2017/09/27 - 2017/10/02
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hanako yamadaさん
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すでにヨーロッパはかなりの国々を旅行している私。未踏の地として今回選んだ国はロシア。広大なロシアのごく一部ヨーロッパロシアに位置する2都市サンクトペテルブルクとモスクワの見どころをおさえたJ社のLOOK○○○の6日間のツアーに参加しました。
最近は海外旅行もそれぞれ個人の好みに合わせたスタイルが選べるようになっています。添乗員や他のメンバーと一緒では行動が制限されていやだという方は、すべて個人で予約を取り、好きなように旅行することもできますし、飛行機やホテルの手配や外国での行動に不安があれば、添乗員さん同行のツアーを選ぶこともできます。長時間の窮屈な飛行機が苦痛ならビジネスクラスに乗ればよいし、費用を抑えたければ、格安のホテルを選ぶこともできます。それらの中間的なプランも数々あり、本当に多彩です。
私は今回は同行者がなく、一人で行くことにしていたので、添乗員同行「全員お一人様ツアー」を選んでみました。初めての国に行く時は添乗員さん必須、飛行機・ホテル・観光がすべてセットになったツアーが何と言っても効率的、安全・安心と思っているからです。
おかげで順調に気持ちよく晩秋のロシアを楽しんでくることが出来ました。王侯貴族の豪華絢爛たる宮殿や庭園、屈指のコレクションを誇る美術館、独特の外観の教会やその内部の素晴らしい装飾の数々、ヨーロッパロシアの美しい街並みを堪能してくることが出来ました。
それでは、私の旅行記を始めさせていただきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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今回利用した航空会社は私には初めてのアエロフロート・ロシア航空。成田空港12時発で、時間的には利用しやすかったです。多摩地区在住の私は朝8時前に家を出ればよく、通勤時間帯で混んだ私鉄線の車内がちょっと大変でしたが、京成スカイライナーに乗り換えてツアー集合時刻10:00少し前に成田空港第一ターミナルに無事到着。
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ツアーの受付を済ませて、チェックイン窓口へ。ここで目にしたのは初めての「キリル文字」のロシア語。
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アエロフロートは残念ながらJAL系でもANA系でもない別のグループなので(新しく登録をすればよいのですが今後あまり利用しそうもないのであえてせず)、マイル加算はできませんでした。
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その後、ロシアの通貨「ルーブル」をゲットすべく、空港内の銀行の両替窓口へ。しかし、なんと最初に行った三菱東京UFJではルーブルの取り扱いがなく、次の千葉銀行で両替することができました。空港で両替される方、どこの銀行でもルーブルがあるわけではないので、ご注意くださいね。この日のレートは1ルーブル=2.44円。ロシアはクレジットカードがどこでも使え、ルーブルから円への再両替はかなり損をするとのことでしたので、あまり多くの現金はいらないと考え、約8,000円=3800ルーブルを両替。その後、手荷物検査から出国手続きを終え、搭乗口で案内を待ちました。乗った機体はこちら。成田からモスクワ経由パリ行でした。
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初アエロフロート(エコノミークラス)の感想ですが、シートピッチや機内食は他の航空会社と比べて平均的、エコノミークラスでも珍しく機内用のスリッパやアイマスクなどのアメニティがありました。ロシア美人のCAさん(日本人のCAさんはいなかったです)のサービスは平均よりやや悪かったです。そしてこれまでに乗った飛行機の中で最悪だったのは、この機内エンターテーメントシステム。まず、作動が信じられないほど遅くイライラさせられました。日本語で観られる映画もとても少なくてガッカリ。
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パイレーツオブカリビアンの最新作だけは日本語音声で観られるようだったのですが、日本語に切り替える方法がわかりにくい。困っていたら、お隣の席のハンガリー人の若い男性(とっても人懐こい方で、少し日本語も話せる方。マンガ、アニメ好きで、日本に遊びに来た帰りだとか)が教えてくれました。
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画面の左上に小さく現れる「SOUND TRACK」というアイコンを選ぶとドロップダウンされる中でJAPANESEを選ぶのだったのです。しかもそのあと「決定」は1回ではなく2回押す。うーん、使いにくい。わかりにくい。結局、行きの10時間以上の機内で見られたのはパイレーツオブカリビアンと、「サバイバルファミリー」という邦画(邦画なのに通常音声は英語なので、日本語に切り替えて。でも、この映画、すごく面白かったです。隣のハンガリー青年にも受けてました。一緒に笑ったりして)と、ハンガリー青年ご推薦のアニメ作品「KUBO」(舞台が日本の作品でなかなか見ごたえあり)を途中まで、だけでした。
