２度目の北海道レッサーパンダ遠征は３都市４泊４日（９）【円山動物園・前編】雪の中のレッサーパンダ特集～ポーズをとってくれたココちゃんとホクトくん＆屋外レッサー・リンゴタイム＆すこやかに成長したママより大きな円実ちゃん

2017/11/25 - 2017/11/25

今回の北海道レッサーパンダ遠征を英断（？）したのは、旭山動物園と釧路市動物園で今年2017年に生まれた赤ちゃんたちに会いたかったからです。
でも、せっかく北海道まで行くのだから、札幌の円山動物園のレッサーパンダたちに会わないともったいない……そんな気分で円山動物園も旅程に組み入されました。

それが、結果として１番レッサーパンダに張り付いて、夢中になってしまったのは、円山動物園でした！

なにしろ、あこがれの雪深いの中のレッサーパンダたちがたっぷり見られました。
でも、それだけでなく、その様子を屋内の見やすいガラス越しに見られたことも、長く居られた理由です。
しっかり防寒してきたとはいえ、本日は１日中雪が降っていたし、最高気温でも氷点下でしたから、雨よりはずっとましだったとはいえ、屋内で雪をしのげたのは非常に助かりました。

それから、最近は不定期となっていたらしいリンゴタイムもあったし、屋内展示場と屋外展示場でメンバーの交代もあって、変化がありました。
スライスしたリンゴを展示場のガラスに張り付けて食べさせるというのはなくなってしまったのは残念でしたが、屋内展示場にいたホクトくんと、午前中だけ屋外に出ていたココちゃんは、呼びかけるとかなりの頻度で振り向いてくれて、絶品のフォトジェニックぶりでした！
また、寒さに強く暑さには弱いレッサーパンダのために、屋内展示場の室温はそれほど高く設定されていなくて、氷点下の外から中に入ってカメラが結露することはなかったため、中と外を何度も往復できたことも、大きいです。

ギンちゃんと円実ちゃん母子は、屋内にいた午前中はほとんど寝ていましたが、途中から目を覚ましたし、屋外では元気に過ごしてしまいました。
午後、もう少し張り付いていれば、もしかしたら円実ちゃんがハイテンションになって、キンちゃんママにバトルをしかけたり、楽しく１人遊びしているところが見られたかもしれません。
でも、昼過ぎまでほとんどレッサーパンダに張り付いていたので、トビのクラッチくんのフリーフライトのイベントを見に行った後は、もう一度レッサーパンダ展示場に戻って来る時間はとれませんでした。

というわけで、朝早く起きれずに、開園時間と同時に入園できず、30分遅くなってしまった上、冬は閉園時間が30分早まるので、ランチ休憩は取らずにずっと園内を回っていたのですが、それでも時間が足らないと思ったくらいでした。
ただ、ランチ休憩を取らずにすんだのは、レッサーパンダの屋内展示場で、レッサーパンダを見ながら座って休めたおかげでした。

