2017/05/01 - 2017/05/31
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この旅行記のスケジュール
2017/05/01
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(2泊3日)長崎県長崎市 >>>観光
この旅行記スケジュールを元に
今年(2017年)初めに公開された映画「沈黙」(遠藤周作/原作)の舞台となった長崎へ旅行に行きました。
キリスト教が禁教となった江戸時代へ現代からの想像の旅です。
福岡→佐賀→長崎へと「特急かもめ」で移動。
有明海と島原半島が見えてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩 ジェットスター
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【初日】
長崎駅を出て歩いてすぐの西坂へ。
小高い丘の上に日本二十六聖人記念館が立っています。
このかつての殉教地は現在西坂公園となって整備され、
記念館では当時のキリシタンについて詳しく知ることができます。
また日本カトリック公式巡礼地でもあります。 -
舟越保武作品。代表作であるこの彫刻見たかったんです!
舟越さんはキリスト教モチーフの作品を様々な教会に残しています。 -
舟越保武氏のデッサンもありました。絵も素敵。
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雪のサンタマリア。映画「沈黙」でも出てきました。
竹筒に隠し信仰のよりどころにした絵です。
こんな色彩が鮮やかに残っててすごいなと思いました。 -
メダイ(無原罪の聖母)。
国内で作られ、キリシタン同士で広く流通していたと思われるもの。
実はこれは長崎ではなく、東北で発見されたものだそうです。 -
キリシタン大名、高山右近像。すごく有名な大名らしいのですが...
私は詳しくないため一見、信長かと思いました(笑)
戦国時代について後で調べてみよう~と思います。
他にも展示物は興味深いものばかり。。
こういう場所でないと目にする機会のないような資料が沢山あります。
あまり歴史の表舞台では取り上げられないもんな~。 -
西坂公園の遠景。
修学旅行生でいっぱい。また外国人も土地柄多いです。
あとね~猫。ほんと長崎は猫が多いです!港町だからかしら?
長崎の街の特徴である急こう配に家がびっしり、密集。すごいわ~
なんかこう立体感を感じる街並みでした。 -
聖フィリッポ教会(西坂教会)へ。
日本二十六聖人記念館の隣に立っているガウディ建築をほうふつさせる教会です。
白く明るく素敵な教会でした。十字が花のようです。また、一角に聖遺骨が安置されていてちょっとぎょっとしましたが…。教会の方にはお話を伺ったり、案内して頂いたきましてありがとうございました。 -
【2日目】
朝早く長崎市街から移動し、郊外の外海エリアへ。ここは映画「沈黙」の舞台となった場所です。旅の一番の目的地がここです。沈黙の碑(写真左側)を見つけました。これが見たかったんです!
”人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりに碧いのです”
と刻まれています。なんかグッとくるんですよね、このフレーズ。 -
沈黙の碑の近くに立つ外海歴史民俗資料館を過ぎて少し歩き、出津教会へ。朝早かったためか、人もいなく気持ちよく独り占めさせてもらいました(笑)中も見学。質素なつくりでなんか教会というより学校のような感じがしました。
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反対側からみたらマリア様が。
ここの土地に根差した素敵な教会です。 -
ここ外海地区に赴任したフランス出身のド・ロ神父が貧民救済のために奔走した施設群が建っています。このド・ロ神父という人がまたまたすごい人で…
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写真はド・ロ神父記念館です。フランスから長崎へ渡来後、そのままこの地に骨をうずめた方なのですが…。本当にいろんな分野に秀でた方で、なんでも(建築、医療、農業、教育等)できた人だったらしくとても感心してしまいました。記念館の方に色々話を伺って、彼はスーパーマンと言っていたのに激しく同意!しかも若い頃はかなりのイケメン。とても小さな記念館ですが、魅力がギュッと詰まっていて興味深く面白かったです。
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写真だとわかりにくいですが、外海地方の独特な景観。
石積集落というらしいです。 -
外海地域に面した角力灘。
気持ちイィ~。海と青空。文句なしの絶景です。 -
遠藤周作文学館へ。
道の駅(夕陽が丘そとめ)と一体化したスポットになっています。
ここからの眺めが本当にすばらしいです!!!
晴れてて心地よくて、なんかずっと見ていたい感じになります。
夕陽がまた凄い綺麗らしい。。見てみたいですね。
こんな景色を見ることができる地元の人がうらやましいですね。 -
文学館の中へ。
映画「沈黙」公開にちなんでの展示を行っていました。 -
教会のような内装ですね。窓枠が風景を切り取って海の絵のようで素敵でした。映画をみて、是非この文学館に行ってみたいと思っていたのでとても満足しています。
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黒崎教会を見学。
煉瓦造りで、中もカトリックの教会らしい祭壇と装飾でした。コミュニティーの中心であり大事な場所なんだなというのが私のような外から来た人間でも感じとれます。
本当に美しい場所でした。 -
外海エリアから長崎市街へ戻り、原爆資料館へ。
爆心地から近かった浦上天主堂の惨状が再現されています。
キリスト教は江戸時代に弾圧され、隠れキリシタンの時代を経て
信仰の自由が認められたというのに、また悲劇が降りかかります。
アメリカはキリスト教国ですが、原爆を落とした空の下に同じ信仰を持つ
日本のキリスト教徒たちの暮らしがあったなんて知らなかったでしょうね。 -
現在の天主堂。
被爆した石像たちも並ぶ。 -
なんというか、威風堂々としていて圧倒されます。とても大きな教会ですが、なかは静寂でした。女性的というよりは男性的な建物。高台に立ち街を見下ろし守っている、そんな存在に見えます。
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【3日目】
長崎港の方へ足を延ばし、大浦天主堂へ。
天主堂脇の祈念坂横の墓地より写真を撮りました。墓地と教会が隣接していてなんだか不思議。 -
天主堂正面より。フランスから取り寄せた「日本之聖母」マリア像が素敵!
浦上天主堂が男性的なら、こちらは女性的な柔らかさを持つ教会です。
中の雰囲気は、外海地方の黒崎教会に似てました。
資料館もあり当時のキリスト教伝播の歴史が紹介されています。
また、隠れキリシタンが信仰告白をおこなった「信徒発見」の舞台でもあります。 -
大浦天主堂は、長崎の顔ですね!
長崎は本当に見どころが多くて魅力的な街です。
景観も素晴らしく(坂はつらいが…)観光地としてやはり全国の中でも別格という気がします。文字通り、他地域から来た人間からすると異国情緒がすごい。
私が旅行したのはさわやかな5月で、これはこれでとても最高でしたが、
12月のクリスマスを迎える時期、キリスト教の歴史と文化が根付く長崎の街もいいだろうな~と妄想してしまうのでした。
来年は恐らく、今回巡った関連施設は世界遺産に登録されると思うので混む前に行ってみたいという方にお勧めします(笑)
おしまい。
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