2016/02/27 - 2016/02/28
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redchilipadiさん
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ミャンマー中部の町マンダレー。 中国やタイから直行便があるミャンマー第二の商業都市。 19世紀後半に栄えたミャンマー最後の都です。
マンダレーの町は、京都に似ています。
いずれも古都で、都の北に王宮(御所)があり、その奥、北東方向に屏風のような山(丘)があり、(京都は町の東側に鴨川が、)マンダレーは町の西側にエーヤワディ川が南北に流れています。
都は、碁盤の目状に道が整えられ、北から南へ向かって通りに番号が振られています。
川の下流には、14世紀以降、サガイン、インワやアマラプラなど、いくつかの都が開かれてきました。 サンセットで有名なマンダレーヒルなど、観光スポットいっぱい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
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1857年にマンダレーに遷都されるまで、アマラプラに都がおかれていました。
マンダレーの南10km。 空港からマンダレーに向かう途中、ダウンダマン湖のほとりに、町があります。
この町には、常時1000人以上の僧侶が修行する、ミャンマーで最大級のマハーガンダーヨン僧院があります。
修行の様子は見ることはできませんが、朝食の時間帯、むかえの建物から食堂へ移動する僧侶たちを見学することができます。マハーガンダーヨン僧院 寺院・教会
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僧院から湖の対岸へはウー・ベイン橋が架けられています。
「ウー」は敬称(将軍)。ベイン将軍が架けた木造の橋。
全長1.2㎞、大量の木材は、アマラプラの前の都、インワの旧王宮から運びだして、リサイクルしたものだそうです。ウー ベイン橋 現代・近代建築
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私たちが訪れたのは2月、乾季だったので、橋の下は草地が広がり、牛や鴨がのんびり寛いでいました。
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時々、僧侶も橋を渡っていきます。
この橋は、サンセットやサンライズ時の絶好の撮影場所。
インターネットで検索すると、
夕陽や朝陽をバックに美しいシルエットの橋の写真がたくさんあがっています。
マンダレーの市内からもすぐなので、翌朝がんばって、写しに行けばよかった、、と後悔。 -
そうそう、ウーベイン橋は、水面から結構な高さがあり、
床の木と木の間に隙間もあります。欄干というか、手すりもありません。
危険なわけではありませんが、ヒールのある靴は禁物。
かかとの低いヒールても、木と木の隙間に挟まれそうで、怖い思いをします。 -
ミャンマーでは、成人する前に一度仏門に入り修行生活します。
集団生活を送る、あどけない顔の少年僧の姿もよく見かけました。 -
アマラプラを後にし、
エーヤワディ川に沿って、マンダレーの町へ向かいます。
エーヤワディ川は、全長2000kmを超える大河。
この辺りは、川の中流域で、しかも乾季だというのに、川幅は広く水量も豊富。
さすが、アジアを代表する川です。 -
町の南から、北の王宮、そしてマンダレーヒルへ向かって進んでいきます。
まずは、町の南端、40番通りあたりにあるマハムニ・パヤー(Maha Muni Paya)、高さ4mの本尊、マハムニ仏が有名です。
金箔を購入し、仏様の身体に金箔を張り、祈ります。
お参りする人が絶えません。マハムニ パゴダ 寺院・教会
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仏像が鎮座するお堂は女人禁制。
開帳されているので、近寄ることができない人も
お堂の外から祈ることができます。 -
続いて、28番通りにあるエインドーヤー・パヤー(EinDaw Yar Paya)。
金色に輝く大きな仏塔があります。アマラプラから、遷都とともに移築されたのだそうです。エインドーヤー パヤー 寺院・教会
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そして、12から25番通りの間にある王宮へ。
王宮は、四方を掘りで囲まれています。この写真の左手一帯が王宮エリア。ミャンマー旧王宮 城・宮殿
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王宮といっても、ミャンマーの王朝は、19世紀後半に終わっているので、
正しくは旧王宮。
ミャンマーらしい美しい建築様式の建物が数多く見られます。
これらの建物は、1945年に消失し、復元されたものです。 -
渋い赤の屋根、壁、落ち着いた雰囲気の木造建築群が、緑あふれる敷地によくマッチしています。
きらきら、絢爛豪華な寺院や仏塔と対照的。 -
続いて、王宮の北東、13番通りにあるシュエナンドー僧院(Shwenandaw Kyanung)へ。
シュエ(黄金)という名前にあるよう、かつては黄金に輝いていたのかもしれません。
チーク材の温かみ、落ち着いた黒さがとても趣き深い建物です。シュエナンドー僧院 寺院・教会
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時の王様のプライベートな生活の場でもあったとのこと、
