2017/07/14 - 2017/07/14
34位(同エリア105件中)
ロク69さん
7月14日はアンデルマット滞在の最後のハイキングの日パートナーも一緒だ。今日は、ゴッタルドパスから東側にあるデッラ・セッラ湖(Lago Della Sella、2256m))1周を目指す。天気は曇り空で晴れ間は見えない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日のルート図。アイロロまでは列車、そこからアンデルマット行きのバスでゴッタルドパスまで行く。アンデルマット発の直接のバス(所要時間は短い)は峠着が9:30ごろになるので、上記の乗り継ぎで向かった。8:35に峠に着いて8:40に歩き始める(右回り)。
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7:55発のゲッシェネンからベリンゾーナ(Bellinzona)行きの列車に乗る、15分のトンネルを過ぎればすぐにアイロロ(Airolo)に着く。
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アイロロを8:15発のバスに乗って、ゴッタルドパスには8:35に到着する。途中、バスが高度を上げてくると南方には立派な山並みが見えてくる。右のピークはポンチオーネ・ディ・ヴェスペロ(Poncione di Vespero、2718m)、左はピッツォ・ディ・メゾッティ(Pizzo di Mezzoti、2654m)と思われる。天気も青空が一部広がる。
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ところが、ゴッタルドパスに着くと、濃いガスが立ち込めて視界はとても悪い。行き先表示板によると、デッラ・セッラ湖まで45分となっている。
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8:40に歩き出すが、出発点の建物もすぐに霞んでしまう。小雨も降っている。
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こちらは進行方向の眺め。ガスは多いが出発点と比べるとやや明るいので希望も持てそうだ。
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自動車道に沿ったコースを歩くがやがてこの道路に合流する。進行右側の眺めは、うっすらと陽も差していて明るい。
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振り返る西側は、ガスもまだ多く残り空の雲も厚い。
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同じく後方の様子。雲を背景に薄く虹が掛かっているのが見える、小雨はやんできた。
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ダム湖に続く舗装道路を登るが、ダム堰堤はなかなか見えてこない。
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道路が大きく曲がると目の前に堰堤が出現した。
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デッラ・セッラ(ダム)湖には、47分掛かって到着する(9:27)。湖の中に岩が突き出た箇所があるのが分かる。
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横にある丁寧な行き先表示板。時間は掛かるがゲムシュトック(Gemsstock、2962m)、ヴェルミゲルヒュッテ(Vermigelh ü t t e、2042m)、アンデルマットへもいけるようだ。
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10分ほど進むと、ゲムシュトックへの分岐点に来る。
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右岸を半分くらい歩いてきた地点からの湖の奥の眺め。空は明るくなって青空も一部見えてきている。
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こちらは振り返ってダム湖堰堤を眺める。
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黄色い花と青い湖面の対比が美しい。
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枯れた花と水面の対比。
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こちらは瑞々しい緑の葉とピンクの花。
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可愛いマーモットも出現、おどけた表情が愛くるしい。
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湖尻近くまでやってきた。正面中腹の斜めの道はゲムシュトックへ向かうルートだ。上部の三角ピークはモンテ・プローザ(Monte Prosa、2738m)だ。こちらの空も明るい。
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堰堤から30分掛かって湖尻にある石橋までやってきた。湖のすぐ手前に右岸に沿って堰堤に戻るコースもあるが、我が家は前の斜面を登っていく。
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何度かのジグザグを繰り返して高度を稼ぐので、湖面がどんどん低くなっていく。
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湖尻右手の眺め。「T字」になった道路の交差点が先ほどの石橋のあるところだ。右側は数条の流れがあって湿地帯のようになっている。
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その上部の様子。山肌はよく見えるがピークは雲の中だ。
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湖尻から約40分掛かって、本日の最高地点の稜線(2522m)まで出てきた(10:35)。写真のような大きな無人小屋がある。
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稜線は、ギエビン(Giü b i n、2776m)、セッラパス(Sellapass、2701m)、ヴェルミゲルヒュッテへと続くコースが付けられていて、よく踏まれたルートである。
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稜線に沿って湖を右手に見て下り始める。嬉しいことに雲が飛んで晴れ間も出てきたので軽快に進める。湖面の青さが強くなってくる。
