2018/01/06 - 2018/01/07
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アジア好きの晴れおじさんさん
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平成30年1月の三連休を迎えました。晴れおじさんは、4日の「仕事初め」に続く「旅行初め」。降雪の合間に、北前船でもたらされた庄内の上方文化を訪ねることにしました。自宅から100キロ離れた異空間の旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
月山新道(がっさんしんどう)を通って、愛車は一路「庄内」を目指します。
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1時間半ほどで鶴岡市の観光物産会館に到着。
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庄内弁「来ばえちゃ(こばえちゃ)」がお出迎え。「来たらいいのでは」というような意味だとのこと。クレヨンしんちゃんの「来ればぁー」に近いニュアンスのようです。
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妻がお土産を買いこんでから湯野浜温泉に向けて再び車を走らせます。
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本日の宿「華夕美日本海(はなゆうびにほんかい)」に到着。時刻は16時10分。
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ウエルカムドリンクならぬ「ウエルカム玉こんにゃく」。正月のくじ引きでホットアイマスクもいただきました。
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部屋は9階の二間続き。
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松林の向こうに真冬の日本海が見渡せます。
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夕食は炭火で魚介を焼く「囲炉裏バイキング」。具材は種類も多く新鮮。生ビールが進みます。
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マグロの解体ショーに続き、
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女将さんとのジャンケン大会。
晴れおじさんは勝ち進んで、限定8皿の「平田牧場三元豚」をゲットしました。
身動き出来ないほど満腹になって一日目終了です。 -
二日目。
まずは、宿の近くの「善宝寺(ぜんぽうじ)」にお参り。 -
一昨年11月に国の登録有形文化財に指定された古刹で、海の神様を祀っています。
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「大漁満足」とは、面白い四字熟語。
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総門には、韋駄天と
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毘沙門天が向かい合って立っていました。
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長い石段を上って
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本殿に参拝。元旦の初詣に続いて今年2番目の祈願をしました。
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「やっぱり海が見たい。」と妻が言うので、湯野浜海水浴場に行きましたが、海風が冷たくて、立っていられません。
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小さな女の子が父親と凧揚げをしています。
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凧は強風にあおられて右往左往。女の子が必死で糸を握っています。庄内の女の子は、なかなか根性があります。
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防風林に囲まれた旧道を通って酒田市に向かうことにしましょう。
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まずは、南洲神社(なんしゅうじんじゃ)を初訪問。
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南洲は、西郷隆盛公の雅号で、戊辰戦争をきっかけに、庄内は西郷公と深い関係を持つことになったとのこと。
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西郷公が信条とする「敬天愛人」の石碑もありました。
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社は小さいながら、西郷隆盛を信奉する有志の皆さんによって綺麗に管理されていました。
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続いて、酒田市の中心部に車を進めて、旧「鐙屋(あぶみや)」を見学。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場する江戸時代の豪商の屋敷です。
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台所。
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座敷には、傘福が飾られています。北前船が運んで来た上方文化のひとつでしょう。
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そして、帳場。人形が置かれているので当時の様子が良く判ります。
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車を停めた「酒田市民文化会館」に戻ったら「成人式」に集まった二十歳の若者の初々しい姿がありました。我々夫婦にも、こんな青春の時が確かにありました。
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続いて、酒田観光の定番「山居倉庫(さんきょそうこ)」。
今も庄内米を保管している現役の倉庫ですが、ケヤキ並木の大木と相まって長い歴史を感じさせる「絵になる光景」です。 -
山居倉庫の一部は、資料館兼物産館の「夢の倶楽(ゆめのくら)」に整備されていて、
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中には、全国的に有名な豪商「本間様」が京都の人形師に作らせて北前船で酒田に運んだ「亀笠鉾」や、
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水引工芸品が展示されていました。
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水引工芸品のアップ。
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お昼になったので、昼食休憩に、酒田港の「みなと市場」へ。
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「酒田のラーメン月」でワンタンメンを食べてみました。
ワンタンメンの有名店「満月」がプロデュースしたというだけに、あっさり魚介スープの正統派酒田ラーメンでした。 -
みなと市場の駐車場に車を停めたまま、中心部の旧料亭街に徒歩で向かいます。
まずは、「山王くらぶ(さんのうくらぶ)」。
湊酒田で賑わった老舗料亭の風格が漂います。現在は、営業を終えて、傘福などを展示した内部を公開しているそうです。
時間の関係で、今回は内部見学をパス。 -
そして、紅花色の壁が鮮やかな「相馬楼(そうまろう)」に到着。
江戸時代から平成初めにかけて「相馬屋」として営業した料亭の屋敷を平田牧場の新田嘉一氏が買い取って舞子茶屋として整備公開しています。 -
内部は全て撮影禁止とされているので踊りの写真はありませんが、「庄内おばこ」「酒田甚句」を含む3曲を二人の舞子が演じました。演舞が終わった直後だけ、舞子の写真を撮ることが出来ます。
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ちなみに、舞子さんが3人なのは、稽古途中で半人前の17歳の娘さんが特別参加を許されたためとのこと。撮影する側にとってラッキーでした。
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晴れおじさんは、10年余り前に2度、この舞子茶屋を訪れましたが、舞子さんの顔触れは全て変わっていました。舞子さんは25歳位が定年のようなので、当然のことだワ。
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さて、湊酒田の上方文化を堪能して帰路に着いたアラ還夫婦を、庄内の空は、雲間から「天使の階段」を下ろして見送ってくれました。
同じ県内でありながら「異空間」を感じることが出来る庄内は、これからも旅先として魅力が尽きることはありません。
完
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