体験・アクティビティ
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ロープウエー終着駅から見上げると、エギュー・デュ・ミディ山頂が見えました。ここからはエレベータと階段で山頂を目指します。
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エギュー・デュ・ミディ山頂の展望台に到着しました。標高3842 mですので、3776の富士山頂よりも高い場所です。気温は夏ですが氷点下3℃でした。標高1000 mのシャモニーから30分程で標高3842 mまで到達したことになります。
気圧が低く空気が薄いので、高山病に注意する必要があります。ゆっくりと行動することが肝要です。エギーユ デュ ミディ アクティビティ・乗り物体験
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展望台は晴れていました。下方に雲があり、若干視界が遮られていましたが、遠方の山々ははっきりと見ることができました。皆さん、暫くの間、周辺の景観を楽しんでいます。
エギーユ デュ ミディ アクティビティ・乗り物体験
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下方に雲がありますが、周辺は晴れで雪に覆われた山々をはっきりと見ることができました。
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これはシャモニーの町からも見ることができるポッソン氷河で、氷河の上部に相当します。氷の塊は川となって、山斜面を下っている様子が良く分かります。
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周囲には3000 - 4000 m級の見事な山並みがあり、なかなかの景観です。
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下方にあった雲が無くなり、シャモニーの町が見え始めました。前方はエギュー・デュ・ミディの展望台です。この展望台からも見事な景観を楽しむことができます。雲も晴れ、風もなく穏やかで、気温もマイナス3℃程度で極端には寒くはありません。
エギーユ デュ ミディ アクティビティ・乗り物体験
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展望台から皆さんシャモニーの町などを見学しています。
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エギュー・デュ・ミディ山頂には特別の観光スポット「空のステップ」があり、長い行列が出来ていました。20m程の行列ですが、なかなか前に進みません。せっかくのチャンスですので列に並んでみました。
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岩場から突き出た人口テラスの床がガラス製で、足下に雪に覆われた絶壁が見えました。スリル感があり、高所恐怖症の人は避けたい光景だろうと思います。
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先端部には突き出たガラス製テラスがありました。直下は急峻な絶壁が数百メートル以上も連続しています。前方には雪に覆われたフランスアルプスの高峰が見えます。
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突出テラスは、記念撮影の場所になっていました。靴を脱いで、短時間で記念写真を撮影します。貴重な記念写真です。
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エギュー・デュ・ミディの岩場の中にはお土産ショップもあります。
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岩場をくり抜いてエレベータが設置され、山頂とロープウエー乗り場を繋いでいました。観光客に配慮されています。午前中の早い時間の見学だったため、混雑はありませんでした。しかしロープウエーで次々と観光客が登ってきて、混み始めていました。早めの行動で人も多くなく、天候にも恵まれ、ラッキーな見学だったと思います。
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ホテル前を流れるアルヴ川で、流れは結構急でした。
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ホテルから徒歩2分の距離に最寄り駅(Chaminix Aiguille du Midi)です。この列車でスイスまで行くことができます。シャモニーからスイスのベルンまでの移動で、この駅を利用しました。
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シャモニーの町中のメインストリート(パカール通り)です。
パカール通り 散歩・街歩き
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町の中心部に広場があり、その周辺に市庁舎、観光案内書、教会がありました。これはカトリック教会(Eqlise Saint-Michael)です。
サン ミシェル教会 寺院・教会
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教会の中の様子です。落ち着いた感じの厳かな教会です。
サン ミシェル教会 寺院・教会
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昼時のパレマ広場周辺の様子です。レストランには沢山のお客が入っていました。観光客の皆さんと思われます。
バルマ広場 広場・公園
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翌日は、モンタンベール登山電車でメール・デュ・グラース氷河の見学をしました。これは登山電車の出発駅です。
モンタンヴェールの登山鉄道 体験・アクティビティ
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駅の入り口です。朝も早いので混んではいません。
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駅の中に登山電車の模型と、登山鉄道の開発の歴史を示す展示写真がありました。相当な苦労をして、この登山鉄道が建設されたことが伺われました。
モンタンヴェールの登山鉄道 体験・アクティビティ
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これが登山鉄道です、朝一番の電車です。程々の込み合いで下。
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急な坂を電車はグイグイ登り、氷河が見える終点駅が間もなくです。氷の川が流れているのが見えます。大きな氷河ではありません。
モンタンヴェール 山・渓谷
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終着駅(Le Montenvers)に到着しました。駅前に氷河の展望台があります。
