2017/11/06 - 2017/11/07
2741位(同エリア6006件中)
いしいやすなりさん
- いしいやすなりさんTOP
- 旅行記45冊
- クチコミ2件
- Q&A回答4件
- 35,140アクセス
- フォロワー3人
たった1週間の帰国滞在中の最後のハイライトとして、日本で体験していきたいものを凝縮した1泊旅行を計画しました。1日目は、JALの国内線ファーストクラス、関西空港にある機内食を体験できるレストラン、老舗の奈良ホテルと懐石料理、奈良公園の夜の散歩など。かなりマニアックな行程になりましたが、盛りだくさんで、非常に思い出に残る一日になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩 Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まだ日が昇るか昇らないかという頃、朝6時に家を出て、浜松町6時40分発のモノレールに乗りました。こんなに早い時間だからガラガラだろうと思っていたら、なんとこの人込み。モノレールはギュウギュウ詰めでした。東京って、やっぱりすごいんですねえ。
-
羽田空港に7時に着きました。乗るのは8時20分発、JALの福岡行き307便です。パネルの一番右上に表示されている便です。(ファーストクラス以外は満席。修学旅行の団体がうじゃうじゃと乗っていました。)奈良へ行くのに、なんでまた福岡?と首をかしげるかもしれませんが、関西空港にある機内食を体験できるレストランでお昼を食べてみたいと思って、最初は羽田から関空に行く便を探していたのですが、そのうちに、去年の春に初めて体験して大変感動したJALの国内線ファーストクラスを是非もう一度体験したい!という思いがムラムラと涌いてきて、伊丹まで飛んで関空までバスで行こうという案が浮かんだのですが、伊丹線は飛行時間があまりにも短くて、ファーストクラスを満喫するにはやや慌ただしい。伊丹から関空まで、バスで70分かかる。それならば、いっそ福岡まで飛んでファーストクラスを満喫し、関空までさらにLCCに乗ってしまえは、たいして違わないではないか、ということで、最終的にこんな計画になってしまったわけです。
-
ファーストクラスを思い切り満喫しようと、ラウンジにもお邪魔してみました。入り口付近にあるこの豪華な飾りに目が奪われます。それと、エスカレーターを上がったところから、ほのかに漂う香水の品のいい匂いが、さらにエレガンスを演出していました。
-
ラウンジでちょっと一息いれて、軽い朝食をいただきました。朝早く起きて、何も食べずに出てきたので、ちょうどよかったです。このほかに、おにぎりなども置いてありました。ラウンジは比較的すいていましたが、やっぱりビジネスマン風の人が多いですね。国内線ファーストクラスは、札幌、伊丹、福岡、那覇の4路線しか設定されていないし、各便に多くても14席しかないので、ラウンジがごった返すなんていうことはないんですね。落ち着いて静かな時間を過ごせました。
-
これから搭乗する飛行機です。B777-200ですが、エンジンが左右一つずつの双発機としては最も大きな機材で、さすがにエンジンがどでかいです。JALは今後、この古い機材を新しいA350に切り替えていく方針のようなので、日本の空にもA350が飛ぶ日は近いかもしれません。
-
今回座った座席です。リニューアルされていましたが、全体的に軽量化されていて、以前のようなどっしりとした重量感がなくなり、やや安っぽくなったような気もします。テーブルも小さく軽くなりましたし、座席のレッグレストから伸びる形で展開するフットレストも、以前より短くなり、最大限に伸ばしても、足を置いた感覚が、膝が曲がり過ぎて窮屈な感じがしました。どの航空会社も、最初はバーン!と魅力のあるものを出しておいて、それを徐々にコストカットしていく傾向があるようですね。
-
離陸して、水平飛行に入った頃、機内サービスが始まります。朝でしたけど、せっかくだからシャンパンをいただきました。このあたりが、一番幸せな気分を味わえる時間ですね。
-
そして、しばらくすると、富士山がこんなに間近に見えます。11月上旬ではまだ雪化粧した頂上の顔を見ることはできませんが、素顔の富士山もまたいいものではないでしょうか。ちょっと窓が光ってしまっていたのが残念です。
-
そして機内食が運ばれてきました。この日は洋食メニューで、華やかな感じのおもてなしです。左上から、マッシュルームクリームスープ、フルーツ、海老のはいったグリーンサラダ、しめじとほうれん草の入ったスクランブルエッグ、パイナップルデニッシュ、サンドイッチ2種類は、クロックムッシュとチャーシューのトーストサンド。
