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2017年の夏休みは、昨年に続いてイタリアを訪れました。前回はミラノやトリノなど北部を中心に巡ったので、今回の旅では少し南下しローマとボローニャに滞在することにしました。<br /><br />【日程】<br />8月29日:成田からローマへ<br />8月30日:ローマ(フォロ・ロマーノなど)<br />8月31日:カゼルタ(宮殿と庭園見学)<br />9月1日:ボローニャへ移動 モデナ観光<br />9月2日:ボローニャ(ポッジ博物館見学)<br />9月3日:フィレンツェ(ラ・スペーコラ見学)<br />9月4日:ローマへ移動(テルミニ駅付近の教会めぐり)<br />9月5日:ローマから成田へ<br />9月6日:成田着

2017年イタリア旅行~ローマ編①(フォロ・ロマーノを歩く)

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2017/08/29 - 2017/09/06

1458位(同エリア6975件中)

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serres

serresさん

2017年の夏休みは、昨年に続いてイタリアを訪れました。前回はミラノやトリノなど北部を中心に巡ったので、今回の旅では少し南下しローマとボローニャに滞在することにしました。

【日程】
8月29日:成田からローマへ
8月30日:ローマ(フォロ・ロマーノなど)
8月31日:カゼルタ(宮殿と庭園見学)
9月1日:ボローニャへ移動 モデナ観光
9月2日:ボローニャ(ポッジ博物館見学)
9月3日:フィレンツェ(ラ・スペーコラ見学)
9月4日:ローマへ移動(テルミニ駅付近の教会めぐり)
9月5日:ローマから成田へ
9月6日:成田着

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • ローマ観光の最初はコロッセオでも、ヴァチカンでもなくマルタ騎士団の館からスタートです。<br /><br />マルタ騎士団の館は、18世紀においてローマを拠点に活躍した版画家のピラネージ(1720-78)がこの建物(敷地内の聖堂は見学不可)と広場を設計したため興味を持ちました。ピラネージは建築物を主題にした版画作品こそたくさん残しているものの、彼がデザインしそれが実現化した建物はごくわずかなのです。

    ローマ観光の最初はコロッセオでも、ヴァチカンでもなくマルタ騎士団の館からスタートです。

    マルタ騎士団の館は、18世紀においてローマを拠点に活躍した版画家のピラネージ(1720-78)がこの建物(敷地内の聖堂は見学不可)と広場を設計したため興味を持ちました。ピラネージは建築物を主題にした版画作品こそたくさん残しているものの、彼がデザインしそれが実現化した建物はごくわずかなのです。

    マルタ騎士団の館 建造物

  • 騎士団の館はピラネージのデザインという以上に、門の鍵穴からの眺めが有名になっています。さっそく訪れる人が少ない間に、鍵穴を覗いてみることに…<br /><br />どうしてもうまく撮影できなかったのですが、鍵穴からはサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えました!<br /><br />サンピエトロ大聖堂方面は近くの公園からも望めますが、鍵穴から覗くというのはこの場所でしか体験できないので、特別な感じが味わえました。

    騎士団の館はピラネージのデザインという以上に、門の鍵穴からの眺めが有名になっています。さっそく訪れる人が少ない間に、鍵穴を覗いてみることに…

    どうしてもうまく撮影できなかったのですが、鍵穴からはサン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見えました!

    サンピエトロ大聖堂方面は近くの公園からも望めますが、鍵穴から覗くというのはこの場所でしか体験できないので、特別な感じが味わえました。

  • 見学を終えて次の場所に向かうため来た道を歩いていると、鍵穴を目指してやって来たと思しき団体の観光客とすれ違いました。<br /><br />鍵穴は当然ながら一人ずつしか覗けません。団体が並んでしまうと時間がかかってしまいそうです。私が訪れたときは、少人数のグループがぽつぽつとやって来る程度だったので、長々と待たされることはありませんでした。<br /><br />ひとまず、ローマで訪れてみたいと思っていた場所のひとつを制覇することができました。