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モスクワに到着後、入国審査は特に問題なく(美人の検査官が超無愛想に応対)私達はアエロフロート国内線に乗り継いでサンクトペテルブルクへ。到着後迎えのバスに乗り込み、この日から3日間滞在するホテル(パークイン プリバルチスカヤホテル)へは3,40分ほどで到着しました。到着時はすでに夜。全員お一人様のツアー参加者は総勢11人。女性10人に男性はお1人。添乗員さんも女性。ツインの部屋にそれぞれ1人ずつ・・・がちょっと贅沢ですが、気兼ねなくゆったりできて本当に快適でした。8階の私の部屋からカーテンを開けると下に見えたのは24時間営業のサインがキラキラ輝くスーパーマーケット。やったぁ、便利!と思ったのですが・・・
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翌朝、ブッフェスタイルの朝食(バラエティ、クオリティともに、まぁまぁのレベル。)をまだ顔をうろ覚えのツアーの方々といただいた後、観光スタートの集合時刻まで、海外旅行でいつもするようにホテルの周辺をお散歩。
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途中で同じツアーの同年代と思しき方と合流して、昨晩部屋から見えた24時間営業のスーパーに行ってみました。事前情報で目をつけていたロシアの夏の飲物「クヴァス」を見つけたので、早速ペットボトル入りを購入。
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事前に得ていた情報ではクヴァスはロシアでよく飲まれている黒パンなどを使って作られた清涼飲料だそうで、どんな味か試してみたかったのです。想像通りの気の抜けた黒ビールのような味で、なかなかにわたし好みでした。しかし、これまでどの国でも普通にしていたこの行動、後ほど添乗員さんからお咎めを受けることに。
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ホテルの裏手にはもう少し小さなコンビニ的なお店も。(こちらは寄りませんでしたが・・・。)実はロシアだけの特殊な事情があり、他の国ではしたことがないのですが、観光客は宿泊先のホテルにチェックイン時にパスポートを預けることになっていて、この朝の散歩時に私は当然パスポートを持っていませんでした。添乗員さんいわく、ロシアでは警察官が旅行者に抜き打ちでパスポートの提示を求めることがあるそうで、個人で歩いていてパスポートが提示できなかったりすると、トラブルになる可能性があるので、パスポートを持たずに一人歩きしてはいけない・・・ということだったのです。まだ注意されていなかったこの朝はそのことを全く知りませんでしたので。仕方ないですよね。
それにしても、このサンクトペテルブルクで3連泊した大型ホテルは本当に中国人の団体客が多くて圧倒されました。今回、ロシアの各観光地では英語・中国語の案内表示はたまにありましたが、日本語は全くありませんでした。中国の方々の影響力はロシアでも大きなものだと感じました。 -
さて、観光スタート1日目。この日は一年中お天気が悪いことが多いというサンクトペテルブルクには珍しいと地元のお人形さんのように美しい30代の女性ガイドさん(オリガさん)が流ちょうな日本語で「皆さん、ラッキーですよ」とおっしゃった程の快晴。実際、晴れたのはこの日だけであとは曇り~小雨といった空模様でした。気温は10度くらい。晴れたこの日はダウンベスト、それ以降はライトダウンで前を閉めて着用するくらいの感じでした。最初に訪れたイサーク大聖堂。ここは外観のみの観光。
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イサーク大聖堂前に造られた王冠の形を花で植え込んだ花壇。
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元老院広場に立つ「青銅の騎士像」ロシアの近代化に力をつくしたピョートル大帝をモデルに、足もとの蛇は当時の宿敵スウェーデンを象徴しているのだそうです。
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ペトロパヴロフスク要塞を遠くに見て、
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いよいよ、スパース・ナ・クラヴィー大聖堂(血の上の救世主教会)へ。
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皇帝アレクサンドル2世が暗殺された現場に建てられたことからち「血の上の教会」と呼ばれるこの教会は建物も内部も素晴らしい。ここへは入場観光しました。
