蓮の花咲く６月のハノイへ

2017/06/16 - 2017/06/23

いつかテレビで見た、ハノイの“タイ湖”で早朝、
湖に浮かぶボートが摘んだばかりの蓮の花を乗せてすすんでゆく…

そんな光景が見たくて、
蓮の花が見ごろの６月のハノイへ。

ふたつの世界遺産を回ったり、いつものごとく
おいしい道端グルメも堪能。
いつもよりは観光を頑張った気がするものの、
ゆったりした時間を過ごすことのできた一人旅でした。

エリア ハノイ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩
• 航空会社: 中国南方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【１日目】
中国南方航空にて広州にて乗り継ぎ、ハノイへ。
広州で一泊します。

一度乗ってみたかった航空会社で、その理由は、マークが遠目に見たら“牛”っぽいな～というもので、でも、実際見たら“花”なんですよね。

広州白雲国際空港 (CAN) 空港

広州ではとくに観光はせず、中国の食べものを楽しみます。
駅前にイオンがあったので、イオンのおそうざい（むろん中国ナイズなもの）コーナーを物色。

写真はコンビニにてパケ買いしたタイ式紅茶。
爽やかな夏らしい色合いです。味もなかなか。

【２日目】
ハノイ到着。
宿は旧市街にとったので、バスターミナルから歩いて向かいます。

この日の一大ミッションは
「シン・ツーリストにてタムコックのツアーを予約」すること。
でも、“ほんもののシン・ツーリスト”を探すには一苦労。
旧市街のあちこちにそれっぽい店がまずあって、
ほんものの周りになるとさらにレベルが上がります。
キーワードは、住所の番地です。
無事ほんものにたどりつくことができました。

ハノイ36通り (旧市街) 旧市街・古い町並み

ホアンキエム湖のまわりを歩いてみると、
この日はちょうど、世界ヨガデーの催し物が。
公園で、みんなでヨガをやろう！…という企画があるようで、
その準備として、ヨガマットを片っ端からしいていく係の人たち。
面白いものが見られました。

その公園の端ではまた別の催し物。
「世界の料理を楽しもう！」な屋台が。

日本のコーナーでは、
相変わらずよくわからん寿司のようななにかがメインを張ってました。
他の国の料理は「わ～！　すごいな～！」…と
新鮮な気持ちで見て回ったのですが
もしかしたら、その国の人から見たら同様に怪しかったりするのかも。

夜は旧市街のナイトマーケットへ。
指差しで買った、ミルクプリンココナッツがけのようななにか。

とってもおいしかったです。

【３日目】
この日はがんばって（それなりに）早起きして、
タクシーに乗ってタイ湖へ向かいます。

このあたりは、ガイドブックには載っていないエリア。
“ウォーターパーク”という遊園地の裏手あたりに、
こんな大きな蓮池があります。


…天気がおそろしく悪いのはもうどうしようもありません。

朝ほんとに早～くは、蓮の花を収穫する風景が見られるのだろうけど、
それなりの朝（９時半くらいでした）になると、
蓮池は写真撮影スタジオに。

入場料を払えば、衣装も借りられて、
蓮の花をバックに写真が撮れる…というしくみ。

なので、撮影スポットの周辺だけ、花が摘み取られてないのです。


ほぼほぼ地元の人しかいませんでした。
みんな、良いカメラを持って撮影に明け暮れていました。

途中、大雨が降ってきて、しばしこんなあずまやで雨宿り。
池の上の橋？はごらんの通り手すりがなく、バランスを崩すとふつうに落ちる仕様です。

お昼は蓮池から徒歩圏内のビュッフェレストラン“sen”へ。
日本円にして2,000円ほど（ドリンク別）で
めくるめく食べ放題の世界へ。
ハノイの料理がメインのビュッフェなので、
観光客にも非常におすすめできる……のですが、
ここも、ほぼ地元の人ばかりでした。
意外と穴場なのかもしれません。おすすめです。

【４日目】
この日は世界遺産にも登録されている“タムコック”へ。
古都ホアルーもいっしょにまわれるツアーに参加。

景色は…
きれいっちゃきれいなんだけど…
たぶん、上からの眺めのほうがきれいです。

以前ハロン湾に行ったときも、（むろん個人の感想ですが）
水面近くから眺めるよりも、高いところから岩々をみおろしたほうが
その雄大さをより感じることができた気がしました。
でも、展望台みたいなものはなさそうなかんじ…。

ボートはボートで、途中洞窟を通ったりして、
おもしろかったんですけどね。

タムコック / タイヴィー祠 洞穴・鍾乳洞

【５日目】
さてさて。今日はハノイの旧市街から出て、
ハノイの街を観光です。

まずは世界遺産のタンロン遺跡へ。
このタンロン遺跡、ハノイの街中も街中にある
かなり観光しやすい場所にあるにも関わらず……

人があんまいないです。

この立地でこんな地味（人気（ひとけ）がない的な意味で）な
世界遺産は、シンガポールの植物園以来です（四ヶ月ぶり）。

昨日のタムコックなんて、
ひっきりなしにボートが出発していたというのに……。


けっこう自由に建物内を探検できて
ワクワクできるので、ぜひ、なにとぞ訪れてみてくださいね。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

