北東北地方の鉄道(事業者)完乗を目指す旅。弘南鉄道と津軽鉄道。弘前の居酒屋で、ご褒美に林檎と梨をいただき、次朝は温泉に行きました。第1巻

2017/11/02 - 2017/11/04

　私は10月28日に、小樽行の電車に揺られていてふと気がついたのです。次週の金曜日は祝日で、3連休ではありませんか。最近、4トラベルへ投稿のため過去の旅行写真を見たり、4トラの皆様の投稿を見ていて、鉄旅への禁断症状が高まってしまいました。今年は蝋燭の火が燃え尽きる前のように、4月以降は頻繁に旅に出ています。特に5月31日から6月2日の米坂線と由利高原鉄道の完乗。9月の「だんじて乗り鉄の旅ではない」磐越東線と常磐線の乗車。その他にも、連れと二度ほど関東や東海地方へ旅行に行っています。もうこれ以上は贅沢だと思っていましたが、歳を取ってくると我慢が出来なくなってきています。もう、漏れそうです。
　何よりも、東北地方の鉄道事業者が運行する鉄路の旅は残りが少なくなっています。JR完乗とかではなく、鉄道事業者と限定しているのは、秋田内陸鉄道や地下鉄などを含めたいが、鉄道軌条路線完乗などと宣するとロープウェー(鉄道事業者が運用するものもあるが)や遊園地の遊具まで対象になってしまうからです。いい歳をして、お猿が運転するチンチン電車など乗りたくはない。
　岩手の海岸の山田線(釜石と宮古間、現在不通)、それに青森の津軽線と弘南鉄道である。青森の2路線(2鉄道、3路線)を征すれば北東北は完乗になるのです。

エリア 弘前(青森)

弘南鉄道の中央弘前駅近くにある教会。

弘前昇天教会 寺・神社・教会

札幌駅から出発します。午前中はとりあえず仕事して、何気に午後から休暇を…。

　行かない理由は山ほど考え付く、しかし実際に行くには一片の勇気さえあればよい。一人旅なら宿も何とかなります。ムラムラとしてきて行く事に決めました。まずは青森への移動方法を調べてみました。何事も段取りが大切です。まず、行くなら片道は飛行機にします。なにしろ直近だと新幹線は割引が効かないし、空路は青森空港まで片道24,000円が正規料金、株主優待割引を利用すれば12,000円。札幌から新青森までの鉄路は座席指定を含めて正規料金が13,460円。金額に大差はなく、時間と体力が勿体無いので飛行機で行くことにします。秋の三連休、株主優待割引が効くのか、空席があるのか調べてみると、思いのほか何とかなる。マイレージをANA　SKYコインに交換すれば全く懐から手出し無しになりそうで、ますます選択肢はこれしかないことになります。
　行きと帰りの足を確保し、取急ぎ宿の予約をしてからその間を埋めようとしたが、位置関係が把握出来ていないため、モアモアとします。今回は略図も書いてみました。時間が無いので簡単なお絵かきソフトと無料アイコンを使い、3路線の位置関係から工程をあら決めしました。私的には弘前は5度目になります。しかし、弘前城を見ただけだったり、車で通り過ぎただけだったりで　観光をしていないところがたくさんあるし、大鰐温泉で食べそびれた「もやしラーメン」も気になります。その他、あれもこれも。

　前日は、会社で朝からトラブルがあり、かつ、連れの具合が悪くなるなど、断念かとも思いましたが、出発します。何か起きないうちに、予定より早めの電車で、新千歳空港にむかいます。

乗車列車が入線してきました。北海道新幹線の札幌駅ホームは地下に決まりそうですが、道内の他の駅はともかく札幌駅のホーム決めがスッタモンダするのはみっともない。金儲けのために作った駅ビルの御蔭で身動きが取れなくなったのは、無計画と誹りを受けても仕方ないのでは。現行ホームに増設でも、処理能力さえあれば操車をこなせるとも言われてますが。

鉄ちゃん的には先頭車両で。

南千歳付近です。ここから新千歳まで乗車賃が三百十円かかるとは、ケロケロ様の4トラを読むまで不明でした。参考になりました。

新千歳空港着。最近は片側を開けずに二列でエスカレーターに乗るようアナウンスされてますが、守られているのを滅多に見ません。私は青組(ANA)なので駅を降りて左側のエスカレーターを上ります。

まだまだ、あちこち工事中です。

青組の自動手荷物預けコーナーの工事が進んでいました。工事用シートの隙間から、チラリと見えるバゲッジの写真を撮っていたら、青組の女性係員らから「もう少しお待ちください。」と声をかけられました。彼女たちも楽しみなようです。

この後ろあたりで、工事しています。

青組のサイドの保安検査場は、まだ更新されていません。今日はそんなに混んでません。右わきに見える網状のバリケードは、アホな乗客と係員の怠慢で、無検査でスル―事件の結果、設けられました。

