正月明け湯河原・真鶴・小田原の旅(一日目)~初日の湯河原は最近人気のグルメでがぜん注目を浴びている地域。まだ正月休みがあったりこちらの時間的な制約もあって攻めきれませんでしたが、湯河原駅周辺と温泉街の基本的な観光スポットは確認できました~
2018/01/06 - 2018/01/06
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たびたびさん
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湯河原、真鶴は東京からだと熱海の手前。熱海を目前にした場所なので、よほど目的意識がない限り、ここで下車するのはちょっと惜しい気がするといったところでしょうか。つまり、そういうことで、これまでなかなか足が向かなかったエリア。正月明けのまだ本格的な旅気分になりきれない時期に、手始めのミニ旅で訪ねてみることにしました。
一日目は湯河原。以前、湯河原駅で途中下車したことはありますが、駅から離れた温泉街には行ったことがありません。どうなんでしょうねえ。
一方で、最近、注目度が上がっている人気のグルメでいうと、パン屋のブレッド&サーカスにラーメンの飯田商店といったところが代表格。ただ、前者は正月休みだし、後者は待ち時間がすごすぎて断念。ここは早々に断念してしまいました。
しかし、観光スポットという意味では湯河原駅の周辺にもけっこうあれこれあるような。結局、地元の寺社に、人間国宝美術館に西村京太郎記念館を絡ませるとそれだけで時間が食われることに。少しマイナーな感じは否めませんが、それでも最後は温泉が待っていると思うと妙に気は楽。温泉街をぶらぶら歩きというのとは違いますが、それなりの気分では回れたように思います。
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始発の東海道線に乗って、朝の湯河原駅に到着しました。
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イチオシ
これは駅前の土肥実平と妻の像。窮地の源頼朝を助けたという地元の英雄です。
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湯河原の温泉街は駅からバスに乗っていく必要があります。ということで、まずは湯河原駅の周辺を散策します。
湯河原海浜公園は、JR湯河原駅からだとちょっと距離がありますが、太平洋を望む開放感を期待して訪ねてみました。しかし、行ってみると全然違う。海に近いのですが海側は立ち入れない。少し高台に整備された芝生の運動場から湯河原の市街や山側が見渡せるだけの公園でした。もしかしたら、この公園自体が堤防の役割を持っているのかもしれません。 -
そして、朝飯はこちらのリビングバー はなますへ。情報によれば、湯河原駅周辺では朝飯が食べられる貴重な喫茶店ということだったんですよね。
ただ、朝8時からということでしたが、朝は9時から。それに、お店の名前は「はなます」じゃなくて「はまなす」。しかし、ネットでは「はなます」で通っていて、まあそれはご愛嬌ということでしょう。 -
イチオシ
店内は明るくて、気持ちいい。いただいたサンドイッチも見た目が美しいし、実際おいしいです。やっぱり割とお勧めです。
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栄月は、湯河原駅前のほうに少し戻ったところ。駅からだと道路を越えてエレバーターを降りた下の市街の小さな和菓子屋さんです。
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いちご大福をいただきまして。。140円なのでいちごの品質はイマイチですが、これならまあまあの仕上がりでしょう。
女将さんが気さくで、周辺の宿がみんなマンションに変わってしまったということとか、湯河原のことをあれこれ。確かに私も湯河原駅の周辺は温泉地とは思えない寂しい景色だと思います。 -
湯河原駅前の大通りを西に向かって、少し下った坂の途中。フォーシーズンベーカリーは、いわゆる街のパン屋さんです。朝早かったので、店頭に並んだ前日の売れ残り商品をいただいてみました。歩きながら、そのパンをかじって。。まあ、悪くはないですが、普通です。
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JR湯河原駅の正面の京風庭園ポケットパークです。
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一段低いところに小さな日本庭園風の一角があって、それがメインかと思ったら、そもそもの由来は、京都仙洞御所の庭園に敷き詰められた一升石が地元で産出したから。黒いごろた石なんですが、その石は庭園に降りる前の見晴らし台のような場所に敷き詰められている。そっちの方がむしろ見どころかもしれません。
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湯河原駅前の大通りの東側。Peche 湯河原店は、大通りに面した洋菓子屋さんです。
お店は狭い敷地に張り付くように建っていて、店内は最低限の広さ。 -
入るといきなり、お菓子のショーケースですね。
タルトが看板商品みたいですが、いただいたのは、食べ歩きもできるマドレーヌみたいなお菓子。しっとりした焼き上りがおいしいんですが、それでもまあ300円の値段相応かなあという感じです。 -
ちょこちょことお腹を満たして、ここからは気合を入れて。
JR湯河原駅の北側。ちょっとしたハイキングみたいに山側に登って行ったところが城願寺です。 -
山門を入って、
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イチオシ