ですが、まず、チャーシューサンドというのは名前ばかりで、チャーシューはひとかけらも入っていなくて、ガッカリしました。
下に、つい去年の春に同じ路線で出たものを、証拠写真として載せておきますので、比べてみてください。 -
これは去年の3月に乗ったJL305便で出た朝食です。一番先に気が付くのは、今年はサンドイッチが明らかに小さくなっていますし、サンドイッチの具もグッと少なくなっていますね。
去年は、カトラリーを包んだナプキンをとめているものが、布のリボンだったのに、今年は紙のテープになっています。去年の方が華やかな感じがしていました。座席もそうですけど、機内食も、こうやって、気づかない程度に少しずつコストカットされているんですね。見る人は見ていますよ・・・。 -
CAさんが、シャンパンのお代わりを勧めてくださったので、お言葉に甘えて思わずもう一杯。ついでに、写真もパチリ。日本には鉄道ファンだけじゃなくて、航空ファンも多いようで、CAさんたちも対応に慣れていますねえ。感心します。
-
シャンパンを十分いただいた後、デニッシュと一緒にコーヒーをいただいて食事は終わりました。
-
その後、ほんの少しの間、リクライニングしてくつろいでいたら、CAさんがこんなものを持ってきてくださいました。「お好きなようなので」と言って、今日の記念に、シャンパンのコルクと、福岡のシールです。
ところで福岡空港というと、去年の10月に古い第一ターミナルが閉鎖になって歴史の1ページを閉じたところです。1944年に当時の大日本帝国陸軍の席田飛行場として建設されましたが、45年に終戦を迎えると、この空港も米軍に取られてしまい、日本の飛行機は全面的に運航が禁止されてしまいます。50年になって解禁されると、日本航空の設立に向けて動き始め、翌年51年10月25日に、JALは初めての民間航空機定期便を飛ばしました。それが、羽田発、大阪経由の福岡行きで、福岡空港としてもこれが初めての民間機の着陸になりました。当時、JALは機材もパイロットも持っていなくて、この第1号便は、アメリカのノースウェストに委託しての航空便だったんです。そこまでしてでも航空便を飛ばすなんて、すごい根性ですよね。でも、日本は航空分野でも完全な後進国で、是が非でも欧米に追いつくんだと、本当に誰もが頑張っていたんですねえ。
当時の航空運賃は東京から福岡まで1万1,500円だったとかで、今と変わらないじゃないかと思うかもしれませんが、当時のサラリーマンの初任給が1万円程度だったことを考えると、やっぱり飛行機は庶民には無理だったんですね。今じゃ、僕みたいな貧乏人でも、ちょっと背伸びをすれば、こんなファーストクラスなんて言うものを味わえるんですから、時代は変わったものです。
※ この便の搭乗体験をまとめた動画を作成しましたので、興味があったらそちらもご覧になってみてください。こちらです。(https://www.youtube.com/watch?v=FQvF9LDYGzk) -
さて、JALに乗って福岡空港に到着した僕は、空港で1時間くらいブラブラした後、今度は関西空港に向かうべく、ピーチにチェックインしました。
日本のLCCというものを体験したことのなかった僕にとって、これもまた一つの新しい体験となり、新鮮な気持ちで搭乗しました。 -
LCCはシートピッチが大変狭いと聞いていたので、大阪までたった1時間のフライトですが、非常口の席を確保しておきました。そうしたら、ご覧の通り、ゆったり。隣も空席のままで、大変快適でした。
この飛行機も2年たたない新しいもので、機内もきれいで清潔な感じだったし、機内サービスが全部有料の「機内販売」だったこと以外は、ごく普通ですね。 -
機内の様子。CAさんたちが、忙しそうに機内販売のカートを転がしていきます。何も買わない人がほとんどですね。短距離だから当然でしょうか。
-
でも、一応話のタネに、飲み物を買ってみました。本当は、「クイックコンボ」という、小さなロールパンの卵サンドとコーヒーがセットになった物を買いたかったんですけど、搭載していないと言われ、これにしてみました。コンビニっていう感じですね。でも、機内販売のメニューを見てるだけでも楽しいです。
そうこうしてるうちに、飛行機はあっという間に着陸しました。LCCって、運賃も安いし、こんな短距離なら十分楽しいですね。 -
さて、関西空港の第2ターミナルに到着したのち、無料シャトルバスで第1ターミナルまで行き、そこで展望ホール行き無料バスに乗り換えて、ここ、機内食を体験できる珍しいレストランに来ました。