＜いろいろぎりぎりセーフだった２度目の北海道レッサーパンダ遠征の旅行記のシリーズ構成＞
□（１）【旭川編】再びドーミーインの温泉ホテルライフと北海道グルメの朝食バイキング＆前週末の寒波の大雪が残っていた旭山動物園＆贅沢海鮮食い倒れ（？）の夕食
□（２）【旭山動物園（１）】Hello！物怖じしないレッサーパンダの赤ちゃんと展示と狩りの練習中のアムールヒョウの双子の赤ちゃん～にぎやかなレッサーパンダ・ファミリー総勢９頭
□（３）【旭山動物園（２）】雪上がりの平日の方がもぐもぐタイムが多かった１日目～きりん舎・かば館からほっきょくぐま館まで
□（４）【旭山動物園（３）】小雨降りの２日目～もうじゅう館・オオカミの森・エゾシカの森から今回初めての北海道産動物舎・ちんぱんじー館＆かば館のアフリカのゲテモノたち
□（５）【釧路編】雪景色が美しかったバスでの移動＆コンフォートホテルの温泉なしホテルライフ＆初の釧路市動物園にて～レッサーパンダのキンちゃんの忘れ形見の赤ちゃんには会えなかったけど＆釧路空港でホエイ豚のトンカツ定食グルメ
□（６）【釧路市動物園・前編】食後のはみがきが可愛かったカナダカワウソ＆不自由な後足で一生懸命歩いていたアムールトラのココアちゃん＆レッサーパンダのシンゲンくんとコーアイちゃん
□（７）【釧路市動物園・後編】本日唯一だったぱくぱくタイムのホッキョクグマのキロルくんと檻の展示場に入ってからが楽しかったミルクちゃん＆エゾヒグマのヤマトくんはお休みでエサやりできなかったけどキュートでシャイなエゾクロテンのてんてんに癒される
□（８）【札幌編】再びホテルマイステイズプレミア札幌パークの温泉ホテルライフと海鮮朝食バイキング＆氷点下の美しき雪景色の円山動物園＆一番の北海道みやげは慌てて買った冬靴！？
■（９）【円山動物園・前編】雪の中のレッサーパンダ特集～ポーズをとってくれたココちゃんとホクトくん＆屋外レッサー・リンゴタイム＆すこやかに成長したママより大きな円実ちゃん
□（10）【円山動物園・後編】トビのクラッチくんのフリーフライトや降雪の中のホッキョクグマから雪の中のシンリンオオカミや元気いっぱいミーアキャットの赤ちゃんたち

※順不同に作成しています。

円山動物園の公式サイト
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

＜タイムメモ【全行程＆円山動物園・詳細版】＞
【2017/11/21火・旭川前泊】
17:00　職場を出る
17:45　東京モノレールの羽田空港第一ビルに到着
18:30　羽田空港発JAL527便に搭乗
20:00　新千歳空港到着
20:30発の快速エアポートに乗車
22:00発の特急カムイに乗車
23:25頃　旭川駅に到着
23:40頃　ドーミーイン旭川ホテルにチェックイン
（駅前からタクシー／540円）

【2017/11/22水】
（旭山動物園での天候の天候：曇り時々晴れ）
（旭川の最高気温６度／最低気温マイナス５度）
07:45　起床
08:10-08:45　ホテルの朝食バイキング
09:20　タクシーで旭川駅前へ（540円）
09:40　旭川駅前発のバスに乗車（440円）
10:30頃　旭山動物園前のバス停に到着
（定刻より約10分遅れ）
10:35　西門より旭山動物園に入園
（冬は10時30分開園）
（年パス1,020円購入／入園料大人820円）
10:40-15:25　旭山動物園１日目
（冬は15時30分閉園）
15:30発の旭川駅行きのバスに乗車
16:10頃　旭川駅に到着（ほぼ定刻）
17:00-19:00　濱焼北海道魚萬 旭川２条通店で夕食

【2017/11/23木・勤労感謝の日の祝日】
（旭山動物園での天候：小雨時々みぞれ）
（旭川の最高気温５度／最低気温１度）
07:45　起床
08:10-08:30　ホテルの朝食バイキング
09:15　ホテルをチェックアウト
09:20　タクシーで旭川駅前へ（540円）
09:40　旭川駅前発のバスに乗車（440円）
10:22　旭山動物園前のバス停に到着（定刻）
10:30　西門から旭山動物園に入園
10:30-13:55　旭山動物園２日目
14:00発の旭川駅行きのバスに乗車
14:40頃　旭川駅に到着（ほぼ定刻）
14:50　駅で少し休んだ後、道北バス営業所へ
15:35発の釧路行き都市間バス・サンライズ号に乗車
22:10頃　釧路駅前に到着（ほぼ定刻）
22:20頃　コンフォートホテル釧路にチェックイン
（駅前のバスターミナルを下見後／夕食抜き）