すぐに見えてくるのが「城願寺のビャクシン」と呼ばれる国指定天然記念物の大木。山門に向かう石段の上を覆うように茂っていて、この寺一番の見どころ。
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根元の幹も隆々です。
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寺は900年の歴史を持ち、湯河原を代表する古刹。
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境内には土肥一族の墓所や頼朝の腰掛石もありますので、これもお見逃しなく。
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イチオシ
続いては、産土八幡神社へ。規模はさほどでもないのに、湯河原市街の斜面の地形を利用して建てられたちょっと豪快な神社。通りから石段を上って行くのですが、そこから見上げる鳥居とバックの巨大な楠木の眺めが見事です。
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楠木は遠くからでも見えるので、この神社や地域のシンボルにもなっているように思います。
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イチオシ
人間国宝美術館は、湯河原駅から歩きましたが、ちょっと遠いです。
人間国宝の作品を収集展示する美術館。人間国宝というと重い響きですが、その作品となるとそれは国宝ではないし、我々も普通に買えるものなので、実は重いものではありません。 -
ただ、この美術館の魅力は、展示の仕方等が収集した作品をいかに楽しむかという視点で貫かれていること。館長さんが登場して説明するビデオも拝見しましたが、とっても楽しい。美術品は飾っているだけではあまり意味はない。道具として、工夫しながら使っていくことで新たな価値が生まれるという考え方は、そのとおり。全面的に賛同します。
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藤本能道の作品。
九谷焼みたいだし、竹腰潤みたいな作風とみましたが、工房は東京なんだとか。
色絵 ぼけとヒヨドリ図四角箱
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イチオシ
色絵 こぶしとヒヨドリ文四角箱
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山桜の絵も丁寧な筆致が印象的です。
九谷焼は釉薬に透明感があるので、色の濃淡が表現できる。有田焼なんかと違って、絵画のように絵が描けるのが特徴です。中国だと粉彩のイメージ。その特徴を目いっぱい生かした気持ちの良い作風です。 -
加藤卓夫の唐三彩。
加藤卓夫って、こういう歴史的な作品が多いですよね。 -
イチオシ
ラスター彩琵琶形水差
そして、国際的。
織部焼が東南アジアの技術が伝わったものというのも氏の研究だったような。その説に触れたときは、大きな感動がありました。 -
イチオシ
萃瓷練上
松井康成は笠間焼。益子焼に対抗して笠間から人間国宝を出したという感じがあって、この練り上げで人間国宝になったのですが、正直そんなにいい作品には出会ったことがありませんでした。しかし、これはいい。練り上げという技法と関係なく、一見するとバラのような牡丹のような豪華な花。幻想的な花の美しさを巧みに表現している。松井康成のすごさを初めて実感しました。 -
良寛詩金彩瓢花入
なんとこれは近藤悠三の作品。本来はろくろの名手だったんですが、染付で人間国宝となった人物。ですから、これを見て近藤悠三とはだれも思わないでしょう。しかし、金のちょっと不器用な感じは確かに近藤かも。本来はそれが力強さの表現となるのですが、これはあくまで上品な印象。近藤はこんなこともできるんですね。なんか楽しいです。 -
加藤土師萌の吹墨の作品。
柿右衛門が得意な吹墨ですが、土師萌は瀬戸市の出身。瀬戸は陶器から始まり、後に磁器の技法を導入して再興した地域。有田の影響を受けつつ、独自の世界を目指す作家が出るのも当然といえば当然です。 -
濁手紅葉文鉢
柿右衛門の典型的な作品ですね。中国の明時代の技法を長崎で学んだもの。中国ではその後、清の時代に入って、欧州のエナメルの技法を取り入れた粉彩で焼き物の技術は最高潮の時代を迎える。そういう意味では、日本は、ひと時代古い技法のままだったんですね。色の濃淡がイマイチ操れないので絵というよりデザイン的な文様にとどまってしまったわけです。ただ、芸術はそういう制約があったほうが逆に発展もするもの。その制約によって、より日本的なものへの昇華が得られた一面もあるのではないかと思います。 -
備前大鉢 藤原啓
六古窯といわれますが、人間国宝を一番多く、それもダントツで輩出しているのは備前焼。値段も高いし、別格の位置づけですよね。しかし、焼き締めの美しさが感じれるまでにはけっこう時間がかかります。これはぼたもちというやつですが、これを美しいと感じれるかどうか。すぐには難しいと思います。 -
人形のコーナーもありまして、これは鹿児島寿蔵
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獅子の頭を被る子供の表情
一瞬の視線をとらえています。 -
イチオシ
眠りこけている方は、気持ちよさげ。ふっくらしたほっぺがそれをよく伝えて、効果的です。
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こちらは、野口園生
一寸法師ですね。 -
民話や童話の世界が広がります。
人形って、本当に独特の魅了がありますよね。私は、けっこうはまってます。 -
