2017/12/16 - 2017/12/17
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mishmishさん
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今夜はコンヤに泊まり・・・マス!
なーんて。今回の旅行で乱用したオヤジギャグです。これが言いたくてコンヤ1泊旅行を企画した、もとい、毎年12月に開催されるメヴラーナ週間に合わせて、本物のセマー(旋舞)を見に行きたい!という珍しく真面目な目的でコンヤに行ってまいりました。
コンヤが最も栄えたのは13世紀。ルーム・セルジューク朝の首都になった時です。ジェラールッディン・ルーミーによって、イスラーム神秘主義の一派メヴレヴィー教団が生まれた土地で、世界中にいる信者にとって重要な聖地となっています。メヴレヴィー教団は、神と一体となりその愛を感じるためにぐるぐる回るセマー(旋舞)という修行を行う集団として有名です。
イスラム教的にお行儀の良い&料理が羊肉ばっかりの土地はあまり得意分野ではないのですが(まず第一に酒が見つからない~)、結果的になかなか興味深い旅行にはなりました。
今回の旅行のラインナップは以下のとおりです。
*アンカラから2時間、高速電車(YHT)でコンヤへ!
*まずはコンヤ名物で腹ごしらえ
*メヴラーナ博物館で下調べ
*旅のメインイベント!メヴラーナのセレモニーへ(+予約方法)
*美しいイスラーム装飾
*トラムに乗ろう
*コンヤでまさかの本格日本庭園
以上です
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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トルコ中南部の街コンヤは、首都アンカラから約250キロ南に位置し、高速鉄道(YHT)を使えば約2時間。旅のお供に、本とたくさんのお菓子を持って乗り込みました。
今回、YHTのチケット購入をトルコ国鉄HPから行いました。英語ページもあり、クレジット決済もできて便利でしたが、国外からできるかは不明です。
実はその10日前くらいに駅に買いに行ったのですが、1週間前からでないとできないと言われました。いつもそんなギリギリなのでしょうか…?
◆予約ページ:https://ebilet.tcddtasimacilik.gov.tr/view/eybis/tnmGenel/tcddWebContent.jsf
◆参考:アンカラ駅窓口でチケットを購入する場合(エスキシェヒル旅行記)
https://4travel.jp/travelogue/11275998アンカラ駅 駅
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コンヤ駅到着後は、タクシーで街の中心部に出て、ホテルにチェックインしました。
今回お世話になったのはSafa Royal Museum Hotel。着いてびっくり、このホテル、地下にセルジューク朝時代の遺跡があるんです。
メヴラーナ週間(12/7~12/10)のコンヤは国内外から多くの巡礼者や観光客が訪れますので、1か月前に予約しようとしても完売しているところが多かったです。 -
さすが宗教色の強い街にある地元ホテル。久々に、客室内で礼拝用マットを見ました。
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客室に入って、一番目立つところにキブラ(メッカの方向)を示すシールも。
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コンヤの中心部に出てきました!
トルコの旗とパレスチナの旗が交互に飾られています。どうやら前日にエルサレム関係の集会があったようです。アメリカが勝手に首都宣言するので。。。 -
観光前に、腹ごしらえ!(あんなにおやつ食べたのに…)
BOLU LOKANTASI
コンヤに来たらここ!と数カ月前から決めていたピデ(トルコピザ)専門店に入ります。が、14時なのに満席。幸いにも別のお客さんと相席させていただくことに。ボル 地元の料理
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「アーフィエト・オルスン」(直訳すると「食事が健康に資するように」、ニュアンス的には「よい食事を」)と相席のお客さんが優しく声をかけてくれました。
こちらがコンヤ名物のEtli Ekmek エトリ・エキメッキ(直訳すると「肉のパン」)。いわゆるピデ(トルコピザ)のことですが、コンヤのものは生地が薄いのです。
トッピングのお肉がジューシーで、今回の旅行で一番美味しいお料理でした!ボル 地元の料理
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お肉料理にはアイラン(ちょっと塩っぽい飲むヨーグルト)がよく合います。お店自家製の生タイプのものをアチュク・アイランと言います。
このお料理にはビールが一番よく合うかと思いますが~ボル 地元の料理
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昼食後は、観光です!まずは、メヴラーナ博物館でメヴレヴィー教団の予習をします。入場無料です。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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メヴラーナ博物館の目の前には、セリミエ・ジャーミーがあります。15時、ちょうど礼拝の時間です。コンヤは、他の街に比べてモスクが多いように思われます。あちこちからアザーンが聞こえます。
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中近東を中心にあちこちにメヴレヴィー教団の修道場があるようです。
それにしても、トルコ人って地理が苦手ですよね、、、一部の都市の位置がちょっとずれている気が…。 -
