マイルで台中② 雨の台中の過ごし方

2017/10/14 - 2017/10/18

台中２日目の日曜日。ホテルの窓から外を覗くとシトシトと降り続く雨。天気予報は雨マークひとつ。本当は彩虹眷村 → 彰化 → 鹿港の予定だったのですが、せっかく行くのに雨ではイマイチ。まわらない頭をフル回転させ本日の行程練り直し。
とりあえず、朝食を食べに第二市場へと向かいます。

[　]で囲んだ漢字は一文字です。もともとの文字のを入れると文字化けしてしまうので。

エリア 台中(台湾)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

07:35、300番台のバスに乗って｢第二市場｣までやって来ました。

※300番台のバスも、台湾大道一段(道幅が狭くなる)辺りから中央の専用レーンではなく、普通のバス停になります。

台中第二市場 市場

まずは、05:30から営業している｢山河魯肉飯｣へ。
好きなお惣菜を選択してお弁当を作ってもらっている地元の方々が沢山いました。

オーダーしたのは、三層魯肉飯55元。豚の角煮がどーんと乗っています。
油も分厚くて、見た目こってりなのですが意外にあっさりで美味しい！

続いて｢三代福州意麺老店｣。08:30から営業と聞いていましたが、8時前にもう開いてました。
人気メニュー(3種類)は写真付で日本語も書いてありました。

ここでは、福州乾意麺と蝦丸湯を。二つで80元。
先に乾意麺が来たのでそちらから食べたのですが、スープが薄味なので逆に食べた方がより味が感じられて美味しいかも。

こちらの店員さん、とっても愛想の良い方で帰り際にまた店の前を通りかかると笑顔で｢バイバイ｣と言ってくれました(^0^)。

フルーツ屋さんに釈迦頭も売ってました。気にはなっているのですが、未だ食べられず。ねっとりとした食感で甘酸っぱいそうです。
熟し始めるとあっという間に実が崩れてしまうので輸出は限られており、日本へはほとんど入ってこないそうです。写真の釈迦頭はまだ青い状態ですね。

第二市場、百周年のようです。中央のキャラクターは肉まんかな？

色んな食べ物のお店が入ってます。

市場中央奥には｢武徳宮｣があり、お参りされている人もいらっしゃいました。

三民路側中央入口からすぐの｢老[束負]茶棧｣ 08:30～18:00。
看板メニューの老[束負]紅茶20元を購入♪紅茶の味がとても濃くて美味しかった～これで20元はかなりのコスパ。
タクシーで乗りつけたおばさまが紅茶だけを買って行ったり、2リットルペットボトルのような容器で購入する人もいたり。それも納得のお味です！

お向かいにある大行列のお店｢王菜頭[米果]糯米腸｣ 06:00～18:00。
菜頭[米果]＝大根餅だそうです。食べたかったのですが、肉まんも食べてお腹が膨れちゃいました､､､肉まんは普通だったので、こっち食べれば良かったな。

なんやかんやで1.5時間ぐらいいました。まだ閉まっているお店がたくさんあったのでもう少し遅い時間の方が賑やかかも。

再びバスに乗って20分弱、宝覚禅寺へ。

バス停 第二市場 → 新民高中(健行路)　301・303・304・307・308のバス。
　　　 途中、台中駅(第一廣場)・千城BT・台中公園を経由します。

上の写真の大きな建物が、古いお寺をすっぽりと囲んでいます。
この古いお寺が1928年建立の宝覚禅寺のようです。

ご本尊は、釈迦三尊。日本で釈迦三尊像と言えば、両脇に文殊菩薩と普賢菩薩などの仏様が並んでいますが、こちらの釈迦三尊は三体ともお釈迦さまだそうです。

そして、この寺院と言えばにこやかにほほ笑む金色の弥勒菩薩像。高さ約33ｍもあります。が、周りの建物も大きくてさっきの本堂からは全く見えませんでした。

宝覚寺 寺院・教会

｢内部が民族博物館になっていて、おへそから外がみられる｣とガイドブックにあったので楽しみにしていましたが、閉まっていました。しかも、随分開いてなさそうな雰囲気､､､

菩薩様の後ろ姿。〇に卍がたっくさん！

台中駅へ戻るバス停が分からず、周辺を探すも見つからず､､､
なんのことはない、さっき下りたバス停が終点であり、始発場所でもありました。
バスの中からも菩薩さまをパチリ。

台中駅バス停でおりて、バスの進行方向とは直角にまっすぐ歩くとありました！
アリさんにも導かれて､､､

到着したのは｢宮原眼科｣。
台中を訪問する日本人は100％来るのではないでしょうか。

めちゃくちゃお洒落な店内！写真撮りまくりです(笑)。

宮原眼科 お土産店

２階のレストランへの受付にも少し行列が出来てました。
店内は開店15分とは思えないほど混んでいます。

こちらはパッケージが本になってるヌガー。フルーツ味やチョコレート味など色々あります。お値段は320～450元。
美味しそうだなぁと見ていたら、店員さんが試食させてくれて、日本語の商品一覧も持ってきてくれました。

