2014/11/28 - 2014/12/01
127位(同エリア489件中)
せにょさん
歴史の教科書にも出てくる、井上靖の小説であまりにも有名な町「敦煌」。
中国に暮らしているうちに、日本に帰国する前に行くとしたらどこ???
この問いに対する答えは簡単だった。
敦煌である。
住んでいた町からは、飛行機を1回乗り継ぐだけ、しかも時間はそんなにかからず比較的容易に行ける場所である。
さて、いつ行くべきか?
夏は駱駝が過労死するほど混雑しているらしいし、しかもかなりの暑さらしい。これは個人的に嫌だ。
とはいえ、国慶節休みは中国全土からやってくる中国人で大変な状態らしい。これは絶対に嫌だ。
春節休みは、死ぬほど寒いらしい。これはありえないだろう。。。
という事で、真冬に入る前のギリギリのところ、11月末を選んで敦煌旅行を敢行したのでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
私達が住んでいた町から1時間で到着した西安空港でトランジットです。
ここにはスタバがあっていいなあ~
私達の町の空港にもあればいいのにな~
さて、私達の町とは、どこでしょう、、、か? -
いよいよ敦煌空港に到着しました。
いいですねえ、タラップから降りてくるって。
雨さえ降っていなければ、なんだか楽しいですね。
11月末の午後ですが、天気も良く、それほど寒いわけではありません。
晩秋の敦煌、恐るるに足らず、と思っていたのは、大間違いだと後になって気づきます。 -
空港からは、事前に予約してあった車でまずは鳴沙山へ。
車は、かなり古いVWのパサートなのですが、サイズは3人でゆったりです。
ドライバーは中国語のみですが、私達の中国語力を全開にして、なんとかコミュニケーション成立です。
この写真を見るとわかりますが、最盛期なら人で一杯の広場は閑散としております。広場までの大通りは、いつもなら出店や客待ちのタクシーなどでごった返しているのでしょうが、こちらも誰もいません。
帰りのタクシーもつかまるかどうかわからないので、車をチャーターしておいて本当に良かったです。
こちらも、風もほとんどなく、少々寒い程度でした。 -
鳴沙山の駱駝さん達が、今はお客さんもあまりいないので、とても暇そう、というか、ゆっくりとお休み?しています。
騒ぐこともなく、みんなおとなしくしています。
という事で、さっそく彼らの背中に乗せてもらう事にしよう!
ということで、ラクダに乗るためのチケットを買います。
100元位だったように思います(ちょっと記憶が・・・) -
こんな風にして、ラクダさんに乗ります。
そんなに難しくはありません。
体重が重くても大丈夫みたいです。
駱駝さん達、皆慣れているのか、おとなしいのでなんとなく安心です。 -
駱駝の隊商、ならぬ観光客です。
こんな感じで砂漠の小山を上って行きます。
強は風があまりなく、天気も良いので、夕方とはいえそれほど寒くは感じませんが、もしこれが砂嵐だったりしたら、即死でしょうね・・・
そして、その砂嵐を後で別の場所で実際に経験することになるのです。。。 -
さて、敦煌2日目。
チャーターした車で、今日は、雅丹国家地質公園、玉門漢、漢代長城遺跡、など、見に行きます。
地質公園まで、車で2時間程度かかりました。途中では、野生の馬が出るよ!とドライバーのおじさんが言っていたのですが、残念ながら遭遇せず。
観光エリアへの入口で入場券を購入して、入ります。 -
地質公園には、長い間に雨や風に浸食されて面白い形になって残った岩(?)がそこここにあります。
公園入口からは10人程度のグループでバンに乗って奥に進んでいきます。
ところどころにスポットがあり、トイレなどある基地の様な場所でバンが停まって私達は下りて、歩いて岩の近くまでいきます。
こういう大自然の中をてくてく歩いていくのもなかなか味わいがありますが、これが真夏の太陽の下だったら、えらい事かもしれません。
晩秋でよかった~??? -
孔雀みたいな形をしています。
面白いですね。不思議ですね。 -
この写真、どういうシチュエーションでしょうか?
実はこの人、後ろ歩きで向こうの岩からバンに戻ろうとしているのです。
皆が遠くで岩を見学している時に突然砂嵐に襲われ、もう目を開けていられない状態になりました。
仕方なく、後ろ歩きで顔を風下にむけてバンまで戻るしかなくなったのでした。
本当に砂嵐って、すごいですね! これがラクダに乗っているところだったら、どうなっていたことでしょうか。
そんなこんなで、なんとかかんとかバンに戻り、地質公園入口の観光センターまで戻ってからランチにしましたが。。。正直美味しくありませんでした。
仕方ないですね、こんな場所ですから。 -
昼間では天気はまあまあだったのが、砂嵐が来た後、気がついたら吹雪になっていました!
