2017/09/16 - 2017/09/26
842位(同エリア2400件中)
ゆっくりさん
ヨーロッパの旅 その3
3日目はこの旅のメインイベントです。
私がここ数年でもっとも行きたいと思っていて、周囲に行きたい場所として言いまくっていたが、誰からも同調されず、興味も示されず、これはもう完全に一人で行くっきゃないか!と思っていた場所に行ってきました。
色々と勉強になりました。
監視社会の恐ろしさを強く感じました。
観光ではなく、完全に社会見学です(笑)。
その3は興味ない方には全く面白くないと思いますが、よかったら見てください!
その1 https://4travel.jp/travelogue/11287990
その2 https://4travel.jp/travelogue/11288831
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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-
時差ボケで、3日目の早朝に目がさめる。
まだ3日目なのにコインランドリーへ。 -
うーんと、どうやって使うのかな。
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ドイツ語だけど、絵で理解。
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ここにお金を入れて、洗濯機の番号を押すと動き出しました!
待ってる最中に、大量の洗濯物を持ってきた男の子が。
1つの洗濯機に詰め込もうとしたので、もう一人待っていたおばさんが、壊れちゃうからそっちの大きい洗濯機使え的なことを言っていたな。多分。 -
無事に洗濯を終え、ホテルに帰る途中にカフェに寄り道
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ホテルで無料の朝食がついてるのに、しかもそんなにいっぱい食べられないのに、こちらの朝食を注文。
美味しかったです。 -
ホテル戻って、休憩していざ出発!
この日も一日乗車券買って乗りまくり。
まずは、中心部に出ました。 -
目的地の最寄駅に到着Magdalenenstraße
駅のホームの絵がどれも暗いです。
それには理由が。 -
はい、着きました。
Stasi museum シュタージ博物館、別名 秘密警察博物館。 -
シュタージとは、、、、東ドイツ時代の秘密警察のことです。
ここは、当時の秘密警察の本部があった建物でそのまま当時の状態を残した部屋や秘密警察が何をしていたかの展示がされています。
東ドイツ時代の負の遺産です。
その最寄り駅だから駅の絵がああいう絵だったのかなって勝手に思っています。 -
会議室とか
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キッチンとかもそのままに保存
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秘密警察は、存在が秘密になっていた。
秘密警察職員となっていた人もいれば、非公然職員として市民がシュタージに情報提供をしていました。
その時に使われていたアイテムの数々。
全てに隠しカメラが仕込まれています。 -
ジョウロにカメラを仕掛け、お隣さんでも盗撮していたのかな。
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買い物袋にもカメラを仕込みます。
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あらゆるものにカメラを。
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ボタンもカメラに。
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これは、ポストを監視してた様子。
ターゲットと投函したら回収して開封してたらしいです。
検閲。 -
ターゲットに座らせる椅子。
ターゲットの匂いを回収するため。 -
その匂いを詰めた瓶。
西に逃げる人を追いかける時に使ったりしたようです。 -
木の中にカメラを仕込む。
そこまでして何を撮りたかったのか。 -
カメラのシャッターをポケットに忍ばせ盗撮
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盗撮されていた写真の例
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西側から来た手紙は基本開封。
お金が入ってたらシュタージが抜いていたらしい。
とにかく、いろいろな展示がありました。
もう少し、英語とドイツ語ができたらもっといろいろ知れたと思うと残念。
ここに来る前は、博物館に誰もいなかったら怖くて一人でいられないかもって思いましたが、意外にもお客さんはそこそこいました。 -
秘密警察博物館に行った後、来たのがこちら。
シュタージ刑務所。
ナチス時代には、刑務所とはつかわれていなかった建物で、ナチス崩壊後のソ連統治時代から刑務所として使われ始め、東ドイツ時代にシュタージ刑務所として政治犯の収容施設に利用されたところに。
秘密警察博物館からは歩いてバス停に行って、バスで数駅のところ。 -
刑務所らしい、ものものしい壁。
-
敷地内に入るのは無料ですが、施設内を見るのは「ガイド付き」でないとだめです。
ガイドのツアーに入ります。
英語とドイツ語のツアーがあります。
英語のツアーに入れてもらいました。
いろんな国の方々と回ります。
日本人を含め、アジア系の方はいませんでした。
まず初めに、この建物・施設が長年秘密にされ、地図にすら乗っていなかったという説明を受けました。
収容者も、収容される際に、どこに行くかを知らされず、ぐるぐると遠回りをされてどこにいるかわからなくされて連れてこられたと。 -
地下施設を見学。
ソ連時代は、もっぱら地下施設しか使われていなかった。 -
部屋には電機も窓もなく、真っ暗
ここに収容されるのはかなりきつい。 -
ずらっと房がならんでいます。
ソ連時代は、着替えも与えられない、お風呂も入れない、ごはんもわずかという
かなり劣悪な環境下だったと。 -
シュタージ時代になり、次第に環境は改善されていったというものの。。。。
ここに収容される人たちというのは、ガイドさん曰く
「間違った場所で間違った言葉を使ってしまった」だけの人も収容されたと。
家族だと思って気を許して政府に対して批判的な発言をしてしまったり、そこまで深い意図もなく多少言葉がそうとらえられるような言葉を使ったりと。
捕らえられた人たちは、なぜ自分が捕らえられたのかすらわからない人も多かったようです。 -
多少の環境が改善され、窓あり、着替えありの環境に。
-
後半の時期はシャワーにも浴びれた。
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バケツから普通のトイレに。
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外にも出れることも。
シュタージの存在は、東ドイツではかなり負の歴史以外の何物でもないと思います。
家族間での密告が行われ、夫に密告され収容された妻(収容されていているときは夫がシュタージだとしらず、東西統一後に知るというケース)、お隣さんがシュタージで監視されていたケース、もうそんな事案がたくさんあるそうです。
統一により、シュタージのやってきたことがすべて明るみになり(自分がどんな監視を受けていたかを知れる機関もある)、統一後は相当混乱したと思います。
この負の歴史を隠さず、語り継いでいっていること、資料を残していることがすごいと思いますね。二度とこのような時代に戻らないという気持ちの表れかなと思いました。 -
完全な、社会見学の午前を過ごした後、中心街にもどってきました。
あ、このホットドッグスタンド、テレビで見たことある! -
お兄さんがカメラ目線でポーズ。
外がパリパリのソウセージで美味でした。 -
やけにヘビーな午前中を過ごした後は、ベタな観光スポットに。
イーストギャラリーへ。 -
よく見る壁です。
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ホテルに戻る途中の駅前です。
ドイツというか、ヨーロッパはいろいろなワンちゃんがいました。
バスにも電車にも普通に乗っているし、全然ほえないんですよね。 -
去年のクリスマス時期にあったテロの現場近くの公園に立ち寄りました。
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最後にベルリンビールで一人乾杯。
ホテルの近くになにやら評判のいいパブがあったので、行ってみました。
混んでいても、カウンター席があればすっと入れるのが一人の特権です。
この後、どんどん人が来て、入れずに帰っていく人多数。 -
ひっきりなしにビールがでてました。
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いかにもドイツっぽい料理。
ボリュームありすぎで食べきれませんでしたが、ビールはしっかり2杯飲みました★
さて、次はどこの国か?!その4につづく!
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