*トルコあるある*
ビニールのカバーを靴に被せて中に入ります。ゴミは出ますが、結構画期的だと思うんですよね。 -
メヴラーナ博物館には、メヴレヴィー教団創始者であるジェラールッディン・ルーミーの霊廟があり、信者にとっての一大聖地です。
霊廟の入り口には、「ヤー・ハダラト・マウラーナー」(直訳するとアラビア語では「我々のご主人様」の意)と書かれています。マウラーナーはメヴラーナー(我らが師)のこと。ルーミーは、「メヴラーナー(我らが師)」と呼ばれていたのです。メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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霊廟の中はこんな感じ。装飾が美しいです。明日がメヴラーナ週間の大祭ということもあり、巡礼者や観光客で溢れ返っています。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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霊廟に入ると、棺がずらりと並んでいるのですが、奥にある一番豪華なものがルーミーの棺です。
ルーミーは、アナトリア(ルーム)に移住したことにちなんでの名称で、元々はアフガニスタンの出身です。コンヤに移住後、シリアでイスラーム神学を学びますが、シャムセ・タブリーズという神秘家との出会いを契機に、形式的な説教を捨て、神秘主義に熱中します。ルーミーは、神への愛を表現した詩をペルシア語で多く残した、ペルシア文学最大の神秘主義詩人でもあります。メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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この霊廟には預言者ムハンマドのあごひげが入った箱も展示されています。
トルコに来て、この類の展示をよく見るようになった気がします。そもそも預言者ムハンマドのあごひげってそんなに残っているのでしょうか。不思議です。メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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天井の装飾も美しいですね。ドームの周りを囲む4辺には、椅子が描かれています。どのような意味があるのか気になります。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらも可愛いですね。「ヤー・ハダラト・マウラーナー」と書かれています。スミレの花にもアラビア文字で何か彫られています。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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メヴラーナーの教義が書かれた本、13世紀のものです。
この他にもルーミーの愛用品などが展示されています。メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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メヴラーナー博物館ですから、霊廟だけではなく、博物館スペースもあります。こちらは衣装。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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これは楽譜でしょうか。楽器も展示されていました。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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修道場のキッチンを再現したもの。左の人は、パザルジュ、市場に行く修行僧です。分業制なんですかね。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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各地にある修道場を矢印で示しています。パレスチナのエルサレムまで1,290キロ、ブルガリアのプロヴディブまで1,131キロ、シリアのアレッポまで616キロ、といった感じです。
メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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続いては、メインロードをメヴラーナ美術館とは反対方向に15分程歩いて、アラアッディン・ジャーミーを目指します。こちらは現在も修復工事中で殺風景ですが、中にある美しいミフラーブ(メッカの方向を示すもの)とミンベル(説教壇)は必見です。
アラアッディン ジャーミィ (コンヤ) 寺院・教会
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木製のミンベルも彫刻が美しいです。
アラアッディン ジャーミィ (コンヤ) 寺院・教会
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モスク自体はセルジューク朝時代最大のものですが、石柱にはローマ時代やビザンツ時代の柱頭が再利用されているそうです。
アラアッディン ジャーミィ (コンヤ) 寺院・教会
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2018年のイスラーム暦カレンダーを売り出し中、お値段は5リラ(約150円)
アラアッディン ジャーミィ (コンヤ) 寺院・教会