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イコノスタスと呼ばれる聖障壁が、手前の人間界とその先の神様の世界をへだてています。
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床から天井まで、影も柱もイコン(聖像画)でびっしり飾られた荘厳な内部。
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天井にはキリストの姿。
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次に向かったのはツァールスコエ・セローのエカテリーナ宮殿。その入口前にある「学習院」にはここで学んだロシアの有名な詩人プーシキンの像がありました。ロシアにはドストエフスキー、トルストイなど有名な文学者が目白押しですね。中でもご当地ではプーシキンの評価が高いようでした。私自身は名前くらいしか知らなくて。
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青い壁に白い円柱、随所に金箔がちりばめられたこの宮殿は、ピョートル大帝の娘エリザヴェータ女帝が造らせ、母エカテリーナ1世に因んで「エカテリーナ宮殿」と名付けたもので、後にエカテリーナ2世もこの宮殿を使いました。
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金の装飾が輝く鮮やかな外観。
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内部の見学時には、モザイクの床を傷つけないように全員靴にカバーをつけなくてはなりません。
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素晴らしい宴会の間の再現。
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この大広間は江戸時代に漂流してロシア領アリュ-シャン列島にたどり着いた大黒屋光太夫が、はるばる連れられてきて時の女帝エカテリーナ2世と謁見した場所。歴史の重みを感じます。
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エカテリーナ2世のドレス。素晴らしい。
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お城に庭はつきもの。ここにも素晴らしい庭園がありました。ちょうど木々も紅葉して、北国ロシアはすでに晩秋。このアングルの写真は、記念に購入した来年のエカテリーナ宮殿カレンダーの表紙にもなっていました。
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エカテリーナ宮殿の庭園の中にたたずむこちらの建物は「エルミタージュ」と呼ばれます。当時庭園の中にこのような小規模な建物を建てることが流行り、隠れ家(仏語でエルミタージュ)と呼んだのだそうです。
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モスクワ&サンクトペテルブルク旅行2017秋
この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2017/10/21 21:51:46
- はじめまして
- hanako yamadaさん、はじめまして
この度はご訪問、ご投票をいただきましてありがとうございました。
一昨日、ベルギー旅行から戻りましたので、お礼が遅くなりまして
申し訳ございませんでした。
丁寧に書かれたロシア旅行記を興味深く拝読させていただきました。
サンクトペテルブルクは未踏の地で、近い将来行ってみたいと思っております。
「全員お一人様ツアー」というのがあるのですね。
皆さんがお一人だと思うと気楽に参加出来ていいですね。
パスポートなしでの外出に関しては、もっと早く添乗員さんが
皆さんにお伝えすべきことだと思いましたが、何事もなく良かったです。
続きの旅行記も楽しみに拝見させて下さいね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします^^
sanabo
- hanako yamadaさん からの返信 2017/10/22 08:20:35
- コメント、ありがとうございますm(__)m
- sanaboさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
サンクトペテルブルクは見どころたくさんの素晴らしい街でした。ぜひ、行かれてみてください。お勧めです。
全員お1人様ツアー、私のように全く1人での個人旅行をするほどのスキルと勇気のない者にとっては、行きたい旅行にうまく同行者が見つからない場合、ピッタリだと思いました。自由行動の時間や夜一人の部屋では気兼ねなく好きなように過ごせるので、快適でしたよ。
sanaboさんの今回のベルギー旅行はいかがでしたか?ぜひまた旅行記を拝見させてくださいね。
それでは・・・
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