CDやレコードジャケットのようなパッケージのお菓子もあって、とにかく全てがお洒落♪今日は下見なので、このあたりで退散。ホテルでもらった商品一覧を見ながら考えましょ。

さて、本日のメインイベント！宮原眼科のアイスクリーム食べに行きますよ~
10:10頃には大行列だったアイスクリーム購入の列も10:45頃には一旦落ち着いた感じ。きっと開店前からたくさん並んでたんでしょうね。でも、ここで買うと立ち食いになっちゃうのよね。

で、向かったのはこちら｢第四信用合作社｣。宮原眼科から歩いて数分です。

第四信用合作社 スイーツ

こちらでは、同じアイスが座って食べられるのです。
宮原眼科よりも空いているので、テイスティングもOK。私も迷ったアイスを数種類テイスティングさせてもらって決めました。

注文は、こちらの窓口。もと銀行感出てますよね♪

注文を受けているお姉さん、実は宮原眼科の外にいた人(3枚上の写真の右側の人)と同じ。向こうが一段落したので、こちらの店舗に来たみたいです。

アイスはトリプルでワッフルボール、スペシャルトッピングを注文。トリプルアイス225元 + スペシャルトッピング80元 ＝ 305元です。
スペシャルトッピングにすると、ワッフルボール20元が込みのようです。

更に、追加でトッピングを3個選んで完成！！！トッピングも沢山ありすぎて迷いました。待ってる間に考えておけば良かった､､､

お店に入ってすぐにもらったメニュー表です。オススメの味の前には印がついているので、これを見ながら気になるお味をテイスティングして決めました。
選んだアイスは、チョコレートから№2 80％ウガンダ、フルーツから№9 スイカ、ティーから№3 東宝美人。本当は高山烏龍茶にしたかったのですが、この日はありませんでした。でも、3つとも美味しくて大満足！特にチョコはウイスキーが入っているかのような濃厚で大人のお味でした。

第四信用合作社の2階ですが、器もナプキンも宮原眼科です(笑)。ゆっくーり座って食べられる(テイスティングも遠慮なく出来る！)こちらが断然お勧めです。
そうそう、スプーンですがちょっと大きめの使い捨てプラスチックスプーンを持参された方がいいです。お店のスプーンは紙のテイスティングスプーンしかないので食べにくいと思います。

一部だと思いますが、宮原眼科と同じ商品も売っています。
あと、2階のトイレがとっても綺麗です！台中で唯一見たウォシュレットでした(笑)。

では次に向かいましょう。
自由路の辺りは台中銘菓の太陽餅のお店が集まっていました。
その中のひとつ、｢太陽堂老店 太陽餅文化館｣前のくま。

いいね！台中郵便局のキャラクター。

郵便局を過ぎると、すぐに目的地が見えてきました。
1911年に台中初の鉄筋コンクリート造で建造され、1920年から台中市役所として使用されていた白亜の洋館です。現在は１階が｢カフェ1911｣というタピオカミルクティーが人気のカフェになっています。

カフェ 1911 カフェ

そして道路を挟んで向かい側にあるのが1913年に建てられた台中市政府(台中州庁)。台中、彰化、南投を範囲とする台中州の役所だったところです。現在でも役所として使われているらしく、土日祝だけ一般公開されています。
写真だと分からないですが、向かいの市役所と比べるとかなり大きいです。

台中市政府庁舎 建造物

日曜なので受付で、名前と国籍・入所時間を記入すると中の見学ができました。

左：中庭を囲んだ回廊になっています。このアーチ状のレンガの感じ、宮原眼科と似てるかも。当時の流行かな？
右：階段の踊り場には大きな鏡。金文字で｢時時為国家着想｣「事事為民衆打算」。

正面は白が基調でしたが、中庭側はレンガ色。よく手入れされたグリーンが雨に濡れて鮮やかに建物を引き立てます。
調べてみると、旧東京駅を建てた辰野金吾さんの弟子、森山松之助さんの設計だそうです。あの五代友厚さんの甥っ子だそうですよ。

帰りに再び受付に寄って退所時間を書き込んで帰りました。とっても素敵な建物なので予定があえば、是非中まで入って見学されることをオススメします。

台北にも支店がある、サンドイッチの人気店｢洪瑞珍｣本店です。

こちらがサンドイッチ。種類も沢山あり、包み紙のデザインが台北とは違うらしいです。
でもアイスをたらふく食べた後だったので、サンドイッチは買わずにレモンケーキだけ購入。後日頂きましたが、素朴なお味で美味しかったです。

お巡りさんがいるなぁと思ったら、タクシーと原付が事故ってました。結構激しいこわれかた！なーんて、写真を撮ったから罰があたったのでしょうか、夫が傘を開いた瞬間、柄がバキっと折れました､､､
今日一日中雨なのにどうしよーと思っていたら、バス停前で折り畳み傘を売っているおばちゃんが！UV効果もある折り畳み傘100元お買い上げ~。

バスに乗って｢勤美 誠品緑園道｣までやってきました。台北でも人気の誠品書店のお店のようです。結構歩いて疲れたので、お店の中でしばし休憩。

今から考えると、台北でお気に入りの美容院｢曼都髪型｣の台中店が洪瑞珍の近く(自由路二段67)にあったので、そちらでシャンプーしてもらいながら休憩すれば良かったなぁ。