イチオシ
十三代中里太郎衛門
唐津彫三島魚文陶板
唐津焼の祖と言われる中里家ですが、まあ、そんなはずはない。唐津焼は秀吉の朝鮮出兵以前から歴史を持つのですが、それを証明する文書等がないので、朝鮮から連れてこられた中里家を祖にしてしまっただけなんです。
しかし、一方で中里の実力はやはり抜きんでたものがあるのも確か。これもそうですが、モノトーンの唐津焼の世界にあって、鮮やかな色彩を操ることができる。伝統的な釉薬でさえ、実は青みがかっていたりとか。うっとりするほど美しい。この皿もその片鱗を感じさせる逸品でしょう。 -
鈴木蔵
志野まな板大皿
志野焼と思えない鮮やかな色使い。私はなじみのない作家ですが、工夫のものであることは感じます。 -
高橋敬典
茶釜はまだよくわかりません。でも、これは整った作品なので、そこが目に留まりました。 -
元首相の細川 護熙の作品
斗々屋茶碗(ととやちゃわん)
どうしてこの人はこうなんでしょうか。黒楽とか手捻りとかの作品もプロ並み。細川家の血筋って、尋常ではありません。 -
最後はお茶の時間。浜田庄司のお茶碗で一服いただきました。
なお、写真は組み合わせのものがありませんが、つまり、それは写真ではやっぱり無理かな。お訪ねいただいて、確認していただければと思います。 -
さて、人間国宝美術館で時間を取ってしまいました。もうお昼前ですね。
少し、スイーツグルメの方をチェックしましょう。
こちらは、アミカという天然酵母のパン屋さん。おばあちゃんが一人でやっていて、外観は目立たない店構え。しかし、知る人ぞ知るのお店みたいでポツポツ常連さんと思しき人がやってきます。 -
私は、ちょっと変わったメロンパンをいただきました。
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帽子のつばのようなのが付いた形でちょっとユニークですよね。割と固く焼きあがっているのでカリカリとお菓子みたいに食べます。おやつ的な感覚ですが、ギュッと詰まった味わいの濃さがさすがです。
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杵屋菓子舗は、湯河原駅前の大通りを東にしばらく歩いたところ。
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みたらし団子があったので、それをいただきました。タレがたっぷり掛かった大ぶりの団子。この辺りは街道が通っていたんでしょうかみたいな話をしたら、街道は箱根ですからねえ。昔は熱海に行くにも船で行っていましたとか。面白い話を聞かせてもらいました。
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さらに先のプティーモー。ロードサイドにかわいらしい店舗を構えていてすぐに分かりました。
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いただいたのは、一番人気のソフトクリーム。北海道のなんとかと紹介されていましたが、そんなことはさておき、きちんとした味わい。めちゃめちゃおいしいというほどではありませんが、それでもこれならスイーツ専門店としては十分でしょう。
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魚仁は、湯河原駅の方に戻っていく途中。
本当は飯田商店に行きたかったんですが、あまりの行列で断念。こちらになってしまいました。 -
さて、寿司屋さんみたいなカウンターに座って、いただいたのは焼き魚定食。いくつか付いたその他のおかずも家庭的。ご夫婦でやっているアットホームな雰囲気もいいと思います。
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住吉屋は熱海のお店ですが、湯河原にもお店がありました。
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例のとろけるデシューをいただきました。人気商品でよく売れているという宣伝です。前回食べた時の印象はもう薄れていましたが、今回もあまりインパクトはなし。シューもクリームもネーミングで期待させるほどはメリハリのあるところがイマイチないような気がします。
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今度の十五夜は、湯河原駅前の大通りを過ぎて、さらに西に向かって、坂を下りたところ。かるかんって、鹿児島のお菓子ですが、ここ湯河原にもあって、それがこのお店の看板商品です。
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そんな話をしたら、女将さんが「うちは中に入っているヤマトイモの量が違いますよ」とちょっと不満げにおっしゃっていましたが、確かにこのもっちり感は半端ないような。かるかんの香りもいいように思います。
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湯河原駅周辺の散策を終えて、ここから少しずつ、温泉街の方に向かいます。
五所神社は、JR湯河原駅から温泉街の方向にバス通りを歩いて行きました。駅から歩ける範囲としては、この辺りが限界かなと思います。
入口の銀杏の木にしても境内の楠木にしても、気候がいいせいでしょうか、隆々とした大木が育っていて気持ちいい。 -
神社の創建は、天智天皇の時代。源義家の奥州征伐や源頼朝挙兵にまつわる話も残されていて、この地域ではずっとメジャーな神社であったことが窺えます。
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順序が逆にありましたが、これが正面入り口。
