カリフォルニア州コスタ・メサでノグチ・ガーデンを鑑賞

2018/01/04 - 2018/01/04

カリフォルニア州サンタアナのジョンウェイン空港で時間を持て余したため、近辺で何か出来ないか検索したら、近くに日系アメリカ人の芸術家、イサム・ノグチ氏が設計した庭園があることを知り、ウーバーを使って見学してきました。

イサム・ノグチ氏の作品は、米国東海岸では、ニューヨーク市クイーンズのアストリアにある「Noguchi Museum（ノグチ博物館）」で鑑賞することができますが、マンハッタンのあちこちにパブリックアートのかたちでも見ることができます。例えば、ダウンタウンのチェースマンハッタン銀行前にある「Sunken Garden（サンケンガーデン）」は代表作の一つとして知られています。

コスタ・メサにあるノグチ・ガーデンはビルとビルの間に位置しており、別途入場料をとるような施設ではありません。そのため、ウーバーの運転手に連れて行ってもらった際は、場所を見つけるのに少し苦労しました。

エリア コスタ・メサ(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: タクシー 徒歩

ノグチ・ガーデンがあるオフィスビルです。

ノグチ・ガーデンの住所は「611 Anton Boulevard」です。

大きなオフィスビルの裏にあります。

この案内板に庭園の背景について記されています。

ノグチ・ガーデンは大きく分けて、7つの要素から構成されています。

案内板の番号に沿って、見学することにしました。

最初の「フォーレスト・ウォーク（Forest Walk）」では、カリフォルニアを代表する樹木であるレッドウッドの中を歩きます。

次の「リマ豆の精神（Spirit of the Lima Bean）」は、元々はリマ豆畑として利用されたこの土地について理解してもらうことを意図しています。この場所には、写真にあるような岩がゴロゴロしていたようです。

次の「Water Use」は、水流の終着地です。

三角形のグラナイト板は、水流の終着地を象徴する意味合いがあるようです。

次の「砂漠地（Desert Land）」は、カリフォルニアの一風景である砂漠をテーマとしています。

砂利、サボテン、アロエ、パーキンソニア（Palo Verde）等、南カリフォルニアに固有の植物が並んでいます。

この角度からは、レッドウッド、サボテン、オフィスビルを一同に見ることが出来ます。現在のカリフォルニアの地形を抽象化した風景と言えます。

次の「水源（Water Source）」は、その名の通りで、この庭園を流れる川の水源です。

三角形状の砂岩から水が流れ出ています。

庭園を川が流れています。

次の「Land Use」は、花崗岩の彫刻が立つ丘です。

カリフォルニア州で採掘されるWhite Sierraという花崗岩が使用されていますが、砂漠の風景とは一対をなす、現代のカリフォルニアを象徴しているのかもしれません。

最後の「噴水（Energy Fountain）」は、カリフォルニアが秘めるエネルギーを象徴しています。

この庭園は、カリフォルニアの自然環境をビルとビルの間のスペースに抽象化したのがコンセプトですが、仕事の間の息抜きの場所にはうってつけなのではと思いました。

事情により、ジョンウェイン空港に寄ったり、コスタメサに行く機会があれば、見学することをお勧めします。

また、歩いて15分ほどしたところにカリフォルニアで人気のバーガー店、インナアウトバーガー（http://4travel.jp/overseas/area/north_america/america-california_state/santa_ana_ca/restaurant/10417403/tips/12964499/）がありますので、こちらもお勧めです。