2017/10/21 - 2017/10/21
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kawakoさん
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ウィルデック城は、ハプスブルク家によって13世紀前半に建てられました。
15世紀末にはエフィンガー家の手に渡り11世代にわたって所有されてきましたが、1912年に最後の所有者、ジュリーことPauline Adelheid Julia von Effingerから国に遺贈され、2011年からはアールガウ州の所有となり博物館として生まれ変わりました。
このバロック様式の城以上に有名なのが、城の立つ丘の南側斜面に広がる庭園です。
整然と並んだブドウ畑とそれに続くリンデンテラスには様々な花や野菜が植えられています。
また城の周囲は畑と牧場となっており、ここで作られた産物がかつては城主一族の食卓に供せられていたのでしょうが、今ではここを訪れた人々がそれらを買うことができるようになっています。
私がここを訪れた時は「Festival der Düfte/香りの祭典」というイベントの開催期間中で、お城の敷地全体を使って様々なテーマごと香りが施されていました。
- 旅行の満足度
- 3.5
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ウィルデック城全景
丘の上に立つ城のほか、丘の南斜面にはブドウ畑があり、それに続いて庭園があります -
城の周辺には牧場が広がっています
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ウィルデック城
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城に続く道の途中には大きな納屋があるのですが、ここはカフェ&ビオ農産品の販売店があります
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丘の斜面にはいろいろな動物がいました
羊のほかヤギや鶏など・・・ -
ポニーもいました (*'ω'*)カワイー
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ふもとから歩くと結構いい運動です(;^_^A
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ウィルデック城ではこの時「Festival der Düfte/香りの祭典」というイベントを開催していたので、いつもといろいろ様子が違っていました
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城の入り口にある大木に色とりどりのテープがかけられていたのですが、そこに花が結び付けられていました
香りのシャワーといった趣向のようです -
城に入るのは有料なのですが、門の手前にあるこのフランス風庭園は無料で見学できます
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春~夏はバラが咲いて綺麗な場所なのですが、今はもう花の時期を過ぎているので、ちとさみしい風情です
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名残のバラ
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ここまではタダで来られるんで、城には入らずに散歩に来ている人も多かったですね
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では中に入りましょうか
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入口の門のすぐ横が入場券売り場&ミュージアムショップです
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中に入るとこんな感じのちょっとした広場になってます
奥に見えているのが城で、手前の建物はカフェです -
では本丸へ
城に入るにはこの橋を渡ります -
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中世の城なだけあって入口が狭いなぁ
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城の内外や庭園に15か所、番号札がたてられていているのですが、そこでは今回のイベント「香りの祭典」のために特別の香りが調香され、ライティングなど演出が施されています
今日は城内にあるたくさんの部屋の中でも「香りの祭典」の会場となっている部屋をメインに紹介していきますね -
ここはNo.1のエントランスホールです
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すべての入場者を迎えるこの部屋では、ウェルカム・ドゥフト(香り)として、明るくリフレッシュさせるシトラス系の香り(ベルガモット、オレンジフラワー、グレープフルーツなど)が調香されています
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このホールは17世紀末に城をフランス様式に改装した際に作られたそうです
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この部屋、大勢の騎士たちの壁画があっておもしろいんですよ
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勝負服ならぬ勝負兜なんですかね
この笑顔がまたw (^_^;) -
続けての部屋には農機具が置かれていました
ここから地下に降りると穀物倉庫に降りるのですが、それは後で -
階上にあるNo.2ニューダイニングルームです
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これはニューダイニングルームの奥にある小部屋、ホワイトキャビネット
このピンク色のライトは「香りの祭典」のための演出で、この後出てくる香りのある部屋々には全部違った色のライティングがされています -
「ライフ、スウィート&ビター」をテーマに、甘くクリアーなシトラス系の香りに様々なスパイスを合わせた香りが漂っています
平たく言うとメッチャお菓子臭かったです
も、ニオイだけで胸焼けしそうw (;´Д`) -
また半階あがって別のフロアーへ
この城、らせん階段で左右にフロアが分かれるんですが、それぞれ半分ずつ階がずれるという作りになってるんですよね -
壁にかかっていた絵ですが、これ先ほどのエントランスホールですね
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No.3サロン
ここは青のライティングですね -
サロンは城主家族の居間であり、社交の場でもあり・・・
往時の雰囲気をほうふつとさせるタバコとハーブティーの香りが漂っています -
青いライトのせいかタバコの香りのせいか・・・人によっては落ち着く感じがするんでしょうが、私はちょっとブルーな気分に
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サロンの隣にはオールドダイニングルームがあるのですが、広々としていたニューダイニングルームと比べるとかなり狭いです
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廊下を挟んで・・・
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子供部屋に出ました
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この部屋はベットに花模様のペイントがされていたり、おもちゃが飾られていました
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No.4サリス‐スチューベ
ここは黄昏を感じさせるような黄色がかったライトに照らされていました
ちなみにスチューベは居間とか部屋とかいう意味なんですが、主に暖炉のある温められる部屋を指すようです -
サリスというのは城をフランス様式に改装した際の城主、ベルンハルト・エフィンガーの妻の名前です
この部屋では美しい壁紙が印象的でした -
この部屋の香りのテーマは「悲しい花」
火薬と花の香りが、コントラストのある、重く暗いミステリアスなイメージの香りを作り上げています
この部屋では、フランス革命を逃れたある貴族の女性が、ソフィー・フォン・エルラッハ‐エフィンガーの腕に抱かれて亡くなったとかで、それでこのようなテーマになったようです -
No.5キッチン
かなり強烈な、西日を感じさせる黄色の光が窓から差し込んでいます -
この部屋では特別に調香された三種類の香りのガムが置かれていて、実際に食べることができます
そのガムというのが・・・
1、アイントプフ(ドイツ風シチュー)ガム:タイムや熟れたトマトの香りなど
2、男の部屋ガム:湿ったレーダーホーゼ(皮のパンツ)や獣のニオイなど
3、ソフィーガム:ソフィー・フォン・エルラッハ‐エフィンガーへのオマージュ
ソフィーさん味のはまぁ普通、ちょっとフローラルな感じだったかな?