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アラアッディン・ジャーミーの外には、男性ばかりのツア一客で、ちょっと異様な光景でした笑。ちなみにガイドさんは日本語ができる方。日本人の観光客は激減してますからね。せっかく日本語が堪能なのに、生かせないのは申し訳なく思います。
アラアッディン ジャーミィ (コンヤ) 寺院・教会
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商店街を歩いていると、美しいモスクを見つけました。
Kapu Camii(カプ・ジャーミー)、17世紀と比較的新しいものです。
http://kapucamii.com/ -
中の装飾はこんな感じ。美しかったです。
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ここで、コンヤの名物菓子Mevlana Şekeri (メヴラーナ・シェケリ)をご紹介。街中にはこのように、メヴラーナ・シェケリを積み上げてあるお店が多数あり、観光客がこぞって買い求めています。
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見た目はマシュマロのようで、もしかして千歳あめみたいに微妙な味じゃ…、と購買力を削がれるようなルックスですが、意外と美味しかったです。ソフトキャンディーみたいな感じで、ずっと口の中で舐めててもいいですし、途中で噛むとほろほろと崩れます。色んな味があり、オレンジ風味で中にチョコレートが入っているタイプのものが気に入りました。
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夜18時頃、あっという間に日が暮れました。
メヴラーナ美術館の緑色の塔が際立っていますね。 -
街中の街灯には、セマーを踊る修行僧をかたどったライトが飾ってあります。
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夜ご飯はここでいただきました。
Şifa Lokantası(シファー・ロカンタス)
コンヤ名物なら何でもありそうなお店で、ここも一日中繁盛しています。もちろん、ここでも相席です。
隣のおばあちゃんが、「アーフィエト・オルスン」(召し上がれ)と何度も声をかけてくれます笑。しまいには、バックは膝の上に置いておきなさい、危ないわよ~と世話を焼いてくれる。良い街です。 -
夫がトルコ人の同僚に聞いたところ、コンヤには幾つもの名物があるそうです。
その一つがBamya Çorbası(バーミヤ・チョルバス)、オクラのスープです。とっても小さなサイズのオクラが使われています。夏が旬のオクラ、このスープでは乾燥させたものを使っていると思います。見た目よりも美味しいです。 -
続いてのコンヤ名物は、Fırın Kebap(フルン・ケバプ)。子羊の肉を低温の油でじっくり調理したもの。夫の同僚曰く、10時間ちかく加熱するそうです。そのため、100グラムで確か22リラ(約660円)と他の料理より割高。
でもコンフィのように、とっても柔らかかったです。玉ねぎと一緒にいただきます。 -
ラストのコンヤ名物は、Bıçak Arası(ブチャック・アラス)という、ピデ(トルコ風ピザ)の一種。この辺りからもうお腹パンパンで…よく覚えておりません。
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お腹が膨れたところで、今夜のメインイベント、セマーの鑑賞に行きましょう!
12/7~12/17の10日間(ルーミーの命日である12/17は大祭)はメヴレヴィー教団とその信者達にとって最も大事な期間で、セマーを中心としたセレモニーが盛大に行われます。
私達が行ったのは12/16の夜、大祭の前日で多くの集客が見込まれたためかメヴラーナ文化センターではなく、スポーツ競技場での開催となりました。 -
ものすごい人です!入り口は大混雑で、チケットチェックはないに等しく、荷物と身体チェックを済ませて中に入ります。唯一、座席に行く時に、係員にチケットを見せて誘導を受けました。
Welcome to the 744th Mawlana Jalaluddin Rumi Commemoration Ceremoniesと横断幕に書いてあります。ルーミーが亡くなって今年で744年なんですね。 -
まずは開会の挨拶とプログラム紹介があり(一部英語訳あり)、オーケストラ(中東の伝統楽器を使用)と合唱団による演奏がなんと1時間ほど続きました。かなり本格的で、美しい音色と歌声に、イスラーム教徒でない私でも聞き入ってしまいました。
まぁ、いつ終わるのかな~って邪念が頻繁に入りましたが。
恐らくルーミーが綴った神秘主義の詩を用いているのだと想像しますが、歌詞が理解できないところが多かったのでペルシャ語なのかもしれません。アッラー(神)や、ラー・イラーハ・イッラッラー(アッラーの他に神はいない(どちらかというとラー・イッラー・ラーと聞こえたのですが))、サーヒブ・ッラー(神の使い?友?これはなんと訳したらいいのか…)といったワードが多かったです。 -
もう十分聞いたかなって頃、ついにセマーゼン(セマーの踊り手)の方々が入場しました。38人くらいでしょうか、皆さん黒いジャケットを着ています。
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全員入場したところで座ります。なんと右端の7人は小中学生くらいの子供にみえます!こんな遅い時間に労働させて大丈夫かしら・・・
ここからまたオーケストラによる演奏が20分程続いた気がします。 -
そしてやっと、動きが・・・!
最初の9人が順番に、後ろの人にお辞儀をした上で、舞台の中心に進んでいきます。 -
スポットが当たっているところでゆっくりと円を描きながら、順番に後ろの人にお辞儀をするという動作を3回ほど繰り返していました。
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そしてついに、黒いジャケットを脱ぎました!
