亀山八幡宮で伊藤博文と妻梅子の出会いの場所を見る（追加版）

2017/11/04 - 2017/11/04

今朝は唐戸市場まで散歩した。特牛産の赤イカなどを買って、２階の市場食堂「よし」に行ってみると、列が並んでいる。土曜日なので、朝７時前から満員。あきらめて、別のところにいく。唐戸市場を出ると目の前に亀山八幡宮があり、家内と上がってみる。ここで私たちの子供も七五三祝いをしたものだ。

亀山八幡宮の春祭り秋祭りの神輿にも参加したことがあるし、亀山杯のソフトボール大会が春秋にあり、地元対抗の親善試合にも度々参加したものだ。

当時の町内会チームのメンバーには、甲子園夏の大会で準優勝したチームの４番バッターも参加していたりして、この境内にある宴会場での打ち上げが楽しみだった。息子も子供時代は、この方から指導を受けて、野球はうまくなり、キャプテンも務めていた。私もある時、この方から外野フライの見事なノックを受けて、あっという間に、一歩進歩したのを覚えている。凄い人は凄いのだ！

地元では、夏は亀山八幡宮主催の花火大会も毎年続いている。境内は、金子みすゞや林芙美子の文学碑などもあるが、私が一番注目するのは、伊藤博文が後の妻梅子と、追われている時にこの境内で出会い、梅子に匿ってもらい、命を救ってもらったエピソードだ。その一年後に二人は結婚したとのこと。文字の消えそうな掲示板があるのみだが、私には下関ではトップ・クラスの歴史スポットの一つだと思える。

歴史資料を見ていると、梅子は伊藤博文のよき支えであったことを知る。お茶屋の娘だったが、勉強も地道に重ねて、立派になっていった。伊藤が外で作った子供も、ちゃんと面倒を見たりしている。当時の日本の状況なら、伊藤之雄氏や瀧井一博氏などの著作を読むと、伊藤が特別の遊び人というほどのものでもなかったことがわかる。私は近年、ますます伊藤博文の凄さを理解するようになった。実際に長年にわたって残した業績の凄さが、若死にした志士たちとは、別世界なのだ。

勿論、久坂玄瑞が指揮して、攘夷戦で、この亀山砲台からアメリカ船などに最初の砲撃を加えた場所としても有名なスポットである。

古い写真を見ると、この八幡宮の階段の鳥居下まで関門海峡が迫っていたのだが、今は唐戸市場などが、その沖の埋め立て地にできている。

エリア 下関(山口)

• 旅行の満足度: 4.0

亀山八幡宮の追加写真（１１月５日朝撮影）

今日は、この道路をマラソン・ランナーが走る。下関海峡マラソンという大会だ。８時半にスタートする。

（追加：マラソンを見に行った。なんと１万３千人が参加するそうだ！２枚だけ、次の写真を追加しておく。この地点を走る時の１，２位のランナーを写した写真だ。）

亀山八幡宮の下を走るマラソン・ランナー。

亀山八幡宮の鳥居

階段を振り返ると、関門海峡が見下ろせる

説明版

境内から関門海峡を見下ろす

亀山砲台の跡とその説明版

上のフグの像の説明

亀山八幡宮に行く前に散歩したコースの写真も出しておく。

亀山八幡宮の前方、唐戸市場とカモンワーフの間にある、フランシスコ・ザビエルの下関上陸記念碑。

サビエル城の石でつくられた碑

散歩のコース。カモンワーフの前。

唐戸市場に入る。

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

土曜日の朝の唐戸市場。
奥の２階にある市場食堂「よし」は、入口に行ってみたが、列ができており、断念。

ここが数時間後にはごった返す。

下関市北部の特牛（こっとい）漁港に上がった赤イカをゲット。この味に慣らされると、他のイカは避けたくなる。刺身でもゆがいても美味しいのだ！

これは特牛の沿岸で漁師が取ったばかりのもので、やや小ぶりだが味は美味い。。いつも家内が買う馴染みの処で、これも３匹千円から１００円返してくれた。しかも、体内の処理すべきところは、目の前で処理したうえで渡してくれる。刺身で噛んでいると、旨味とトロミが口の中に長い時間広がり、いい日本酒か、白ワインで合わせると最高だ。冬は美味い芋焼酎の湯割りでもいい。二人だから食べきれない時は、冷凍しておいても、この赤イカの場合は、味が落ちないという優れものだ。この赤イカは冬などは漁が難しくなるそうだ。

赤ナマコも美味しそうだったが、明後日から家内と葛飾北斎展を見に、大阪に行くので、購入は次回に延ばした。

今晩は赤イカの刺身などで一杯やりながら、日本シリーズのテレビ中継を見ることにしよう。(追加：ホークス優勝。ただ、家内と話していると、横浜DeNAは、もともと、下関の「大洋ホエールズ」としてスタートしたチームだったことが話題になった。大洋漁業と捕鯨が全盛期だったころのチームは下関が本拠地だったのだ。今では想像がつかないが。。。そういえば、近くにも大洋ホエールズの関係者が複数いましたね。。。）