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茅の輪の本殿につながります。
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同じ市街にある西村京太郎記念館。テレビでもおなじみの十津川警部が活躍する寝台特急殺人事件の原作者、西村京太郎の記念館です。十津川警部を演じる渡瀬恒彦とか、見事なはまり役ですよね。
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展示物としては、文庫本とか写真・パネルなど。
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鉄道のジオラマが中央にあるのはそれとして、
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展示方法とかあまり工夫もなくて少しお粗末な感じもしなくはありませんが、
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見慣れているものだけにすぐにその気分になってしまうので、まあ、よしとしましょうか。
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最後に喫茶店でお茶をするのがセットになっています。
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少し歩き疲れたところだったので、結果的には助かりました。
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少し移動して、これはかぼちゃ美術館。
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草間彌生の作品を愛してやまない個人収集家が開いた美術館のようですが、
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個人住宅を利用したものなので、展示室はちょっと物置みたいな感じもなくはない。
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とにかくご主人の草間彌生が半端ないことが伝わってきます。料金は高いですが、奇特な方への支援のつもりで考えると納得できるかなと思います。
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ここから湯河原温泉の温泉街まではバスで向かいます。
ただ、その前に、もう一軒、昇栄堂 味楽庵へ。 -
いただいたのは、みかん最中。包みを開けるとみかんを象った形。これが真ん中で二つに割れていて、輪切りにしたみかんの房まで表現されています。餡子にみかんが練りこまれていて、なかなか芸が細かい最中です。
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JR湯河原駅から湯河原温泉、奥湯河原までは、バスを利用することになります。この路線は伊豆箱根バスが基本ですが、箱根登山バスも混じっています。
湯河原の温泉街は駅の周辺ではなく、離れた場所にあるのでバスの利用は必須。ただ、本数もあるし、遅い時間まであるので、帰りを心配する必要はまったくありません。 -
まずは、不動滝で途中下車。湯河原温泉の市街と奥湯河原の中間といった場所ですね。
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最寄りのバス停があって、そこから山側に入るとすぐこの滝が現れます。ただ、正直あんまり見応えはないかも。手前に茶屋があってゆっくりできるようになっているのですが、肝心の滝の見応えがイマイチでは仕方ないかなあと感じます。
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そこから奥湯河原へ。湯河原からさらに奥。
ちなみに、湯河原駅からバスなんですが、不動滝までしか行かないバスもあって、少し本数が減ります。限られた渓流沿いのエリアにぎっしりという感じで旅館の建物が建っています。日帰り温泉を利用しようとしたら、ここではどこもやっていないということ。泊まりに行くのでなければ、あんまり意味のないところだと思います。 -
で、向かったのは奥湯河原の奥の方に建つ重光葵記念館。
この重光葵というのは、太平洋戦争の終結にあたって、降伏文書の調印をミズーリ号の甲板で日本代表としてサインした人。経歴なんてあまり意識したことはありませんでしたが、外交官として一筋といった感じ。館内の説明からは戦争を回避しようと東奔西走したことは分かりましたが、それを知れば知るほど、逆に無力感も湧いてくるのはなぜなんでしょうか。世の中の流れを決めるのは、やっぱり大衆なんですね。一握りの人間が理性で行動してもダメ。戦時教育等で視野を狭め情報を知らされていなかった大衆への啓蒙こそが本質的な問題。重光葵個人の考えや行動をいくら強調しても、むなしいように思います。 -
奥湯河原から、湯河原の腑に戻ってきました。なんかもう日が陰ってきていまして、ちょっと焦りますね。
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入り口を入って、奥が展示室ですね。
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ところで、湯河原は、竹内栖鳳がしばしば訪れ、最期もこの地となったゆかりの場所。その縁があって、竹内栖鳳の名品がいくつか残されました。
この日は地元ではこれが一番のお宝という金箔にスズメを描いた屏風が展示されていて、久しぶりに線の一本一本に躍動感が宿る栖鳳の真骨頂に触れた気がしました。