意外と男の部屋ガムがまぁまぁイケました
ダメだったのがアイントプフ、食事系の香りがガムに合わなくってw
ちなみにすぐにガムを吐き出せるように(笑)入れものが置かれてました
調香師の意図としては、観客の感性を子供のような驚きで目覚めさせたかったそうです -
ライティングとニオイの強さで、あまり長居したい場所じゃなかったです
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No.6角部屋は「独身男性の部屋の香り」がテーマ
もう何度も調香師のイメージの元として登場した女性、ソフィー・フォン・エルラッハ‐エフィンガー
そのソフィーさんに最も愛された兄弟のアルバートがこの部屋のイメージの住人です
窓辺の書き物机には彼の自筆の手紙が置かれ、部屋にはラベンダーを基調に羊皮紙の匂いがミックスされた香りが漂っています
ライティングもラベンダー色ですね -
さーてまた半階あがるぞ~
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廊下に家系図がありました
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あの赤いライティングの部屋に入ります
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No.7大広間のテーマは「ミラメタル」
接着された異なる素材の金属のことらしいんですが、この部屋では調香師は正反対のもののコンビネーションで一つの香りを作り上げました
この美しく装飾された鎖帷子は、城主ベルンハルト・エフィンガーが第二次ウィーン包囲に参加した際に持ち帰ったもので、この赤いライティングも戦争の攻撃的なイメージからきています
ウィーン包囲はヨーロッパとアジア(トルコ)が直接衝突した戦いです
そこで、調香師はバルサム・ウッドと冷たいメタルの香りにヨーロッパとトルコのバラの香りを一緒に合わせました -
重い香りのする部屋から退散して・・・
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隣の部屋からはガラス越しに明るいアトリエを見ることができました
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どんな画家が住んでいたんでしょうか
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No.8客間
夏をイメージしたライティングです -
テーマは「エキゾチックな旅」
大きな古風なスーツケースが印象的です -
この客間に滞在しているのは、世界を旅する途中この城を訪れた貴婦人のようです
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甘いバニラにパッチュリ、フルーティーなシトラス、香ばしいコーヒー、青い香りのコリアンダー、シナモンにカルダモン等々、彼女が旅先で出会った香りの数々がこの部屋で一堂に会しています
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No.9女中部屋
明るい客間とはうってかわって、この部屋は真っ暗です
ここにいると、水音と一緒に女性がハァハァ言いながら何かをゴシゴシこする音が聞こえてきます
漂う香りはモチロン、石鹸です -
さらに上の階へ、なぜか扉にドクロの絵がかかれています
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No.10図書室です
この部屋はグリーンのライティングでした -
テーブルの上にはたくさんの書物が置かれています
ということでこの部屋に漂うのは「本の香り」
紙、のり、印刷物の匂いのなか、不意に気づく甘いバニラや木材、そして軽い脂っぽい匂い・・・
調香師が再現したのは何百人もの人の手に渡された書物の香りです -
この部屋の壁や天井はモノクロの絵がかかれていてなかなか素敵です
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図書室の窓からフランス風庭園が見えていますが、ずいぶん上にあがってきましたねぇ
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さらに上の階にくると、もう屋根裏でした
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No.11屋根裏部屋
いつもは何もない埃ただよう空間に、今は庭園から運び込まれた様々な新鮮な、それと乾燥させた植物の香りが漂っています -
香りを取り出すための水蒸気蒸留器などが置かれていました
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屋根裏部屋から一気に階段を降りて、一階の農機具が置いてある部屋へ来ました
ここからさらに地下へ降ります -
地下にあるのはNo.12厩です
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ここでは動物性の香料を嗅ぐことができるようになっていました
今は科学的に合成された香料が生産されているので、普段はなかなか触れられない本物、例えばジャコウ、アンバーグリス(龍涎香)などです -
さて、城を出て正面に見えている小さな塔に向かいます
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ここから入口にあった大きな木が見えます
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塔の中には布が何本も吊り下げられて、な~んか粉っぽいような煙いようなニオイがするのよねぇ・・・と思ったら、ここではジャガイモのパサついた鈍い匂いに、甘い樹脂のようなタバコの匂い、さらにハーブを組み合わせて城内の食文化を描き出してるそうです
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さて、また入口前の広場に戻ってきました
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最後に丘の斜面にある庭園に行こうと思います
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けっこう長ーい階段を下りないといけないんですよ
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時期的に花より葉っぱが目立ちますね
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咲いている花の中ではダリアが多かったかな
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野菜が庭の一角を占めていました
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庭園の周囲はブドウ畑なんですよ
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また階段を上ってヤレヤレ(;´Д`)、これで一通り見ましたね
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ウィルデック城の最寄り駅は同名のWildegg駅です
城までは約1.2キロ、駅前からバスも出ていますよ
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