【2017/11/24金】
（釧路市動物園での天候：晴天）
（釧路の最高気温５度／最低気温１度）
07:30　起床
08:15-08:40　ホテルの無料朝食
09:05　ホテルをチェックアウト
09:15　釧路駅前発の阿寒バス山花温泉リフレ線に乗車
10:23　動物園前に定刻に到着（870円）
10:25　釧路市動物園入園（570円）
（冬の開園時間は10時）
10:30-15:30　釧路市動物園
（冬の閉園時間は15時30分）
15:40　タクシーで釧路空港に到着（2,230円）
16:05-16:30　空港でホエイ豚カツ定食のランチ兼夕食
17:20　釧路発ANA4876便に搭乗
18:10頃　新千歳空港に到着（定刻より約５分遅れ）
（19:50頃～21:20頃　北海道空域航空管制システム不具合発生）
18:30　新千歳空港発のエアポート快速に乗車
19:07　定刻に札幌駅に到着
19:20頃-19:45頃　隣接デパート・エスタのABC-MARTで冬靴購入
20:30頃　ホテルマイステイズプレミア札幌パークにチェックイン
（地下鉄南北線の中島公園駅より徒歩５分ほど）

【2017/11/25土】
（円山動物園での天候：軽い雪）
（札幌の最高気温マイナス２度／最低気温マイナス３度）
07:15　起床
08:05-08:45　ホテルの朝食バイキング
09:15　チェックアウト
09:40　円山公園駅に到着
09:43　円山公園駅発のバスに乗車
（ほんとは09:22発のバスをめざしていた）
09:55　動物園西門前の停留所に到着（210円）
10:00　円山動物園に入園（600円）
（冬の開園時間は09時30分）
10:00-10:10　アジアゾーン寒帯館
（アムールトラ・ユキヒョウ）
10:10-10:30　レッサーパンダ（屋外セイタ・ココ）
10:30-10:40　ヒマラヤグマ
10:40-12:30　レッサーパンダ（屋内・屋外）
12:45-13:00　アジアゾーン熱帯雨林館
（マレーバク・テナガザル・コツメカワウソ）
13:05-13:15　雪のニホンザル
13:20-14:00　レッサーパンダ（屋内・屋外）
（リンゴタイムと展示交代あり）
14:00-14:25　トビのクラッチのフリーフライト
14:35-14:55　ホッキョクグマ
（屋外デナリ／檻の展示場ララとリラ）
15:00-15:05　エゾヒグマ
15:10-15:15　雪のシンリンオオカミ
15:30-15:45　ミーアキャットの四つ子の赤ちゃん
15:50-16:00　正門前のオリジナルショップで買い物
16:00　閉園時間と同時に動物園を出る
16:26発のバスに乗車（少し遅れて実際は16:30発）
16:40　円山公園駅に到着
17:30　札幌駅に到着
（中島公園駅のロッカーに荷物を取りに行った後）
17:50　札幌駅発の快速エアポートに乗車
18:27　新千歳駅に定刻で到着
18:40-18:45頃　搭乗ゲートでおみやげ物色
（保安検査前に買い物をする余裕なし）
19:00　新千歳空港発JAL524便に搭乗
20:40　羽田空港到着（実際は21:00近く）
21:35　リムジンバスに乗車
23:30頃　帰宅

※これまでの動物旅行記の目次を作成済。随時更新中。
「動物／動物園と水族館の旅行記～レッサーパンダ大好き～　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

そのうち、これまでの過去２回の円山動物園の旅行記のURL集は、この旅行記の末尾に載せました。

エリア 札幌(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ ANAグループ JR特急 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

わくわくアジアゾーン高山館に３面あるレッサーパンダ屋外展示場のうちの向かって一番右

円山動物園のレッサーパンダたちは、私がレッサーパンダ・ファンなりたての頃からお気に入りのレッサーパンダ・ファンのブログでよく紹介されているので、実際にはなかなか行けないのに、すっかりおなじみな気分になっていました
しかし、雪をほとんど知らない私が、こんな雪深い円山動物園に行くことになるとは、思いもしませんでした。
どんなに雪の中のレッサーパンダが魅力的でも。

先程の展示場を正面から見たところ

実際、訪問予定を11月中にしたのは、この頃の札幌は積雪の確率は低く、ぎりぎりだと思ったからです。
今年は番狂わせの気候で、この日も、札幌でも例年より数ヵ月早い真冬日でしたが、東京みたいに雪によって簡単に交通機関に支障がでないので、雨より雪の方がずっと過ごしやすく、防寒対策もきちんとできなので、むしろラッキーだったと開き直れました。

