2019/09/14 - 2019/09/15
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RAINDANCEさん
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長野県中北部、上田市にある別所温泉を訪れました。開湯の時期は不明ながら、伝説によると日本あるいは信州最古の温泉のひとつという説があります。温泉集落や塩田平の周辺にある多くの史跡・文化財がその歴史を物語る、温泉だけでなく歴史探訪も楽しめるエリアです。また、塩田平は松茸生産量日本一の長野県の中でも有数の産地となっており、秋には多くの松茸小屋で賑わいます。
★2016年11月の訪問
・老舗の温泉旅館に泊まり、源泉かけ流しの温泉を満喫し、山の郷土料理をいただく。
・平安初期建立の古刹など、歴史的な国宝・重文・文化財が散らばる温泉集落と、「信州の鎌倉」とも呼ばれる塩田平を散策。
★2019年9月の訪問
・別所温泉に泊まり、長野有数のマツタケ産地である塩田平の松茸小屋で松茸づくしの料理を堪能。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
・美味(おい)だれ焼き鳥(鍋スタイル)
・松茸
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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★2016年11月の旅行記
富士方面から長野への移動、中部横断自動車道経由で中央自動車道へ。 -
中央道から見る、夕暮れ前の八ヶ岳。
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信州上田に入り、平井寺トンネルを通過。
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別所温泉の宿に到着しました。(画像の左端)
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この日お世話になるのは、旅館「緑屋吉右衛門」さんです。(翌朝撮影)
別所温泉エリアでは南東の端に位置します。 -
創業130年の老舗です。ちょっと離れたところ(徒歩約1分)に無料駐車場有り。
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玄関には老舗らしさを感じる看板。
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建物や設備は昭和な感じの古い建物です。が、きちんと清掃はされており問題なし。
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客室。広縁もあり、結構広い。
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建て付けや防音は良いとは言えませんが、一晩寝泊りする分にはまあ問題ありません。
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さっそく温泉です。内湯の浴槽は小さ目。
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ですが、露天風呂は広いです。湯量たっぷりのかけ流し。
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夕食です。
前菜は、胡桃豆腐、きの子お浸し、信州サーモンフルーツ漬け。 -
信州銘醸の日本酒「黒耀」。
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焼き鮎、おぼろ帆立昆布巻、きの子、の土瓶蒸し。
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鯉しゃぶ、別所の野菜、ポン酢または酢味噌醤油で。
明るい女将さんが料理の配膳と説明に大活躍です。 -
茶碗蒸し、きの子餡。
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地元の名物、信州鶏の“おいだれ”焼き。
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信州リンゴのすりおろしと薬用人参が、薬味として付いてます。
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きの子鍋、鶏つくね入り。
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秋の味覚、いいですねぇ。
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締めは雑炊。
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かなり満腹ですが、美味いのでするすると入っちゃいます。
野沢菜とともに。 -
そしてデザート、地元の果物とアイス。
まさに、地の物を尽くしたような料理で大満足でした。 -
食後は、宿の真ん前にある別所温泉で一番大きな外湯とされる「大湯」へ。
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木曾義仲と葵御前が療養に来たことから、別名「葵の湯」とも呼ばれてます。内湯と露天風呂がありました。
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翌朝…
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またまた宿の温泉へ。
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露天は湯の温度が高めでした。
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庭の紅葉を見ながら掛け流し温泉につかれます。
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朝食もかなり豪勢。
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地の野菜がふんだんに使われており、野菜・山菜好きの私には嬉しい。
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デザートをいただいたら、さっそくチェックアウトし温泉街の散策へ。
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宿の外観。
別所温泉は全体的に宿料の相場が割と高めだと思うのですが、設備はさておき温泉と食事とスタッフの応対を考えるとこの宿のコスパはなかなかだと思いました。 -
昨夜に浸かった「大湯」。
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このすぐ南にある大湯薬師堂へ向かいます。
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薬師堂の周囲には、歌碑公園があります。与謝野晶子の歌碑。
それにしても、与謝野晶子の歌碑は全国色んな観光名所で見かけますね。この夫妻は観光&温泉三昧で遊び歩いていたのでしょうか。…て、私も人のこと言えませんね。 -
「大湯薬師堂」。弘安4年(1281年)に建てられ薬師如来などが祀られているそうです。旧くから、温泉の湧出と効能が続く様、地元の人々の願いが込められています。
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里山を一周する遊歩道…に沿うかどうかは別にして、ここから北向き観音へ。
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おー、水車小屋。
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観音下駐車場近くの「湯かけ地蔵」の所まで来ました。
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その傍には「足湯ななくり」。
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高台に建つのが「北向き観音」。
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一旦、大通りに出て、参道から北向き観音へ。参道入口の門。
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階段を下りると、観音まで参道が続きます。
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この近くにある「大師湯」にちなむ碑。平安時代、比叡山延暦寺の慈覚大師が好んだという湯。
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参道の下を流れる湯川。
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参道の両脇には、小さな商店が並びます。お土産屋さんに食堂など。