この名前は、大阪にコンコルドが飛んできたことを記念してつけられたとか。どんなエレガントなレストランなのかと思ったら、何のことはない、カフェテリアという感じです。 -
時間が2時と遅かったせいか、店内はガラガラで、あれ?営業してるのかな?一瞬戸惑うほどでしたが、すぐ店員さんが来てくれたので、とりあえずこの「体験機内食」というのを注文して席に着きました。大きな窓があって、すぐ目の前が滑走路になっています。次々と離陸していく飛行機がよく見えるので、座っていても楽しいです。
ものの5分で出てきたのが、これ。2種類あるうち、これはビーフシチュー。エコノミークラスを想定したものですが、内容的には、プレミアム・エコノミーという感じでしょうか。ただし、カトラリー類はプラスチックでした。機内食だから、量もそういう程度で、これで1,800円というのは、安いのか高いのか・・・。まあ、雰囲気と企画の楽しさですね・・・。 -
機内食のランチを楽しんだ後、再び無料バスで第1ターミナルに戻り、関西空港駅から特急「はるか」号に乗って天王寺まで行きます。
-
たった33分の乗車時間ですけど、これも鉄道好きの僕にとっては、楽しいひと時でした。
-
天王寺で乗り換えて、今度は快速「大和路」号に乗り、奈良までさらに33分。肩掛けカバン一つの身軽な旅なのでいいですけど、スーツケースを転がして移動するのでは、こんな旅はちょっとしんどすぎますね。
-
夕方4時半にやっと奈良駅に着きました。11月上旬の奈良は、寒すぎることもなく、気持ちがいいです。情緒のある駅舎に、思わずカメラを向けてしまいました。駅前から市バスに乗って、県庁前で降りることにしました。
-
県庁前でバスを降りて、道路を渡ろうとしたら、こんな光景が。思わずまたカメラを向けてしまいました。日が暮れるまで、まだ少しだけ時間があります。宿に直行ではなく、すこしブラブラと遠回りをして散歩してみることにしました。
-
バス停のすぐ前にある、興福寺というお寺に行ってみます。参拝時間は5時までで、ちょうど閉館になる時間でしたけど、それでも結構人が大勢歩いていました。
-
これは何の建物か忘れましたが、お寺の境内にあります。
-
お寺から階段を下りて歩いていくと、池がありました。ブラブラと歩いて行けの反対側にいくと、このように五重塔がライトアップされた美しい光景が目に留まりました。奈良って、どこへ行っても絵になる光景がいっぱいあるんですね。
-
こんな道路に挟まれた小さな芝生地にまで、鹿さんたちが下りてきてるんですね。僕の住んでいるアメリカにも鹿がいて、道路で車にひかれて死んでるのを時々見かけますが、こんなふうに町に出てくることなんてありえないし、それが1匹や2匹じゃなくて、そこらじゅうにいるんですから、ここは本当にユニークですね。なんで、奈良にはこんなに鹿がいるんでしょう・・・。
-
歩いているうちにどんどん日が暮れましたが、真っ暗になる前に、今夜の宿にたどり着きました。老舗の奈良ホテルです。明治時代を感じさせる建物で、玄関前の雰囲気も本当にロマンチックですね。
-
玄関前のマットも、こんな風にクラシカルな感じです。
-
フロントの前のロビー。木のぬくもりも、赤いじゅうたんも、ほのかな明かりも、本当に落ち着いた雰囲気を出しています。チェックインを済ませたら、係の女性が丁寧に部屋まで案内してくれました。そんな心のこもったサービスも、こんな老舗ならではなんでしょうか。
-
部屋で一休みしてから、楽しみにしていた夕食に、下に降りて行きました。ホテル内には、ダイニングルームが2か所あります。1か所はフランス料理を出しているところ、もう1か所が和食の懐石料理を出すところです。どちらにしようか、さんざん迷った末、せっかく日本に帰国するのだから、日本でしか味わえない懐石料理を楽しむことにして、夕食と合わせて部屋の予約をしておきました。
-
入り口の前には、こんな秋らしい飾りがありました。思わずカメラを向けてしまいました。
-
テーブルに案内されて、まず目の前に置かれていたのは、お箸とお品書きのカード。まあ、読んでもなんだか想像がつきにくいものばかりですね。そこが和食のいいところなのでしょうか。手が込んでいながら、シンプルに見えるというか・・・。
-
先付は、あん肝、きの子、オクラ、琥珀ゼリー寄せ。冷酒とともに。
-
前菜は、かに身生姜煮 色三つ葉、海鼠みぞれ掛け、イクラ、賽の目大根、葱 法蓮草胡麻浸し
