仕事でお色直し終了の日光東照宮へ

2017/06/15 - 2017/07/23

　ツアーナースの依頼で仕事で奥日光に3回ほど行きました。
　６月から７月にかけて毎回行くたびに戦場ヶ原のハイキングをして季節の移り変わりを感じることができて幸せな仕事でした。

　可愛い小学生たちと思春期へ移りゆく難しい時期でもある中で、見え隠れする初めてのお泊りや、親と離れて過ごす数日がどんなに切なく、母を想う気持ちや友達とのやりとりの中で生まれる葛藤・・・いろんなことを学んで帰ったことでしょう。

　そういったことを手に取るようにわかる可愛らしい、でも少し大人になって帰って行く子供たちを見ると、我が子を思う母のように、素晴らしい時間を共有させていただきました。

　病院の中でしか仕事をしていなかった時とは違う、自分の心にも栄養をたくさんくれる一期一会の出会いをとても有難くやりがいのある仕事として最近は精力的に邁進しています。もちろん普段の病院勤務にも大いに役立つ自分への肥やしとして経験値を積んで行くことが楽しい毎日です。

エリア 日光湯元温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: その他
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

私の子供の頃のお泊まりといえば、神奈川在住だったので箱根の小学校の古い校舎に貸し布団屋が教室いっぱいに布団を敷いてくれて、そこで男女雑魚寝で暑い中眠ったことくらいしか覚えていない。

今の小学生は日光によく行くらしいが行き先がそんな遠くになったのも驚くが、バスで行く学校、電車で貸し切って行く学校とか色々と趣が違う。
ただ、必ず行く場所に華厳の滝は鉄板らしい。

高校の卒業後、仲良しの友達と2人で初めてペンションに泊まって栃木に卒業旅行に行ったのが思い出。　その時は３月の寒い時期で華厳の滝は凍っていたから、それ以来の●●年ぶりで滝が落ちている姿を見ることができました。

バスの中では生徒さん作成の歌の本としよりをいただきました。
そして三回とも行った富弘美術館

本当に星野富弘さんの言葉に皆、真剣に気に入った詩を写していました。　私も息子と甥っ子に彼の詩集をプレゼントしました。

足尾銅山にも行きました。
初めて行った場所でした。　銅山で仕事をどうやっていたのかとかそんなことを博物館のように展示式になっていました。

トロッコで中に入っていくのがメインの呼び物なのでしょうかね。

１日目が終わり、今回の旅館は越後屋さんでした。

このホテル家族経営ですがとっても温かく素敵な旅館でした。　
女将さんも、若女将も仲良くお嫁さんとお姑さんですが、いい感じでお仕事をされていました。

そしてお料理も手作りのものとうまく組み合わせて美味しいお腹がいっぱいのお料理を提供していただきました。

保健室兼、今回のお部屋は一階の広いお部屋でした。
すぐ外が湯元の源泉が見えます。

ただこのお部屋、夜になると猿がキーキー喧嘩していて走り回っていて夜中うるさくて眠れなかったんです。　毎日じゃないんですが、１日そんな日がありました。

越後屋さんの前には足湯があって、生徒さんたちも足湯体験します。
校長先生や私たちも足を入れて生徒さんたちと楽しく温まりました。

学校によって若干、見学場所や行動が違って行程も前後してそれによって同じところ、同じことをしているのにずいぶん時間の使い方がタイトだったりゆっくりできたり色々でした。

その後皆でお散歩しました。のんびり歩いて源泉に行ったら、温かいお湯の中にウニョウニョ動く気持ちの悪い芋虫がたくさん・・・！！！

なんとミズアブの幼虫ということ。それを子供達がたくさん集めて見せてくる！ギャーギャー言いながら逃げたけど、子供の頃ってそういうの平気でさわれたんだよなぁと思い出してなんだか楽しかった。

