52)2013.10.16（水）<br />快晴の「マドリード」二日目の今日は、、、<br />“気侭徘徊”開始の「グラン・ヴィア通り」に出たのは、丁度正午を過ぎた時であり・・・<br />此の目抜き通りを西に歩む事数分で終点に在り、スペインの文豪「セルバンテス」を記念して造られ、周囲には「スペイン・ビル」や「マドリッド・タワー」等が建っている広場の・・・<br />中央にはセルバンテスのモニュメント、その前には(やせ馬ロシナンテに乗った)ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの像があり、記念撮影のポイントとして人気が高いと言うトコロに・・・<br />（此の街4度目にして）“観光モニュメント”って余り好きでも無い吾は（終に観念して？）初めての「スペイン広場」に、パートナーの導きにより訪れては・・・<br />撮影ポイントに相応しく、入れ替わり立ち代わり来るグループの合間を縫って・・・<br />我等も（その記念ポーズを真似て）夫々のファインダーに納まって・・・<br />更に、噴水周りのベンチに憩う老人をも真似ては・・・<br />暫しの間、この広場の空気を胸に満たしては『案内して呉れて好かった』等と案外満足した。<br /><br /><br />そんな公園を通り抜け、「パイレン通り」を少し南下すれば・・・<br />小走りに集う人々がザワメく先では「“王宮”の衛兵交替セレモニー」が今まさに、演じられる？ところであった。<br /><br />しかし、、、<br />しかし、、、<br />張り詰めた中に漂う華やかさの空気には乏しい光景が展開していた！。<br /><br /><br />思い起こせば・・・<br />「王宮」が、此の地がマヘリットと呼ばれていたイスラム時代にはモーロ人の城塞アルムダイナであり・・・<br />キリスト教徒に奪回されるとカスティーリャ王国の宮廷となり・・・<br />都が此処に移されてはハプスブルク王家の居城となるも火災で焼失して仕舞い・・・<br />更に後には、（仏）ヴェルサイユ宮殿で育ったブルボン朝の初代国王フェリペ5世に、イタリア・フランス風の王宮建設を命じ、現在の城が完成し・・・<br />先のアルフォンソ13世が追放される1931年迄は歴代国王の住まいだったと言い・・・<br />150m四方の建物には2700もの部屋が在るらしいが・・・<br />「（仏）ヴェルサイユ宮殿」も、「（英）バッキンガム宮殿の衛兵交替式」を観て来た吾には・・・<br />降り注ぐ陽光の眩しさを除けば、圧倒される様な偉容に乏しく（今のスペインを見た様な）少し寂しささえ覚えた光景であった。<br /><br /><br />そんな「王宮」と「アルムデナ大聖堂」との間の「アルメリア広場」では、「王宮ギャラリ－」に列をなす人々を暫し眺めただけで（勿論、入場はせずに）、「大聖堂」を半周して・・・<br />愈々今日のハイライトコースの「マヨール通り」を東に辿る徘徊は“千鳥足”そのもので、上を向いては佇み（上に一体何が在るのかと訝しがる通行人をやり過ごし）・・・<br />古い建物には聴診器替わりの両掌を当てて、何か探ってみたりを繰り返し・・・<br />遅々として着いた「ビリャ広場」で一時を過ごし・・・<br />漸く着いた先の、鉄建築が特徴的なグルメ・スポット「サン・ミゲル市場」では、新鮮素材から、製品や食品をその場で食べる事も（テイクアウトも）OKと言う３０数店舗の夫々で・・・<br />お楽しみ中の観光客達で既にゴッタ返していた。<br /><br /><br />（色々と触手は動いたが）腹の空きスペースに応じた小品を・・・<br />空きっ腹でない残念さと、観光地価格を納得しながら・・・<br />（次のチャンスを楽しみして）ツマミ程度を喰い・・・<br />「日の丸」が眼を引く白半纏で、寿司を握るアジア顔をした青年に『何時まで商っているか？』って態と日本語で問うも・・・<br />困った顔をして、ただ手を振って“NO!”のサインで応えた。この程度の日本語も解らぬ彼が供する“寿司”を喰って・・・<br />《“本物”の寿司を喰った》などと思われては困るなぁ～。<br /><br /><br />その後は、、、<br />「トレド通り」、「マヨール通り」、「アトーチャ通り」に挟まれて・・・<br />周囲は4階建ての建物と「9つのアーチ」の出入り口が在り・・・「王家の儀式」、「闘牛」、「祭り」、「宗教裁判の焚刑」等も行われた事は昔話の「マヨール広場（94ｍ×129ｍ）」であった。風格今に漂う広場の中央には（建設を命じた）フェリペ3世の騎馬像が・・・<br />北側の時計が目立つ建物の「神話上の神々の壁面フレスコ画」も人気ある撮影スポットの様子が窺えた。<br /><br /><br />「子豚の丸焼き」が名物と言う世界最古？のレストラン「Botín」や、幾つも在るアーチの中でも気に入った「クチジェロス門」辺りをウロツイていたら・・・<br />急に、何やら異常な気配がした！地面に拡げた大きな布に“バッタ物”を展開していた１０人程の黒人達が、手早く仕舞った商品が詰まった塊を持って逃げる方向を一瞬決めかねていた。<br /><br />が、、、<br />アッと言う間に消えたのと「数人のポリス」が現れたのが略同時であり・・・<br />「正に“イタチゴッコ”の一幕」も観劇出来た！？「マヨール広場」であった。。。<br />