MIT(メイド・イン・台湾)商品を集めたお店｢慢聚落｣。
草悟広場というショッピング・モールの中にあるのかと思っていたら、広場の地下(地下駐車場入口？)でした。日曜日でイベント用のテントも沢山出ていたので入口が見つけにくかったです。

草悟広場 広場・公園

再び歩いて、台湾水道局宿舎をリノベーションした｢緑光計晝｣へ。可愛い小さなお店が集まっています。天気が良かったら、フォトジェニックで可愛い場所なのですが、ずーっと雨。お店が独立しているので、傘さしたり閉じたりでちょっと大変でした。

このお店は、台北の迪化街にある｢印花楽｣と同じだと思います。台湾らしい柄のファブリック雑貨が中心です。

二階にある｢無蔵茗茶｣10:00～19:00。お茶屋さんです。
台湾観光局から送ってもらった冊子にも紹介されていました。

一度荷物を置きにホテルへ戻ろうと美村路一段を歩いていると、昨日タクシーの中からチェックしていたお店を発見。

北平[火考]鴨(北京ダック)　
台中市西区美村路一段214　10:00～19:00(売切れ次第閉店)

地元の人もたくさん行列しているので、きっと美味しいに違いないと思い並びました。壁際にたくさん吊られている鴨、一羽＝480元、半羽＝250元。

この窯の中に吊るして焼くようです。

店先でもおじさんが焼いた鴨を豪快に切ってました。

お店はテイクアウト専門だったので、ホテルまで持って帰りました。
このボリュームで半羽(ハーフ)250元です。
日本で北京ダックと言うと皮のパリパリな部分だけを食べるイメージですが、台湾(前に食べた上海も)では皮だけでなく、お肉も結構付いています。
薄餅にネギと甜麺醤ベースのタレと肉を包んで食べると､､､うーん、美味しい♪幸せ～。ただ薄餅が3枚しかなかったので、追加購入すればよかったな。
ナイロン袋に入っているのは余った肉で、ぶつ切りにしたものをニンニクベースのたれで炒めてあって、これも美味しい！ビールのお供にぴったりのお味です。骨も沢山あるから食べにくいけど(笑)。箸は付いていないので持参したものを使いました。

相変わらず雨だし、チェックしてあったホテル近くの足裏マッサージのお店へ。
一番近い｢浦京養生広場｣というお店は、いつも真っ暗だったので閉店したっぽい。
忠誠街の｢中一健康事業｣はお休み。カフェの２階にある｢舒活養生館｣は営業していたものの、施術者が一人しかおらず19:00以降(1.5時間後)しか出来ないと。
マッサージを受けるどころか、雨の中30分ほどホテル周辺を彷徨って更に疲れたのでした､､､

さっき北京ダック食べて全くお腹が空いていなかったので、お茶にしようとバスで｢無為草堂｣へ。ガイドブックには必ず載っている有名店です。

中央に鯉が泳いでいる池があり、店の雰囲気は素敵なのですが通された個室がイマイチ。敷地の奥の方で綺麗な庭は全く見えず、部屋の前に作業台のようなものまであって雰囲気もなにもありません。
大好きな｢金宣茶｣があったので頼もうかと思ったら、食事をしない場合チャージやらサービス料やらで700元以上かかると(>_<)。

結局、オススメされたお茶セット(阿里山烏龍茶)440元と黒糖蒸しパン70元をオーダー。サービス料(10％)を入れて561元。
お部屋は、お願いしてお庭が眺められる席に移動させてもらい、のんびりティータイム。黒糖蒸しパンはほかほかでとても美味しかったのですが、お茶は味がちょっと薄いかなぁ。

支払いを済ませ帰ろうとするとタクシーを呼んでくれ、行き先も伝えてくれました。座席の変更にも快く応じてくれ、お店の雰囲気とスタッフはとても感じが良かったです。
ただ、お茶だけだとかなり割高になりますので、食事といっしょに楽しまれるのがいいと思います。

タクシーで向ったのは｢愛買(A-mart)｣。１階にはレストランが入っており、地下にダイソーとスーパーがあります。
その時は分かっていなかったのですが、このスーパーお安いと思います。フルーツビールが28元、ViVaのドライフルーツとナッツのミックスが99元。後日行った台北のカルフールでは同じビールが32元、ViVaが105元でした。ほんのちょっとですが塵も積もればなんとやらです。

愛買マート (中港店) スーパー・コンビニ

スーパーから文心路三段のマッサージ店｢太子悦養生会館｣が近いことに気づきました。ようやく雨もあがったので歩いて行ってみると、とても大きなお店で駐車場も車でいっぱい。地元の方にも人気のお店のようです。
脚底按摩(60分) 700元をお願いしました。最初は足湯につかりながら肩や頭のマッサージ。それから足のマッサージを丹念にしてもらえます。ちょっと痛かったですが、足が軽くなりました。

計画とは全く違う一日となりましたが、台中を色々廻れて良かったかな。