こちらの展示場では、午前中は、円山のレッサーパンダたちのパパのセイタくんが、13時半ごろのリンゴタイムの前に、娘のギンちゃんと孫の円実ちゃんが過ごしていました。
本日、もしレッサーパンダ担当の飼育員さんがお休みだったら、交代はあったかもしれないけどリンゴタイムはなかったでしょうから、担当の飼育員さんがいる日でよかったです。

真ん中と向かって左の展示場が見えるアングル

朝っぱらから、めったに見ることがない、うっとりするような雪景色でした。
そして本日は、途中緩まったとはいえ、一日中、雪が降っていました。

真ん中の展示場を中心に

こちらでは、午前中、円山のレッサーパンダたちのママのココちゃんが過ごしていました。
ココちゃんは、我が地元の埼玉こども動物自然公園出身で、円山動物園にやってきた第一号のレッサーパンダです。
でも、レッサーパンダとしては、もういいお年になったので、午後からはバックヤードのお部屋に戻り、非展示となりました。

2017年現在11月現在の円山動物園のレッサーパンダの系譜

セイタくんとココちゃんの間には、リリイちゃんとライラちゃんという最初の子供たちがいます。
それからギンちゃんの双子のキンちゃんがいましたが、釧路市動物園にお嫁に行って最初の赤ちゃんの育児中だった2017年８月に病気で亡くなってしまいました。
エイタくんは、千葉市動物公園からお婿にきた、風太くんの息子です。

セイタくんの紹介

セイタくんももう10才。
レッサーパンダとしてはいいおっさんですが、童顔で可愛いおっさんです。
年齢と関係なく、運動神経は、円山っ子レッサーパンダの中で一番鈍いようです。
もっとも、私がはじめて生でセイタくんに会えたのは去年2016年で、セイタくんは９才でしたから、個体差はあれ、もう行動がおっとりしていてもおかしくない年齢でした。

雪の上を散策中のセイタくん

毛並みはつやつやで、まだまだ若々しかったです。うれしいな。

小屋になったところをちょいと覗く

その中で、雨宿りならぬ雪宿りをしてくれたら可愛くて絵になるのですが、富士山より標高が高いところに生息するレッサーパンダにとって、このくらいの雪はへいちゃらなのです。

お隣のココちゃんの様子をうかがうセイタくんの可愛らしい後ろ姿＠

ココちゃんの紹介

ココちゃんのふるさとの埼玉こども動物自然公園には、双子のナツちゃんがのんびり暮らしています。
双子姉妹あわせて、ココナツ。
ココちゃんは５頭のお母さんになりましたが、ナツちゃんも同じく５頭のお母さんです。