待合室は、修学旅行生とか大陸方面の観光客で相変わらずです。

私の乗るのはANA1900便。今日もLCCはゲート変更が多分にあったようです。

何か綺麗なコーナーがと思ったら。

喫煙コーナー!!。随分立派です。吸わない者にも何かしらの恩恵を与えてくれないと不公平な感じがします。

滑走路には、見慣れぬ航空機が続々と続きます。

天気もいいし、風もなさそう。

沖に泊めてある飛行機までバスで行きます。乗り場の入り口で、遅れている客をひたすら待つお姉さん。真冬はかわいそうなのよね。風の強い時はフードをかぶっていても、髪の毛に小さなツララが付きます。

皆んな揃って、では出発…。バスの乗車口に、ちょっと奇抜な格好のお姉ちゃんが立って、スマホを夢中で操作中のためドア閉まらず…。早くどけてください。

ピーチや

エアドゥの横を通り。

この飛行機にのります。もはや夕暮れの感じですが、まだ16時前。

滑走路端まで長かったですが、これから飛びますーー。タイヤは大丈夫の様です。

機内は空いてます。

オウ、飛んだ飛んだ。滑走路を下に見て

旋回して青森空港へ

安全のしおりを確認してと。以前、千歳から女満別の飛行機によく搭乗しました。この時に救命胴衣の説明を毎回するのですが、陸路しか飛ばないのに救命堂の説明をされてもなーと思ってました。連れにこの話をしたところ「川とか湖に落ちた時のためじゃないの。」といってました。そんなアホなと笑っていたら、現実にハドソン川に着水してますものね。連れとの話を、CAさんに教えたたところ、「航空規則ですので説明しています」とのこと。連れの説明の方が、逆に納得いったのでした。

機内カタログにビールが載ってます。無論有料ですが…。

頼んじゃいました。エス様すいません。(ツッコミの声が聞こえてきます。)

つまみの中身は充実していましたが、ビールはいまいちかな。

あっという間に、眼下に青森市内。あーよいよいと。

もうすぐ着陸。

車輪がつきました。

青森空港。

フィンガーを通って

弘前行きのバスに乗ります。弘前まで千円。降車時支払。スイカ等使えません。

弘前空港。

グリーンエヴァが就航したようです。

日の落ち始めた青森空港を出発します。

青森空港有料道路の料金所。初めて青森空港を利用した時に、レンタカーの係員から青森空港返却であれば、有料道路の料金も掛りますよ言われ、チョットびっくりしました。なんか変な感じです。

お岩木山に夕焼雲が掛かります。

弘前駅前に到着。

市内循環100円バスでホテルまで向かいます。10分間隔でバスは出ているとのこと。

中土手町のホテルに宿泊。ホテルの裏は、教会と弘南鉄道の駅があります。駅はホテル裏口から出てすぐです。乗り鉄にはおあつらえ向き。空には月がかかってます。

かねてより調べておいた居酒屋に、早速出かけてきました。

川崎 グルメ・レストラン

明日は休日ですのでお店は結構の予約があるようですが、入れました。ただし、カウンターの喫煙席と禁煙席の真ん中しか空いてませんでした。ご主人はちょっと怖そうな感じ。「お客さんどっから来たの」。昔なら「遠い夜空の彼方から、流星に乗ってきました。」といって呆れらましたが、大人になったので「北海道から来ました。」と答えます。。

すっかり飲みましたが、お店のご主人と女将さんが何を喋っているかわかりません。後から来るお客さんとの会話もわかりません。
女将さんから「お客さん、私ら(お店のお客との)話わかりますか。」と聞かれたのが解らない。ま、どこでも通じる奥の手で、ここのご主人と女将さんの似顔絵を描いてご機嫌を伺います。(気に入った店では良くやります。)

すっかり喜んでもらい、ご主人からご褒美にリンゴを貰いました。「男前に描いてもらったな。今日床屋行っといてよかった。」とのこと。

川崎 グルメ・レストラン

帰りに、梨もオマケのオマケに貰いました。(写真はホテルで)

お店の近くには普通のお宅が。外カフェなのかもしれません。どんな子が遊んでいるのか見てみたいですね。

酔い覚ましと、コンビニを探してブラつきます。結局駅まで歩いてしまいました。
ついでに緑の窓口で、明日の段取りをします。本日の歩行歩数10,640歩。

次の朝、ホテルの裏側の川から。遠くに見えるのは、初めて見た時は円盤が何で弘前にいるのと思った中三デパート。

反対側に弘南鉄道の大鰐線始発駅。中央弘前駅。電車も待機中。

電車内。他にお母さんが一人乗ってましたが、すぐに降りられました。

鉄ちゃんも恥ずかしくありません。

このタオル、このあと買いました。

貸切状態です。

何かキャンペーンやってたのでしょうか。

使っているのか不明の水飲み台。

途中、松木平駅で途中下車します。電車を見送ります。

駅の周りはリンゴ畑。いい匂いがします。

目的地に向かいます。やっと日が昇ってきました。夜明けとともに。見知らぬ街を小走りに急ぐ見知らぬおじさん。不思議な面持ちのおばあさんに会釈して通ります。

10分ほど歩いて日帰り温泉へ。朝6時からやってます。熱いけどいい温泉でした。入浴料早朝割引250円ですが、ナントカの日でさらに安くなってました。通常は350円。ご近所のお年寄りが、数名入っておられました。シャンプー等はないので持参が必要です。私は、携行していきました。

