2017/03/03 - 2017/03/10
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tono202さん
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冬の西表島3日目、最終日にどこに行くかも決めていないので「西表おさんぽ気分」さんにまたも相談。
「最果て感、人があまり行かないところ、綺麗な砂浜と海・・」等の単語を並べると、それならと勧めてくれたのがここ。
しかし、越えなければならない障害がいくつかある。
船とバスの便数が少ない。
どうしたらいいかな?
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
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-
ホテルに相談すると1日3000円のレンタカーを紹介してくれた。
バスで往復するよりも格安に着く。 -
船浮への始発便に乗るためにやってきたのがここ。
気合いが入りすぎて、だいぶん早く着いてしまった。
白浜集落を小学校まで散歩する。白浜港 乗り物
-
私が好きな「最西端」の枕詞が冠されたバス停発見。
ということはここよりも西にある与那国島にはバス路線はないということになる。
行ったことがないから分からない。
このバス停に出会えただけで今朝は幸せ。 -
県道215号の起点でもある。
起点よりも終点とした方が、私には心地よく響くのだが・・・。
西表島は島一周の道路はない。ここが西の終点。
それが色々な動植物を守ることに繋がっているのだろう。 -
???? これな~に?
説明板を読むとここを経線が通過しているようだ。
何度かは記憶にない。
私が行ったことのある日本の「最西端」になるのだ。島の小さな隠れ家食堂 山猫軒 グルメ・レストラン
-
そして小学校。
少人数でも統合せずに、地域の文化センターして維持しようとする竹富町の姿勢を感じる。 -
出航時刻が近づいてきた。
-
定期船は、まだ新しい。
乗客は、地元の人ばかり数人・・・。
と思いきや、間際に団体客が十数名乗り込んできた。 -
みるみる速度を上げて白浜港が遠ざかる。
-
船の概略図で船浮集落と白浜港の位置を確認する。
船浮集落は離島ではない。
道が通じていないのだ。
「陸の孤島」という言葉が、ここではまだ生きている。 -
昨夜、酔いが足らずに眠れぬままにネットで、船浮のことを予習した。
そこで知ったことは・・・ -
西表西部のこのあたりは、石炭が取れたらしい。
そのため幕末にやって来たペリーも強い関心をもったという。
大正から昭和に架けては、鉱山がいくつも開かれ、数多くの炭鉱夫が過酷な鉱山の仕事に半強制的に働かされた。
その当時は、今よりも遙かに多くの人口が、この地で生活していたことになる。 -
乗り合わせた団体客は沖縄本島からモニターツアーだという。
西表の新たな観光地の候補地でもあるようだ。 -
港から海岸沿いをそぞろ歩きする。
-
船浮の港は工事中。
そして海岸線は、新しく防波堤が作られている。
ここの光景は、大きく変化していくの途中なのかもしれない。 -
思い描いていた光景とは違った。
-
しかし、海から集落に目を転じると、昔ながらの浜辺の雰囲気を残している。
中島みゆきが言っていた
「時代の生み出す新しいものを追いかけるよりも、時代に置いていかれたものを拾い集めていく、そんな方が性に合っているのです」
という言葉が、頭の中で不意に
再生される。 -
小中学校はある。
「廃校の次に来るのは廃村。
石垣や沖縄本島で事情があって学校へ行けない子どもを山村留学という形で2、3人は受け入れたい」と、
存続への努力が続いているようだ。 -
オフシーズンで、何軒かあるお店は殆ど閉まっていた。
やっと、お店を見つけ早めの昼食。
そしてイダの浜をめざす。 -
広い散策路を林の中を抜けて5分も歩くと、波の後が聞こえて来た。
-
誰もいない海が広がる。
-
ソラは鉛色。
風は強い。
砂浜に座り込んで海の彼方を見つめる。
与那国へ直線で40㎞
台湾へ100㎞程度だろうか。島影はもちろん見えない。
沖縄本島よりも近い。
日清戦争で勝利し、台湾を併合し国境がなくなった時代は、盛んな交流があったようだ。
西表に水牛を連れてきたのも開拓入植した台湾の人たちだったと聞く。
炭鉱にも多くの鉱夫がきていたという。
普段は考えない
国家とは、国境とは
を考えてしまう。 -
モンゴル式に空と海と大地に感謝を捧げ、ビールで乾杯
イダの浜 ビーチ
-
打ち寄せる波・ひく波が小気味よい響きを奏でる。
-
「打ち寄せる波の教えることは、本当の繰り返しはないということ」
という詩人の言葉が頭に浮かんでくる。
裸足になって波で足を洗う。 -
海に足をつけながら海岸の端まで歩いて行く。
-
海から元気をもらう。
-
いつの間にか沖に観光船が現れ、上陸の気配。
帰りの船便の時刻も近づいてきた。
青い空が見えてきたが引き返すことにする。
何もないところでボケーとするのが好きな私にはいい旅となりました。
が・・連れ添いにとっては・
「なーんもない 美味しいもんもない 何しに行ったのかわからん」という感想でした。
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