優雅に貫禄を見せつつたたずむココちゃん

ココちゃんは、私が呼び掛けると、高確率で目線をくれた＠

絵になる雪の中のココさま！

おや、セイタくんがセイタ小屋に入ってる！

雪宿りしにきたのではなく、なわばり確認の一環のようでした。
ほんの数秒のことだったので、写真に撮れてラッキーでした！

雪が積もって滑りやすいアスレチックを頑張って登ったセイタくん

ココちゃんの麗しの後ろ姿

背中が可愛らしく山になっていました。
ココちゃんも毛並みがきれいでした。

ココちゃーん、またまた呼び掛けに応えてくれたココちゃん＠

本日は屋内で元気に闊歩していたホクトくんの紹介

ホクトっちが過ごしていた屋内の壁際の一面

朝御飯中でした！

アスレチックを登りながら笹を食べるホクトっち

下の方の笹が食べたくて、逆さまになるホクトっち

敢えて困難なポーズをとっちゃって。

すてきな笑顔でごはんを食べるホクトくん

ぺろりと、美味しかったごはんを思い出してる？

そのあくび顔、セイタ・パパの故郷の茶臼山動物園のパンダたちにそっくり@

天井へと延びるアスレチックを散歩、散歩！

するすると危なげなく登るその運動神経は、若さと、ココ・ママゆずりのおかげ？

天井のはしご通路を進むと

ロータリーにたどり着く

ホクトっちにも呼びかけてみたら

上からこちらを見下ろしてくれた@

ホクトっちにじーっと見下ろされる快感@

まだまだお子さまなホクトっちは好奇心旺盛！？

私が舌を鳴らして呼びかけている間、ずーっと見下ろしていてくれました。
ぶらんと垂れ下がった手が可愛いです！

なんでもないのかと去ろうとしたホクトっち

通路の針金をぺろん

ホクトっちに限らずレッサーパンダはこうやって細くて飛び出たものはけっこう気になるようです。

散策して小腹が空いたら、また笹を食べる@

千葉市動物公園からお婿に来たエイタくんの紹介

そしてお嫁さんのギンちゃんとの間に去年2016年に生まれた第一子の円実ちゃんは、エイタくんにどんどん似てきました。
人間も女の子は父親に似ることが多いようですが、レッサーパンダも同じ！？

向かって左の１番広い屋外展示場にいたエイタくん

朝一番では見当たらなかったのですが、屋内のホクトっちを追っていた間に、エイタくんが外にいるのを見つけました！
笹を食べているところなので、伏し目がちになったエイタくん、とっても可愛いです！

雪が降っていてもなんのその、食欲旺盛なエイタくん！

ココちゃんの魅惑のおしり姿にも、こんこんと雪が降る

可愛い顔して笹を味わうエイタくん

満足した後は、雪の上の散策開始@

このあたりで、まだ会うことができていないメンバーに会いたくて、もう一度屋内に戻りました。

円山動物園の跡取り娘のギンちゃんと、娘の円実（まるみ）ちゃん

ギンちゃんは2012年７月20日生まれ。
円実ちゃんは、去年2016年６月15日生まれ。

公式サイトのこちらのニュース一覧を見ると、当園のレッサーパンダの歴史がすぐに分かります！
https://www.city.sapporo.jp/zoo/b_f/b_04/db002.html

ガラスの展示場にいたギンちゃん・円実ちゃん親子は、ぴたっとくっついて、おしりを見せて熟睡中

すでにどっちが母親でどっちが娘のおしりか分かりません（笑）。
でもたしか、いまや円実ちゃんの方がお母さんより大柄になっていたはず。

積もる雪の中をせっせと散策する、可愛いエイタ・パパ

レッサーパンダのオスは子育てに一切関与しないので、エイタくんは自分によく似た可愛い娘がいることを、全く把握していないでしょう。

降る雪の中で歩くエイタくんは可愛くも絵になる

行く手の目の前に伸びた細い枝が気になるエイタくん

実はこれらの３枚は、ギンちゃん・円実ちゃんが目を覚まさないかな～と窓際で座って待ち構えながら、屋内から窓越しに撮りました。
雪だと雨ほど濡れないにしても、夢中になって撮影していると、自分にもカメラにもそれなりに雪が積もったので、屋内にいながらレッサーパンダの様子が見られるのは、非常にラクでした。
ただし、屋内からだと、ココちゃんとセイタくんはよく見えませんでした。

あっ、またホクトっちが、いいかんじにポージングしてる！

可愛く首を傾げたホクトっち

このときも、私が巻き舌を鳴らしたら、不思議そうに見下ろしてくれました！

壁の窓枠に登ったホクトっち

あの外側の壁は、ちょっとしたロッククライミング用の壁になっているので、あそこにホクトくんがいると、壁を登った人が、ホクトくんの姿を目の前で見ることができたろうと思います。

