2017/07/25 - 2017/07/25
10237位(同エリア22907件中)
シノさん
タイ王国バンコク。正式にはクルンテープマハーナコーン・・(中略)・プラシット。
人口1000万近くを擁する大都会だ。
都市圏人口はなんと1500万人に達する。
この規模は東南アジアではジャカルタにつぎ、ラオスやシンガポールの人口よりも多い。
知ってる方は多いと思うが、改めて説明すると、
スカイトレインがまちなかに伸び、道路はあちこちが渋滞し、
道ゆく人々は人種も職種も多種多様だ。
その一方で、この大都会バンコクでオオトカゲと出会えるところが、
それも街のど真ん中にあることをご存知だろうか。
ここでは、バンコクで容易に出会えるオオトカゲに会えるスポットを紹介しよう。
いずれもノンフィクションでお届けする。
やや誇張気味に感じられる記述があるかもしれないが、どうしても信じられない方はタイへ行き、その真偽を確認されたい。
※注意※ なお、爬虫類が苦手な方は閲覧しないことをおすすめする。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
スカイトレインのサラディーン駅だ。
ここはオフィスや大型ショッピングセンターが立ち並ぶ、まさしく大都会のど真ん中である。
日本で言えば、新宿や神田界隈のような感覚である。
なお、写真の中の英語で確認できるがここで地下鉄シーロム駅と乗り換えられる。
目的地のルンピニ公園はシーロム駅なら上がってすぐだが、ここからは3分程度かかるので注意されたい。 -
ルンピニ公園入口。
何らかの理由で看板が破損しているが、
少なくとも午前4時から夜の21時まで開放されており、それ以外の夜間帯は閉鎖されているようだ、とわかる。
もしかしたら分単位も書かれているのかもしれない。 -
このように見かけはわりと整備された、広くて一見ありふれた公園である。
さしずめアクセスの便利さや広大さからして、バンコクの新宿御苑といったところである。
太極拳をしている地元のご老人たちや、ジョギングしている欧米風の人が目立つ。
あと初めて訪れたときの印象として、水辺の多い公園である。
多くの人に利用されているらしく、道行く中で治安の悪さも感じられず、雰囲気も悪くなく、歩きやすくいろんな人を見かけることができるのだ。
しばらく何事もなく少し散歩する。
少し歩き回り、特に人以外の何も会うこともなく公園の左手の奥に入っていくと・・。 -
最初は、アザラシか大きなシャム猫かと思ったのだが、
あっさりお目当てのものが見つかる。
しかし、まだ遠目なのでわからない。
近づいてみる。 -
さらに近づいてみる。
・・・大きい!! -
ちなみにここは動物園ではない。
彼と自分の間に鉄格子も何もない。
れっきとした公園の池の畔に彼はいた。
それにしても随分おとなしい・・・。
触らせてくれるのではないかと、写真のように近づいてゆくと・・・、
次の瞬間左腕に激痛が走った。
続いて誇張抜きで左腕全体がしびれる。
(写真は一切ズーム機能を使って撮影していません。) -
そのときの自分の腕の写真である。
ミミズ腫れになっているのがおわかりいただけよう。
なんと尻尾で攻撃してきたのだ。
ほんの一瞬の出来事だ。
的確にひじを狙ってきたのだろうか、激痛の次に痺れが走った理由が頷けた。
RPGでしか見たことのない大技だが、まさにあの攻撃方法で尾撃をもろに食らったのだ。
その刹那、オオトカゲの機敏な動きを脳裏に焼き付くことになった。
まあ、呑気に患部の写真撮影が出来た時点で、致命傷からは程遠かったことが読み取れれば幸いである。
※あとで聞いた話だが、オオトカゲはかなりおとなしいのだが、故意に危害を加えようとしたり、触ろうとしたらこちらに敵意を向けて噛み付いたり、このように尻尾で攻撃をしてくるそうだ。 -
これが攻撃してきた直後の写真。
上の写真とほぼ180度向きが違うことが確認できるであろう。