僧院とはいえ、厳格な修行の場のイメージはなく、
こころ安らぐ場所です。 -
建物の屋根や、外壁、内側の壁、柱などに、細かい装飾や、緻密な彫刻で埋めつくされています。一体一体、表情や動きが異なり、見ごたえがあります。
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ここでランチをとり、ホテルへチェックイン。
お昼の休憩をたっぷりとり、陽が落ちてきた頃、
今度は、マンダレーヒル方面へ出かけます。
まずは、クドードォ・パヤー(Kuthodaw Paya)クドードォ パゴタ 寺院・教会
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ここには仏教の経典を石版に刻んだものが残されていて、世界遺産の記憶遺産に登録されています。
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経典は、全部で730種におよび、ひとつひとつが石版に刻まれて、小さな仏塔に収められています。
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ずらりと並ぶ真っ白な仏塔が、夕陽に照らされる様子はフォトジェニック。
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この後、サンセットで有名なマンダレーヒルに上ります。
236mの丘。
丘全体が寺院で、頂上に仏塔があります。
麓から参道を歩いて登ることもできるし、エレベータで上ることもできます。
この写真はエレベータで上ったところにある寺院の境内。マンダレー ヒル 寺院・教会
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頂上には、展望台があり、美しいサンセットや、マンダレーの町全体が一望できます。
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さあ、
ここからはマンダレー滞在中に切り取った風景。
リアルなお顔のあやつり人形。お土産屋さんの店先をにぎわしていました。 -
織物や刺繍の店も多く、見ごたえがありました。
ショップ巡りがついている観光は、
面倒だな、パスしたいな、と思うこともあるのですが、今回は色々な意味で良かったです。
織物、彫り物、漆器、金箔など、実演の場で初めて見るものも多く、
結構、興味を惹かれました。 -
職人さんは皆、もくもくと細かい作業に取り組んでいました。
見学させてもらっているこちらが恐縮するぐらい。
おまけに、商売っけはなく、強引さは全く感じませんでした。
買いたくなったら、買ってもいいよ、という雰囲気です。 -
町中(まちなか)で見た建築現場。
女性が、重そうなレンガを頭の上にのせて、普通に歩いているのにはびっくり。 -
最後に、今回の旅で利用したホテルとレストランです。
ホテルは王宮の南東角にあるセドナ・ホテル・マンダレー
大型のホテルで、ツアー客も多かったですが、賑やかさはなく、落ち着いて過ごせました。朝食のビッフェはとても充実。 -
庭園が広く、いろいろなトロピカルの花が咲き乱れていました。
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エントランスは広く、明るく、気持ちが良い。
今回はホテル内のスパを利用しました。
フランジュパニ(プルメリア)というコース。 -
部屋は落ち着いた調度。
窓から、王宮とマンダレーヒルが正面に見えます -
ランチは、Mya Nandar Restaurant
エーヤワディ川に面したレストラン。ミャ ナンダール レストラン アジア料理
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テラスで川のゆったりとした流れを眺めながら、
風に吹かれて食事できます。 -
観光客向けのセットがあります。どれもこれも口にあいました。
二人の食事でも、セットメニューはお皿の数も多く満足。
ミャンマー料理を敬遠しがちな人でも、問題ないでしょう。
中華風にアレンジされたミャンマーメニューという感じです。 -
最後、変わった形の漆の器の中は、デザート。
よく熟した甘いフルーツは水分たっぷりで、おいしかったです! -
ミャンマー最後の夜、
その日の夕食は、シャン料理。シャン族とは、ミャンマー北部の少数民族。
セドナホテルから通りを一本渡ったところにある、こじんまりとした店でした。
店の名前はミャンマー文字で読めなかったのですが、
南北に走る66番ストリートに面していて、ATMコーナーの左隣の店です。 -
地元の家族づれやカップルなどで賑わっていました。
日本語や英語のメニューはなく、メニュー選びはガイドさんに手伝ってもらいました。ここでガイドさんとお別れし、お勘定は私たちだけですませました。
店員さんはてきぱきして気持ちよく、とっても親切。 -
シャン料理は、超辛いので有名。
写真の炒め物は、見た目以上にぴりぴりぴり辛でした。
ひぃひぃ言いながら、ちょっとずつ、御飯と一緒にいただきました。
火を噴きそうなのだけれど、おいしくて止められない。
地元の人たちは、同じようなメニューを、子供でも、ばくばく食べていました。 -
辛い物だけでなく、普通味のメニューもあります。
野菜炒め、お豆腐と春雨とカリフラワーのスープ、鶏のつくねもおいしかったです。
明日、ミャンマーともお別れ。
マンダレーの空港からバンコクへの直行便で帰途につきます。
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