ただ、一方で「東の大観、西の栖鳳」といわれながら、イメージの弱さは否めない。京都画壇にあって、京都の伝統を守りながら、進取の気概はあったのですが、思想的なとこまで含めて欧米に対する日本とは何かを追求し続けた大観に対して、時代性というところでやっぱりイマイチだったのかなあと思います。 -
湯河原市街の中心部まで下りてきて。。
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万葉公園は、平地の公園ではなく。湯河原市街から山に分け入っていくような遊歩道を進む山歩きのような場所。遊歩道の脇には俳句を記した駒札や街灯があったりして、観光地っぽさを醸し出していますが、うーん、やっぱり限界があるような。
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その中でも。。
万葉公園の一番奥に、独歩の湯という足湯があります。 -
足湯なんてどうということはないだろうと思ったら、ここは公園の中にいくつかの足湯がテーマパークのように配置されていて、それぞれ、グループが足湯をしながらおしゃべりをしたり。なるほど、これならわざわざ来ても楽しいと思います。
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ここで、もう日が暮れてきましたか。
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最後にぎりぎりこちらでのスイーツチェック。
米屋煎餅は、湯河原温泉の商店街の真ん中。おばあちゃんがやっている昔ながらの手焼きせんべいのお店です。 -
店内に大きな盲導犬みたいな犬がいて、ちょっと入るのをためらっていたら、「おとなしい犬です。大丈夫です」と声を掛けられて店内に。この辺りは猿の被害が多くて、その自衛のために飼い始めたんだそう。効果てきめんだったそうです。そんな話にもちょっと心が和みました。
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ゑふや本店は、湯河原の温泉街のメインストリート沿いに建つ立派な構えのお菓子屋さん。
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日が暮れてからもお店が開いていて、これは助かります。
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商品は温泉まんじゅうときびだんご。どちらも試食できます。温泉まんじゅうは炭酸饅頭なんでしょうが、しっかり膨らませたのでしょう。その香りがすごいです。
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塩瀬総本店は、湯河原温泉のメインストリート沿いにある煎餅屋さん。同じ並びには米屋煎餅もありますが、こちらの方が種類が多くて、もう少し商売っ気のある感じ。
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サクッとした軽い感じの煎餅をいただきましたが、無駄のない仕上がり。こちらもシンプルにうまいです。
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さて、ここで晩飯。
めんや北斗。湯河原温泉には食堂が意外にあまりないので、貴重なお店かもしれません。 -
いただいたのは、お勧めというのりラーメン。海苔以外はかにカマしか入っていないので、ちょっと寂しいのですが、基本は鰹節のあっさりした出汁。それが自慢なんだと思います。
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光風荘は、湯河原の市街からこごめの湯に向かう坂の途中。ここは、あの2.26事件の現場の一つ。建物の前にはしっかりした石碑が建っていて、事件のあらましを伝えています。
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つまり、ここは、当時、老舗旅館伊藤屋の別館で、前内大臣の牧野伸顕伯爵が家族と滞在していたのだそう。伯爵は地元の消防団員の助けもあって無事に脱出。事なきをえたようですが、警護の巡査が亡くなったり、やはり大事件。今でも生々しい思いのする場所だと思います。
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こごめの湯は、湯河原の日帰り温泉。市街地から光風荘をさらに進んで、少し高台に登ったところです。夜7時からは半額になるのですが、ちょうどそんな時間になりました。
湯はとろんとした感じがなくもないですが、基本、特徴はあまりないような。少しぬるめなので、長湯ができるのがいいかもしれません。
さて、これで湯河原はおしまい。湯河原駅に戻って、今夜の宿は真鶴です。 -
これが今夜の宿のまいきゃっと。真鶴駅から福浦港の方に降りて行ったところ。真鶴港や岩海岸とは違う方なので、やっぱりちょっと外れという感じは否めないかもしれません。猫とかも一緒に泊まれる宿というのがウリ。
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そういうお客さんはいたのかどうか分かりませんが、ご主人とか温かいもてなしの感じもあって、悪くないでしょう。ワイファイもしっかり使えるし、共通スペースもまあまあ広いので、素泊まりの宿としては十分かなと思います。
さて、今日も目いっぱいでしたが、温泉にも入ってきているし、もう寝るだけ。明日は真鶴を歩きます。
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