2017/12/03 - 2017/12/03
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ドクターキムルさん
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神宮外苑に建つ聖徳記念絵画館は、幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示するために、大正15年(1926年)10月22日に竣功した絵画展示館である。
構造は 鉄筋コンクリート造りで、外壁は岡山県万成産花崗石、画室を除く壁面、中央大広間は、国産大理石と一部タイルを使用している。国内最高級の岡山県万成産花崗石を使ったために、その後、昭和11年(1936年)に建設された国会議事堂の外壁は3種類の花崗岩を使った石積みで、特に広島県倉橋島の桜御影と呼ばれる桜色をした御影石が多く使われた。万成石(まんなりいし)は角閃石黒雲母花崗岩で、高級桜御影石とされている。すなわち、外壁は国会議事堂の建築部材を凌ぐ石材が用いられている。
また、神宮外苑の銀杏は左右の歩道に2列づつ植えられているが、これは明治神宮外苑創建(大正15(1926年))に先立って、大正12年(1923年)に、銀杏の並木が絵画館が中心になるように植栽されたものだ。
「江戸開城談判」(作者 結城素明)は西郷隆盛(吉之助)(文政10年12月7日(1828年1月23日)~明治10年(1877年)9月24日))と勝海舟が薩摩屋敷で会談した場面を描いているが、奉納者は西郷吉之助とある。忠実に描いた絵ばかりが奉納された中で、当事者の一方(本人)が生前に奉納したものであるなら似ていないはずはない。あるいは、奉納者は西郷本人ではなくても、絵に描かれた勝と写真の勝を比べたら、絵に描かれた西郷の顔がどれほど忠実であるかが見当が付こうか。西郷の顔を知る手掛りになる絵であることは間違いない。
中には、「山内」に「やまのうち」の仮名が振られているが、山内家当主は一豊以来「やまうち」であると明言しているので間違いだろう。また、別の絵の舞台が「桜田門」と表記されているが、当時は「外桜田門」と呼ばれていたはずで、史実には合わないだろう。
神宮外苑では「いちょう祭り」も開催されており、ウォーキングイベントやランニングイベントが行われており、絵画館の駐車場には観光バスも何台も駐車している。そんな日曜日でも中の展示室は貸切状態に近い環境で絵画を鑑賞できる。入場料が高い訳ではないではない。施設維持協力金として500円が必要である。しかし、教科書に載っている「大政奉還」(作者 邨田丹陵)や「江戸開城談判」、「憲法発布式之図」など80枚(今回は修理のため79枚)がゆったりと鑑賞できる。
(表紙写真は聖徳記念絵画館)
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