2017/12/21 - 2017/12/22
5位(同エリア48件中)
itaruさん
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キプロス2日目、といっても午後5時をめどにラルナカ空港に向かわねばならないので、ゆっくりなんてしてられません。グリーンラインヲ再びわたって、ギルネを一巡り。そのあと南北のレフコシアを歩き回ろう、って頭の中では緻密な計画を立てていたものの、キレニア城でゆっくりし過ぎたことなどもあり、最後はバタバタでラルナカ空港に向かうことに
旅程は以下の通り
12月19日 QR0807 成田-ドーハ
20日 QR0265 ドーハ-ラルナカ
ラスナカ→ニコシア→ファマグスタ→ニコシア ニコシア泊
21日 ニコシア→ギルネ→ニコシア→ラルナカ
QR0270 ラルナカ-ドーハ
22日 QR0806 ドーハ-成田
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食は午前7時から。通路でつながっているビザンティノ・パランティ・レストランでいただけます。目玉焼きにベーコンに生野菜、そのほかハムやチーズもあって満足。一日の活力補充完了です
ビザンティノ パラティ レストラン 地元の料理
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ホテルとレストランをつなぐ通路、レトロな日用品が飾ってあります
セントラム ホテル ホテル
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レトロな蓄音機、タイプライターに古きレフコシアの白黒写真。いい雰囲気を醸し出しています
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頭の中では7時に朝食を食べ、7時30分にはチェックアウトして8時にはグリーンラインを越え、9時までにギルネ入りなんてことを考えていたのだけれど、だらだらして今って気がつけば……。何だかんだでホテルを出たのは9時近く
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グリーンライン近くのファネロメニ教会。中に入ると朝のミサの時間なのか、イコンの前には祈りを捧げている人たちが。邪魔にならないように少しだけ見学。北から戻ってきたら、ゆっくり鑑賞しようと思ったら……。午後には教会の扉が閉まってた
ファネロメニ教会 寺院・教会
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グリーンラインで南のポリスチェック、何やらトラブルの様子。どうもパスポートを読み込む機械の調子がおかしいらしい。ただ、機械が使えないからといってグリーンラインを越えられないということはないようで。聞かれたのは「ラルナカの空港から入った入国印はどこ?」。やはり南の人としては北から入国することには抵抗が強いか! まあラルナカからの入国印を確認できたので問題なく入国です
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ギルネには城壁内の乗り場からトルコでおなじみのドルムシュで向かいます。とはいえ、呼び込みもしていない。車が1台止まっているだけ、ここでいいのかと思うような感じ。(写真は戻ってきたときのもの)「ここでいいのかな」と思いながら眺めていると、確かにドルムシュの文字が。で、「ギルネかい? ここで待ってな」っておじさん。う~ん、でも誰も待ってないし時間かかりそう。などと不安に思ったけど、15分ほどで5人ほど集まり、出発です
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途中でほかに乗客を拾いながら、30~40分ほどかけてギルネへ。料金は8ユーロ。到着したのはキレニア城から遠くないところ。道路を渡ったところには公園で、かつてオスマン帝国時代の兵士の墓地の記念碑が
Ottoman Graveyard of Girne (Baldoken Graveyard) 建造物
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公園、駐車場を横切ると見えてきましたキレニア城(=ギリシャ語、トルコ語だとギルネ城)。ビザンティン(東ローマ)帝国時代に築かれ、十字軍の時代には獅子王リチャード1世が攻略したことでも知られる城塞です
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階段を下りてキレニア城に向かいます。降りなくても迎えたのですが、道が良く分からなかったもので(笑)。海に面したキレニア城、間近に漁船やらプレジャーボートやら。時間があれば船に乗るのもいいかも。もちろん観光船もあります
キレニア湾 海岸・海
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キレニア湾沿いにはシーフードレストランが並ぶ。明らかに観光客目当てだけど、お昼をここでいただくものいいかな
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キレニア城(ギルネ城)の入場料は12トルコリラ(360円くらい)
キレニア城 城・宮殿
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ビザンチン、十字軍諸国(リュジニャン朝)、ヴェネツィア、オスマントルコ、イギリスと歴代の支配者が港の防備のために整備を続けた城塞
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キレニア城内の教会跡(ゲオルギウス聖堂)。もともとは城塞の外にあったものが城の拡張とともに内部に取り込まれるようになったものだとか
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城塞にたなびくのは北キプロス旗とトルコ旗。両国?の緊密な関係がわかります
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先ほど見た教会の天井だろうか
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キレニア城からキレニア湾を眺めてみる
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文明の交差点となった東地中海。堅固なつくりの城塞というのが良く分かる。
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城塞をぐるりと一周してみよう
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ヤシの木が茂る中庭。観光シーズン真っ盛りというわけでもないので人はまばら
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キレニア城から眺める海岸線。停泊しているのはトルコと北キプロスを繋ぐ客船だろうか
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イスラム勢力の伸長を受け、ビザンティン帝国によって城塞が築かれたのは7世紀ごろ。キリスト教徒とイスラム教という宗教間の争いの最前線、それがキレニア城
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西欧社会に広く知られるようになったのは獅子王リチャード1世が1191年に第3回十字軍の折、この城を奪取したことから。その後テンプル騎士団やエルサレム王国など、世界史を賑わせる勢力が支配下に置くようになっていく