先頭(左端)にいる人はセマーゼンのお頭のような人でしょうか。この人とNo.2のような人はジャケットを脱ぎません。(専門的な知識がなさすぎて、すみません・・・) -
セマーゼンは順番にお頭にお辞儀をし、舞台の中央に出てセマーを踊りだします。No.2は指導員のようにセマーゼンの間を歩いています。もはや修行そのものを見ているようです。
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イスラーム教徒がお辞儀をするという行為自体珍しい気がするのですが、ちょうど今回のセレモニーのポスターのような感じです。お辞儀をするセマーゼンに、お頭が耳元で囁いているようにも見えますよね。
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小さい子供がお頭に挨拶をしています。これで全員回りだしました。この後5分ほどでしょうか。ずっと回り続けていました。首の傾き具合や、回転の速度など、全員の動きが揃っているわけではありません。
きっと一人一人がこの儀式を通して、神と一体になり、神の愛を感じ取ろうとしているんですね。 -
あるところで全員が回転をやめます。少し間を開けて、また一人一人お頭にお辞儀をして回りだします。
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とても美しいですね。
皆さん、首を右に傾げ、右腕を上に、左腕を下に向け、左足を軸にして右足を動かしながらぐるぐる回っています。もちろん駒のようにスピンする訳ではなく、ゆるやかに一定の速度で回っています。ホテルに帰って真似してみたのですが、5回ほど回ってみたところで完全に目が回りました。当たり前ですが、みなさん厳しい修行を積んでいらっしゃるんですね。 -
「帽子は墓石、ジャケットは墓、スカートは葬儀用の覆いの象徴。ジャケットを脱ぐ行為は地上の束縛からの解放、墓からの脱出を示す。右腕を上(天)に、左腕を下(地)に向けるのは、神からの恵みを人々に振りまくことを意味する。」と'16-17地球の歩き方に記載があります(丸パクリですみません。自分の言葉で説明できるほど知識がなくて・・・)。
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3回セマーを観たところで時間は22時。
いつ終わるのか不明でしたし、終了後は大混雑間違いなしでしたので、早めにお暇することにしました。(外に出てみたら同じことを考えている人が多数いました)
《参考情報》
このセレモニーのチケットは、以下のサイトから英語で購入することが可能です。
https://ebilet.konyakultur.gov.tr/
まず名前・email等の情報を入力してID・パスワードを作成した後に、希望の日時、座席を選んでクレジット決済します。チケットは30リラ(約900円)。チケットは、マイページから印刷することができます。私は1か月ちょっと前に予約をしました。
Q&Aに日程が記載されていますので、来年の参考になるかと。
https://ebilet.konyakultur.gov.tr/index.php?route=modules/notifications¬ification_id=1 -
2日目の朝です。
コンヤを走るトラムは綺麗で近代的。緑色と青色の2路線あります。 -
コンヤのメインロードでは、比較的お店の外観、特に看板の部分が茶色で統一されていて、古都の雰囲気を醸し出しています。
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1日目に観光したアラアッディン・ジャーミーの方にまた歩いて行くと、インジェ・ミナーレ博物館があります。インジェは細い、ミナーレはミナレット(モスクの尖塔)のことです。セルジューク朝時代のメドレセ(神学校)を博物館にし、コンヤに残るイスラーム関係の彫刻を展示しています。
インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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インジェミナーレ博物館、正面から見ると非常に美しいです。細かい幾何学模様が見事ですよね。セルジューク朝時代を代表する建築の一つです。
インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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中はこんな感じです。鮮やかな青色がアクセントになっています。
インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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アラビア文字の石彫。周りのお花のような、レースのような模様が可愛いですよね。
インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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セルジューク朝時代の城塞から出てきたもの。
猛鳥のマークが何だかヨーロッパ風で珍しい気がします。インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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天使
こちらも13世紀、セルジューク朝時代の城塞から出てきたものインジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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何気に美しくて感動したのが木彫の展示
こちらは13世紀、セルジューク朝時代のモスクの扉だそうです。保存状態がとても良いです。インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは比較的新しく、19世紀オスマン町時代の扉です。おしゃれで、現代でも使えるデザインですよね。
インジェ ミナーレ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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コンヤはイスラーム色が強いですが、街中のお店ではこうしたクリスマスの飾りを見つけてホッとしました。ちなみにトルコでは新年までクリスマスの装飾を続けるそうです。
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さて、ここでトラムに乗ります!