モンタンヴェール 山・渓谷
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展望台に、眼前の光景説明看板がありました。正面の山はLes Drus (3754 m)、その向こうの山はAlguille Verte (4122 m)、奥の方にLes Grabdes Jorasses (4208 m)が見えることが分かります。また、1820 年頃の氷河レベルは現在よりも高く、展望台の直下まで迫っていたことが紹介されていました。最近の200 年ほどで氷河が大きく後退していることが分かります。
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この場所の標高は1913 m、前方に見えるのがメールドグラス氷河です。
メール ド グラス氷河 山・渓谷
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氷河が川のように流れていることが良く分かります。
メール ド グラス氷河 山・渓谷
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展望台から氷河の近くまで短い距離のロープウエーがありました。しかし朝も早いので、まだ運転は開始されていませんでした。
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これは120 年ほど前の氷河と登山電車の写真です。氷河のレベルが高く、展望台のすぐ近くまで氷河が迫っていたことが分かります。このような景色なら、もっと見応えがあるのですが、今日では氷河が後退してしまっており、少し残念です。
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ロープウエーは運転されてはいませんが、案内標識を見ると氷河までは徒歩で30-40分程度で行けそうです。歩いて行ってみることにしました。
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30分程、斜面を下ると岩場にきました。急峻な岩場に鉄製の梯子が設置され、長さも50m程度と相当の長さです。連れの中に高所恐怖症気味の仲間もいましたし、危険でもありますので、この道を利用して氷河まで行くことは諦めました。別ルートでロープウエーの下の起点を目指すことにしました。
グランモンテ 山・渓谷
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斜面に咲いていた草花です。高山植物の類と思われます。
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ロープウエーの起点まで到着しました。まだ運転は行われていません。
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基点から少し進んだ場所に「氷の宮殿」がありました。
メール ド グラス 氷の宮殿 洞穴・鍾乳洞
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ロープウエー運転が始まりましたので、帰りはゴンドラで駅まで戻ってきました。駅舎の中には簡単なカフェとお土産ショップがありました。
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後続の登山電車が到着しました。この電車でシャモニーまで戻ります。
モンタンヴェールの登山鉄道 体験・アクティビティ
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帰りは電車の最前席、運転手の後ろの席に座りました。進行方向に見事な景色が展開しました。この場所は特別席です。
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下ってくると、下方にシャモニーの町が見え始めました。相当な急こう配を登山電車は下って行きます。このような登山電車をよくぞ観光用に設置したものだ、と思いました。
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下りの途中で、電車のすれ違いがありました。上り電車はほぼ満席でした。
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出発駅に戻ってきました。味わいのある登山電車の駅舎です。
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登山電車駅の隣にフランス国鉄の駅(Chaminix-Mont-Blanc)があります。こちらの駅も見事な駅で、シャモニーの雰囲気が感じられます。駅前広場にはバスやタクシーは見当たりません。
シャモニーモンブラン駅 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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街中で見たフランス山岳会の建物です。由緒ある建造物、施設だそうです。
フランス山岳会 建造物
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すぐ近くに山岳博物館もありました。フランスアルプスおよび著名な登山家などが紹介展示されています。
山岳博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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街中で見た著名な登山家「パカールの像」です。
パカール通り 散歩・街歩き
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こちらの像の方がリアリティーがあります。山を見上げる登山家の像。「パルマとリシュールの像」です。この街の象徴にもなっているようです。
バルマ広場 広場・公園
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シャモニーの町には沢山のレストランがありますが、和食レストランも1か所ありました。「さつき」です。
さつき 和食
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種々の和食がメニューにあり、日本語メニューもありました。経営と調理は日本人の方が行っておられました。注文も従って日本語で大丈夫です。
さつき 和食
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昼食の定食です。味付けは、純粋な和食風で、日本と全く同じでした。洋風の食事の連続していましたので、久しぶりの和食でホット感を味わいました。日本のツアーの方々もここで食事をされていました。お値段も妥当で、味も良好ですのでお勧め和食レストランです。
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町の中心部にあるパルマ広場の光景です。
バルマ広場 広場・公園
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このような乗り物も走っていました。町中をぐるりと見学できます。
