【スイス横断旅行＋ミラノ 】④ 想定外のシャモニーハイキング →　登山電車でモンタンヴェール展望台　→メール・ド・グラス氷河の氷の洞窟を見に行く

2017/08/04 - 2017/08/12

エギュ・ド・ミディ展望台からそのままシャモニーの街に戻るのはもったいないので、途中の駅からハイキングしながら下山することにしました。

が・・・山を甘く見ていた私たちは　想定外のハイキング経験をすることに。

その後、気を取り直して、後退のすすめメール・ドゥ・グラス氷河を見に行ってきました。

エリア シャモニー(フランス)

エギュ・ド・ミディからの下りロープウェイ。
プラン・ドゥ・エギュ駅で途中下車し、そこからハイキングをすることしました。
あいにくの曇天で、視界はとても悪いです・・・

数分下ったところにあったプラン・ドゥ・エギュ小屋。
天気が良ければテラスから眼下の絶景を眺めながらお茶でもしたかったのですが
朝早いこともあってか休業中。

雨が降らないことを祈りながらハイキングを続けます。
このあたりは比較的平坦でしたが後半は、上り下りがあったり
人一人が通れる細い道（片側は急な斜面）だったり
初心者向けコースとは思えない展開でした。

当然こんな悪天候の中ハイキングをしている観光客はおらず
たまにすれ違う人は本格的なトレッキングの装備をした人たちや
トレイルランニングをしている人ばかりでした。

このあと雷と大雨になりました。
持参したカッパを着てはいましたが全身びしょぬれ・・・
足元はすべりやすいためなかなか先に進めず、
また道案内がわかりずらかったため、
迷子になったり遠回りをしてしまったりで
寒い中を想定以上の時間がかけて歩くことになりました。
不安を抱えながらの苦しいハイキングとなり
景色を堪能するどころではありませんでした。
自然はあまく見てはいけませんね。

ゴール地点の登山電車モンタンヴェール駅に着いたときは涙が出そうになりました。

とりあえず天候が回復することに期待し、登山鉄道でシャモニーの街に戻ることにします。

モンタンヴェール登山鉄道駅です。
古い登山電車の車両が展示してあります。

街の中を走るミニトレイン。
子供の乗り物かとおもっていたら、乗客の大半は大人。
モナコに同じものがありましたが
エギュ・ド・ミディのロープウェイ乗り場広場にあるトレイン乗り場には
これにのるための行列ができていました。
ヨーロッパではこういう乗り物が人気なのかな？

とりあえずおなかがすいたので、適当に散策しながら入ったお店です。
お店がスイスっぽくて気に入って入りました。

レストラン名：Restaurant Le Dru
25 Avenue Ravanel le Rouge, 74400 Chamonix-Mont-Blanc, フランス

食事代がお高いシャモニーにおいて、比較的カジュアルに利用できるお店でした。
雰囲気、味ともに日本のファミレスのようでした。
お肉はなかなかのお味でした。

晴れてきたので再びモンタンヴェール登山鉄道にのり、
メール・ドゥ・グラスに河を見に行くことにしました。

鉄道少年のように、運転席の後ろに張り付いて運転の様子を見ていました（笑）。
昔の路面電車みたいなアナログな運転席。
単線だから運転が簡単そう？

急勾配のため、レールはラック式構造（歯車の力を借りながら進む）になっています。

車窓からは、木々の切れ間から時々シャモニーの街が見えます。

とてもゆっくり進み、途中で下り列車とすれ違いながら
20分程度でモンタンヴェール駅に到着しました。

駅からはまずロープウェイで氷河に向かって降りていきます。
かなりの急こう配です。

意外にもロープウェイにのって氷河まで降りる人は少なく
待たずに乗ることができました。

ロープウェイを降りたところからさらに急な勾配を階段で降りていきます。
この階段が長く、10分以上はかかった気がします。
帰りにここを登って戻ってくることを考え、降りるのを断念している人もちらほら。

氷河を上からみたところ。
土色をしているため、氷河には見えませんね。

氷河の下に空洞があってその中に1つに入ることができるようになっています。

氷の洞窟。
中に入るとこのようなトンネルになっています。
外の暑さで、氷河が溶けているため天井から水滴が落ちてきます。
中はそれほど広くなく
50メートルくらい進んで折り返すという感じです。
中はクリスタルのギャラリーになっていました。

長く急な階段を上り、ゴンドラにのって再び駅まで戻ります。
駅にはお土産店やカフェがあり、電車の時刻まで座って過ごすことができます。