道東の大自然を満喫する旅・美瑛編

2017/09/24 - 2017/09/25

道東のサイクリング旅行記です。4日目は美瑛のゲストハウスに泊まり、朝の美瑛をサイクリングしました。

エリア 美瑛（びえい）(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル

早起きしてゲストハウスで自転車を貸してもらい、早朝サイクリングに出かけました。

美瑛は丘の町として有名です。その丘は、石狩川の支流（美瑛から北に流れ、旭川で石狩川と合流する）と空知川の支流（美瑛の隣町、富良野町から南へ流れ、富良野市で空知川に合流する）を分ける分水嶺となっています。

丘はかなりなだらかで、夏にはラベンダーが一面に咲き乱れます。

私が走ったのは、美瑛の西側に広がる丘陵地帯です。

丘の上にある展望台

展望台の眺めです。

美瑛は町の東側と南側にも丘があります。南側（美馬牛地区）はラベンダー畑がきれいだそうです。

東側には、「青い池」があります。青い池は、美瑛市街地から少し離れています。移動はレンタカーや観光バス、タクシーが無難かもしれません。

展望台から。花壇になっています。

花の見ごろは7月から8月です。

特に海の日のあたりはラベンダーが満開となり、隣の富良野とともに多くの観光客が美瑛を訪問します。隣の富良野町には、ファーム富田があります。

ケンとメリーの木

原生花園と同様、9月は花のシーズンを過ぎていますが、まだ咲いている花もあります。

花が咲いていないときも、このような風景が楽しめます。

ちなみに、「美瑛」という名前には、2つの意味が込められています。

一つは、アイヌ語由来の名前です。「油ぎった川」を意味する「ピイェ」がもともとあった名前です。

富良野や美瑛の東側には大雪山（火山）が広がり、川の水が硫黄分などが浮いていたため、アイヌ語で「油ぎった川」を意味する名前が付けられました。
町の東にある「青い池」も、火山の噴火で発生した泥流を食いとめるために築いた堰堤にたまった水が池となり、観光名所となったものです。

そしてもう一つは、明治時代以降に本州からやってきた人があてた「美瑛」という漢字に由来する名前です。

明治時代以降に来た入植者は「ピイェ」というアイヌ語の地名に漢字をあてるとき、「美しく（＝美）、王者のごとく明朗たれ（＝瑛）」という意味や願いを込めて「美瑛」という漢字を地名としたそうです。

現在では、その漢字が表す通りの美しい丘の風景が町中に広がっています。

朝だったので、空気も澄んでいて清々しかったです。

ただ、美瑛は北国の盆地なので、9月末の朝になると、気温は10度ほどに冷え込みます。

秋に美瑛を訪問するときは、上着が必須です。

マイルドセブンの丘

美瑛市街地

建物には、所有者が美瑛に引っ越してきた（移住してきた）年が刻まれています。

駅には、花が植えてあります。

美瑛駅全景