2017/07/13 - 2017/07/13
24位(同エリア105件中)
ロク69さん
7月13日は雲の多い薄晴れの朝。先日、道に迷ったゲッシェネンからサルビトヒュッテを再度目指す。ただし、違うルートで歩く予定だ。パートナーは休日で単独のハイキングとなる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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本日のルート図。この日もバスを使わずゲッシェネンより歩き始める、先日とは違うアプローチで臨んだ。ゲッシェネン駅から川を渡らずに、バス停のすぐ横の細い道を進む。スタートは7時40分だった。
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少し歩いた地点から村を眺める。前回は、右の教会横を通って左横の樹林帯に入っていた。中央左の鉄塔のあたりが最初に迷った辺りだ。今日は村の反対(南)側の斜面につけられたルートを進む。
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少し歩いてきた地点で振り返る。ゲッシェネンの村はやや遠くになり、高度も少しあがってきたようだ。これからは、川の向こう側のバス道路に出る地点を慎重に見極める必要がある。
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やがて川のほうへ降りていく道があったので、やや早いと思ったがこの道を選んだ。この選択は早すぎてかなり村方向へ戻るようなコースとなったが、ともかくバス道路に出ることができた。アブフルット(Abfrutt、1165m)のバス停付近から登るコースがあるはずだが、なかなか見つからない。数回、行ったり来たりを繰り返して、小さな赤いペンキを見つける。あたかも民家の庭に入っていくような感じではあるが、試しに進んでみる(8:20)。
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その赤いペンキ印の拡大。とてもルートの印とは思えなかったが、半信半疑でしばらく進むと立派で明瞭な赤ペンキが随所に現れる。ペンキはかなり新しくつけられたようである。
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最初の登りはかなりきつい。急斜面を小さなジグザグあるいは直登で登るので苦しい。樹林帯に入ると写真のような普通の山道になる。
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行き先表示板もしっかり確認していく。
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空は青空も一部あるが、雲やガスも結構多いので展望も限られるようだ。
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途中にあった一軒家。レストランなどではないようで静まりかえっている。
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レグリベルグ(Regliberg、1680m)の分岐点に到着する(9:40)。
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分岐地点にあるレストランの建物。ここで登山口のグリット(Grit、1195m)やサルビト入り口(Abzw.Salbit、1217m)からのルートと合流する。出発から高度差680m、2時間も経過している。
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先の合流点からは急な登りとなってくる。やがてルートは分岐して、池を経由するコースと本来のコースとに分かれる。池のコースは選ばずに後者で進む、下に見えているのは池のルートだ。
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天候はもう一つ良くなく、雲とガスが多くて山々は良く見えない。荒々しいこの辺りの岩稜も明確に見えない。
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なんとかガスが切れた瞬間に厳つい岩肌を見ることができた。
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急坂が緩くなったと思ったら、突然小屋の前に飛び出してきた。小屋を取り巻く周囲はガスで遠望は利かない。10:47にサルビトヒュッテ(Salbith ü t t e、2105m)に到着した。ゲッシェネンの出発から3時間07分(うち休憩15分)だった。
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小屋の内部の様子。ザイルをもったクライマーがスタッフと話をしている。この小屋のオーナーらしい女性は、日本や関西(大阪)のことも良く知っていた。話によると彼女は元スイスエアラインのCAで日本にも何度も来ているということだった。
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いつものようにスープとビールを頼んで持参のおにぎりで昼食とする。小屋のスタッフはこの先の「吊り橋(Salbitbrü c k e)」が1時間の工程だから、是非行くようにと言う。しかし、このガスで覆われた現状では展望もないだろうと思って諦める。
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約35分の休憩ののち、一向にガスが晴れないので下山とする(11:23)。下部は見渡せるが、上部は雲が多い状態だ。帰路は往路で通らなかった池のあるコースを進むことにする。
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小屋背後の岩山の様子。岩山は何とか見えているが、それ以上は真っ白な状況だ。
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遠ざかるサルビトヒュッテと背後の険しい岩稜。
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少し降ると、枯れた池の跡地のような場所がある。
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すぐに水をたたえた池、グリューベンゼーリ(Gruebenseeli、1915m)が見えてくる。さほど大きくはないが、周りは緑に囲まれて雰囲気がある。
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池をやり過ごした地点で振り返ると、ピークがガスの中だがサルビチエン(Salbitschijen、2986m)らしき山が見えた。今日はこれが精一杯の眺望だった。
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分岐点のレグリベルグまで降りてきた。登ってきたコースとは違うグリット(Grit、1195m)方向へ降ることにする。
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山岳レストランの前を右に進んでいく。
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降る途中からゲッシェネンの方向。雲は多いが、青空も広がってくるようだ。
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グリットのバス停には12:50に到着する、小屋から1時間27分だった。少しの休憩後、バス道をゲッシェネン方向へ戻って朝登り始めたアブフルットの前の橋を渡って対岸に進む。写真は対岸のコース、木洩れ日の気持ちの良い道のりだ。
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13:35にゲッシェネンに到着。小屋から2時間12分、うち休憩は10分だった。
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近くにあったピンクの花。群生しているが名前は知らない、あちこちで見掛けた。
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アンデルマットのアパートに戻って、夕食はパートナーとの約束で外食とする。近くを散策しながら、Spycherというこじんまりした店にする。
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アパートからすぐ近くで、周辺は多くのレストランや店舗が集まっている。天気も良くなってきたようだ。
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まずは野菜サラダ、パンも付いてきた。
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赤白のワインも忘れずに。あとでお替りもしました。
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ピザは直径30cmより大きいので、2人で1枚でももてあまし気味だ。
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パスタはミニトマトと唐辛子のペペロンチーノ、とても辛いが美味しい。
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レストランの内部の様子。最初は客は少なかったが、しばらくしてたくさんの人が入店してきた。小さな店だったが、美味しい料理とワインで大満足だった。
本日の全行動時間は5時間55分、うち休憩1時間、実動4時間55分、登り1070m、降り1080mだった。雲が多く展望に恵まれない一日だったが、念願のヒュッテを往復できて嬉しいハイキングだった。夕食のレストランも好感のもてるサービスだったと思う。
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