そして道を挟んで反対側には
いまもなお発掘中のエリアがあるのですが…

なんと！

そこに蓮池！！


この蓮池は収穫などの行われない手つかずの蓮池なので、
花もそのまま咲いていました。行くのも簡単なので、
ぜひともおすすめです。

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

ぶらぶら歩いて、お昼ご飯を探します。

こんなにおいしそうな、鶏肉たっぷりビールランチが
繰り広げられていました。

…よし、この路地でごはんを食べよう。
ということで、“ブンチャー”にチャレンジ。

お昼の後は、
ハノイ最古の大学らしい“文廟”へ。

入り口も立派！

文廟 (孔子廟) 寺院・教会

そしてここにも、蓮池が！

タンロン遺跡のほうがプライベート蓮池感があってお気に入りでしたが、
ここもなかなかにいいかんじ。

お　わ　か　り　い　た　だ　け　る　だ　ろ　う　か。


すごい傾いてる。
屋根や基礎が重い×地盤が弱いのだろうか。

いつか崩れないか心配になります。


文廟にはほかにも、ひとつひとつ表情の違う石造りのカメがいたりで
ゆったりと散策するにはちょうどいいサイズ感のスポットでした。

【６日目】
タイ湖そばのホテルにチェンジして、
チェックインのあと、西湖府へとおさんぽ。

湖の柵がとってもかわいらしいデザインでした。

西湖府は、想像していたよりはこじんまりとしたお寺でした。
お供え物がカラフルでとってもかわいかったです。

また、この周辺にも蓮池が！
ハノイ市街のあちこちで、見かけることができます。
規模は大きいものの、ただ、水質はあんまりよくないかんじ。

西湖では、釣りをしている人もいて
釣果を見ていると、いろんな魚が泳いでいるようすです。

西湖府 寺院・教会

晩ごはんは、ホテルビュッフェで。
海外からの利用客が多いからか、
味付けは全体的に“謎の草”などに代表される“謎味”を抑えたかんじ。
メニューのラインナップも“ベトナム感”といった面白味にはすこし欠けるものではありますが、

カキの鮮度がぜんぜん違う！
（３日目の“sen”は、ベトナム感があって、食べものもデザートもぜんぶおいしかったけど、カキだけはふつうの「カキだね。」ってかんじのカキでした）

すばらしい。

カキ食べ放題で5000円前後の諸外国のビュッフェ、大好きです。
お皿もかわいいです。食べ放題のお皿っぽくない。

デザートはあまり食べないので、アイスをスルーしていたら、
レストラン長っぽい人が「アイス、おすすめだよ…！」と
アイスをピンポイントにおすすめしてきたので食べてみると、
めちゃくちゃおいしかったので、めちゃくちゃ食べました。
ニュージーランドのちょっといいメーカーのアイスっぽいかんじでした。

パン パシフィック ハノイ ホテル

ホテル内をうろうろ探検してたら、ルーフトップバーにたどり着いてしまい、
さすがに「探検してただけです…」ともいえず
一杯頼んだときに撮った一枚。ハノイの夜景。

パン パシフィック ハノイ ホテル

【７日目】
また旧市街へと戻り、
旧家保存館のようなところへ。
調度品があれこれと、かわいらしかったです。

ハノイ36通り (旧市街) 旧市街・古い町並み

夕方はバスに乗って、“タイムズシティ”へ。
大きなマンション街といったところで、
まだ、あんまり人が住んでないんじゃないかな…？と感じてしまうくらい、
夕方なのに、がらんとした感じ。
でもいま、ハノイの街はこうして高級マンションがぞくぞくと着工。
リッチな人たちが引っ越してくるのかもしれません…。

そしてそのタイムズシティの地下はショッピングモールになっていて
（地下なので涼しい！）

そこにある水族館へ。
サメの卵のふ化過程の展示が
これまで見てきたどこの水族館のよりも
目で見てわかりやすく、楽しんで見ることができました。

ささやかながら、トンネル水槽もあります。

カメのえさやり体験のめっちゃ食らいついてくるカメたちとか、
ヘビにさわろう体験とか、
なかなかに攻めてくるアクティビティが多かった印象です。

旅のシメは、


たにし。

この旧市街にあるたにし屋さん、夜な夜ないつもにぎわっていて
行ってみたかったんです。
そぼくなたにしを、もぐもぐとたべてゆきます。
うまいです。

【８日目】
この日は一日かけて帰国。
関空、“おかえりなさい”が
USJから任天堂になってました。

撮影禁止エリア（検疫の手前のとこ）にある
マリオ感あるステッカーがたくさん貼られたトランクを持ってる
マリオのイラストがとってもかわいくて好きです。

この後、もう一度見ましたが
やっぱりかわいかったです。

しばらくは、帰国したときだけのおたのしみになりそうです。

関西国際空港第一ターミナル 空港