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ヴェネツィアの支配下に置かれるようになったのは1489年のこと。見るからに堅固な城壁はヴェネツィア時代に強化・整備されたもの。地中海の重要拠点を支配し、要塞のように堅固な城を築いていったヴェネツィアらしい
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どうやら灯台?のあるところまで歩いて行けそう。城を出たら行ってみるか
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写真右下のように一部の修復が雑なのは残念だけれど、ほぼ一周できるので城散策はゆっくり楽しめる
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キレニア城を訪ねている人は欧米系とトルコからやってきた感じの人が半々かな
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この細い隙間から外の敵に銃撃したのだろうか
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城塞内はいくつかの博物館となっていて、ここは近隣で発掘された先史時代の墓を再現したもの
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中庭はちょっとしたカフェになっている。時間があれば一休みしてお茶するのもいい
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場内の博物館の一つが難破船博物館。紀元前4世紀、キレニア湾に沈没したギリシャ商船が引き揚げられて展示されています。博物館にはアンフォラなどの積み荷や引き上げの経緯の説明などが展示され、階段を上がった別室に復元された難破船があります。wikiによると、積み荷とともに復元された難破船としては世界で最も古いものなんだとか。積み荷のアンフォラはワインだろうか。当時のワインってどんな風味だったのだろう。ちょっと興味がわいてくる
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ヴェネツィア時代に増築された塔につながる階段を下りていくと
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当時の兵士たちの姿を蝋人形で再現しています
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大砲を撃つ相手はオスマントルコ軍だろうか。地中海の覇権をめぐるヴェネツィアとオスマントルコの争いは虚虚実実、時には凄惨な結末となった戦もあって。ファマグスタ陥落時などは司令官が壮絶な最期を遂げたというし。キレニア城ではどん歴史劇が展開されたのだろうか
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キレニア城がオスマン帝国が支配するようになったのは1570年
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もちろん、それ以前の歴史も城塞には残っている。ここは十字軍諸国の一つだったキプロス王国リュジニャン朝時代の牢獄だという。中に入ってみると
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中世の拷問の様子がろう人形でされている。井戸かと思ってのぞき込むと、地下牢で責め苦にあえぐ人の姿も……。一つは王の子どもを宿した愛人が王妃の嫉妬を買い、堕胎させようとされて苦しんでいるものも……。城内の説明では、王が戻ってきて親子ともに助かった旨が書かれていましたが。城の暗い歴史は何とも
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意味ありげなんだけども、中途半端に修復されたような
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数々の戦闘を経験した城塞も今は観光客の憩いの場
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マリーナに残る崩れた塔? かつての城塞の一部なんだろうか
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お昼はどうしようか。レストランが並ぶマリーナ沿いを歩きつつ
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マリーナから眺めるキレニア城。このまま遊歩道を歩いて行くと
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遊歩道を歩きつつ
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まるで海上に現れた巨大な要塞という感じ。重火器がなかった時代、籠城されたら攻略する手段はあまりないのでは
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道を戻って観光案内所へ。訪ねたのはベッラパイス修道院と聖ヒラリオン城への生き方、というかタクシー代の目安。案内所のお姉さんによると修道院は片道25リラ、帰りのタクシーも拾えるからチャーターしなくて大丈夫。聖ヒラリオン城はもう少し安くなるかもしれないけどチャーターで120リラくらい目安。両社に行く場合も、2カ所を一台で回るより、分けた方が安くなるとのアドバイスです
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そうそう、観光案内所の前にたちよったのがここ。白亜の教会はイコン博物館。休館中との情報があったものの、時間も経っていることだし再開しているのでは……、と期待したのですが
イコン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ただ修道院にしろ、城にしろ寄るなら時間的には昼飯抜き。どうしようか、悩んだもののせっかく港町に来ているからと魚を食べることに。スズキにポテト、サラダ、パンがついて35リラでコーラ5リラ(1200円)。味の方はまあまあかな
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修道院や城には行けないけれど、たまにはテラスでゆっくり昼食というのもいいね
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ギルネのメインストリート?かな。時間がないのでレフコシアに戻りましょう
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ギルネ門とさほど離れていないドルムシュ乗り場の近くにあったのが平屋でレンガ造りの建物、メヴレビー博物館。入ったときに観光客は1人もなし。職員がのんびりおしゃべりしている。入場料は7リラ
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正直、何の博物館かよく分からなかった。戻ってから調べてみるとトルコのコンヤを中心としたイスラム神秘主義の集団らしい。セマーといってぐるぐる回ってトランス状態になる儀式が有名らしい。どうやら以前はここにセマーの儀式を行っている人形が置かれていたらしいのだけれども、今あるのは上から下の様子を眺める3体のみ
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よく考えたら、北キプロスでイスラムらしい雰囲気を感じさせる建物に入ったのは初めてかも。ファマグスタのララムスタファパシャジャーミィも元はカトリックの大聖堂。イスラム風に改築してあるといっても、基本は西欧建築なわけだし