ゆつくり温泉に入り過ぎ、帰りの電車に遅れそうになりました。セーター抱えて走り始めると、靴の紐が解ける。こんな時にほどける。かなり焦りました。

なんとか間に合って、松木平駅の中。

今回、応援と記念を兼ねて買ったフリーきっぷ。名前は「大黒様きっぷ」。大鰐の大、黒石の黒で大黒とは上手いこと言ってますね。駅の周りはリンゴ畑です。鳥追いの爆音機が時折、ボーンと大きな音を立てますが、それを含めてものどかです。

中央弘前駅に戻ってきました。

土淵川(だと思う)の散歩道で近道をして、次の目的地に向かいます。

朝食は土手町のカフェ。私には珍しい選択ですが、この街には結構似合ってます。思ったよりお洒落な街、弘前。気に入ってきました。これからホテルをチェックアウトして弘前市内の観光をします。某女性漫遊家のエス様に笑われぬよう、観光します。

ラグノオ 弘前百石町本店 グルメ・レストラン

この旅行記へのコメント （2）

• S...t...e...Pha...n...i...Eさん 2017/11/11 20:34:34

  飲んでますねｗｗ

  ザリガニ大王さん、こんばんは～
  
  三連休は弘前に行かれてたんですね！
  私はいつもフリー切符の時期なので飛行機ではなく鉄道利用でしょうけど、飛行機、早いですね！！
  しかも不通に鉄道乗るくらいなら飛行機の方が安いなんて(ﾟДﾟ;)
  せめてマイル制度が鉄道でもあればいいのになぁって思います。
  正規運賃とか特急代金にだけ対象で加算されるようになってて、ためれば割引とか、新幹線の待合室もプレミアクラスのラウンジ的な特別仕様の場所が使えるとか・・・
  
  ま、それは置いといて。。。
  
  弘南鉄道、こないだ北海道行ったときにルートに含めるか悩みました。
  結局北海道での時間を優先したので青森は弘前だけになっちゃいましたが、あんな場所に朝からやってる日帰り温泉があるなんて！
  リンゴ畑の中の駅で途中下車して・・・いいなぁ～( *´艸｀)
  
  居酒屋でのコミュニケーションに似顔絵ですか！
  すごい、お上手ですね(*´Д｀)！！
  居酒屋さんも雰囲気よさそうですね♪
  朝食で行かれた喫茶店も気になります。
  私もモーニングしたくて色々調べましたが、弘前は昔ながらの喫茶店も多いようでした。
  
  弘前はたった1時間半くらいしか滞在してないわりにすごく好きですｗ
  この後しっかり観光されるとのこと。
  続きもさっそく読ませていただきますね～
  
  某エス

  ザリガニ大王さん からの返信 2017/11/11 21:01:29

  RE: 飲んでますねｗｗ

  ステ様、書き込みありがとうございます。
  ステ様はじめ、皆さんの4トラを読んでいて、11月中旬からは個人的に多忙な状況が予想されたので、行っちゃいました。
  > 正規運賃とか特急代金にだけ対象で加算されるようになってて、ためれば割引とか、新幹線の待合室もプレミアクラスのラウンジ的な特別仕様の場所が使えるとか・・・
  あくまで特急指定席利用ですが、札幌からだと時間も考慮して圧倒的に飛行機利用がお得です。それに、今回利用したスーパーでない北斗はボロボロで、スーパーと同じ料金なのに不公平感が満載です。
  > ま、それは置いといて。。。
  昼間から酒を飲んで、反省してます。やっぱり昼間酒は美味い。
  > 弘南鉄道、こないだ北海道行ったときにルートに含めるか悩みました。
  > 結局北海道での時間を優先したので青森は弘前だけになっちゃいましたが、あんな場所に朝からやってる日帰り温泉があるなんて！
  大鰐温泉は前に入った事が有って、その時にもやしラーメン食べれなかったので、今回の旅行リベンジになったのですが、大鰐温泉以外を探していたら、評価の良い所を見つけて、どうせなら始発の電車で朝風呂企画しました。大変、良かったです。
  弘前は、仕事も含めて5回ほど行っているのですが、気に入った蕎麦屋とかもあり、今回は観光を主にして行きました。取り敢えずは満足できましたが、きっとまた行くでしょうね。似顔絵を描いた店は、二回目がいいのです。かなりの確率で私を覚えていてくれるので、話しが弾みますよ。