2019/09/07 - 2019/09/07
1位(同エリア24件中)
RAINDANCEさん
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中国中西部、湖北省の市である襄陽(シアンヤン、日本語読み=じょうよう)を訪れました。襄陽市というとかなり広い範囲になりますが、今回の訪問は襄城(じょうじょう)区・樊城(はんじょう)区・襄州(じょうしゅう)区が交差するあたりの襄陽城跡周辺のエリアです。この町は、三国志にゆかりのある歴史を持ちながらも、近年急速に経済発展を遂げている新興都市です。
★二千年の歴史を持つとされ、三国時代に「樊城の戦い」の舞台となった襄陽城跡を訪問。
★湖北の名物グルメのひとつである「襄陽牛肉麺」を食す。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
・襄陽牛肉麺
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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所用により襄陽に数日間滞在することとなりました。フライトは羽田空港からANAにて。
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襄陽へは直行便はありませんので、広州で中国南方航空に乗り継ぎ。
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夜遅くに襄陽に到着後、まずはホテルにチェックイン。襄城区にあるホテル「クラウンプラザ・シアンヤン」。襄陽空港からはタクシーで約40分です。
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エントランス&フロント。襄陽の中でもハイクラスと思われますが、設備やアメニティは相応のもので快適なホテルでした。
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巨大なシャンデリアが圧倒。
スタッフの対応も良かったと思います(フロントに一部英語が通じない人もいますが)。外貨両替はもちろんフロントで可能。 -
広々とした客室。
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ベッドの上に何か置いてあると思ったら、タオルで作ったゾウでした。これはちょっと手のこんだウェルカムスタイルです。
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そしてウェルカムフルーツ。
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バス&シャワールームも広いです。
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窓からは樊城区の市街の夜景。
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テレビはNHKワールドが見れました。例によって、放送内容によってはたまにブラックアウトになりますが。
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滞在中のある日の朝、客室の窓から。この日は、所用の合間に近郊を見て回ることに。
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…その前に、朝食です。
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ホテルのビュッフェ朝食へ。
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湖北省の名物「襄陽牛肉麺」などを提供するオープンキッチンがあります。
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朝食のバラエティはかなり多く、何日か滞在しても飽きることはなさそうです。
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…といいつつ、食べるものは結構決まってきちゃうんですけどね。
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ホテルの外観。
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ホテル前でタクシーをつかまえて襄陽城跡へ向かいます。タクシーは緑と黄色のペイント(前を走っている車もタクシー)で、ホテル周辺はそこらじゅうにいるのですぐにつかまりました。
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日本でも、原付なら1985年まではノーヘルで乗れました。
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襄城区の「十字街」と呼ばれる一画へ。「西街」からのアプローチです。襄陽城跡の城壁は明代のもの、とのこと。
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十字街の北寄り、「北街」に「昭明台」があります。隣は百貨店。
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「昭明台」。襄陽城の築城は紀元前201年で、現在の大きさになったのは2世紀ごろらしい。
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三国志はよく知りませんが、「樊城(はんじょう)の戦い」で劉備の盟友だった関羽が攻めた城なのだとか。
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昭明台は現在、「襄陽博物館」になっています。
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無料でしたので入ってみました。
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陶器や陶楼など展示。
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おそらく襄陽市全般の遺跡出土品と思われます。
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昭明台の上部に上ることができます。くつろいでいる人多数。
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昭明台から北街のストリートを見下ろしてみる。
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北街ストリートを北上。
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北街は、伝統的な景観を残しつつ1993年に復元整備されたそうです。
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「牌坊」と呼ばれる門。日本の中華街でも見るやつです。地方によって形に違いはありますが。
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路地を覗くと、ここにも小さな牌坊と小門。
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「仁叉巷」と説明看板が付いた建物ですが、素性不明。
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城壁の北側の門、「臨漢門」(通称「小北門」)までやって来ました。
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門の脇の像。老人と子供たちが小鳥を見ています。これは何のエピソードでしょうか?