私の方を見ながらはしご通路を渡るホクトくん

なんてひとなつっこいの！

行き止まりだったのでUターンする

その窓からギン姉ちゃんと姪っこの円実ちゃんが見えたかな。

てけてけホクトっち、可愛くもちょっぴりりりしい顔

やっとお目覚め、円実ちゃん！

やっぱり奥の大きめな子が円実ちゃんでした。

目覚めたてなので、喉がかわいたね＠

屋外のエイタくんは、ぺたんと座り込んで、しっぽが雪まみれ

お隣の美しき姑のココちゃんの様子が気になる？

ココちゃん、いないみたい、とぺろりとして

しっぽを押さえて、毛づくろいの続き＠

そんなエイタくんにどんどんにてきた円実ちゃん

まだ寝起きだったからか、ぽけらっ。

目覚めのかきかきっ！

アスレチックを渡る円実ちゃんの、ふさふさしっぽの後ろ姿＠

天井に近い格子窓の窓枠で

まだ眠そうな円実ちゃんの、ぶすっとした顔がチョー可愛い＠

アスレチックの上で毛繕いを始めた円実ちゃん

笹を食べ始めた円実ちゃんの後ろ姿

屋外では、雪の上を行ったり来たりのエイタくん

あっ、ココさんだ！

エイタくん。ギンちゃんが子育て中で別居しているっからって、美しいお姑さんと浮気しちゃダメですよ。

屋内展示場では、やっとギンちゃんもお目覚め

しばらくは、寝起きでぼーっとしていました。

ギンちゃんの大あくび

ギンちゃん、始動！

華麗に下に降ります。

母子仲良くおしりを見せて、笹ごはん

またしばらく可愛い顔が見えなくなってしまったので、再び屋内からガラス越しに屋外のエイタくんを見行くと……。

エイタくんは、雪の降る中、目を細めて毛繕い中

雪がついた足裏が見えるのも、チャームポイントです！

奥さんのギンちゃんも屋内で、足ピーンの色っぽいポーズで毛繕い

こんな風に屋内と屋外、近くですぐに見られて、ほんと便利でした。

円実ちゃんがやって来て、ちょっとママの毛繕いのお手伝いする

すぐに飽きたのか、去っていく円実ちゃん

美しい自慢のしっぽの先までしっかり毛繕いするギンちゃん

ぐいっとあごを反らし、おなかをかきかき

あごの下の毛にちょっと白い部分があります。
ここの模様もレッサーパンダそれぞれ少しずつ違います。

気持ち良さそうなギンちゃんの色っぽい表情@

美しいしっぽを踏み踏み

ギンちゃん、それ、仕上げ？

円実ちゃんは、床で笹ごはん

枝のてっぺんで毛繕いする、むちむちな円実ちゃんと、天井近くの格子窓からバックヤードを探るギンちゃん

はしごを降りる時も、頭から逆さまになって

これは、円実ちゃんです。

ギンちゃんもバックヤードが気になる

りんご大好きギンちゃんは、人一倍ならぬパンダ一倍、おやつが気になるのです。

そしてギンちゃんも、危なげなく、逆さまになって降りる

憂いを含んだギンちゃんの頭の中にあるのは、きっとりんごのこと（笑）

そこへやって来た円実ちゃんと、その気配に振り返るギンちゃん

そして無表情なまま、娘にパーンチ（笑）

屋外の雪の中のセイタくん

セイタくんとココちゃんの様子は、屋外に出ないと良く見えません。

セイタくんが組み木を登る！

セイタくんだってレッサーパンダですから木登りは好きなのですが、レッサーパンダの中では、若い頃から運動神経はそれほど良くなかったようです。
そんなセイタくんが組み木を登る時は、しっかり見届けてあげねばなりません。

雪積もる組み木の上で、毛繕いをするセイタっち

ああ、極上の気持ち良さ@

ってなかんじのセイタくんの表情@
レッサーパンダは寒さに強いので、セイタくんくらいの年なら、まだまだこのくらいの寒さはきっと気持ち良いくらいでは？

ココちゃーん、こっち向いて！

ちゃんと向いてくれるココさま。
このあといったんレッサーパンダ展示場を離れて、少し他の動物たちを見に行きました。

ココちゃんの美しさは、雪の白さに負けない@

本日がレッサーパンダの担当者さんの勤務日なら、13時半頃からギンちゃんと円実ちゃんが屋外展示当番になり、リンゴの給餌があるはずです。
それは定例イベントではなく、公式サイトにも発表はありません。
でもファンの間でよく知れているようで（そういう私もファンさんのブログを通じて教えてもらいました）、13時20分頃にレッサーパンダ展示場に戻ってきたら、これまでの中で一番人が集まっていました。

