ヨーロッパ最後の秘境バルカン半島攻略！旧東欧諸国&砂漠の宝石ドバイの旅：セルビア・コソボ・アルバニア・マケドニア・ブルガリア・ルーマニア・アラブ首長国連邦旅行【５９】（2016年秋９日目③ 椰子の木リゾート）

2016/09/23 - 2016/09/23

昨年行ったクロアチアなど旧ユーゴスラビアの旅がとてもよかったので、スロベニアを除く残りの旧ユーゴ諸国と謎の国アルバニア、それにブルガリアとルーマニアの旧東欧諸国を訪問し、ヨーロッパ最後の秘境たるバルカン半島の国々をひとまとめに訪問してきました。
ユーゴ紛争で「世界の敵」となってしまったセルビアのイメージはそれと全く異なり、人々は親切で真面目な人が多かったです。そのセルビアとは緊張関係にあるコソボも、観光で訪れる分には平和で落ち着いており、戦争の跡は大分薄れてきているようでした。そして90年代まで鎖国を続け、東欧革命後国を開いたアルバニアでは東洋人がほとんどおらず、異邦人気分を満喫することができました。また、マケドニアの首都スコピエでは、銅像群のあまりの多さに驚愕し、ブルガリアの首都ソフィアでは、物価の安さとお土産の充実ぶりに喜び、ルーマニアはブカレストの国民の館では、その大きさに辟易しました。さらに、中継地点となったUAEでは、躍進を遂げるドバイへ日帰り観光をして、その発展ぶりに目を瞠りました。
いつものように詰め込みの雁字搦め日程で、1か国あたり1日程度で回らねばならない強行軍ですが、前回同様レンタカーでの旅も交えるなどさらに充実した旅となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（9/15）成田発 ⇒ アブダビ
2日目（9/16）⇒ ベオグラード市内観光
3日目（9/17）ベオグラード市内観光 ⇒ スコピエ ? プリシュティナ市内観光
4日目（9/18）? ティラナ市内観光
5日目（9/19）? オフリド ? スコピエ市内観光
6日目（9/20）スコピエ市内観光 ? ソフィア
7日目（9/21）ソフィア市内観光 ⇒ ブカレスト
8日目（9/22）ブカレスト市内観光 ⇒ ベオグラード
9日目（9/23）⇒ アブダビ　ドバイ市内観光 アブダビ ⇒ 成田
10日目（9/24）成田到着日

今回は９日目③です。

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

流しのタクシーがあるか不安でしたが、無事タクシーを拾うことができたので、次の目的地パームジュメイラに向かいます。
（ｼﾞｭﾒｲﾗﾋﾞｰﾁ11:00 ⇒ 11:11ﾊﾟｰﾑｹﾞｰﾄｳｪｲ駅入口）

高速道路を走ること数分、タクシーは路肩に停まりました。

運ちゃんにここを行くと入口に行けるよと言われて見上げると入口のような建物が見えました。どうやらモノレール乗場へは少し歩くようです。
（ﾊﾟｰﾑｹﾞｰﾄｳｪｲ駅入口11:11 ⇒ 11:17ﾊﾟｰﾑｹﾞｰﾄｳｪｲ駅）

建物は立体駐車場になっていてちょっと不安でしたが、このようにちゃんと案内があります。

すぐ着くかと思ったのですが、意外と歩いてようやくそれらしい入口に到着しました。

改札に到着。このモノレールはレッドカード（1日券）では乗れないので、切符を買いました。往復25DH（780円程度）と結構します。
図柄はパームジュメイラをあしらったものでかっこいいです。

運悪く団体さんと一緒になってしまい、結構混雑しています。
モノレール自体はなかなか近代的なつくりです。

先頭車両の先端部に乗りました。車両は無人運転なので視界は広いのですが、子供連れなどに先を越され、立ちんぼです。
（ﾊﾟｰﾑｹﾞｰﾄｳｪｲ11:27 ⇒ 11:35ｱﾄﾗﾝﾃｨｽｱｸｱﾍﾞﾝﾁｬｰ）

発車しました。やっぱり正面からの眺めは最高です。

整然としたビル群の中をモノレール軌条が伸びています。

終点までの間いくつかの駅があります。駅建物には国旗を描いたものもあります。

ビル群を抜けて低層の建物が増え、視界が広がりました。そして正面にはパームジュメイラの象徴、アトランティスザパームが見えてきました。

アトランティスザパームの真ん中を潜ると思ったのですが、直前で大きく右にカーブして終点アトランティスアドベンチャー駅に到着しました。

アトランティスアドベンチャー駅の先は途切れ、爽快な海が広がっています。

とりあえず駅を降り、建物に入ってみることにします。
（ｱﾄﾗﾝﾃｨｽｱｸｱﾍﾞﾝﾁｬｰ散策11:35～11:57）

建物だけでなく一帯はリゾート施設になっているようです。

宿泊客でもなく、滞在客でもないのですが、特にチェック無く入ります。

中はこんな感じでかなり広そうです。
色々回ってみたいところですが、時間の都合もあるのでこのくらいで引き返します。

建物を出て外観を眺めます。巨大で異様な建物です。これだけでも充分観光名所になります。

アトランティスザパームの先は海が広がっています。
さてそろそろ駅に戻ります。

ちょうど次の列車が入って来ました。コンパクトでかわいい車両です。

うまい具合に最後部に陣取れました。
行きと違い団体さんが乗ってこなかったので、後部大画面を独占できました。
（ｱﾄﾗﾝﾃｨｽｱｸｱﾍﾞﾝﾁｬｰ11:57 ⇒ 12:06ﾊﾟｰﾑｹﾞｰﾄｳｪｲ）

発車しました。

アトランティスザパームを横目に見ながら走ります。

しかし素晴らしいホテルです。いつかは泊ってみたいものです。

名残惜しいですがモノレールは淡々と走り去ります。

ところで、行きは前方に集中していたのでほとんど見なかったのですが、軌条に沿う道路を幹として枝のように別れた道沿いに、リゾートコテージのような建物が建っています。上空から見るとパーム（椰子の木）をイメージして整備されているのがよくわかります。

帰りは行程を楽しみながらパームゲートウェイ駅に到着しました。