夜はキャンプファイヤー
この学校は去年も雨で流れたということ・・・なんて今年はラッキーなんだ！と子供達大喜び！

ポツポツ雨が降り出したのは終わる頃だったから皆で楽しそうにマイムマイムを踊ってたな。　時代が変わってもキャンプファイヤーでやる出し物は同じなのね。

翌日は朝から戦場ヶ原にトレッキング

この学校はネイチャーガイドを雇って班に分かれて行きました。　スタートは湯の滝から。

ガイドさんをつけたほうが断然いい！
歩くペースも見るものも説明付きだから本当に楽しかった。勉強した気分になって、知らなかったことをたくさん覚えられました。

そして赤沼を抜けて終了なので距離にして約５キロ　のんびり歩けて楽しかった。

エゾハルゼミが鳴いていてうるさいくらい！

赤沼の赤さは男体山からの龍の血・・・って言い伝えがあるとか。

だけど鉄分が混ざって赤くなっているということ。子供達には新鮮に見えたようです。

男体山もきれいに見えました。

朝は湯の湖で朝礼！
体操します。司会者がちゃんといて係の子が号令をかけてくれます。

最終日に日光東照宮に行きました。
この日は暑くてねぇ・・・汗だくになって歩きました。

50年に一度の改修できれいになった見ざる言わざる聞かざるを見ましたが・・・あれ？こんな可愛い感じだった？って・・・

白馬がお勤めに来ていました。
三回のうち、この初回の時しか白馬には会えませんでした。貴重でしょ！　お昼には帰って行っちゃうらしいです。

東照宮がきれいになっていましたよ。

左甚五郎の眠り猫・・・こんな小さかったっけ？？？って思いながら皆、生徒たちは混んでいる中歩いて上まで行っていました。

私は3回目にようやく行く気になって登って来ました。　すごく気持ちが良くて家康のお墓でお参りして来ました。

実際にここには家康の亡骸はないとかあるとか・・・諸説あるようですが、まぁお参りということで。

道中厳しいかと思ったけれどいうほど階段も続いているわけでもなく、外国の人たちと励ましあいながら登りました。　生徒さんについていけなくて私は1人で後からてくてくと・・。　登れてよかったと自信もついたのでOK!

最近修学旅行とか校外学習とかについていくとハイキングとか歩くのが必ずあるからだんだん歳をとって来てきつくなって来ているのを実感。　まぁ坂道や階段じゃなきゃ平気で歩けるんだけどねぇ。。。

お昼は磐梯ドライブインで。
なんだか巨大なお椀に入っているお料理でした。

直径３０cmくらいあるんですよ！　まぁ中身は大したことはないけれど目新しくてよかったかも？

そしてまた別の日は初日に日光東照宮に。
連休の最初ですごく人が多くて大変でした。

宿に入って初日の夜は日光彫りの体験を。

興奮した初日に落ち着いて作品を作る時間があったのはとてもよかったです。

特殊な彫刻刀で掘り進めて行くので結構怖かったけれど、子供達は上手に彫れていて、怪我もなくよかったです。

そういえば今回の仕事の中で3回中1回だけ大変でしたがあとはのんびり過ごせて、夜中に起こされることもなかったのがとても助かりました。

この学校は湯の湖まで散歩をして遊びました。

この学校もスタートは湯滝からです。

ただ、この学校はガイドをつけなかったので、生徒さんたちがバンバン歩き、あっという間にゴール地点まで行ってしまい、なんだか意味がなかったような気がしました。
自然を楽しむというより、ただ歩いたという感じで残念。

今日の華厳の滝の水の量はどうかな？

例の源泉ところで鴨がお食事中・・おそらく水アブを食べているのでしょう。

この学校は足尾銅山の植林をしていました。

丸坊主になった山にだいぶ、みどりが戻って来たと言っていました。
木々がないと雨などで地崩れを起こしたり土砂が流れて河川が氾濫したり・・・色々と山のルールが崩れると大変だという話も聞きました。

結構山の上の方まで行って植樹します。

上まで上がらず下で眺めていたズルっこの私。　だってもう足も腰も筋肉痛で大変だったんだもの・・・。

またある学校はホテル奥日光さんで、洋食でなかなかいいお料理を出すところでした。

この時聞いた悲しい話は、やはり夏休みになると家庭の問題で痩せて夏休み明けに登校してくるお子さんがいるのだとか。
生活の差は深刻で、まともに食事ができなくて給食がない夏休みになるとそういう現実を目の当たりにするとか。

だからこのホテルの食事の良さについついここを選んでしまうと先生が言っていました。

この学校が一番距離を歩きました。
湯の湖からスタートして歩きます。

ガイドさん付きのハイキングでした。

一ヶ月違うと咲いている花やみどりが違って来ます。

初夏のいい時期にこんなに何度も出かけることができてありがたいです。

最後の学校は発熱者も出て、親御さんに迎えに来てもらったり、帰りのバスの中でも嘔吐する生徒さんがいて、介抱するのが大変でしたが、最終日に体調を崩してバスの中でもずっと吐いていたお子さんが父子家庭で、学校に迎えに来てくれた作業服のお父さんが娘さんに大丈夫か？と　娘さんのリュックを肩にかけて娘さんを抱き寄せて帰っていく姿がとにかく印象的で、じわっと温かいものが胸の奥にこみ上げて来ました。

この後、８月には中高生の合宿の引率でテーピング技術をバンバン披露するくらい汗だくになって連日体育館で一緒になって見学しながら巻いていた思い出もあり、今年の夏は仕事三昧だったけれど最高の夏になりました。