どれも本当に小さくて、一口で食べられてしまいそうなものを、ちょっとずつ箸でつまんで、味を確かめながら、食していきます。
器も中身も本当にきれいです。 -
お吸い物 清汁仕立 鯛松皮新蒸 大根 人参 焼茄子 水菜 柚子
-
お造り三種盛り 芽物一式 月ヶ瀬の緑茶風味の醤油
(確かにお醤油が2種類あって、色の薄い方が緑茶風味の醤油ということでした) -
焼き物 あわび海鼠腸風味黄金焼 緑茶葉 柿田楽 かぼす
-
御蒸物 かぶら饅頭 緑茶風味の飴 針人参 菊花 とき山葵
これ全部入ってるとはとても思えませんが、つついてみると、確かに入っている!すごい! -
御小鉢 大和まなのお浸し 柚子
-
御煮物 金目鯛の焙煎茶煮付け 大根、木の芽
(これだけ、ちょっとしょっぱくて、やや硬かったので残念でした。) -
御酢物 松笠烏賊焼霜 牡丹海老霜振り 蓮根 栗
ずんだ風味酢味噌 -
御留椀 味噌仕立
御飯 奈良県産ひのひかり 香の物 -
御宝石 デザート
(メロン、巨砲、それとなぜか洋風のスイーツのようなものが一緒に乗っていました。)
とお品書きを一々しつこく全部載せてしまいましたが、和食って本当にすごいですね。半分くらいまで食べ進めて、どれもこれもほんのちょっとで、いくら品数が多くても、これでお腹が満足するのかいなあ・・・と思っていましたが、ゆっくりと味わっていただいているうちに、最後には満足感で満たされました。不思議です。でも、食べ盛りの若い人には向かないかもしれませんね。 -
さて、懐石料理を存分に満喫していい気分になったところで、夜のお散歩に出てみました。これはホテルの玄関を出たところにある、ミニ庭園ですが、夜になるとこんな風にライトアップされて幻想的な雰囲気を作り出しています。この前を通り過ぎて、歩道を下って道路に出ます。奈良公園は歩いてすぐそこです。
-
ふと見ると、やっぱり鹿が・・・。夜でも、そこら中にいます。お休みなさいして、寝そべってくつろいでる鹿もいっぱいいました。何と言おうと所詮野生動物なのですし、人通りの全くない夜の園内なので、へたに近づいて警戒させないように、気を付けて歩きましたけど、ふと見ると、歩道のすぐ横に、しゃがんで手を延ばせば触れそうな近い距離のところで寝そべっているのもいたりして、こっちが焦ってしまいましたが、向こうはやっぱり全然平気なんですね。恐れ入ります。
-
散歩の目的地として目指したのは、東大寺の二月堂。ここは夜でも参拝可能ということなのですが、いかにも暗いのと、シーンとしてるのとで、お化けでも出そうな雰囲気なんです。それでも、どんどん上っていきました。
-
境内は明りが灯ってはいますけど、提灯の明りって、おどろおどろしくて、やっぱりどこか怖い雰囲気です。
-
ここからは、こんな夜景がきれいに見えます。なんだか別世界ですね。
-
一応ぐるっとお堂を歩いてみました。
-
うーん、やっぱり幻想的というか、こんな夜の誰もいないお寺を一人で歩いたのなんて、いまだかつて一度も経験したことないなあ・・・。肝試しですね。だけど、こんな記憶に残る体験ができたので、やっぱり出て行ってよかったと思いました。
-
さて、公園内を、鹿さんに注意しながらテクテクと歩き、ホテルに戻りました。
ホテルにはシックなバーがあります。閉店間際だったのか、カウンターの端に一人、常連さんか地元の知り合いさんみたいなおじさんが一人いただけで、その人もちょっとすると出て行ってしまったので、一人だけの貸し切り状態でしたが、カウンターの一番手前にちょこんと座って・・・、さて、こんなバーなんか滅多に行かないから、何にしようかな・・・と思ってメニューをパラパラとめくってみましたけど、結局カルバドスをチビチビといただくことにしました。
やっぱり高級品が並んでて、ウイスキーもバランタインの30年とか響の30年とかが棚に並んでるのが目に入りましたけど、あれは1杯1万円です。瓶も格調高い感じですね。そんなものは、自分には手がでないし、ウィスキーの味なんてわからないし・・・。
散歩して戻ってきたところだと言ったら、地元出身のバーテンさんも、夜の二月堂なんか行ったことないと言ってました。朝早く、まだ人も車も出ない時間帯に散歩するのもいいですよと言って、おすすめスポットを教えてくれたので、明日の朝頑張って行ってみることにします。
今日は本当に盛沢山で、思い出に残る素晴らしい旅の一日になりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
奈良市(奈良) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
53