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参道を通って「北向き観音」に入りました。「洗心」からは源泉の“慈悲の湯”。
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「鐘楼」。鐘は元々は江戸時代の上田の鋳物師によるものでしたが、戦争の鉄供出で行方不明になってしまったそうです。今ついてるのは昭和のもの。
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「愛染堂」。明治に建てられたそうです。
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「札所観音堂」と「額堂」。
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額堂の仁王像。
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で、こちらが「北向観音堂」。平安初期に慈覚大師により開かれた霊場で、本堂が北向きなのが珍しく、ここ以外に殆ど例が無いそうです。なので、“北向き“が強調されてるのですね。
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”北向き”の由来は、観世音菩薩のお告げ(北斗七星の様な人々の拠り所に)という説があるそうです。ケンシロウが出てきそうですね。
源平の戦いで焼失してしまいますが、源頼朝他により復興・再建されたそうです。 -
本堂の右奥にある「温泉薬師瑠璃殿」。江戸時代後期に再建。
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「愛染カツラ」。樹齢1200の“霊木”で、直木賞受賞の大人気ラブストーリー“愛染かつら”はこの木に因んで書かれたのだとか。
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「護摩堂(不動堂)」。昭和58年再建。
…ということで、北向き観音(現在のご利益)のお参りは完了。片詣りにならないように、いずれは善光寺(未来のご利益)にも行かねばなりませんね。 -
さて、温泉街も歩いてみましょう。この大通りには、少し大き目の旅館も並びます。
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こちらは「大師湯」。
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で、こっちは“真田幸村隠しの湯“とされる「石湯」。
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この旅は折しも大河ドラマ“真田丸“放映中の時期、あちこちで六文銭の家紋が盛り上がっていました。こちらは「武屋御殿」という歴史展示館。
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見事な甲冑。
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美しい吊るし雛など。
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続いて向かったのは、北向き観音からは北西方面に位置する「安楽寺」。
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信州最古の禅寺だそうです。
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右に鐘楼と正面に本堂、左の高い木が霊木の高野槙。
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本堂に上がってみます。
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真田一族ゆかりの寺であり、本堂には複製ながらも“大坂夏の陣“の屏風。
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しかし、この寺の見どころはもっと奥にあります。
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国宝の「八角三重塔」。
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国内唯一の木造の八角塔で、建立はなんと鎌倉時代末期。(材料木材の伐採年代分析から)
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日本最古の禅宗様建築とのこと。
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紅葉と相まって美しい。
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塔の近くのお堂には、鎌倉時代末期に大工によって彫られたという禅僧の木造があり、これらも国の重要文化財です。
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こちらがその木造、2体のうちのひとつ。
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さて、次の見どころ常楽寺へ向かう途中に、石碑がありました。戦前、治安維持法に反対し右翼に殺害された衆院議員 山本宣治氏の記念碑。その右側にあるのが、山本氏の親戚で、上田で農民運動を指揮していたタカクラ・テル氏(後の衆院議員)の記念碑。
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そしてこちらが、警察の破壊命令にも拘わらずこの碑を隠して守り抜いた、石碑があった土地の所有者だった斎藤房雄氏の顕彰碑。
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そんな戦前の民主主義活動にゆかりを持つ場所が、別所温泉街を望む丘の上に、ひっそりと佇んでいます。
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「常楽寺」にやって来ました。天台宗のお寺です。
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常楽寺は、北向き観音の本坊であり、観音堂と同じ時期(平安初期)に建立されたとのこと。
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庭の紅葉が真っ盛り。
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御舟(みふね)の松。形がなんとなく船の様です。
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そして、この参道の奥にあるのが…
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「石造多宝塔」。
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鎌倉時代に造られたもので、石造の多宝塔としては日本に2つしかない国の重要文化財のうちの一つです。
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常楽寺を観終えたところで、カフェ休憩でも。
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常楽寺のちょっと南にあった「風乃坂道」。
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炭火焙煎珈琲と手作りケーキのお店です。
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こんな感じ。
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休憩の後は、温泉集落をブラブラと。
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七苦難地蔵尊堂。
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別所温泉駅。
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駅に保存されている「丸窓電車」。ここを最後に、別所温泉を後にします。
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が、別所温泉駅から南東に3~4kmほどのエリアにも、仏閣の見どころがありますので少し寄っていきます。
こちらは「龍光院」。 -
曹洞宗のお寺です。
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鎌倉時代に、北条氏の一門である塩田流北条氏によって建てられ、菩提寺として庇護されたそうです。
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続いては「中禅寺」。真言宗のお寺です。
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平安時代初期、空海が雨乞いの祈祷をした場所に建てられたと伝えられてるそうです。