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臨漢門を城壁の外から。
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門の外には「漢江」が流れています。
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ご覧のような川幅…湖の様な大河です。この”漢江”を臨む門なので”臨漢門”と名がついてます。
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臨漢門に上ってみましょう。ここは入場料が必要です。
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10元でした。
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門の建物。すでに先客が陣取ってました。
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城壁が続く。
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漢江の向こうは樊城区の新市街。高層ビル群です。
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臨漢門から北街を見下ろしたのち、ホテルのある襄城区へ戻ります。
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ホテルから歩いて数分の、現地の人に紹介してもらった食堂「好食好客(ハオシ ハオケ)」、ここでランチです。
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襄陽では、ビールはこの「雪花(シュエホァ)」を飲んでました。中国の大手ビールメーカーです。
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青椒肉絲(チンジャオロウスー)、おなじみの辛みを抜いたシシトウと豚肉の炒め物。シシトウの歯ごたえに塩加減もグー!美味し!
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西紅柿炒鶏蛋(シーホンシーチャオジーダン)、トマトと鶏卵の炒め物。シンプルに味付けられた鶏卵の旨味にトマトの酸味が効いてこれもグー!
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紅焼帯魚(ホンシャオダイユー)、太刀魚の醤油焼き。骨が多くてちょっと食べにくいが、ビールに合う!
何れも湖北料理ではないと思いますが、辛さも香料も気にならず、日本人にも普通に美味い中国料理でした。スタッフの対応も良く、店名の通り、”おいしい料理とおもてなし”でした。 -
ホテルの横に「諸葛亮広場」という公園があります。
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大型体育場、射撃場、プール、エキシビジョンセンター、噴水などがある総合広場なのですが、ひときわ目を引くのがこの「諸葛亮孔明」の巨大な像。今回は訪問しませんでしたが、近郊には孔明が住んでいた古隆中(”三顧の礼”の舞台)など、三国志にゆかりのある場所があります。
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ホテルへ戻り、フィットネスルームとプールへ。宿泊者は無料、せっかくですので少しエクササイズ。
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こちらは25mプール。
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部屋で休んだのち、暗くなってから再び街へ。ホテルの隣には、新しくオープンしたショッピングセンターもあり便利です。道行く人々は日本と比べて明らかに若い人が多く、新興都市のエネルギーを感じます。
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タクシーに乗り、イルミネーションの海を抜けて、再び北街方面へ。
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北街に着きました。
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ライトアップされた、襄陽城跡の「昭明台」。
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漢江の対岸、樊城区の市街のイルミネーション。中国の新興都市として発展著しい襄陽の勢いを感じます。
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…で、夜にこちら方面へやってきた主たる理由はココ。漢江の北岸、”漢江大橋”の近くにある食堂「鄧家牛腩(トンケ ニウナン)」です。鉄道の高架下の、昔の新橋の様なちょっとディープ感のあるエリアです。
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現地の人に、「襄陽牛肉麺の一番うまい店はどこ?」と尋ねたら教えてくれた店です。店頭で食券を買ってこのカウンターで丼を受取り。
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そして食堂へ移動。日本と同様、ラーメン好きの男たち(たぶん)が集う夜のラーメン屋。
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よく見ると、店内の各テーブルに生ニンニクが転がっています。どうやら、お好みでこれを剥いて入れるらしい。
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おっと、ネギと香草を入れ忘れたので、一旦カウンターに戻り投入。
さて、味はというと…これが、スープに旨味が出ており、具の牛肉もゴロゴロ入っていて美味し!見た目通りかなりスパイシーなので、辛い麺が好きな方はハマるかも。まだまだ暑い9月、エアコンの無い店内で汗だくになりつつ完食。 -
帰りのタクシーでは中国の洗礼。私が乗っているにもかかわらず、新たな客を拾いました。料金はどうなってんだろ?…噂には聞いてましたが、ホントに出会えるとは。
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ホテルに戻りました。ここはホテルのバー・ラウンジ。食後酒を軽く一杯やって部屋へ戻ります。
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帰国する日の朝…
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空港へ向かう途上。この日も朝からノーヘル部隊が沢山の車に交じって町を駆け巡ります。バイクをさしおいて先陣を切るのは子連れチャリのお母さん、赤信号もなんのその。気を付けて~。
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北京経由で羽田へ。中国屈指の新興都市である襄陽は、三国志にゆかりのある歴史を持ちながらも、若さと経済発展の勢いを感じる、今の中国を象徴するような都市でした。
しかし、この旅の3ヶ月後にこの湖北省の武漢から、あの悪夢の新型コロナウィルス感染症が広がるとは…当時は思いもしませんでした。
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