図らずもオオトカゲに触りたいという願望は、彼の意志によって達成されたのであった。 -
それにしてもこのオオトカゲ、写真だけではどの程度の大きさなのかピンとこないと思われる。
なので一向に逃げない彼の前にその辺に落ちていた成人男性用サンダルを投げてみたときの写真がこれだ。
サンダルの大きさをだいたい縦30センチと考えていただければ、このオオトカゲが何メートルあるのかお分かりいただけよう。
尻尾が多くを占めているとは言え、このオオトカゲ日本の中型犬程度の大きさはあるのだ。 -
しばらくしてほかのオオトカゲも撮影。
最初に大型のオオトカゲの洗礼を受けたせいか、他のオオトカゲはさほど大きくないように思える。
平均的に見て、1メートル程度のものがメインだ。
※なお、あとで読んだバンコクのニュースによるとあまりに大型に育ったオオトカゲは捕獲されて別の場所に移動されるそうだ。 -
ちなみにオオトカゲは水泳が非常にうまいだけでなく、木登りもうまい。
さっきのような大型のオオトカゲがこちらをみるやいなやこの写真のヤシの木に上って逃げていったのだ。
まるで小型の猿のように。
体は大きいのに結構素早い。
蛇以外の爬虫類自体にはあまり嫌悪感がない自分ではあるが、正直この移動速度は不気味に思えた。
その気持ち悪さのイメージに最も近いとすれば、動物園のゾウが本格的なダッシュで逃げてゆく絵面を想像していだければだいたい似た雰囲気の気持ち悪さが伝わると思われる。 -
このようにバンコクでもビルの林立が見られる大都会だ。
あまりにも素早くて写真撮影に失敗したが、この公園なんとオオガメも居る。
某配管工が姫を助けるゲームに出てくる敵キャラを彷彿させる大きさだった。 -
やや小型のオオトカゲがこちらに向かってくる。
見ての通り歩道の近くにも頻繁に見かけることができる。
彼には動画撮影にも協力してもらえた。
こちらが撮影していると向こうからやってきた小さな子連れ欧米人親子もこのオオトカゲを撮影していた。
それにしても、この時間なら問題ないが、夜間帯にあまりエンカウントしたくない。 -
前述通りオオトカゲはおとなしい個体が多い。
というより臆病なものが多いように見受けられる。
こちらを見かけたらまるで経験値豊富な金属系モンスターを思わせるほどそそくさと逃げ出す個体ばかりだ。
しかし写真の彼は10分位撮影に協力してくれた。
これが概ねこの公園で標準的に見かけるサイズだが、彼は全くと言っていいほど逃げようとしない。
最初の大型オオトカゲの攻撃を食らってなかったならきっと触っていたに違いない。 -
おまけ写真。
クイズ、オオトカゲを探せ。
以下余談。
このオオトカゲには毒はないし、非常におとなしい。
(毒があるトカゲはアジアにはインドネシアのごく一部に生息するコモドドラゴンだけ)
しかし、バンコクに行ったことがある方なら知っていると思うが、日本に比べて衛生観念は非常に低く、数多くの雑菌を持っている可能性が高いので触るなら自己責任で。
ちなみに同じ種類であるかどうかは分からないが、マレーシアのペナン島国立公園や首都クアラルンプールにさえ類似種のオオトカゲが居る。
またバンコクでもルンピニ公園からかなりはなれたところでも、これよりもずっと小型の(ただし日本のトカゲの50倍位の大きさ)オオトカゲを何度か見かけた。
ネズミがいそうなところにネズミかなと思って見てると彼らに出くわす。
どうやら水場のあるところを好むようだ。
バンコクの人にとってはオオトカゲなど見慣れているのかもしれない。これはマレーシアでも同様であった。
性懲りもなくマレーシアでも彼らの撮影に向かって、目撃と撮影にも成功したのは別の機会に。
オオトカゲを喜んで撮っているのは自分のような異国の旅人や、欧米人ばかりであったことからもそれが察せられる。
日本でもしもこんなのが居たら新聞に載ると思うが。
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