コンヤの中心部はコンパクトなので、基本的な観光スポットは徒歩で見て回ることができますが、トラムも便利です。
路線図にあるとおり、上の緑色の路線と、下の青色の路線の2つ。インジェ・ミナーレ博物館前が路線図左のZaferという駅。Zafer駅を基点に、青い路線は西に(メヴラーナ博物館がある方向)、緑色の路線は北に(どちらかというと住宅街)走ります。
昨晩メヴラーナの公演を見るためにスポーツ競技場にタクシーで行ったのですが、青色の路線を使っていればメヴラーナ博物館前から3駅で行けたことが判明。 -
こちらはトラムに乗るために必要なElkart(ICプリペイド)。駅近くのキオスクで売っているので、分からない場合は駅の係員に聞いてみるといいです。
乗車時のみタッチするので、1つのElkartを複数名でシェアして使うことも可能です。 -
トラムに乗って向かったのは、京都庭園!Japon Park駅で下車します(Zafer駅からは確か30分程)。
関係ないですが、トルコに来て初めてみました、自転車専用レーン。 -
「日本京都庭園」
2010年完成、コンヤ市が管理しています。
エセ日本庭園かと思いきや、コンヤ市と京都市はパートナーシップ協定を結んでおり、友好の証にコンヤ市がこの庭園を造ったそうなのです。
http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000073205.html京都庭園 広場・公園
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こちらが入り口です。
開園時間は、朝6時から夜11時30分まで。京都庭園 広場・公園
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園内の地図
京都庭園 広場・公園
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中に入った途端、「あぁ何かが違う」感は否めないのですが笑
京都庭園 広場・公園
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少し石庭もあります。
京都庭園 広場・公園
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井戸のようなものも。
京都庭園 広場・公園
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モスクと日本庭園のコラボ
造園時に日本人による技術協力があったかは不明なのですが、珍しく日本らしさが感じられる庭園だと思います。京都庭園 広場・公園
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トルコあるある
日本庭園でウェディングフォト京都庭園 広場・公園
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ちゃっかり写真スポットもあります。
京都庭園 広場・公園
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庭園の一番奥にはカフェテリアがあります。
京都庭園 広場・公園
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カフェテリアはこんな感じです。
トルコ風朝食カフヴァルトゥの高級バージョンが食べられるようで、たくさんのトルコ人で賑わっていました。
この庭園のプレオープニングセレモニーには、京都市長が出席し、その際に京都市長がこのカフェテリアを「平安亭」と命名したそうです。京都庭園 広場・公園
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日本庭園の定番、鳥居が(しかも池の中に)あります。ここでホテルの朝食会場でいただいたミカンを食べましょう~
トルコではマンダリンと言うのですが、1キロ約3リラ(訳90円)と安く、とっても甘いのです。トルコの冬の味覚です。京都庭園 広場・公園
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あらあら、遅ればせながらコンヤで第一ネコ発見!
京都庭園 広場・公園
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降りられますか?
京都庭園 広場・公園
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鯉もたくさんいます。
話が少し逸れますが!現時点で私が一番好きな日本庭園in海外は、エジプト・カイロのヘルワーンにある日本庭園です。これが全然日本庭園っぽくなくて、ちょっとふざけてて面白いんです。
「見ザル、聞かザル、言わザル」の三猿があったり、中国風の布袋さまがいるかと思いきや、竹やぶが登場したり。周りにはたくさんのモスクがあって、この日本庭園で聞いたアザーンは最高に美しかったと今でも時々思い出します。京都庭園 広場・公園
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また緑色のトラムに乗ってZafer駅まで戻ります。
途中、Kule駅で見かけた高層?ビル。これがコンヤで見た一番高い建物です。Kuleはタワーという意味。コンヤは古都らしく低い建物が多いんです。 -
街に戻ってきました。イスラーム色が強く、どこか古めかしい街ですが、メインロードを一本外れると若者が多く集まる通りもあって、少し安心しました。
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コンヤを去る前に、さっと昼食を。
ラフマジュン(ひき肉がのった薄いピザ)で羊肉のドネルを巻いた肉々しいものを最後にいただきました。「肉にはぜったいにアイラン!」と店員さんに自信満々に勧められ、ここでも生のアイランをいただきます。
そろそろアンカラに戻って、羊じゃなくて魚が食べたいです。 -
街の中心部からは少し外れたコンヤ駅ですが、30分程あれば歩いて行けます。コンヤは坂が少ないので、歩いていても苦になりません。
途中で見かけた初代大統領のアタテュルクの像。コンヤは良質な麦の産地なので、右手は麦を触れています。 -
コンヤ駅に着きました。ここからまた約2時間、高速鉄道(YHT)に乗ってアンカラまで戻ります。
ちょっと宗教色の強い街、コンヤ。でも観光には力を入れていて、博物館前では英語のできる学生達が観光客に観光関係のアンケート調査をしていたり。メヴラーナのセレモニーでも一部英語訳がありましたし、チケットも英語でネット予約できましたし。これからも応援したい街の一つです。お酒があれば尚良いのですが~(まだ言う) -
ちなみに今年のクリスマス@アンカラは、12/23にしとしとと雪が降り続けたことにより、ホワイトクリスマスになりました!(写真はベランダから撮ったものです)
2018年もみなさまの旅が素晴らしいものになりますように!
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