    見学を終えて次の場所に向かうため来た道を歩いていると、鍵穴を目指してやって来たと思しき団体の観光客とすれ違いました。

    鍵穴は当然ながら一人ずつしか覗けません。団体が並んでしまうと時間がかかってしまいそうです。私が訪れたときは、少人数のグループがぽつぽつとやって来る程度だったので、長々と待たされることはありませんでした。

    ひとまず、ローマで訪れてみたいと思っていた場所のひとつを制覇することができました。

  • フォロ・ロマーノ方面に向かう途中で、「真実の口」があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会を発見。2度目のローマにして初めて「真実の口」を目にすることができました。う~ん、ちょっと不気味だな…<br /><br />写真撮影の列ができていましたが、一人で口に手を入れて写真を撮ってもらうのもなんだかむなしいだろうと思い、外から眺めるだけでここを後にしました。

    フォロ・ロマーノ方面に向かう途中で、「真実の口」があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会を発見。2度目のローマにして初めて「真実の口」を目にすることができました。う~ん、ちょっと不気味だな…

    写真撮影の列ができていましたが、一人で口に手を入れて写真を撮ってもらうのもなんだかむなしいだろうと思い、外から眺めるだけでここを後にしました。

    サンタ マリア イン コスメディン教会(真実の口) 寺院・教会

  • 「真実の口」に立ち寄った後は、フォロ・ロマーノへ向かいがてら、チルコ・マッシモを歩いてみることにしました。チルコ・マッシモは約10年前にツアーでローマを観光した時にバスの窓から眺めて、古代ローマ時代のスケール感に圧倒された記憶があります。

    「真実の口」に立ち寄った後は、フォロ・ロマーノへ向かいがてら、チルコ・マッシモを歩いてみることにしました。チルコ・マッシモは約10年前にツアーでローマを観光した時にバスの窓から眺めて、古代ローマ時代のスケール感に圧倒された記憶があります。

    チルコ マッシモ 史跡・遺跡

  • この場所に立つのは初めてでしたが、10年前と同じくスケール感に圧倒されました。そして、歩いてみると競技場の建物の残骸がほとんど残っていないと分かり、競技場の跡地が現在まで残り続けていることにさらに感動を覚えました。

    この場所に立つのは初めてでしたが、10年前と同じくスケール感に圧倒されました。そして、歩いてみると競技場の建物の残骸がほとんど残っていないと分かり、競技場の跡地が現在まで残り続けていることにさらに感動を覚えました。

    チルコ マッシモ 史跡・遺跡

  • チルコ・マッシモに感動した後は、いよいよフォロ・ロマーノへ。<br /><br />フォロ・ロマーノヘはチルコ・マッシモ寄りの入場口から入ったので、ほとんど待つことなくチケットを購入できました。ただ、渡航直前にローマ及びヴァチカンへのテロ予告があったせいか、チケット窓口の手前で簡単な手荷物検査がありました。<br />

    チルコ・マッシモに感動した後は、いよいよフォロ・ロマーノへ。

    フォロ・ロマーノヘはチルコ・マッシモ寄りの入場口から入ったので、ほとんど待つことなくチケットを購入できました。ただ、渡航直前にローマ及びヴァチカンへのテロ予告があったせいか、チケット窓口の手前で簡単な手荷物検査がありました。

    フォロ ロマーノ 建造物

  • フォロ・ロマーノの敷地からもコロッセオが眺められます。<br /><br />フォロ・ロマーノ入場時にコロッセオとの共通チケットを購入しました。<br />遠くから眺めただけでもコロッセオが混雑していそうだったこと、あまりに日差しが強くコロッセオまで見学する気力と体力が無くなったため、フォロ・ロマーノ分しか使いませんでした。<br /><br />共通チケットの有効期限は2日間でした。私の場合はローマ観光の翌日はカゼルタに行く予定だったので活用できませんでした。2日間に分けて見学するつもりであればチケットを無駄なく使えたと後悔しました。