りんごが待ち遠しいエイタくんの可愛いらしさも、雪のふわふわ感に負けないっ！

むっつりとしたって、可愛いんだからっ！

前足をあげたまま立ち止まったって、可愛んだからっ！

昼過ぎ、良く組み木に登るようになったセイタっち

迷子のような表情が雪景色によく似合う！？

あーんなに雪が積もった細い幹の上でも歩けちゃうセイタっち

雪がどんどん降る中、どんどん上に登るセイタっち

「ボク、そろそろ、お部屋に戻る時間だと思うんですけど、飼育員さーん、まだですか？」

このあと屋内展示場の様子を見に行ったら、その間にセイタくんはバックヤードに収容されたようです。

屋内展示場でりんごをいただくセイタっち、嬉しそう@

「うっまーいっ！」

このままセイタくんを見ていたい気持ちがありましたが、気付くと、屋内のホクトくんもリンゴをもらっていました。
ただ、ホクトくんはリンゴを食べているときに顔をあげてくれなかったので、写真は撮りましたが、旅行記アップはなしです。

ギンちゃんがリンゴをもらっている！

ホクトくんが顔をあげてくれるのを待っていたら、セイタくんと入れ違いにギンちゃん・円実ちゃんが外に出ていて、もう飼育員さんがリンゴをあげはじめていました。
本日いた多くのファンは、私のように中を見に行っていたら、ギンちゃんたちのリンゴタイムを逃しかねないと分かっていたのか、ずっと屋外で待っていたようです。

ギンちゃん、鼻雪つけて、おかわり猛烈おねだり@

あーんなにハッスルしなくても、飼育員さんはちゃんとリンゴをくれるんだよーっ

ギンちゃんは飼育員さんからリンゴのにおいがする限り、飼育員さんを絶対話さない（笑）

一方、娘の円実ちゃんは、リンゴは好きだけど、飼育員さんに対して警戒心を解かない

リンゴにしか目がないギンちゃん@

今度はぶどうだねっ！

レッサーパンダたちは甘いぶどうも大好きです。

雪がこんこんと降る中、円実ちゃんもおやつが欲しくて、飼育員さんに近づこうか葛藤中

まあたとえおやつがみんなママに食べられてしまったとしても、朝食や夕食にはちゃんと円実ちゃんの分もあって、飼育員さんの手づからでなく、お皿から安心して食べられるのだと思います。

最後にエイタくんのおやつタイム

エイタくんはしっかり立って、両手で持ってリンゴをいただきます。

ちなみに、ココちゃんは13時半で展示終了となったので、おやつはバックヤードでもらっているはずです。

二足立ちで次のリンゴを待つエイタくん

さすが、レッサーパンダが二足立ちできることを有名にした風太くんの息子です。

リンゴ大好きエイタくんは、あんなに雪がお顔にのっかっていても気にしない

最初は口にくわえさせてもらうエイタくん、かっわいーっ！

ちゃんとちょーだいと、前のめり@

口で受け取ったリンゴを笑顔でいただくエイタくん

両手使いのレッサーパンダは少数派です。

雪まみれなのも気にせずに、猛烈おねだりエイタくん

まだ容器の中にはブドウが残っていますね。

無心でブドウを見つめるエイタくん

両手をぶらんとさせたままブドウを受け取るエイタくん

ちょっと腰が下りて、がに股になっているところも可愛いです！

絶好調の笑顔のエイタくん

「まだあるよね、もうおしまいじゃないよね、早くちょーだい！」

おやつをくれるまで、飼育員さんをがしっとつかんで離さない@

おやつが欲しければ、ちゃんとそこで待っていてね、と言われて、ちゃんといいつけを守るエイタくん@

おや、この横顔は、お舅さんのセイタくんによく似ています。
まあ、日本のレッサーパンダは、中国から来た少数のレッサーパンダから繁殖し、結活のために動物園感で頻繁にトレードされているので、祖先をたどると、たいていどこかつながっているものだとよく言われます。