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左に大きなケルンを見ながら進む。天気は回復傾向だが風が強くなってきた。
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歩いていく前方の遠望。残念ながら、山の上部は雲が多くもう一つすっきりとしない。
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風が強いのでパートナーはフードを被ったままだ。右手遠くにゴッッタルドパスへ向かうバス道路の一部が見えている。
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この辺りは稜線の左側を歩くのでいったん、湖は見えなくなる。この辺りの点在する池は後日、地図をよく見るとラゲッティ・デッリ・オヴィ(Laghetti degli Ovi)というそうだ。「牡蠣の池」とでも訳すのだろうか。
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再び湖が見えてくる。対岸に見えるコース(ゲムシュトック方向)と後ろ左のモンテ・プローザから中央のバッサ・デッラ・プローザ(Bassa della Prosa、2592m)と続く稜線だ。
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その稜線の遠く右には奇岩が見える。グロッゲンテルムリ(Gloggentü r m l i、2690m)の岩稜だ。望遠で撮ってみる。
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これまでは緩い降りが続いて高度があまり下がってこなかったが、堰堤に近づくにつれ急な降りの坂道となってくる。
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ゴッタルドパスのはるか遠方には、尖ったピークを持つ山群が見えてくる。
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左岸の堰堤に着いた(11:27)。結構、高度感はあるが幅が広いのと柵があるので安心して渡れる。
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堰堤から湖の奥を望む。ひときわ高いピークはガムシュピッツ(Gamsspitz、2925m)だ。往路ではガスで見えていなかった3000mに少し及ばない高峰だ。
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堰堤の左側、西方向。うねうねと曲りくねる道路の構図が印象的だった。
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先ほどから気になっていた西方向の山々。左からイル・マドーネ(Il Madone、2756m)、すぐ右奥には秀峰クリスタリーナ(Cristallina、2912m)、すぐ右はポンチオーネ・デッラ・フォルカ・ディ・クリスタリーナ(Poncione della Forca di Cristallina、2792m)と続く。
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左部分の拡大。左のイル・マドーネ、右奥のクリスタリーナとアルペン的な雰囲気が漂う。
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登ってきた道をそのまま降って行く。バス道路やゴッタルドパスの建物も近づいてくる。朝と違って見通しは大分よいようだ。
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ゴッタルドパスには11:57に帰着した。出発から3時間17分(うち休憩5分)だった。お昼時なので、レストランを物色するがあまり見当たらない。屋台のような出店は数店あるがもう一つなので、バス停横の大きな建物の中の店舗、博物館兼ねたレストランに入る。
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ところがこのレストランは大きくてセルフサービス、客も多く混雑している。食べ物と飲み物を選んで列に並ぶが、スタッフが良くない。多くの人たちが並んでいるのにゆっくりと仲間と談笑し、しかも何かを食べながら給仕をするのでとても捗らない。日本ではありえない光景に驚きつついらいらしながら並ぶ。やっとの思いでパスタと温野菜、ビールをゲットできた。しかし、ビールと思った缶は「レモネード(フルーツポンチ)」だったのでさらに落胆。パスタも水分が足りなくパサパサの状況、空腹なので持参のおにぎりと一緒になんとか食したが最悪のランチタイムだった。
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帰りはアンデルマット行きのバスで直接帰った。わずか25分ほどで帰れるのでとても便利だ。
夕食のメニューは、豚肉炒め、ジャガイモとソーセージのたまご和え、素麺、野菜サラダ、たくあん、きゅうちゃん、赤ワインで美味しくいただいた。
本日の全行動時間は3時間17分(うち休憩5分)、実動3時間12分、登り440m、降り440mだった。
天候がゆっくり回復してきたので雲の多い日だったが、それなりの展望と楽しいハイキングができたと思っている。これでアンデルマットの予定は終了、明日7/15(土)はブリーク(Brig)へ移動する。 -
お世話になったホリデーアパートの「Studio Heidi」の玄関。村の中心部にあって郵便局(2017年7月は建替え中)のすぐ裏にある。駅まで4分、スーパーCOOPには2分と至便の立地だ。
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ダイニングキッチンの様子。清潔で広いキッチンは使いやすく明るい。スイスでは珍しい「電子レンジ」もあってよく利用した。奥が洗面所、トイレ、浴室になっている。
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浴室はバスタブ付きでゆっくり湯に入れるのは嬉しい。
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居間の端にはダブルベッド、左手が玄関だ。すべての窓にはブラインドが揃っている。
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こちらはリビングスペース。右手がベッド、前方がキッチンになっている。内装はすべて白で統一されて快適、窓も大きく明るい部屋で9泊を過ごせた。大満足のアパートだった。
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