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町中にこのような給水施設があります。ここは駅に繋がる道路の交差点で、左手方向から町の中心部が始まります。シャモニーは豊富な水にも恵まれた町であることが分かります。
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シャモニーの町に迫るポーソン氷河です。
ボッソン氷河 山・渓谷
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夕日に映えるポーソン氷河です。町のすぐ近くにあります。
ボッソン氷河 山・渓谷
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シャモニーの町にはタクシーは殆どいません。バスなどの公共の交通機関を利用するのが一般的です。これは駅前にあった貸し出し用の電気自動車です。
シャモニーモンブラン駅 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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所定の手続きをすれば、1時間7ユーロの料金で使用できる、と説明されています。
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シャモニーでは、エギュー・デュ・ミディに加えてもう一か所展望の良い見学ポイントがあります。ル・ブレバン山頂です。ここからはフランスとイタリア国境にあるアルプスの最高峰であるモンブラン(標高4810m)を正面から見学することができます。宿泊していたホテルから徒歩20分程の坂道を登り、ロープウエー駅までやってきました。
ロープエー乗り場ですが、マウンティンバイク持参の方が沢山いました。ロープウエー終点付近からマウンティンバイク用の特別ルートが整備されているようです。 -
最初のロープウエー終点(Gares de Planpraz)です。カフェバー、展望台などがあります。
ブレバン 山・渓谷
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ここから次のロープウエーでル・ブレバン山頂を目指します。山頂との間に支柱のない長いロープが架けられ、ゴンドラが行き来しています。風が吹いたら相当の揺れもありそうです。
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ル・ブレバン山頂(2525 m)にやってきました。山頂付近を自由に歩き回ることができます。
プランプラー 山・渓谷
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前方がヨーロッパアルプス最高峰のモンブランです。雪に覆われたもっこ利した感じの山で、荒々しさは感じません。
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この場所では360度の展望が広がっています。
ブレバン 山・渓谷
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頂上部に周囲の山々を説明した方位塔がありました。
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ロープウエー終点のテラスからもモンブランを眺めることができます。穏やかで雄大な山です。
ブレバン 山・渓谷
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下方にシャモニーの町並みを見ることができました。シャモニーの標高は約1000 mですので、この場所との標高差は約1500 mとなります。空気が澄んでいるので、はっきりと町の光景を眺めることができました。
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目を転ずると、既に訪れたエギュー・デュ・ミディ山頂が見えました。尖った岩山の頂上に人口施設が建設されていることが良く分かります。大変な場所によくぞこのような建造物を作ったものだ、と感心させられます。
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ロープウエーを1本下って、昼間点(Gares de Planpraz)まで戻ってきました。カフェレストランで早めの昼食休憩です。屋外のテラス席で景色を見ながらの贅沢な昼食です。
プランプラー 山・渓谷
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周辺の案内説明です。この場所の標高は2000 mで、シャモニーとの標高差は1000 mです。
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この場所からもモンブランの雄大な姿を眺めることができます。
またエギュー・デュ・ミディ付近から流れ出している氷河(ポーソン氷河)も見えます。 -
この場所からは氷河が山の斜面を流れている様子が良く分かります。
ル・ブレバンからは天候に恵まれれば、周辺の山々の素晴らしい景観を楽しむことができますので、シャモニー観光では必見の場所であるように思います。 -
これは宿泊ホテルで頂いたシャモニー地区の公共交通機関の無料乗車券です。
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者ミニーの町ではタクシーは殆ど見かけませんでした。流しのタクシーは駅前などには全くいません。ホテルなどからタクシー会社に依頼することで、タクシー利用も可能です。
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周辺観光をする場合は、観光用の車を手配するようです。駅前で予約客の到着を待っている観光用シャトルです。
シャモニーモンブラン駅 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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先に紹介しましたように、手続きをすれば電気自動車を1時間7ユーロの料金で借用することもできます。足が無い場合、重宝な乗り物だと思います。
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滞在日数3日でしたが、天候に恵まれ、シャモニーおよび周辺の主だった見所をしっかりと見学することが出来ました。シャモニーは周囲を高い山々に囲まれた小さな美しい町ですが、エギュー・デュ・ミディやル・ブレバンなどへのロープウエーや登山電車などが充実していますので、3000 m級の山々の頂を簡単に訪問することができます。天候が良ければ、フランスアルプスの見事な景観を楽しむことも可能で、印象深い訪問となること、請け合いです。
我々はシャモニー訪問の後、列車でスイスのベルンに移動して週末観光を楽しみ、チューリッヒ経由でスペインのセビリアに移動しました。仕事関連の出張でしたが、シャモニー、ベルン(+アルファー)、セビリア訪問でとても楽しい旅行となりました。
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