
2017/12/12 - 2017/12/12
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j-ryuさん
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☆福島県内各地はもとより西日本からも初雪の便りが届き始めているのに、
12/12(火)の朝の段階で当地はパラパラと少し雪が舞ったものの、
積もるような雪はまだ降っていませんでした。
例年なら一度くらいは積もるのですが冬型が厳しい気候の時は案外当地は雪は少なめです。
冬に入り白鳥ネタの旅行記で糊口をしのいできましたが、
いよいよもって雪も無いし、氷結も無い冬枯れネタ枯れ状態(ーー;)。
そんな折、私の休日に運良く会津を中心に中通りでも積雪予報が出ました。
朝の段階で我が家辺りでは雪は全く降っていないどころか真っ赤な日の出が見られる始末。
でも奥羽山地の方はいかにも雪が積もりそうな暗い灰色の雲に埋め尽くされています。
あまりに積雪が多いと峠越えは厳しいので峠の手前ならそれなりの雪景色になっているのではと期待し、
この秋に見事な水鏡の紅葉を見せてくれた須賀川市(旧・岩瀬村)の滑川砂防ダムに行ってみることにしました。
我が家から車で10分ほど走らせると晴天は一変し吹雪いています。
雪が積もるのは願ったりですが雪が降り続ける中でも撮影は思いの外難儀です。
果たして理想的な雪景色は見られたでしょうか・・・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆滑川砂防ダム&涌井の清水ルートマップ。
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#12/37.252467/140.216789 -
☆12/12(火)
目的は雪景色でしたが出発時に我が家周辺は青空で積雪はおろか
雪も全く降ってきませんでした。
奥羽山地方面に車を10分ほど走らせたらもう雪景色になっていました。
その端境では雪が降り続いているのに我が家方面には朝日が出ています。
これほど極端に晴れと雪の境がはっきりするのも珍しいと思います。
肉眼ではオレンジ色の朝日が神々しいほどキレイに見えたのですが
写真にしてみると降り続く雪がにじんでイマイチ(ーー;)。
雪景色はキレイですが降り続く雪を上手く撮るのは難しいですね。
いっそのことストロボをたいて雪を強調した方が良かったかも(-"-)。 -
☆滑川砂防ダム 拡大マップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.3399074,140.1936892,578m/data=!3m1!1e3 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダムの堰堤(164m)
『滑川砂防ダム』は我が家から車で25分、会津・湖南七峠の一つ、県道67号の諏訪峠(779m)の登り口にあります。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所でこの秋もすでに旅行記で紹介済みです。
◆山紫水明・錦織り成す美しき福島の秋 Part1
https://4travel.jp/travelogue/11301752
◆山紫水明・錦織り成す美しき福島の秋 Part2
https://4travel.jp/travelogue/11302599
滑川砂防ダムは県道67号(中野・須賀川線)のすぐ脇にあり、
駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チンの穴場です。
しかし冬期は県道67号は滑川砂防ダムの2km手前ほどから通行止めになっています。
でも通行止めは通行止めですが完全封鎖しているわけでは無いので
積雪が多くなければ峠手前の滑川砂防ダムまでは行けるかも。
でも自己責任なのでけして無理はしないでください。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
想像通り積雪は多くも無く少なくもなく丁度良い感じです。
これ以上積雪が多いと県道67号は除雪しないので通行できなくなります。 -
◆山紫水明・錦織り成す美しき福島の秋 Part1 (2017/11/6)
https://4travel.jp/travelogue/11301752
この紅葉の撮影は11/6、わずか1ヶ月ちょっとで景色は一変。
色鮮やかな錦繍からモノトーンの水墨画の世界になります。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
-
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
天気予報では8時~11時頃は雪が止むはずだったのですが
深深と降り続けています。
風はあまり無いので水鏡はキレイに見えているのですが
漆黒の水鏡に雪が滲んで写り報道写真なら臨場感があっていいのかも知れませんが、アート写真的にはクリア感が無くなりがっかりです(ーー;)。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
理想的には雪が降りやんだ直後が一番美しいのですが
いつ止むか保障がないので撮り続けます。
降雪はアート写真的も困りものですが、撮影じたいもカメラに雪が付着し
カメラが濡れてしまうので大変です。
衣服や帽子の雪は払えば済みますが、カメラは熱を持つので
付着したとたんに融けてしまい雨の中の撮影と同じなんです。
なのでカメラ保護の為に傘を差しながら撮影しなければならず
不自由ったらありゃしません(ーー;)。
雪景色の撮影にはカメラ保護用にビーニルカバーを持参した方がいいですね。 -
◆山紫水明・錦織り成す美しき福島の秋 Part1 (2017/11/6)
https://4travel.jp/travelogue/11301752 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
撮影は基本的には長さ164mの堰堤の上からしますが、
藪漕ぎすれば左岸や右岸を一周することもできます。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
雪景色なら春の雪解けまで撮影可能ですが
まず途中の県道67号が通れなければ話になりません。
通れたとしても厳寒期はダム湖は凍結し雪も積もるので
一面真っ白。
白黒でも単調な写真なのにさすがに白一色ではメリハリが無くなります。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤上からの雪景色もキレイですが
さすがにそこからばかりでは同じような写真になるので
ダム湖の右岸からも撮ろうと思います。
しかし、右岸に行くにはこの雪が積もった隈笹を藪漕ぎしなくてはなりません。
遭難するほどの危険は全くありませんが
他人と違う写真を撮るにはそれなりの努力と頑張りは必要ですね。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
右岸の森からダム湖を見ろした構図です。
樹木の下に入ると降る雪はある程度なら枝が受け止めてくれるので
少しの降雪はあまり気にならなくなります。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
写真的には積雪より樹氷の方が枝がまんべなく白くなるので美しいです。
積雪もほどほどの雪なら枝が雪を受け止めてくれますが
積もりすぎれば落雪してしまうので
そのほどほどは天気まかせ運まかせです。
この日は雪こそ降り続けていて難儀しましたが
積もり具合はちょうど良い感じでした(^^ゞ。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
湖面の杭(くい)のような物は水没林の一部です。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤じだいは人工物ですがダム湖の周辺は自然のままです。
この滑川砂防ダムより上流には人家などは一切無いので
ダム湖の水もとても清らかです。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
この周辺は熊の生息地域なので春から秋は要注意です。
冬場は基本的には冬眠(休眠)しますが
稀に餌不足や暖冬の影響などで冬眠しない熊もいるそうなので
冬場でも念のために熊避け鈴などは必携です。 -
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
ダム湖のほとんどは森林がいきなり水没したような形状なので
なだらかな浜のような場所はありませんが
左岸の一部と主流の金喰川(かねはみがわ)の流入口だけが
浜のようになっていて水生植物が生えています。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
天気予報では風速2、3m/sくらいでしたが