いい子にしていたので、おかわりのブドウをゲット！

おやつが終わり、飼育員さんが去った後の扉の前で、名残惜しそうなエイタくんの後ろ姿

13時から14時くらいの時間帯が１日で一番よく雪が降りました。

食後の散策の円実ちゃんも、頭に雪がのっかっていてもへいちゃら

毛がふっさふさで、冷たさを感じないのでしょう。
じゃまにも感じていない様子です@

ギンちゃんママを追いかける円実ちゃん

雪の中を、散策、散策、円実ちゃん

雪の中の円実ちゃん

おやつの後は、やっぱり主食の笹だねっ！

レッサーパンダは、人間と反対で、先におやつ、そのあとごはんなのです。

すっかり美しくなった円実ちゃん

こうしてみると、おしとやかなお嬢さんのようです。

いつも元気でいるために、ごはんはしっかり食べようね

ほんのり笑みを浮かべて食べる円実ちゃん

ほんとすっかりお嬢さんになっちゃったんだねぇと思っていましたが、この日、私自身は見損ねたものの、まだまだ円実ちゃんはやんちゃっ子のようでした。
そうそう、大人びておとなしくなるのは、まだまだ早いよ、円実ちゃん！

おめめぱっちり、舌ぺろっ、はみ笹の円実ちゃん

可愛い要素満載です。
雪景色を背景にしていて、表紙候補でした。

ママと一緒に食べるごはんは、ことさら美味しいねっ！

リンゴだと競争になりますが、笹だと仲良く食べることができます。

雪をまとって笑顔で笹を食べる美しき円実ちゃん

雪降る中で仲良く笹ごはんの親子

円実ちゃんはまだまだママにかまってもらいたい年頃なので、母子一緒に過ごしているところが見られてよかったです。

ギンちゃんは主食の笹だって大好き@

娘にも負けない可愛らしいママ。
可愛く撮れた写真はたくさんあるので、背景の雪景色のかんじや笹による緑と構図も考えて、今回はギンちゃんを表紙に選びました。

猫背で無心に笹を食べる童顔なギンちゃん

まるっこい体のシルエットがぬいぐるみのようです@

美味しそうに食べるギンちゃんを見ていると幸せ！

このまま当分、屋外で過ごす母子の姿を見ていたいと思ったのですが、ここで13時からトビのフリーフライトのイベントがあると園内放送が流れて、急にそそられました。
レッサーパンダは本日たっぷり見ることができました。ここらでまたレッサーパンダ以外の動物たちを見に行かないと、時間がなくなります。
円山動物園に次に来られるのは、早くても来年でしょう。また１年後かもしれませんし、それより早いか、遅いか分かりません。
そう思ったら、後ろ髪引かれたけれど、他の動物たちも見に行きたくなりました。

「２度目の北海道レッサーパンダ遠征は３都市４泊４日（10）【円山動物園・後編】トビのクラッチくんのフリーフライトや降雪の中のホッキョクグマから雪の中のシンリンオオカミや元気いっぱいミーアキャットの赤ちゃんたち」へとつづく。

＜これまでの円山動物園の旅行記＞
2016年10月21日（前泊）～10月22日
「Hello！　レッサーパンダの赤ちゃん～ママとのリンゴ競争に負けるなベイビー、円山動物園にて」
http://4travel.jp/travelogue/11183474
「夢叶った北海道レッサーパンダ遠征（円山動物園）（２）小雨の中で一足早い紅葉散策も楽しんだ円山動物園」
http://4travel.jp/travelogue/11182880
「夢叶った北海道レッサーパンダ遠征（円山動物園）（３）レッサーパンダ特集：もぐもぐタイムのホクト坊ちゃんと入婿エイタくん＆円山初代レッサーカップルのココちゃんとセイタくん」
http://4travel.jp/travelogue/11189517
「夢叶った北海道レッサーパンダ遠征（円山動物園）（４）その他の動物たち：こども動物園・アジアゾーンの仲間たちとホッキョクグマ～食事タイムのヒマラヤグマ・もうすぐお嫁に行くマレーバクのワカバちゃん・楽しそうに遊んでいたホッキョクグマのリラちゃん」
http://4travel.jp/travelogue/11189788

2012年８月20日～８月21日
「甥っ子姪っ子と猛暑の函館・札幌物語第４日目（1）：札幌円山動物園（前編）～残念！　レッサーパンダのココちゃんはともかく、セイタ君とライラちゃんにも会えずじまい（泣）」
http://4travel.jp/travelogue/10699874
「甥っ子姪っ子と猛暑の函館・札幌物語第４日目（2）：札幌円山動物園（後編）～暑くてダレダレ、でも可愛くて写真が撮りやすかった動物たち」
http://4travel.jp/travelogue/10700074