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この薬師堂は信州最古の木造建築として、国の重要文化財となっています。
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ここも北条氏によって庇護されました。
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こちらは「前山塩野神社」。うっそうとした林の中にあります。
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神社の「拝殿」「本殿」、江戸時代の建物だそうです。
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そしてこちらは、塩田北条氏の城があった「塩田城跡」。石碑だけがひっそりと建ってます。
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で、最後に訪れたのが「前山寺」。真言宗のお寺です。
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平安初期に弘法大師が開いた霊場が起源で、600年前に長秀上人がこの地に移し、塩田城の祈願寺だったと考えられているそうです。
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ここには、“未完成の完成塔”で知られる三重の塔があります。
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2層目と3層目に縁と手すりが無いから“未完成“に見えるのですが、そもそも不要でこれで完成、という見方もあるようです。
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縁を乗せる貫はあるということなので、素人目には未完成だと思います。
こちらは本堂。 -
というように、塩田平は北条にまつわる史跡が多くあり「信州の鎌倉」と呼ばれるのだとか。別所温泉と塩田平は、多くの史跡・文化財がその歴史を物語り、温泉だけでなく歴史探訪も楽しめるエリアです。
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★2019年9月の旅行記
今回の旅の目的はマツタケ生産量日本一の長野で、マツタケづくしの料理を味わうことです。上田へは3年ぶりの再訪、今回も中央自動車道からの八ヶ岳がきれい。 -
上田に入り、別所温泉へ向かいます。路肩に「松茸料理 二幸園」の看板、ここがこの日のディナー会場です。
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…といっても、その「二幸園」へ直接向かうわけではなく、いったん7kmほど離れた別所温泉の宿にチェックイン。
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別所温泉街の南東寄り、”大湯”の近くにある「斎藤旅館」です。前回泊まった”緑屋吉右衛門”からも近い。
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フロント。
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ラウンジ。
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客室。広いです。
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広縁もあり。
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客室の窓からの風景。
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洗面台はココにありました。写真は無いですが、洗浄付トイレあり。
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夕食の前に温泉へ。
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きれいな脱衣所です。
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内風呂は熱め。
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露天風呂はぬるめ。この季節にはちょうど良い。
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貸切風呂。温泉は加温加水なしの源泉かけ流し…さすがにお湯は良い。
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さて、温泉のあとはいよいよマツタケディナーです。二幸園の方に送迎いただきました。
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二幸園に到着。長野県は日本一のマツタケの産地で、なかでもアカマツ林が自生するこの塩田平周辺は県内随一の名産地とのこと。
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秋の収穫シーズンにはこの辺りのあちこちに、「松茸小屋」がオープンします。ここもその一つ。
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ここは、小屋というよりは立派な木造家屋です。
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そのおかげで快適に食事ができるわけですが。まずは冷えたビール。
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お通し。
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松茸土瓶蒸し。
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大好きです。
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松茸茶碗蒸し。
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そして、松茸鍋。
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すき焼き風にいただきます。
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店内はお客さんで賑わってきました。
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ビールの次は、利き酒セット。
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「真田太平記」「つきよしの」「奏龍」…いずれも上田の地酒です。
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松茸天ぷら。
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信州牛と松茸の焼物。
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焼けました。
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炭焼松茸。
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焼いてます。
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松茸ご飯に松茸汁。
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デザートは洋梨のゼリー。以上、1万円のコースでした。(お酒は別)
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松茸尽くしの料理、堪能しました。
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旅館へ戻り、温泉入って就寝。
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翌朝…朝食です。
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湯豆腐付でした。お湯も良く部屋も食事も良いのですが、やはり別所温泉はちょっと相場が高いのが玉にきず。
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チェックアウト後、別所温泉を後にします。
今回の目的は松茸小屋でしたが、別所温泉なら迎えに来てくれるということで温泉宿とセットで。送迎もありお酒も飲めるし、いいですよ。
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