雪は降り続いていたものの風はほとんど無かったので
美しい水鏡になってくれました。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
下の写真とほぼ同じ場所ですが、1ヶ月ちょっとで全く別世界になりました。 -
◆山紫水明・錦織り成す美しき福島の秋 Part2 (2017/11/6)
https://4travel.jp/travelogue/11302599 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
雪は止むこともなく降り続けていましたが
木の枝が傘の役目をしてくれているので
水面は静かで降る雪が写り込まないので、
まずまずクリアな写真が撮れました。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
どの写真もまるで白黒写真のようですが
わずかに落葉していない葉があり
なんとかこれらがカラー写真だと分かりますね。
でも今のカメラは白黒はもとより様々なエフェクトができるので
見た目の色だけでは当てにならないかも(^_^;)。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
杭のような埋没林。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
左の白く雪が積もっている部分は八幡小滝のある左岸枝沢が流れこむ場所ですが
崖を降りなければならないので今回は行かないで
再び堰堤へ戻りました。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤右岸から駐車場のある左岸方面を望んだ構図です。
木々がないと雪が深深と降り続いているのが良く分かります。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤から下流側を望んだ構図です。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤から下流側を望んだ構図です。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
堰堤から駐車場を周りこみ左岸からも撮影してみました。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
雪景色は左岸も右岸も大差ありませんが
左岸は急斜面ばかりなので注意が必要です。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
空が青空なら水鏡も青くなりますが
この日は雪空なのでどこを撮ってもモノトーンです。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
これより先はより急斜面になり
滑落したら凍結寸前のダム湖で寒中水泳するはめになるので
ここで撤収です。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
再び堰堤に戻ってきましたが
この降りっぷりでは止みそうにありません。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
クリアな写真が撮りたかったけに無念です(ーー;)。 -
☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
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☆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム
仕方ない、撤収します。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
滑川砂防ダムの雪景色を撮ったあとは
ついでに車で5,6分の滑川水系大滝川砂防ダム付属の貯水池にも寄ってみました。
ここは大滝川砂防ダムのすぐ隣りにあり、
灌漑用に砂防ダムから水を引いた貯水池でダムではありません。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
この貯水池は滑川砂防ダムより標高が50mほど低いので
積雪は若干少なめでしたが、景色的には代わり映えしませんね(^_^;)。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
貯水池北側にある水没樹。
枯れてはおらず春には芽を出します。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
ここでもまだ雪が降り続いています。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
大滝川砂防ダム貯水池で一番お気に入りの水没樹。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
ここも風がなく水鏡だったので絵になりましたが
シンメトリーじゃなかったらただの木かも(^_^;)。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
猫の舌のような形の小さなな半島があり
そこだけ雪が積もり単調な風景に趣を出しています。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
貯水池を半周して南側へ。 -
☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
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☆深々と雪降り埋む大滝川砂防ダム貯水池
ま、悪くはないけど滑川砂防ダムとあまり代わり映えしませね(^_^;)。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
今年初の雪景色撮影ってことで
大滝川砂防ダム貯水池から車で15分ほど、
天栄村の涌井の清水にも立ち寄ってみました。
この辺りの標高は400mと大滝川砂防ダム貯水池より50mほど低いので
雪も少なめです。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
この倒木の下辺りはリュウキンカの群生地ですが
春一番に花を咲かせますがさすがにまだ休眠中です。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
涌井の清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500㎡と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。 -
☆新緑の涌井の清水 (2017/6/5)
春夏秋冬それぞれ趣があります。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば)、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。
(現地案内板より) -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
沼のような形の清水のあちこちの沼底から絶え間なく
プクプクと水が湧き出して波紋が広がります。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
水芭蕉は緑の芽をわずかに見せたまま
まだ休眠しています。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
湧水している場所は沼底の色がやや白っぽくなっています。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
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☆深々と雪降り埋む涌井の清水
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☆深々と雪降り埋む涌井の清水
水温は年中安定しているので厳寒期でも凍ることはありません。
この秋の落ち葉もまだ色が残っています。 -
☆深々と雪降り埋む涌井の清水
清水の周囲は雪に覆われ冬の長い眠りについたように見えますが
沼底からは絶え間なく水が湧き波紋が広がり
けして眠りになどついていないことが分かります。
静かに息を凝らしながら麗らかな春を待っているのでしょう。
これで◆深々と雪降り埋む滑川砂防ダム+αはお仕舞いです。
地味な旅行記を最後までご覧下さりありがとうございます。
『いいね』もありがとうございます。
では、また。 j-ryu
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