乾いた道路にも、周りの砂漠というか荒野にもみるみる雪がつもり、気温もどんどん下がりました。
気温がマイナスになってしまったからか、道路上の雪がとけず、風に吹かれて飛び散っています。
とはいえ、道路自体はまだ温度が下がり切っていないのでだんだん雪が溶けて一部シャーベット状になり、非常に滑りやすい路面状況になってきました。
ドライバーは特に驚く事もなく、後輪を滑らせながら走っていますが、我々は戦々恐々です。だって、その古いパサートは後輪駆動ですから、未熟なドライバーだったらあっという間に滑って事故、になりそうな・・・ -
突然の吹雪ですが、さっそくおじさんが雪を掃除しています。
寒いのにえらいですね! -
敦煌で有名な夜市の屋台ですが、大雪のせいで当然誰も店を出していません。
なんだか、寂しい限りですが、路面店は普通に営業しています。
レストランもちゃんと営業しているので、夕食には困りません。
レストランの中は結構暖かく、凍える事はありませんでした。 -
老馬の串焼きです。
羊串焼きはスパイシーなのが基本なのですが、子供が食べられないので、「塩で焼いてくれ」と頼んだところ、おやじさんは快諾してくれ、塩の串焼きに。
これが大変美味しく、がんがん追加注文、ビールも進む、というものです。
普通のレストランで食べるより、串焼き店でビールと串焼き、がいいですねえ、やっぱり。西方ですから。
ちなみに、10串で20元でした。 -
同じレストランで頼んだ、焼餅です。
なかなかいけました。
串焼き、焼餅、ビール、で非常に満足です。 -
大雪の翌朝、すかっと晴れて、思いっきり放射冷却されてます。
体感はマイナス10度くらいですかね。。。
森の向こうから昇って来る太陽が、とても神秘的、荘厳な雰囲気を醸し出します。
ちなみに、早朝の敦煌の町、歩行路が思いっきりアイスバーンになっていて転倒要注意でした。 -
さーって、今日は有名なスキー場へ・・・ではなくて、莫高窟へ!
観光センターでビデオなど見せられた後(あそこは、入場者の数を調整するためのたまり場なのだろうと、勝手に想像しています)、シャトルバスに乗せられて莫高窟へ向かいます。
15分程度でしょう。
その間の景色たるや、びっくりでした。完全にスキー場へ行く感じです。
遠くの山はすべて雪山、手前は雪原です。
まさか敦煌に来てこんな風景に出会えるとは、旅とは本当にサプライズの連続です。 -
莫高窟の洞窟群が見えています。
上の方の山には雪が。
そして手前の川はもう凍てついております。
それでも、空はあくまでも青く、手前の白色とのコントラストが鮮烈です。
その間に存在する洞窟群。
なんとも言えない景色です。 -
莫高窟に着きました。
バスの停留所から川を渡って行きますが、その橋の上で皆さん写真撮影です。
なかなかの景色ですから、当然です。
くれぐれも足を滑らせないように気を付けてください!
それにしても寒いです。
風がないのが救いですが、もし風があったら凍死していたかもしれません。 -
予約しておいた日本語ガイドのお姉さんに率いられて洞窟見学に出発です。
ガイドさんの日本語は本当に上手です。
日本人がどれほど来るのかわかりませんが、日本語ガイドが説明してくれるのはありがたいですね。 -
莫高窟の看板です!
-
莫高窟の真ん中にあります。
断崖に洞窟があるわけですが、こうやって見ると結構高さがあるのですね。
昔の人はなぜこんなところにこんなに多くの石窟を掘り、仏像を安置したのでしょう。
それにしても空が青いのです。 -
ガイドさんの案内に従い、一つ一つ石窟に入って中を見学します。
鍵がかかっているので、ガイドさんが一つずつ開けて見せてくれます。
詳しく説明してくれるので、とてもわかり易いです。 -
こんな感じでドアを開けてくれます。
本当に厳重に管理されているのですね。
龍門石窟とは、まったく違う管理状況です。
石窟といっても、場所が違うと、いろいろ違いがありますね。 -
御開帳です。
もちろん中に入れます。
今回は我々3人だけだったので、比較的自由に、ゆっくりと見て回りましたが、場合によっては大きなグループになる事もあるそうです。
こんな季節外れにくる日本人はほとんどいないのでしょうが、ある意味ラッキーだったと言えましょう。 -
ホテルに朝食が付いていなかったので、毎朝歩いて10分程のところにあるこの湯包店まで来て食べていました。
小龍包が美味しく、地元の人で賑わっていました。
寒い朝には小龍包、湯包、熱い麺がいいですねえ。 -
敦煌で泊まった太陽大酒店の近くの交差点広場の銅像です。
冷え冷えとした夜に、凛とした感じがしています。
夏だったらもっと人がたくさんいて違う雰囲気なのでしょう。
これはこれで、良い感じです。 -
敦煌が大雪の為、結局帰りの飛行機が大幅に遅れ、西安空港近くに一泊するはめになりました。
大急ぎでこのようなホテル(?)を予約して泊まりました。
1泊1部屋100元ちょい。シャワー付ですが、なかなか地元色100%という感じでした。
まあ、空港送迎サービスもあったし、いい経験です。
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