「マドリード（スペイン）」徘徊の二日目！

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2013/08/26 - 2013/10/21

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#散歩・散策

旅空黄昏さん

52)2013.10.16（水）
快晴の「マドリード」二日目の今日は、、、
“気侭徘徊”開始の「グラン・ヴィア通り」に出たのは、丁度正午を過ぎた時であり・・・
此の目抜き通りを西に歩む事数分で終点に在り、スペインの文豪「セルバンテス」を記念して造られ、周囲には「スペイン・ビル」や「マドリッド・タワー」等が建っている広場の・・・
中央にはセルバンテスのモニュメント、その前には(やせ馬ロシナンテに乗った)ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの像があり、記念撮影のポイントとして人気が高いと言うトコロに・・・
（此の街4度目にして）“観光モニュメント”って余り好きでも無い吾は（終に観念して？）初めての「スペイン広場」に、パートナーの導きにより訪れては・・・
撮影ポイントに相応しく、入れ替わり立ち代わり来るグループの合間を縫って・・・
我等も（その記念ポーズを真似て）夫々のファインダーに納まって・・・
更に、噴水周りのベンチに憩う老人をも真似ては・・・
暫しの間、この広場の空気を胸に満たしては『案内して呉れて好かった』等と案外満足した。

そんな公園を通り抜け、「パイレン通り」を少し南下すれば・・・
小走りに集う人々がザワメく先では「“王宮”の衛兵交替セレモニー」が今まさに、演じられる？ところであった。

しかし、、、
しかし、、、
張り詰めた中に漂う華やかさの空気には乏しい光景が展開していた！。

思い起こせば・・・
「王宮」が、此の地がマヘリットと呼ばれていたイスラム時代にはモーロ人の城塞アルムダイナであり・・・
キリスト教徒に奪回されるとカスティーリャ王国の宮廷となり・・・
都が此処に移されてはハプスブルク王家の居城となるも火災で焼失して仕舞い・・・
更に後には、（仏）ヴェルサイユ宮殿で育ったブルボン朝の初代国王フェリペ5世に、イタリア・フランス風の王宮建設を命じ、現在の城が完成し・・・
先のアルフォンソ13世が追放される1931年迄は歴代国王の住まいだったと言い・・・
150m四方の建物には2700もの部屋が在るらしいが・・・
「（仏）ヴェルサイユ宮殿」も、「（英）バッキンガム宮殿の衛兵交替式」を観て来た吾には・・・
降り注ぐ陽光の眩しさを除けば、圧倒される様な偉容に乏しく（今のスペインを見た様な）少し寂しささえ覚えた光景であった。

そんな「王宮」と「アルムデナ大聖堂」との間の「アルメリア広場」では、「王宮ギャラリ－」に列をなす人々を暫し眺めただけで（勿論、入場はせずに）、「大聖堂」を半周して・・・
愈々今日のハイライトコースの「マヨール通り」を東に辿る徘徊は“千鳥足”そのもので、上を向いては佇み（上に一体何が在るのかと訝しがる通行人をやり過ごし）・・・
古い建物には聴診器替わりの両掌を当てて、何か探ってみたりを繰り返し・・・
遅々として着いた「ビリャ広場」で一時を過ごし・・・
漸く着いた先の、鉄建築が特徴的なグルメ・スポット「サン・ミゲル市場」では、新鮮素材から、製品や食品をその場で食べる事も（テイクアウトも）OKと言う３０数店舗の夫々で・・・
お楽しみ中の観光客達で既にゴッタ返していた。

（色々と触手は動いたが）腹の空きスペースに応じた小品を・・・
空きっ腹でない残念さと、観光地価格を納得しながら・・・
（次のチャンスを楽しみして）ツマミ程度を喰い・・・
「日の丸」が眼を引く白半纏で、寿司を握るアジア顔をした青年に『何時まで商っているか？』って態と日本語で問うも・・・
困った顔をして、ただ手を振って“NO!”のサインで応えた。この程度の日本語も解らぬ彼が供する“寿司”を喰って・・・
《“本物”の寿司を喰った》などと思われては困るなぁ～。

その後は、、、
「トレド通り」、「マヨール通り」、「アトーチャ通り」に挟まれて・・・
周囲は4階建ての建物と「9つのアーチ」の出入り口が在り・・・「王家の儀式」、「闘牛」、「祭り」、「宗教裁判の焚刑」等も行われた事は昔話の「マヨール広場（94ｍ×129ｍ）」であった。風格今に漂う広場の中央には（建設を命じた）フェリペ3世の騎馬像が・・・
北側の時計が目立つ建物の「神話上の神々の壁面フレスコ画」も人気ある撮影スポットの様子が窺えた。

「子豚の丸焼き」が名物と言う世界最古？のレストラン「Botín」や、幾つも在るアーチの中でも気に入った「クチジェロス門」辺りをウロツイていたら・・・
急に、何やら異常な気配がした！地面に拡げた大きな布に“バッタ物”を展開していた１０人程の黒人達が、手早く仕舞った商品が詰まった塊を持って逃げる方向を一瞬決めかねていた。

が、、、
アッと言う間に消えたのと「数人のポリス」が現れたのが略同時であり・・・
「正に“イタチゴッコ”の一幕」も観劇出来た！？「マヨール広場」であった。。。