    フォロ・ロマーノの敷地からもコロッセオが眺められます。

    フォロ・ロマーノ入場時にコロッセオとの共通チケットを購入しました。
    遠くから眺めただけでもコロッセオが混雑していそうだったこと、あまりに日差しが強くコロッセオまで見学する気力と体力が無くなったため、フォロ・ロマーノ分しか使いませんでした。

    共通チケットの有効期限は2日間でした。私の場合はローマ観光の翌日はカゼルタに行く予定だったので活用できませんでした。2日間に分けて見学するつもりであればチケットを無駄なく使えたと後悔しました。

  • 笠松と遺跡の組み合わせを見ると、ローマに来ていることを実感できます。<br /><br />

    笠松と遺跡の組み合わせを見ると、ローマに来ていることを実感できます。

  • ローマ最古の凱旋門というティトゥスの凱旋門です。<br />

    ローマ最古の凱旋門というティトゥスの凱旋門です。

    ティトゥスの凱旋門 史跡・遺跡

  • ティトゥス帝のユダヤ戦争を題材にした内側のレリーフもきれいに残っており、7つの燭台もはっきりと確認できました。

    ティトゥス帝のユダヤ戦争を題材にした内側のレリーフもきれいに残っており、7つの燭台もはっきりと確認できました。

  • 神殿前の階段が見るからに急な造りだったので、この階段を上り下りするのは怖いだろうなと、どうでもいいことを考えてしまいました。

    神殿前の階段が見るからに急な造りだったので、この階段を上り下りするのは怖いだろうなと、どうでもいいことを考えてしまいました。

    アントニヌスピウスとファウスティーナ神殿 史跡・遺跡

  • 欠けたままの碑文。かつてはどんな状態だったのか、完全な状態ではないからこそ、過去の時代に思いを馳せてしまいます。

    イチオシ

    欠けたままの碑文。かつてはどんな状態だったのか、完全な状態ではないからこそ、過去の時代に思いを馳せてしまいます。

  • トルコのパムッカレで同じような石造りの建物を見かけた記憶がよみがえりました。そういえば現在のトルコにまでローマ帝国の勢力範囲は及んでいたんですよね。

    トルコのパムッカレで同じような石造りの建物を見かけた記憶がよみがえりました。そういえば現在のトルコにまでローマ帝国の勢力範囲は及んでいたんですよね。

  • 作られてから相当な年月が経っているはずなのに、文様がきれいに残っています。

    作られてから相当な年月が経っているはずなのに、文様がきれいに残っています。

  • 石の上に絶妙なバランスで乗っています。どうしてこんな状態に?誰かが乗せたのかな??

    石の上に絶妙なバランスで乗っています。どうしてこんな状態に?誰かが乗せたのかな??

  • 訪れた日は雲一つない快晴だったためとても暑く、汗だくになりながらの見学となりました。日差しが本当に強かったので、サングラスを持参して正解でした。ただ、日傘を使っている人は見かけませんでした。

    訪れた日は雲一つない快晴だったためとても暑く、汗だくになりながらの見学となりました。日差しが本当に強かったので、サングラスを持参して正解でした。ただ、日傘を使っている人は見かけませんでした。

  • セヴェレスの凱旋門です。ティトゥスの凱旋門よりも、さらに大きく重厚な印象です。

    セヴェレスの凱旋門です。ティトゥスの凱旋門よりも、さらに大きく重厚な印象です。

    セプティミウス セウェルスの凱旋門 史跡・遺跡

  • サトゥルヌスの神殿です。柱がすっと伸びて軽やかな感じです。青い空を背景にすると美しさが際立ちます。

    サトゥルヌスの神殿です。柱がすっと伸びて軽やかな感じです。青い空を背景にすると美しさが際立ちます。

    サトゥルヌスの神殿 史跡・遺跡

  • 遺跡の断片がゴロゴロと無造作に置かれていました。

    遺跡の断片がゴロゴロと無造作に置かれていました。

  • 断片がここでもゴロゴロと放置されています。<br /><br />敷地内の地面は石畳(といっても石の表面が平らではない)と砂地であったため、とても歩きにくかったです。歩きやすくて、汚れても良い靴で訪れることをおすすめします。

