気象庁の「東京」の気象観測地点

2017/12/03 - 2017/12/03

　平成26年（2014年）12月2日に「東京」の気象観測地点を千代田区大手町から北の丸公園へ移転した。移転した観測要素は、降水量、気温、蒸気圧、露点温度、相対湿度、雪（降雪・積雪）、気圧である。場所が変われば観測される気象値も変わってくる。近年の温暖化で、夏の暑さや冬の朝の最低気温が大手町とは何度か違っていると言われている。こうした気象の過渡期や変わり目の最中（さなか）に気象観測地点を変えたのではこれまで積み上げてきた過去の気象値が使えず、参考値程度にしか引用できないであろうから、都心の気候がどのように変化し、どのようなピークを迎えるのかは連続しては論じられなくなってしまっている。
　北の丸公園の気象観測地点はそれらしい。アメダス観測所では館林市の環境にクレームが付けられていて、TVではここ北の丸公園の気象観測地点と比較されることがしばしばある。都心とは言えないほどの条件ではあるが、それを別にすれば全く問題がない環境であるとされている。
（表紙写真は気象庁の「東京」の気象観測地点）

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

石は再利用したものがある。鎌倉・鶴岡八幡宮の石垣のようだ。

マウンド上が気象観測地点。

「北の丸公園露場」。

気象観測地点に並ぶ観測機。

気象観測地点に並ぶ観測機。

「おねがい」。
フェンスにはのぼらないでくださいとあるので土手の下から見た。フェンス越しなのはそのため。

気象観測地点のマウンドの下には建物が。

気象業務法があると記載されている。

フェンス越しに気象観測機と千代田区役所の電波塔。