メヴレヴィー修道場 博物館・美術館・ギャラリー
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数多くの並んでいるのは教壇関係者の廟なのだろうか
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教壇関係者の日々の暮らしで使ったものかな
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墓石のようなものも飾られているのだけれど、基礎知識が足りないので
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ビュユックハンと呼ばれる隊商宿跡、今は観光客相手の土産物屋や雑貨屋、カフェなどでにぎわう
ビュユック ハン ショッピングセンター
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せっかくだからNORTH CYPRUSと書かれた絵はがきを記念に購入。1枚1リラ
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ビュユクハンの外側も多くの店でにぎわう。ここはまさにトルコ
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北キプロスに滞在できる時間も残りわずか。でも、セリミエジャーミィを見逃すわけには行かない。ビュユックハンから商店街を進むと、尖塔(ミナレット)が見えてきた
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ビザンチン時代の教会跡に建てられたゴシック様式の”元大聖堂”セリミエ・ジャーミィ。ミナレットがなければカトリック系の大聖堂にしか見えない
セリミエ モスク 寺院・教会
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かつての聖ソフィア大聖堂。十字軍諸国のキプロス王国時代の12世紀前半に建設が始まった。フランス的な佇まいなのはキプロスを支配していたリュジニャン王朝がフランス系だったことも関係あるんだろうか
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ここがミフラーブなのかな。ちょうどアザーンが聞こえてきたので祈りの時間で入場できないのかとも思ったけれど、祈りを捧げている人はごくわずか
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ララ・ムスタファ・パシャ・ジャーミィと同じく、聖像や宗教画はすべて外され、絨毯が敷き詰められて内部は白く塗り固められている。ちょうど他の観光客が入ってきた
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トルコの人かな、まあイスラム系だろうな。アザーンが流れているので写真を撮るの躊躇していたんだけど、彼女たちが積極的に撮影しているのでついでにパシャ
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時間があれば絨毯に座って昼寝ってのもいいかも
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かつてはキプロス王の戴冠式が行われた由緒正しき大聖堂か
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北キプロスとトルコの国旗が青い空にたなびいているのが何とも印象的
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時間もあまり残っていません。ジャーミィ(モスク)をぐるりと一周してグリーンラインへ
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最後のグリーンライン越えは南北とも淡々とパスポートをスキャンして終わり。で、朝はお祈り中だったファネロメニ教会を訪ねようと思ったら鍵が締まってて入れない。じゃあ、フレスコ画が見事な聖ヨハネ教会に行こうと思ったのだけれど、近くだと勘違いしていたけどかなり遠い。気が付けばも午後3時過ぎ。4時のバスで空港向かわないとやばそう。急いで宿に荷物をピックアップしようと思うも、途中にあったレベンティス博物館(無料)に寄ったりしたおかげてもう3時半。ヤバイ、シャトルバスターミナル方面への適当な時間のバスもない
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慌ててタクシー乗り場を探して乗り込む。途中渋滞している道を避けるなどしたおかげで何とか3分前にシャトルバスターミナル到着で一安心です。でも、よく考えたら4時半ごろにバスに乗ってたら間に合わなかったかも。ちなみに今回は乗客が多かったこともあってミニバスではなく大型バスで空港へ
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ターミナルからはノンストップでバスは快適に走り40分かからず到着です。出入国検査はEUとEU圏外で別れてはいるのだけれど、途中まで同じ列(最後のところで別れる形になっている)なのであまり意味がない。待ち時間20分くらいかな
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ラウンジはスターアライアンス系とその他で別れているよう。OWのサファイアはこちらのラウンジで
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食事は目ぼしいものがなかったのでキプロスワインとピザとナゲットをつまみに
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ラルナカ→ドーハの機内食ではペンネアラビアータを選択も……。失敗かな
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往路の旧型の737と違って、個人モニター付きで快適に過ごせる。往路で途中で終わってしまった猿の惑星 聖戦記を見て、ついでに航路マップを見てみると……。内戦中のシリアの回避は当然として、カタールがサウジやエジプトと断交している影響で大きく迂回しているのが良く分かる
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ラルナカ→ドーハ便は沖止め。ということで、バスに乗ってターミナルへ。そうそう、混みあう時間だったからか普段OWのステータスで使うビジネスラウンジではなく、アルムルジャンラウンジ利用となりました。確かにビジネスラウンジ狭いからなあ。とはいえ、アルムルジャンも激混み、シャワーもだいぶ待たされましたが
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ドーハ→成田の機内食1回目は白身魚の蒸し物を選択。ラルナカ→ドーハ便で途中までみたレ・ミゼラブルの続きと、なぜか童心に戻ってドラえもんの劇場版を鑑賞
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到着前の2食目はチキンマチュブース。ドーハ積み込みだからか、スパイシー系はまずまずの味だなあと再確認。成田着なので余裕で10時前に帰宅。3日の弾丸旅で疲弊するかと思いきや、ダメージは思ったほどではなく翌日も問題なく仕事へ
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旅行記グループ 2017年12月、3日の休みで北キプロス
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