    断片がここでもゴロゴロと放置されています。

    敷地内の地面は石畳(といっても石の表面が平らではない)と砂地であったため、とても歩きにくかったです。歩きやすくて、汚れても良い靴で訪れることをおすすめします。

  • 高い位置から眺めると、柱の配置やこれまで見てきた箇所の位置関係が把握できます。視点が変わると見える景色も変わるのが面白い。

    高い位置から眺めると、柱の配置やこれまで見てきた箇所の位置関係が把握できます。視点が変わると見える景色も変わるのが面白い。

    フォロ ロマーノ 建造物

  • 日陰に入るとひんやりしていて快適です。カエルも疲れてきたみたいなので、ここでちょこっと休憩しました。<br /><br /><br />

    日陰に入るとひんやりしていて快適です。カエルも疲れてきたみたいなので、ここでちょこっと休憩しました。


  • 日陰で休んで少しだけ体力が回復したところで、パラティーノの丘へ移動しました。

    日陰で休んで少しだけ体力が回復したところで、パラティーノの丘へ移動しました。

    パラティーノの丘 史跡・遺跡

  • 遺跡の隙間から植物が生えていました。遺跡と自然が調和した独特の景観がつくり出されていました。

    遺跡の隙間から植物が生えていました。遺跡と自然が調和した独特の景観がつくり出されていました。

  • フォロ・ロマーノで見てきた柱や凱旋門に比べてダイナミックな感じがします。何だか巨大な生き物の脚のように見えてきて、今にも動き出しそうな気がしました。

    フォロ・ロマーノで見てきた柱や凱旋門に比べてダイナミックな感じがします。何だか巨大な生き物の脚のように見えてきて、今にも動き出しそうな気がしました。

    パラティーノの丘 史跡・遺跡

  • アーチはかなりの高さがあり、これが長いこと崩れずに残っていることに驚かされます。

    アーチはかなりの高さがあり、これが長いこと崩れずに残っていることに驚かされます。

  • スタディオと呼ばれるあたりに来ましたが、日陰がほとんど見当たりません。地面は舗装されていない砂地で、風が吹くと砂埃が発生していました。

    スタディオと呼ばれるあたりに来ましたが、日陰がほとんど見当たりません。地面は舗装されていない砂地で、風が吹くと砂埃が発生していました。

  • 暑さと埃っぽさに耐え切れなくなったので、見学を終了することに。パラティーノの丘側に来ると最寄りの地下鉄駅はチルコ・マッシモになるので、コロッセオには寄らずにそのままテルミニ駅付近のホテルに戻りました。

    暑さと埃っぽさに耐え切れなくなったので、見学を終了することに。パラティーノの丘側に来ると最寄りの地下鉄駅はチルコ・マッシモになるので、コロッセオには寄らずにそのままテルミニ駅付近のホテルに戻りました。

  • ホテルに戻って休憩した後は夕飯の調達を兼ねて、ポポロ広場からスペイン広場までをぶらぶら歩きました。<br /><br />その時に「カフェ・グレコ」に立ち寄りデニッシュを購入しました。持ち帰り用の手提げ袋をお願いしたら、18世紀の紳士淑女がデザインされた素敵な袋を用意してくれました!<br /><br />翌日は、ナポリ郊外のカゼルタの宮殿へ行きます。

    ホテルに戻って休憩した後は夕飯の調達を兼ねて、ポポロ広場からスペイン広場までをぶらぶら歩きました。

    その時に「カフェ・グレコ」に立ち寄りデニッシュを購入しました。持ち帰り用の手提げ袋をお願いしたら、18世紀の紳士淑女がデザインされた素敵な袋を用意してくれました!

    翌日は、ナポリ郊外のカゼルタの宮殿へ行きます。

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